こんにちは～、キートンです！(^-^)/
決算発表は一巡し、長期金利は低下を維持、中東情勢も落ち着き、米中会談が成立し、アルトマン（openAIのCEO）復帰、FOMC議事録にサプライズはなく、経済指標も景気鈍化を見せている。
といったすこぶる好環境のなか、利益確定売りがあったにもかかわらず、先週よりさらに伸びた米国株ウィークでした。
そのなかでひとつ影をおとした？のがエヌビディアの決算発表だったかと思われます。
2023年第三四半期の売上高、収益とも余裕でクリアし、ガイダンスも完璧でした。が、米国の対中国規制が売り上げに影響するという発表と市場の高すぎる期待を満たさなかったという２点で下落しました。ただ、対中規制の代替としての他国への需要が相殺するのと、期待は満たさずとも今後も目覚ましい伸びが予想されるということでは、今回の下落はあえて調整ともいうべきで、むしろ買い場ともいえるでしょう。ただしばらくは休息するかもしれませんが１２月また上がってくるとキートンは思います。なんせ環境がよいですから。。しかしリーダー銘柄はつらいね～。
みんながみんな上がりすぎるとちょっと恐ろしい気分がしますので、このくらいがちょうどいいと思います。
ＦＲＢが切り札としてもってた利上げのカードは燃えてなくなりました。１２月１月と上昇圧力は続いていき、ジグザグしながら株価は上昇していくと思います。まだ多くのショートポジションが解消されておらず、ラッセル２０００もまだくすぶっている状況です。１１月は目覚ましい上昇をみせたとはいえ、もしかしてこの上昇相場始まってないのかもしれませんね。
ちなみに何度も言ったかと思いますが、利上げが止まってから利下げが始まるまでは株価は上昇します。
※リセッションがこず、ソフトランディングできるのであれば利下げからもさらに上がります。
ちょっとびっくりするような絵をみせますが、下図のような上昇した銘柄、時期があります。
そう、これはＳ＆Ｐ５００の１９９４～１９９５～１９９６の週足チャートです。
こんなウソのような上昇相場が。もしかしてくるのかも。。
ということで、１１月ドーンと上げたあとも下げずにじわじわ上がってる米国主要３指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
３指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは１．３％↑（終値：35390.16）
- ナスダックが０．９％↑（14250.85）
- S&P500は１．０％↑（4559.33）
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
５０日移動平均線が確実に２００日移動平均線をブレイクアウトして双方とも上向きトレンドを伸ばしつつあります。
とくに今週は３指数のなかでも伸び率がトップでして、大型株が決算を終え上昇トレンドに乗り始めたとも言えます。
８月からの３か月で下げた分をわずか１か月で取り戻そうとしている最中です。しかもダウ平均がです。おそらく重力をうわまわる気球にのり上には邪魔者（利上げ）がなくなった感じですね。
今週上昇したのはボーイング、エクソンモービル、シェブロン、ジョンソンエンドジョンソン、メルクなどで、ハイテク↑→バリュー↑と順で気球が昇っております。まさに総上げ状態に入りつつあります。
↓↓こんな感じです。
ナスダック
エヌビディアはこけましたが、他銘柄が助けてくれてます。エヌビディアもまた立ち上がってみんなを引っ張っていってほしいですね。
さきほどももうしましたがあまり上がりすぎると高所恐怖症が発症してしまい、ドスンと落ちかねない状況に入っていってしまいます。３歩進んで２歩下がるくらいのじわじわさが安心感を与えてくれます。
５０日移動平均線から離れていくのがちょっと不安ですが、冒頭の１９９５年のチャートみるとそんな不安もなくなりそうです。なんせ利上げは終了しましたのでね。
ハイテク小型株のラッセル２０００がちょっと不穏な動きです。。ＣＰＩのあとにドーンとあげましたがちょっと足踏みしてます。たぶんどっち行こうかな～なんて思ってると思いますが、昨日は０．７％の上昇で終えてます。気球がまた発射しそうですね！
S&P500
さあ４５００台を完全にキープしてきました。前回高値４５８８．９７（終値ベース）を超えるのはもう時間の問題となってきたようです。ただ、いまは週足で長期の下降トレンドラインにぶち当たってますので、来週これをブレイクアウトするかにかかってます。
来週みものですね！
ちなみにラッセル２０００が上がっちゃうと、ハイテク株（ナスダックＱＱＱ）がまた上げてきます。ナスダックがあがるとダウもＳ＆Ｐ５００もあがります。ヤバくないですか？？
米10年債利回り
下図をご覧ください。
４．４７２と先週からはほぼ横ばいです。
５０日移動平均線やや下で推移してますが、５０日移動平均線が今は４．６を下回ってるくらいなので、回帰してもその程度で収まります。なお２００日移動平均線はまだ下の４．１あたりですので１０年債利回りに関しては安心してよいかと思います。
今週のセクター別騰落一覧（ヒートマップ）
ほぼほぼ緑一色です。エヌビディアのみを除いては。。
先ほども述べた通り、このマップでいう右側（ディフェンシブ）の銘柄が調子が良いです。一方左側（ハイテク）の銘柄についてはダッシュで登ってきたのでここらで一息ついてます。エヌビディアもなにかしらの材料で一息つきたかったのかもしれませんね。もしかしたら来週も横ばいで動くかもしれませんが、ＱＱＱなどはいちいち売ることなく持っておいてよろしいかと思います。
下図をご覧下さい。１か月のセクター毎の株価指数の推移です。
今週はなんだかきれいなグラフになってますね。
いわば、どのセクターもボラティリティがなく、スルスルと上昇していったためです。
トップ集団はＶＧＴ（情報技術）、ＶＣＲ（一般消費財）、ＶＯＸ（電気通信）の順でならんでおり、あいかわらずナスダック系がまだ優勢となっております。
ＶＩＸ（恐怖指数）
下図をご覧ください。
１２．４５と先週から1ポイント以上下げており、かなりボラティリティの低い相場となってきました。
ここ最近で株価が底打った１０月のＶＩＸは高くても２３程度でした。１１月の上昇率をみると１２という数字は低すぎるわけではなく妥当なとこだと思います。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は１４９．５円と先週と全く同じです。
いったん１４７円前半まで落ちましたが、ＦＯＭＣ議事録の金利引き上げの可能性の結果を受けて１０年債利回り上昇、ドル高円安となりました。
ということは、まだまだドル高円安圧力は強い。ということだと思います。
経済イベント（経済指標）
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
＜過去分＞
今週のイベント結果（経済指標の結果）
- 中古住宅販売件数 10月→前回396万件 予想391万件 結果379万件
- FOMC議事録 11月
- 耐久財受注（速報値） 10月[前月比]→前回4.6% 予想-3.1% 結果-5.4%
- 耐久財受注（速報値） 10月[コア・前月比]→前回0.4% 予想0.2% 結果0.0%
- PMI(購買担当者景気指数) 11月[製造業PMI（速報値）]→前回50.0 予想49.7 結果49.4
- PMI(購買担当者景気指数) 11月[非製造業PMI（速報値）]→前回50.6 予想50.4 結果50.8
- PMI(購買担当者景気指数) 11月[コンポジットPMI（速報値）]→前回50.7 予想50.2 結果50.7
来週のイベント
- 新築住宅販売件数 10月→前回4.9% 予想4.9% 結果
- 実質ＧＤＰ（改定値） 第3四半期[実質GDP]→前回 予想 結果
- PCEデフレータ 10月[PCEデフレータ・前年比]→前回3.4% 予想3.1% 結果
- PCEデフレータ 10月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回3.7% 予想3.5% 結果
- 中古住宅販売成約指数 10月[前月比]→前回1.1% 予想-0.5% 結果
- PMI(購買担当者景気指数) 11月[製造業PMI（確報値）]→前回 予想 結果
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 231125
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
まだ多くのショートポジションが解消されておらず、ラッセル２０００もまだくすぶっている状況です。１１月は目覚ましい上昇をみせたとはいえ、もしかしてこの上昇相場始まってないのかもしれませんね。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また！(^-^)/
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