こんにちは~、キートンです!(^-^)/
決算発表での天国と地獄
先週はS&P500が史上最高値を更新したことで今週にもつなげてくるかと思いみてましたが、どうやらその勢いはあるようです。あとででも述べますがやはり新値をとったということで上昇トレンドを色濃くして上がっております。
一方、各社の決算についてはどうかというと、こちらはどうも天国と地獄といったところで、大手でもひどい下落をした銘柄もありました。
たとえばテスラ。2023年Q4期は予想に対して売上マイナス、収益もマイナスでさらにガイダンスは2024年売上減少とのことでかなりやられてます。今後どういう仕掛けをしてくるのかですが、EVが下火になっているともいえるのかもですね。
一方、配信大手のネットフリックスは2023年Q4期は予想に対して売上プラスで加入者が過去最高となりました。収益はマイナスとなったといえどもガイダンスは2024年度二桁の増収を見込んでいるということで大幅高を継続中です。
なおインテルは2023年Q4期売上、収益とも予想を上回りましたが2024年度1Q期がそれほど売上が出ないということで株価は大幅に下落しました。ただ通期ではAI用半導体が調子を上げるとのことでそれほど悲観してないとのことです。
ダウ銘柄のIBMはというと2024年Q4は収益売り上げとも予想を上回り、今期は通期増収ということで株価は大きくジャンプして空高く跳ねました。
まさに今、株式市場は天国と地獄が展開されている状況です。
さて、来週はいよいよマグニフィセント7のエリートたちが決算発表します。Apple、Microsoft、メタ、AMAZON、ALPHABETといったGAFAMの巨人たちです。これらが一気に来週やってきますので心してかかりましょう!!
そして金利のほうはといいますと、PCEコアデフレータが予想3.0%に対し2.9%と下回りいよいよ2%台を付けました。先月が3.2%でしたので大幅にインフレが鈍化していることが言えます。これで長期金利が上がったのが何故だか不明ですが、これはこれでエントリーのチャンスです。
FRBはこのPCEコアデフレータの数値を重視しており、2%を目標に金融政策をやってます。で、利下げはいつ?ということが全人類の注目の的なのですが、これはいよいよ詳しく見ていく必要があるみたいです。というのも。。
下図の通り3か月、6か月の年率ベースでは1.5%、1.9%ともうすでに目標の2%をクリアしているのです。これはこのままの高金利を続けていくと景気後退を招く恐れがあるということです。これをFRBがどうとらえるかそしてそれをFOMCでどうコミュニケーションをとるか、はたまた利下げを見通しを示すのかが焦点となるかと思います。
いま利下げ時期の市場予想は5月を見込んでおり、3月は50:50の確率で利下げを織り込んでます。3月はないだろうとのコメントがおおかた聞きますが、ひょっとしたらひょっとするかもしれません。
もし、そうなった場合のことを想定しておいたほうがいいかもしれませんね。
つまり、3月利下げをほのめかしたり、実際に3月利下げとなったら。。
そう、金利は下がり、株価は上がります。そこでもっておかないとTAKEOFFできないことになります。いままでのインフレ指標の傾向をみると今年のどこかで利下げはほぼほぼ確実でしょうから、いまのうちに銘柄確保と握力を鍛えておいたほうがいいかもしれませんね。
さて、それでは大手の天国と地獄の決算発表でもなんとかもちこたえている今週の米国主要3指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
ダウは0.6%↑(終値:38109.44)
ナスダックが0.9%↑(15455.36)
S&P500は1。0%↑(4890.96)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
こちらダウもまたまたまた最高値更新しました。
インテルが暴落し、ボーイングが例の事故問題で拡販停止をくらっているにもかかわらず強いですね。ハイテクのマイクロソフトがかなり堅調な値動きを見せており、Appleもなんとか下落を防いでる状況です。そしてなんといってもIBMがあげてくれましたね。もちろんベライゾンやP&Gの好決算もかなり貢献してます。で、エネルギー銘柄のシェブロンがしれっと上がってます。知らぬうちに原油が78ドルとかいってますね。
とみると比較的全体の決算発表はかなり好調のような感じです。
さあ、このダウの連続更新がいつまで伸びるか注視していきたいと思います。
ナスダック
こちらはちょっと調整しましたね。といっても先週比ではプラスですが。。
昨日のインテルの下げが主導した形で半導体銘柄が売られた格好となりました。PCEコアデフレータの発表でインフレ鈍化がうかがえたにもかかわらず金利は上昇、ナスダック100先物、ラッセル2000は下げてしまいました。これは来週のGAFAMの決算発表でどうなるかが見ものです。
おそらく長期金利は今後低下すると思われ、株価は見直し買いが入るかもです。とくにラッセル200はまだ動くのは早いかもしれませんね。とりあえず決算発表が終わるまでは各銘柄に注目しておきたいと思います。
ちょっとかすんできた感じの株価の見通しですが、長い目で見ると上ですので、トレードは別にして株式とくにS&P500やQQQなどの大型指数は売らずにもっておくのが賢明です。
CFDは手数料が毎日とられたりするので、短期で売買がよいでしょうね。私キートンもナスダック100などでトレードしてますが、昨日はなんとか高値で逃げることができ値幅をとっていってます。いま決算で上下激しいのでフットワーク軽くしてトレードしていければと思っております。
S&P500
「節分天井彼岸底」(2/3に株価は頂点をつけ、3/23に底を打つ)
という格言がありますが、これが米国株に適用できるかというと、あながち間違いでもない感じです。
S&P500はいま最高値更新のレールを走っておりますが、いったん頭を打つならこの2月3日あたりかなと思います。GAFAMは来週で決算終えてしまいますんで、その後はなにか好材料がない限り、利確売りなどでズルズルと下げていきそうな感じです。
過去をみても2月は比較的軟調ですのでこの月での買いトレードは結構ハードル高いかなと思います。
株式を現物としてもっておくのはぜんぜんオッケーで、むしろ今年はもっておかないとダメです。2月軟調はあくまでもアノマリーでして、今年はもしかしたら3月利下げの可能性が出てきたり、日本のNISAの資金流入とかで高騰してしまうリスクもあるからです。
で、S6P500、一時4900をも超える場面がありましたね、来週の決算発表次第では5000??もありえるかもです。なんせ先週はまだ4800でしたので。。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.145と先週より若干上昇で高金利を維持です。
昨日のPCEコアデフレータの結果からすると、もう少し金利低下してもよかったのではと思うので、来週は下げ圧力がかかった状態でのスタートとなりそうです。(つまりトレードはエントリーチャンス)
そして利下げの個人的な思いを述べますと。
PCEコアデフレータの鈍化や実は目標達成してるとの見方、およびテイラールールにのっとった利下げの法則によると3月利下げは個人的にはおおいにアリと思っております。おそらく3月に利下げしたとしてもまだまだインフレは鈍化するのではと思います。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週は緑がかっておりますが明るい赤が点々とちらほら見受けられます。おおよそ明るい緑と赤は決算で天国と地獄をみた銘柄です。エネルギーは別にして。とにかく先週にひきつづきテスラがめちゃくちゃ軟調です。今週は決算でやられてます。まだ材料がないうちは買えませんね。。
この好決算銘柄はポンポンと乗っていってかまいません。ただし株価が上昇してから買ってください。でないとテスラやインテルみたいな目にあいます。。
つまり今はトレードにはチャンスということです。配信大手のネットフリックスの株価チャートですが、好決算で跳ね上がりそして次の日もさらに次の日も大幅上昇を見せてます。こ・れ・を、がっちり取りに行くのです。
↓↓ネットフリックス
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
一か月での伸びでトップはVOX(通信)、VGT(情報技術)、VHT(ヘルスケア)とならんでおります。なにげにVFH(金融)が挽回を見せており、トップ3に食い込もうとしてるとこです。金融相場となるとたしかに金融やハイテクセクターがギアチェンジをしてきますので、金融もおおいにアリだと思います。ただグロースではないので値幅はハイテクみたいに取れないかもです。こないだまで調子のよかったVNQ(不動産)、VCR(一般消費財、テスラなど)が下げてきてます。これも来週の決算とかでどうなるかですが、うまく波を乗りこなしましょうね。
ここでちなみに来週は雇用関係の指標の発表が相次ぎます。もはや雇用は強いことがわかったので前みたいに重要度が下がってるような感じがします。ただ、まだ一応重要指標ですので値動きに影響します。まだまだ注視しておきたいと思います。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
13.25と先週からはほぼ変わらずです。
ブルーの50日移動平均線に沿った形でVIX自体のボラティリティはそこまで大きくなく比較的安定してます。来週のFOMCではどうかというと、最近のFOMCでのVIXの変化は前より小さくなってきており、力んで構える必要はすこしずつなくなってきてるかなと。
昨日のPCEコアデフレータの結果が良かったので、来週は下げてくるとみてます。4H足などで細かく見てスルスルと下がってきたら買い増しするなりしてもよいかと思います。
ドル円の状況
下図をご覧ください。148.11円/ドルです。先週とほぼ変わりません。
日本の金融政策であるマイナス金利解除の延期が効いてるみたいで、かなり高い水準で推移してます。
最近はアメリカが利下げしてもドル円下がらないかも説がいろいろな理論から取りざたされてます。
為替とかFXは私苦手なので、予測などはあんまり気にしないようにしてます。がしかし、ドル高円安時にはドルを売って円を買い、ドル安円高時にはドルを買うように習慣づけるようにはしてます。
あえていうのであれば50日もしくは200日移動平均線に近付くような動きにはなるのでしょうね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- PMI(購買担当者景気指数) 01月[製造業PMI(速報値)]→前回47.9 予想47.6 結果50.3
- PMI(購買担当者景気指数) 01月[非製造業PMI(速報値)]→前回51.4 予想51.1 結果52.9
- PMI(購買担当者景気指数) 01月[コンポジットPMI(速報値)]→前回50.9 予想51.1 結果52.3
- 実質GDP(速報値) 第4四半期[実質GDP]→前回4.9% 予想1.8% 結果3.3%
- 実質GDP(速報値) 第4四半期[個人消費]→前回3.1% 予想2.6 結果2.8%
- 耐久財受注(速報値) 12月[前月比]→前回5.4% 予想-2.4% 結果0.0%
- 耐久財受注(速報値) 12月[コア・前月比]→前回0.4% 予想0.2% 結果0.6%
- 新築住宅販売件数 12月→前回59.0万件 予想65.1万 結果66.4万件
- PCEデフレータ 12月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.6% 予想2.6% 結果2.6%
- PCEデフレータ 12月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回3.2% 予想3.0% 結果2.9%
- 中古住宅販売成約指数 12月[前月比]→前回0.0% 予想2.0% 結果8.3%
来週のイベント
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 01月→前回110.7 予想112.0 結果
- JOLTS求人件数 12月→前回879.0万人 予想 結果
- ADP雇用者数 01月[前月比]→前回16.4万人 予想13.4万人 結果
- 雇用コスト指数 第4四半期[前期比]→前回1.1% 予想1.0% 結果
- FRB政策金利(FOMC) 01月[上限金利]→前回5.50% 予想5.50% 結果
- FRB政策金利(FOMC) 01月[下限金利]→前回5.25% 予想5.25% 結果
- PMI(購買担当者景気指数・確報値) 01月[製造業PMI・確報値]→前回50.3 予想50.3 結果
- ISM製造業景気指数 01月→前回47.4 予想47.4 結果
- 雇用統計 01月[非農業部門雇用者数・前月比]→前回21.6万人 予想16.9万人 結果
- 雇用統計 01月[失業率]→前回3.7% 予想3.8% 結果
来週は重要な雇用指標とFOMC(木曜の朝)、それにGAFAMの決算発表とイベント目白押しですが、あまり一喜一憂しすぎると失敗しかねませんので、冷静に全体と、先行きを見通したうえでエントリーまたはトレードしましょう。
もうすぐ2月です。1月のパフォーマンスは果たしてどうなることでしょう。1月の成績がその年の成績を占うといいますので気になるところですね。
まだわかりませんが、いまのところS&P500は1月上昇で終えそうですね。
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240127」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
まさに今、株式市場は天国と地獄が展開されている状況です。来週はいよいよGAFAMが決算発表します。そして雇用指標の公表にFOMC開催と、来週一気にやってきますので心してかかりましょう!!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
では、また!(^-^)/
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なおYouTube「ばっちゃまの米国株」でも取り上げられてました。
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