原作 松本零士
監督 りんたろう
監修 市川崑
1979年作品
すべての台詞が名ゼリフ
芸術品ともいえる大傑作です。
映画を見たことない人はこのブログを読まないで下さい。
と。
言おうと思いましたが、このブログを読んで少々知識を得たところでこの映画の感動は映画でしか得られません。
ということで自分のありったけの思いを書き綴りますので隅々まで読んで頂けると幸いです。
ちなみにこの映画をみたら元気玉を100個もらったようなもんです(^-^)/
ストーリー
最初、主人公(星野鉄郎)の声を聴いたとき、ドラゴンボール??と思ってしまう人もいるでしょう。
ということで声優さんたちもオールスター陣です。
人間狩りで母さんを殺した機械伯爵を倒すべく、機械のからだを手に入れるため、銀河鉄道999で旅をするというお話で
勧善懲悪のスッキリするストーリーかと思いきや、そうではありません。
みなさんひとりひとり、いや、生きてるもの全てに生命のありかたを教えてくれる。
そんな物語となっております。
鉄郎とメーテルは999での旅の途中、危険にも出くわしますが、重要な情報、アイテムを手に入れ且つ経験値も重ねながら機械伯爵のいる時間城へと近づいて行きます。
旅の途中、ぶどう谷の親分にこう言われます
「機械伯爵に会ったら撃たれる前に撃て。相手が涙を流して許しを乞うても
たじろいだりひるんだらお前の負けだ」
トチローからは
「いいか鉄郎、機械伯爵の頭を打ち砕け。機械の体の人間は頭を破壊されるともう二度と。。」
と
途中で会うエメラルダスやハーロックに助けられながらも時間城にたどり着きいよいよ機械伯爵とのご対面となる。
機械伯爵の側近リューズの台詞
「時間をあやつれる魔女となってしまった。
でもあやつれないものがひとつだけあった。それは温かい血の通った人の心。。」
と言いつつ、リューズの体が錆びていく。
そして機械伯爵、時間城がさび崩れていく。
鉄郎、黄金の名ゼリフ
ハーロックが言う
「これで、お前の復讐も終わったわけだな」
それに鉄郎がこう答える
「それは違います。
機械伯爵や機械化人を見ていると永遠に生きることだけが幸せじゃない。
限りある命だから人は精いっぱい頑張るし、思いやりや優しさがそこに生まれるんだと。
そう気がついたんです。」
「機械の体なんて宇宙から全部なくなってしまえと」
「僕達はこの身体を永遠に生きていけるからという理由だけで
機械の体になんかにしてはいけないんだと気がついたんです」
「だから僕はアンドロメダの機械の体をタダでくれるという星へ行ってその星を破壊してしまいたいのです」
「メーテル、俺を999に乗せてくれてありがとう。感謝してるんだ。君には。」
と
この鉄郎の台詞、これが一番自分が言いたかったことです。
とりあえず、解説はやめときます。
少年ながらも果敢に冒険して辛酸を経験した台詞ですから重みは充分感じとれるかと思いますので。。
野沢雅子さん迫真の演技です。
そして鉄郎がいく
終わりではなくここからメーテル、鉄郎ともに本当の試練と冒険が始まる。
ということでここからエンディングまでは映画をご覧下さい。
一度も目を離せないクライマックスと大きな感動がきっときっと訪れるでしょう。
それを象徴するクライマックス直前の台詞をハーロックより
「男なら、危険をかえりみず死ぬとわかっていても行動しなければならない時がある。
負けると分かっていても戦わなければならない時がある。」
「鉄郎はそれ知っていた」
「いいか、鉄郎にカスリ傷ひとつつけるな!」と
ハーロックかっこいい!。としかいいようがない。。
エンディング
メーテル
「私はあなたの思い出の中にだけいる女」
「私はあなたの少年の日のこころの中にいた青春の幻影」
と鉄郎に告げ999に乗る。
悲しみながらも別れるがお互い笑顔のままで見えなくなっていった。。
そしてラスト、城達也の名ナレーション
「今、万感の想いを込めて汽笛が鳴る」
「さらばメーテル」
「さらば銀河鉄道999」
。。。
「さらば少年の日よ。。」
で、さらにここでたたみかけるように
来ます。あの曲が。。
もう、これは映像と一緒に見て下さい。
映画を見てない人は
決して下の動画は見てはいけません‼️
以上、冒頭にもいいましたがこの作品は人間で生きていることのよろこびを教えてくれます。
そのような映画は他にもたっくさんありますがほんとに心に刺さる映画はこれ以外で知るものはありません。ですのでこのアニメだけはDVDをもってます。
また、視覚と台詞そしてなんといっても強くも弱い人間の心に響かせる
これぞ昭和のアニメの真骨頂という作品お伝えしました。
昔、小さい頃に親父と行った「銀河鉄道999」のサイン会。
メーテルと999が描かれている色紙に星野鉄郎と書いてもらったなあ。
もはやどっか行ってしまったが。
役立つアイテム
はい、お届けしましょう。こちらはブルーレイです。
鉄郎の名ゼリフもメーテルやハーロックの名ゼリフも
この映画をみることで心に刻まれることでしょう。
「銀河鉄道999 GALAXY EXPRESS」です!どうぞ!
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