失敗から学ばない企業

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

自分が失敗したら痛いですよね。だから二度と失敗しないよう気を付けます

ただ企業が失敗しても痛くない場合が多いです。
個人にはあまり影響しないからです。

つまりトップの給料や報酬はへりませんし、ある個人だけに責任を押し付けて飛ばされてそれで
他の人たちはなんの痛手も負わないからです。

今回はそういった不正をした企業については成長の見込みは極めて低いですので
なるべくそういった企業を見極めて投資しないようにしましょう。

それでは企業不正の歴史を紐解いていきたいと思います。

東芝

会社概要

サザエさんのスポンサーでおなじみの「TOSHIBA」
創業は1904年で当時は主に白熱電球の製造をやってました。当時の名前は㈱芝浦製作所
売上高は 2020時点 3兆3898億71百万円(連結) 営業利益は1304億60百万円(連結)
純利益は△1146億33百万円
従業員12万5648名(連結)
手がける業種は 原子力、鉄道車両、電子部品、軍事機器などの重工業分野で
かつてのテレビや家電製品、パソコンなどの消費者向け製品からは撤退している。

個人的な印象

という名だたる超名門企業です。自分の知り合いにも東芝に就職した人が
いてとてもうらやましかった覚えがあります。
自分も東芝の製品はわりと使ってました。洗濯機やテレビといった家電が主ですが
とくに不具合などなく安心できるメーカーだったという印象でした。

不正の内容

がしかし
2015年
不正会計が発覚
つまり、たくさん儲かったよと見せかけたということです。
それは信用やブランドのため、株価のため。

東芝のノートパソコンといえば「dynabook」です。いまではもはや見る影もありません。
2000年代後半になると誰もが安くノートパソコンを買えるようになりました。
安いときで5,6万も出せばレノボが買えてたと思います。
ただ「dynabook」は10万は切ってなかったと思います。
そうなるとほとんどのかたが、安いレノボを買いますよね。

そして東芝のパソコン事業は赤字となっていきました。
そこで方針転換すればよかったのですが経営陣が固執してしまい。
売り上げより利益が大きくなるという通常ありえない決算をするようになりました。

手口は東芝が仕入れたパソコン部品を委託している組み立てメーカーに高額でしかも大量に
売りつけるという手法です。

で、委託メーカーで組付けたパソコンを東芝が買い取り、ユーザーへ売りに出すのですが
この東芝の買い取りのときに高額で売った部品が買い取り価格に反映されてなかった
とのことです。(てか、そういうふうにした)

2015年に発覚してますが2008年ごろのリーマンショックあたりからからずっと行われてきました。

その発覚のおかげで「信用」「ブランド」「株価」を失うこととなりました。

原子力問題もありますがそれはまた別にお話したいと思います。

考察

超大企業の不正というものは人がかわってもなかなかすぐには治らない病気です。
ガンが体全体に蔓延してる状況ですので、この血管網をすべていれかえるほどの
ことでないとなかなか治らないのではないでしょうか?

またいつ不正が発覚して暴落、上場取り消しの可能性があるとなると投資対象としてはなかなか難しいですね。

「三日で120億円の利益をだせ」という社長が打ち出したという「チャレンジ」。
社員へのプレッシャーは計り知れないものがあったと思います。

三菱自動車

概要

テレビ「フレンドパーク」で有名だった「パジェロ」で有名な企業でして
創業は1970年 三菱重工業時代からミニカとか作ってたのですがこの時期に独立してます。
売上高は 2020時点 1兆4554億(連結)  
従業員 31,314人(連結)
手がける業種は 自動車の製造販売

個人的な印象

「三菱」という財閥系の企業のひとつです。高級ブランドのもと安心感があり
不正をするほどのことがあるのかと疑問にも思ってましたがまさかの財閥系の不正です。
三菱自動車っていい車たくさんありました。
RV車だと「パジェロ」高級車だと「ギャラン」「ディアマンテ」スポーツカーだと
「ランサーレボリューション」大衆車だと「ミラージュ」などなど

不正の内容

がしかし
2003年リコール隠し発覚
2002年
横浜にて走行中のトレーラーの大きいタイヤが外れ、主婦に衝突、死亡事故となりました。
これが発端ですが過去にむ数十件の同様の事故があったといいます。しかし三菱側はユーザーの
整備不良というなんとも雑な言い分で片付けておりました。
それに対しこの事故後、三菱自動車社内の若手技術者が整備不良でタイヤは外れないことを
研究会で発表、証明しました。

それを機に神奈川県警が本気で捜査し科学警察研究所で調査をしたところ、タイヤと車軸を
つなぐハブに欠陥があったことを明らかにしました。
それにより三菱自動車管理職の2名を逮捕。三菱自動車を刑事告発
(え?それだけ??)
ま、そのあと次々とリコールがわんさか出てくるのですが。。

考察

売り上げ、利益を伸ばすためには自らを常に美しくみせておく必要があります。
この件は手段を選ばず、お化粧しすぎて、身内が化けの皮がはがしてしまったという
なんともお粗末な結果となってしまいました。
いまや自動車産業もかつての勢いはうすれてきてるのかなと感じてます。
とくにスポーツカーなどはほとんど見なくなりまして、車をステータスとする風潮というのは
いまやないような気がします。
こういった背景により
三菱自動車に関しては不正もありますが、今後の売り上げなどにはちょっと陰りが出てきたような
気がします。なんとかがんばってほしいですが。
社内体質が変わったとみて明らかにならないと投資対象としてはまだ様子見ですね。

三菱のダイヤのマークですが、昔はキラキラしてて三菱の製品がほしい、こんな企業に
つとめたいとさえ思ってた時期がありました。ブランディングってすごく大切ですね。

最後に

以上
今回ふたつの大企業の代表的な不正についてお伝えしました。

とにかく一度でも不正をはたらいた企業にたいしては投資は控えるべきと考えます。
不正をしてない企業があるのか?と問われそうですが
大なり小なりなにかしら不具合はあるものです。
人間だってそうですよね。

少々けがしても自己治癒力のある企業(つまり不祥事があかるみになるまえに対策をとっている
)や致命的な病気に至ってない企業を事前に調査選定して投資すべきではないかと思います。
ま、そういった企業の理念やしくみを学んでみるのもいいですね。

ということで、長々とありがとうございました。では、また!(^-^)/

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