アメリカ経済の超重要な会議 FOMC開催 211103

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

11月3日(日本時間11月4日未明)にアメリカFOMCが開催され、FRB議長のパウエル氏が表明を行いました。
今回は今後のアメリカ、いや全世界の行方を左右する重要な会議でした。
本日はその内容と結果、そして今後の投資方針についてお伝えしたいと思います。

用語説明

はい、冒頭の説明を聞いて、はい?なにいっちゃってるの?と思った方、安心してください。
説明します。

FRB

簡単に言うとアメリカの日本銀行みたいなもんです。
The Federal Reserve Boardの略でして、アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語で「連邦準備理事会」とも呼ばれます。

FOMC

簡単に言うと上記FRBメンバーの会議です。
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のことです。年に8回開催されます。
現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が株式市場や為替レート、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

今回のFOMCについて

・テーパリング
・金利(利上げ)

が重要なポイントとなりました。 

パウエル議長の表明についてざっといいますと。。
「経済は目標に向けて前進した」
「FOMCは引き続きリスクに注意」
「経済の進展はワクチンの普及が影響」
「テーパリングでも、FRBの金融政策は引き続き経済に強い支援を供給する」
「累積需要が強い」
「経済成長は第4四半期に強まる、今年のGDPは強い成長に」
「新型コロナ変異株流行で、雇用の改善ペースは鈍化」
「労働市場参加者の減少は高齢化が影響」
「サプライチェーン混乱は需要への対応を制限」
「需給の不均衡が物価上昇に貢献」
「サプライチェーンの混乱は想定以上に長引いている」
「会合の焦点は資産購入の縮小、利上げではない」
「インフレへの対応を躊躇しない」
「利上げに関し、FRBは辛抱強くなれる」
「今は利上げの時期ではない。労働市場の回復が必要」
「来年の第2、3四半期にはインフレは弱まるだろう」
「物価と賃金のスパイラル的上昇を確認していない」
「著しい高価格のリスクを認識する必要」
「もし、脅威ごなれば物価リスクへの対応の準備
「賃金に問題のある上昇は見られない」
「見通し次第で、資産購入ペースを加速、または鈍化する準備」
「必要とあればインフレを制御するために手段を利用する」
「一過性とは、恒久的な物価上昇ではないことを意味する」
「経済は引き続き新型コロナパンデミックによる影響をかなり受けている」
「全般的にボトルネックは良くなっていない」「ボトルネックは2022年に解決へ」
「金融緩和は遅行でより経済活動をけん引」
「資産購入は想定よりも速い」

テーパリング

このテーパリングっていうのは日本語では「量的緩和縮小」という意味です。

2020年のコロナショック以来、アメリカは中央銀行が国債などをめっちゃ買いました。買ったということはお金をばらまいたということです。
これにより、銀行に融資の積極化や債券などの資産購入を促し、経済の活性化を図ろうというものです。

量的緩和縮小とはつまりお金のばらまきを少なくしていきまーす。

で、このテーパリングは元々今年の5月ごろからやるよやるよテーパリングやるよ。
と言われてきたことで、みーんな、あーやるんだやるんだと思ってそれなりに株価の調整をしてきて、完全に株価に織り込んでしまいました。

もしも突然テーパリングやりまーす!と言ったら、みんなびっくりして株式を売りにだし、暴落までにいかないにしてもかなりショックを受けてたと思われます。

ですので今回、FRB、パウエルさんはそれを避けるため事前に予告して株価に織り込ませた次第です。

するとどうでしょう、日本時間11月4日朝方のアメリカ株は下がるどころか上がってるではありませんか!!
FRBファインプレーといったところですね。素晴らしい。

金利の利上げ

この金利、上記のFRBが上げる下げるの采配を握っております。
まずは下図をごらんください。
利上げするとお金を借りにくくなって経済が回らなく株価下落につながります。
つまり金利ってのは株価を左右する重要な指標なんですね。

実はこの点がテーパリングより重きを置かれたところでして

簡単に言うと、利上げをいきなりします!と言っちゃうと、テーパリングの織り込み関係なしに株価は軒並み下がってた可能性があります。

で、今回この利上げについて、パウエル議長は何と言ったか。
「会合の焦点は資産購入の縮小、利上げではない」

「今は利上げの時期ではない。労働市場の回復が必要」
ときっぱり言ったところが好感され、株価上昇の火付け役となったといっても過言ではないでしょう。

なお、この利上げの時期は来年2022年の後半に2回と具体的な数字は示したもののはっきり明言しなかったところがこのFOMCの超需要なところだったと思います。

パウエル議長の思惑

ここからはキートンの持論ですので、参考までです。
おそらく、パウエル議長は今のインフレが来年後半には抑えられ、金利上昇のタイミング、上昇幅もゆーっくり進行していけると予想しているとともに、市場マーケット(われわれ)にいまのうちに株価に織り込みショック受けないよう備えててね。と暗に訴えかけてた感があります。
そのため、今回の利上げについての言及はきっぱり避けるといった言い方をしたのだと思います。
今後は利上げについての言及は都度やっていく必要があり、パウエル議長も悩みのタネとなりますが、利上げ、利上げと呪文のように唱えていくことで、今回のテーパリングのようにショックを和らげる手法でアナウンスしつづけていくのではないかと思います。

今後の投資方針

ということで、今後もNYダウ、ナスダック、S&P500についてはおだやかな上昇を続けていくと思いますので、インデックス投資については淡々とつみたて投資をつづけること、個別株についてはこういったファンダメンタルもにらみつつ、このブログでいろいろとお伝えしているチャート分析を使うことで投資金額、タイミングを図って積極的に売買していけると見込んでます。

アメリカFRBはかなり気をつかいながら、株式投資しやすい地盤をつくっているということが感じられますし、これからもFRBの動きをウォッチしていくことで順調に成績を伸ばせることでしょう。

最後に

以上、アメリカ経済の超重要な会議 FOMC開催 211103 ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。

今回アメリカの金融会議FOMCにフォーカスしましたが、
まだ未解決の
中国恒大集団、
米国債務上限問題、
インフレ継続、
コロナ感染拡大、
半導体不足、
サプライチェーン問題、
雇用回復、
エネルギー価格高騰
などのニュースにも耳を傾け、常に最新の情報をインプットしておきましょう。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。では、また!(^-^)/

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