ジャクソンホール会議とその内容とは?

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

本日は2021年8月28日です。
結果からいうと、みなさんご存じの通りアメリカの株価はナスダックもS&P500も前日比上昇で取引を終えました。しかも最高値更新!

ちょっと今回難しい話です。でも今後のマーケットに影響大な重要なお話となります。

ジャクソンホール会議とは?

アメリカのジャクソンホールという地名があり、そこで毎年夏に会議するので「ジャクソンホール会議」と呼ばれます。アメリカの中央銀行の偉い人や経済学者が参加して金融政策の方向性の議論を行う場となっております。

今回注目すべき点

今やコロナウィルスの感染拡大がワクチン接種の加速により抑えられ、経済活動も活発になってきてます。
これまで、コロナショックで落ち込んだ経済を支えるべく、アメリカの中央銀行(FRB)が大規模の財政出動を行ってきてますが、もうそろそろ財政出動のボリュームを下げてはどうか?いつごろやろうかどうやってやろうか。(これをテーパリングといいます。)
ってとこが焦点となります。

それについて2021年8/27、FRB(米連邦準備理事会)議長のパウエルさんが講演を行いました。

講演の内容

主に2点をパウエルさんは述べられました。

  • 雇用、労働市場の見通しはかなり明るくなった。(が、もう少し様子みたい)
  • テーパリング(金融緩和縮小)年内開始

パウエル氏はカンザスシティー連邦準備銀行がオンライン形式で開いた経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」に参加。「7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で私はほとんどの参加者と同様に、年内に資産購入額を減らすことが適切と考えた」と述べた。

読売新聞より

 上記の通りパウエル議長は月額1200億ドルの債券買い入れの縮小開始時期は年内が適切と発言し、FRB大半の見かたに同意した格好となりました。またそれも市場予想とズレのない内容となりました。
それに加え、新型コロナ変異株(デルタ株)の感染リスクが一段と拡大している側面もあるため、あらゆる経済指標を注視して、もしロックダウンというようなことがあればテーパリング(金融緩和縮小)の時期を先延ばしにするつもりであることを示唆し、マーケットに安心感を与えるような言い方でした。

それもこれも、その石橋をたたいて渡るような慎重発言にならざるを得なかったのが
2013年に起きたFRBバーナンキ議長のいきなり「テーパリングしまーす」発言によりマーケットを混乱させたバーナンキショックを教訓に発言内容をかなり検討し、なるべく市場にショックを与えないように配慮した結果だと思われます。

おそらく早め早めにマーケットに織り込んでおこうと、6月頃のテーパリングの時期の話題についても事前に情報を流しておくということでショックを和らげておりました。
事前の通知をしっかりしたのもマーケットの安心感につながったと思われます。

会議後の株式相場

みなさんほっとして投資家のかたは買いに走りました。
ナスダック指数は下図のとおりで8/27に値を上げ、最高値を更新
15,129.50ポイント +352.52 (2.39%)過去 5 日間

S&P500は下図のとおりでこちらも8/27に値を上げ、最高値を更新
4,509.37ポイント
+59.08 (1.33%)過去 5 日間

今後について

まずは現状についてですが

アメリカ実質GDP(国内総生産)はコロナ前を上回っている。

モーサテサタデーより

堅調な個人消費

モーサテサタデーより

耐久消費財が激増(自動車や家電)

モーサテサタデーより

株価はバブル?

すさまじい角度のグラフですね。
コロナ渦で運用資金の行き場がなくて株に入ってきており、恐怖を覚えるような上昇ですね。

モーサテサタデーより

現状をざっとみましたがテーパリングをやるには、こういった好調をとりもどしたなかで景気後退させずかつ、バブルも気にしてテーパリングを行う必要があり、かなり慎重な作業が求められます。

テーパリングってどうやるの?

2021年11月のFOMCが終わってそこでやりかたを決めて12月にテーパリング開始といった予定だと思います。
現行、毎月1200億ドルの債券を買ってますが、どうやって減らしていくんでしょうか。
その1200億ドルのうちの400億ドルが住宅ローン担保証券(MBS)といって
住宅系金融会社が元利支払いを保証した証券があります。

いまや、アメリカの住宅価格は急上昇しており、リーマンショック前のサブプライムバブルの価格をはるかに上回ってます。
という背景もあって
とりあえずは下図の通り、国債もMBSも購入額を同率で減らしていって、テーパリング完了後、買い入れの段階で
住宅価格が上昇するならMBS購入分を国債へ振り替える。といったやり方を採るのでは?と予想されてます。

モーサテサタデーより

以上、ジャクソンホール会議とその内容とは?ということでお伝えしましたが
いかがでしたでしょうか。
とりあえずはテーパリングのきっかけでショックが起きなかったのでひと安心ですが
株も不動産もバブルの雰囲気を出しているのが気になりますので、今回の株高に気を取られず
これからもマーケットを注視していく必要があるかと思います。

今日もありがとうございました。では、また! (^-^)/

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