キートンのウィークリー米国株ニュース 230415

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

12日に発表されました
消費者物価指数CPIですが
市場予想どおり、前月分からまた下がり、
しかも予想値をも下回り、下記の結果でした。

消費者物価指数 03月[前年比]
→前回6.0% 予想5.2% 結果5.0%

 去年のピークであった6月の9.1%からだいぶ下がってきましたね。

CPIだけでなくPPI(生産者物価指数)の発表もあり、こちらも予想をはるかに下回り、物価下落が起こってます。

 これはあきらかにインフレの鎮静化を示しており、スタグフレーション(インフレと景気後退のダブルパンチ)の可能性を薄める結果となりました。

 したがって、FRBが目指しているソフトランディングつまりインフレ抑制と景気後退回避の可能性がでてきたということになります。

 株式市場ではインフレ低下および政策金利打ち止めを好感し、株価上昇しました。

これで一通り、イベント通過となりましたが、こんどは第一四半期の決算がやってきますね。
いつものごとく、しょっぱなは銀行株からですが、金融不安のあとの決算どうなってるか見ものですね。

 それでは、上記を踏まえて株式市場がどのような動きをみせたのか
今週の米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。

ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

米国主要3指数
  • ダウは+1.2%↑(終値:33886.48)
  • ナスダックが+0.2%↑(12123.47)
  • S&P500は+0.7%↑(4137.63)

でした。

ダウ

 ダウは3月のFOMC、金融不安の下落から持ち直し、年初のレンジ内の上の方まで戻してきました。
 とくに金融大手のJPモルガンの決算発表があり、結果は売上、収益とも予想をクリアし、7.5%近く大きく上昇しました。
これで金融不安は払しょくされ、他セクターにも波及効果をもたらし、これからの4月の相場はまだ上昇すると考えられます。

ナスダック

 ナスダックは先週に引き続き横ばいの動きで、依然として50日、200日移動平均線の上で推移しており、ゴールデンクロスを形成しました。実はこれなんと、2020年5月以来となります。
 長期金利の低下もおさまり、ハイテク企業の株価上昇も一服というところですがもしかしたらもしかするかもですね。
ただしこれから決算シーズンで、前期に引き続きそれほど良い決算を出すハイテク企業はあまりないような気がします。
もしかしたらセルインメイとなるかもしれませんね。

S&P500

 ナスダック同様こちらも見事なゴールデンクロスを形成しており、4月はまだまだ上昇するものと思われます。
 さきほどのJPモルガンの好決算の波及効果に期待したいと思います。

米10年債利回り

下図をご覧ください。
なんとか下げが止まりの傾向で3.515と先週から若干上昇です。
インフレ低下の指標は出ているものの、FRB高官からはまだまだ利上げは必要との発言から市場が反応し上昇しました。

 このままでいくと3.3~3.6のレンジで推移していくものと思われます。
指標も発言も悪材料出尽くしとまでは言いませんが、しばらく環境がかわる材料が乏しいので、企業評価(決算)などで株価は推移していくものと思います。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

今週はあまりメリハリのない動きでした。
 ハイテク系のGAFAMはそこまでよくなく、金融系の上げが目立ちます。
エネルギー系も意外と堅調で、ズンズンと上昇しており、地固めモードに入ってきたようです。
原油については80ドル台を依然としてキープしており、これから需要が高まるシーズンですから、まだまだ上がる可能性はあるかと思います。

下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

 先週までは情報技術(VGT)や電気通信の(VOX)がトップでしたが、エネルギーの(VDE)がぶっちぎってきました。
 この一か月でプラス12%超とかなり調子がいいです。OPECの減産発表が影響したものと思われ、OPECがあるかぎり、しばらくはエネルギー価格や株価は安定して上がっていくのではないかと思います。

VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。
結果17.07と約一年ぶりに17台をマークし、もうすこしで16台にいきそうです。
FRB高官の発言で一定の下げはあるものの、ゴールデンクロスといい、このVIXの低下といい、株価にとってはすごくいい環境となってきました。

ドル円の状況

下図をご覧ください。
現在は133.7円近辺で、先週よりだいぶあげてきましたね。
日銀は金融緩和、アメリカは利上げということで、なかなか130円を割るのはなかなか難しそうで。。
しばらく為替はそんなに動きはなさそうなので、株式集中で問題ないでしょう。

経済イベント(経済指標)

米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。

<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)
  • 消費者物価指数 03月[前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果0.1%
  • 消費者物価指数 03月[前年比]→前回6.0% 予想5.2% 結果5.0%
  • 消費者物価指数 03月[コア・前月比]→前回0.5% 予想0.4% 結果0.4%
  • 消費者物価指数 03月[コア・前年比]→前回5.5% 予想5.6% 結果5.6%
  • 小売売上高 03月[前月比]→前回-0.4% 予想-0.5% 結果-1.0%
  • 小売売上高 03月[コア・前月比]→前回-0.1% 予想-0.5% 結果-0.8%
  • 鉱工業生産指数 03月→前回0.0% 予想0.3% 結果0.4%
  • 鉱工業生産指数 03月[設備稼働率]→前回78.0% 予想78.9 結果79.8%
  • ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 04月→前回62.0 予想64.2 結果63.5
来週のイベント
  • フィラデルフィア連銀景況指数 04月→前回-23.2 予想-19.4 結果
  • 中古住宅販売件数 03月→前回458万件 予想450万件 結果
  • PMI(購買担当者景気指数) 04月[製造業PMI(速報値)]→前回49.2 予想49.1 結果
  • PMI(購買担当者景気指数) 04月[非製造業PMI(速報値)]→前回52.6 予想51.3 結果
  • PMI(購買担当者景気指数) 04月[非製造業PMI(速報値)]→前回52.3 予想51.0 結果

最後に

以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230415
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。

ナスダックは50日、200日移動平均線ゴールデンクロスを形成しました。実はこれなんと、2020年5月以来となります。
VIXも17を切る寸前でこれは約1年ぶり。エネルギーも地固めモードで堅調。さあ、これから4月後半張り切ってまいりましょう!

株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/

キートン@米国株投資 (@masterkeaton19) on X
米国株で現物、信用取引、CFD取引やってます(NISAも)。ブログ「キートンの米国株投資」も是非見てやって下さいm(__)m バイクが好きなフツーの会社員です。よろしくお願いします。愛車はYAMAHA TZR250R 3XV 1992 ✨🌙*゚

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