こんにちは~、キートンです!(^-^)/
いまアメリカの株式において「テーパリング」という言葉がしきりと飛び交ってますが
このテーパリングっていうのは日本語では「量的緩和縮小」という意味です。
なんでこの言葉が飛び交っているのか。
解説していきたいと思います。
量的緩和とは
2020年のコロナショック以来、アメリカは中央銀行が国債などをめっちゃ買いました。買ったということはお金をばらまいたということです。
これにより、銀行に融資の積極化や債券などの資産購入を促し、経済の活性化を図ろうというものです。
量的緩和縮小とは
つまりお金のばらまきを少なくしていきまーす。
ということです。
これテーパリングといいます。
さらにぶっちゃけいうと国はもうお金をだしませんということです。
え~~!となるのですが、あんまりあぶく銭を流通させるとロクなことが起きませんので、ある意味健全なやり方ではあります。
今回のテーパリングについてもやっぱり「え~~」となるのを防ぐためにアメリカの中央銀行FRBが今年の5月くらいからサブリミナル効果のようにずーっとささやいて世間を麻痺させました。
外堀をうめた。という感じですね!
その背景はというと。。
バーナンキショック
リーマンショックのときも同じように量的緩和をし、景気がもどりそうとなったらテーパリングをやろうとしました。
ところがこのとき2013年5月に、アメリカ中央銀行FRBの議長バーナンキさんが
量的金融緩和の縮小(テーパリング)しまーす。
お金ばらまくのやめまーす。
と言ったもんだから、それまで大規模な金融緩和に支えられていた資金の流れが急激に変わり、長期金利の急騰や新興国市場からの資金流出による通貨安などが生じました。新興国通貨が下落するなど、金融市場が混乱しました。
これを「テーパータントラム」(量的緩和縮小による混乱)と呼びます。
そのときの株価をみてみましょう。
5月から6月のおわりにかけて青い線(S&P500)が下がってますね。
さすがに5%の下落はきついですね。。
そんなこんなで利上げによる金融引き締めについては約2年も先延ばしになりました(2015年12月)。。
ジャクソンホール会議
先ほどのバーナンキさんがいらんこと言ってしまった会議です。
で
先月2021年8月27日にもジャクソンホール会議がおこなわれ、FRBのパウエル議長が講演しました。
これについては以前の記事でもお伝えしたようになにごともなくシャンシャンとすんなり終わり、その後の株価は軒並み上昇となりました。
当然FRBとしてはバーナンキショックがトラウマとして残っていたのでしょうね。
コロナが落ち着きはじめワクチン接種も加速してきたころの5月ころからはもうすでに「テーパリング」という言葉を布石のようにあちこちにばらまき始めました。
そして世間がテーパリングを意識するようになりさらにそれは潜在意識となり、テーパリングに対して免疫ができてしまいました。
そうなるとこれはもうFRBの思うつぼでみんな誰もがテーパリングと聴いてもショックを受けなくなり、今回の年内テーパリング開始というパウエルさんの発言をきいても誰もびっくりしませんでした。
FRBおみごと!でしたね。
最後に
株式を重視するアメリカというのは過去の過ちを教訓にこうやって改善して経済を成長させてきた国です。
ここでまたダウの株価をみてみましょう。2020年はコロナショックがありますねー。
でもあれ?バーナンキショックっていつでしたっけ?って感じで見つけることが難しいですよね。。(笑) アメリカ株の成長ってホントすばらしいですね。
U.S.A UUU.S.A
♪カーモンベイビーアメリカって感じ。ですかね。
なんのこっちゃ。。
ということで以上、テーパリングってなに?ということでお伝えいたしました。
いかがでしたでしょうか。
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。では、また!(^-^)/
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