失敗から学ぶ。不正の歴史~ある証券会社の破綻~

お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

昔、「山一証券」という超大手の証券会社が破綻しました。
お金に一番詳しくて一番儲けることに長けてる証券会社が破綻?
それは外的要因というより、内部からじわじわと蝕まれていってしまったプロセス。
今回それについてお伝えしたいなと思います。
“こんなリスク避けようがないよ~”と言われそうですが
それでも証券会社や銀行は破綻しないとはいえません。したがって
複数の証券会社、複数の銀行を使うことでなるべく分散させておくことをお勧めします。

ではほんとにあった怖い話スタートです。

山一証券、破綻へのプロセス

山一證券は、1897年(明治30年)創業、それから1997年(平成9年)11月に業務を停止。2005年に解散するまで108年間存続しました。

1990年代当時、証券会社といえば野村證券、大和証券、日興證券、山一證券が、日本四大証券会社で山一證券はその中でも4位と低迷してました。そこでテコ入れしようと名だたる有名企業相手に営業強化し資金を預かりしかもその運用方法も預かり利回りも約束する違法手段「握り」が山一証券内で横行しました。
そこで、バブル崩壊、一気に株価証券など下落、大幅損失が出てしまいました。当時はバブルでみんなイケイケで株価が下落するなど微塵も思ってなかったと思います。

ちなみにバブルとは当時日経平均株価が3万9千円近くで、地価は暴騰で上げに上がっており、
誰もが落ちることを知らない日々を過ごしていた時代です。
(今は日経平均2万7000円台)
このように膨れ上がったバブルを実体に戻そうと日銀が金融引き締めを行い地価が下落。
バルブ崩壊へと流れていきました。

そしてさきほどのその損失は山一の中でなんとかしないといけないということで発生した巨額赤字を子会社に付け替える「飛ばし」に手を出し、その発覚が1997年、同社101年の歴史に幕を閉じる道(破綻)へとつながります。

破綻の要因とは

ちなみに当時の謝罪会見の写真です。ごらんください。
そのときの社長は野沢正平社長(当時、79)
記者会見で号泣し
「私らが悪いんです。社員は悪くありません」
こう述べ頭を下げていました。

野沢社長もこの不正については社長になったときに初めて知ったということで、ごく一部の特権階級者が専断で赤字を子会社へ分散しかもそれを子会社どうしで行き来させ複雑化して目につかないようにしてました。

おそらく当時、大幅損失は各人の感覚としてなかったのかもしれません。バブルで麻痺しており、さらに大企業だからつぶれない、いざとなれば国がなんとかしてくれる、というのも潜在意識にあり完全に当事者は麻痺していたと思われます。
そして、特定の人物が専断で赤字を隠すことができるということは
会社自体も
指揮命令系統やコーポレート・ガバナンスが完全に破綻していたということです。

当時、実際にこの不正を発案し実行した方のインタビューを読みました。
「内部告発も考えた」とのこと
この一言にはいろんな意味がこもっていると思います。

不正に対する考察

内部告発した場合、会社が破綻することはわかってたがその引き金を自分がひいて組織を危機に陥れることはできなかったのでしょう。
告発したとしても当時は上から横から説得されるかクビを斬られるからで
いままで築いてきたキャリアや収入、環境(家族)を壊すことは当然できなかったからでしょう。
また、そんなことをしても本質的な解決には至らないだろうと思ってたと推察します。

この方は昭和のサラリーマンの典型的な性質を如実に体現されました。上司の言うこと、会社の言うこと客の言うことはたとえ理にかなってないとしても絶対として受け入れないといけない時代です。
それをどうよきに計らうかの能力を問われた時代でした。つまり不正をどうやって隠すかその
ごまかしの一番良い方法を考え実行するのが求められ、そう洗脳されていたのです。
てか、それがその当時の日本社会で日本の組織人の標準モデルだったのです。

そもそもまだまだ戦前戦後の精神というのは色濃く残っており、とくに昭和の人間はそのように
育ってきたからしょうがないのかもしれません。上官のため、組織のため、お国のため。
そのためには「命さえも投げ出す覚悟」も必要だったからです。

要は不正の本質を見抜きそれにフォーカス改善するということをしてこなかったのです。
常に臭いものにはフタをしつづけてきました。
なんのため?上司のため、客のため、会社のためだったからです。

矛盾を自覚しながらも、問題の本質と向き合わず、その場しのぎの対応に終始してしまう組織人のあり方は、令和になった今の日本でも変わらないのではないでしょうか。

偉い人が馬のことを鹿と言ったら、他のみんなも馬を鹿と言わされた時代です。
日本の高度成長時代はそれでも良かったのかもしれませんが、今後そんな理不尽なことをやってても世界に置いて行かれるだけなので、いい加減そういう忖度などの日本の悪しき風習は無くすべきと考えます。

最後に

世の中何が起きるかわかりません。銀行も証券会社もつぶれる可能性はゼロではないです。
自分の資産をよく見直し、どこにどの資産があるのか、もう一度整理して

複数の銀行、証券会社へ分散しリスクを最小限に抑えておくことをおススメします。

ということで以上、”不正の歴史、証券会社の破綻”についてお伝えしました

長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。では、また!(^-^)/

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