こんにちは~、キートンです!(^-^)/
今回はアメリカの高配当株HDVについてちょっと詳しくご説明します。
現在日本では大変大人気ですが
これ実は世界であまり売れてないマイナーなファンドです。
HDVって?
HDVについておさらいしますと
「iシェアーズ コア米国高配当株 ETF」 という米国株の詰め合わせセットで
通称が「HDV」です。
ブラックロックという世界最大のアメリカの資産運用会社の商品です。
銘柄は下記のとおりです。配当利回りは
3.57 %
どんな詰め合わせセットかというと下記の通りでエネルギー、ヘルスケア関係の大企業勢が組み入れられてますね。
ふ~ん、ということで一応ふんわり説明するとこんな感じです。
HDVの特性
ここからはHDVの特性について説明したいと思います。
HDVは
VTI(Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF)といって
米国全体に投資しているETF(上場投資信託)
から
75社を抽出してます。
どんな抽出しかたなの?
VTIからREIT(不動産投資信託)と無配銘柄を排除してます。
そこから
利益率が優秀でかつ長期継続できると見込まれた企業
かつ
株価が過熱してない、つまりバブルでない企業
かつ
理論的な計算で算出された倒産確率が高くない企業
といったやり方で厳選された精鋭部隊の集まり
ということになります。
組み入れ銘柄の比率
ただ玉にキズなのが配当総額加重平均で各銘柄に配分してる点です。
つまり企業の成績は度外視して配当額が高い銘柄を重点的に比率を高くしてます。
たとえば
エクソンモービルですがコロナ時は赤字だったのに配当率が5.7%も出してました。
この配当率を下げると株価が下がりますので、配当率を下げるということはできません。
つまりエクソンモービルは赤字なのに無理やり自腹を切って配当金を出したということです。
これが果たして健全な配当かというと健全ではありません。
とはいえ、不健全な状態がずっとつづくかというと今後は景気がよくなって健全な財務に
なっていくかもしれません。
個人的にはこの配当総額加重平均というのがもったないとこですが
S&P500のように時価総額加重型で大きい銘柄順に比率を配分していけばもっと安定した銘柄に
なってたと思われます。
ま、それが高配当の性格といえばそうですが。。
HDVへの投資方法
結論から言うと、積立ではなくタイミングを見て投資する方法がおすすめです。
キャピタルゲイン(株価の成長)(過去5年)が
HDV 4.1%/年
と、比較的含み益が増えないETFとなっております。
※ちなみにS&P500は約17%とうなぎのぼりです。
で、コロナ時暴落率
HDV -37.0%
となっており、キャピタルゲインが4.1%ですから暴落から復活するまで約10年かかってしまうファンドです。
キャピタルが増えないということは暴落が起きると狼狽売りを起こし、そこで退場してしまうこととなり、確定損になってしまいます。
S&P500だと年々17%増えていくわけですから数年に一度暴落がおこったとしてもその増えたキャピタルゲインの17%がクッションとなってくれて。ふ~よかった~となるのですが
高配当のHDVとなるとキャピタルゲインがないということはクッションがないということですので
暴落が起きると地面にたたきつけられることとなり、痛い思いをするハメになります。。
ということでHDVは積立はおススメしません。
イコール暴落時の集中投資をお勧めします。
以上米国高配当株HDVについて、ちょっと詳しく説明してみましたがいかがでしたでしょうか。
参考になればうれしいです。
今日もありがとうございました。では、また!(^-^)/
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