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こんにちは~、キートンです!(^-^)/
今週の半導体株は、本当に激しい一週間でした。
週前半は、AIインフラの資金調達や過剰投資への懸念、中国半導体企業の台頭、中東情勢の悪化が重なり、半導体・メモリー株はまさに焼け野原。
ナスダックは一時6営業日続落し、ナスダック100は高値から10%以上下落しました。
ところが、週後半になると流れが一変します。
MicrosoftとAmazonが好決算を発表し、AI投資が売上やキャッシュフローへつながっていることを示しました。半導体株には一気に買い戻しが入り、SOX指数は大幅反発しています。
AI投資は本当に過剰なのか。
それとも、今週の急落は次の上昇に向けた仕込み場だったのか。
今回も今週のニュース、チャート、経済指標を整理しながら、キートンメモとXで発信してきた「AI需要を支えるメモリーとHDD」という視点から考察します。
3行で要約
- ダウは週間約+1.0%、ナスダックは+1.6%、S&P500は+1.0%。週前半の急落を週後半の大型テック決算で取り戻しました。
- MicrosoftとAmazonはAI投資の収益化を示した一方、メモリー株は週間でなお弱く、銘柄選別が続いています。
- 来週はAMD、WDC、SNDKの決算が重要。AI設備投資がメモリー・SSD・HDD需要へ波及しているかを確認します。
こんな人向けの記事です
- 今週の米国株を短時間で振り返りたい人
- 半導体株の急落で不安になっている人
- MU、WDC、SNDK、STX、AMDを保有・監視している人
- AI投資が過剰なのか、収益化が進んでいるのか知りたい人
- 来週の半導体・メモリー決算に備えたい人
今週の米国株を動かした主な材料
原油安でダウ上昇、半導体株には資金調達懸念
米国とイランの攻撃が一服し、WTI原油が急落。消費や企業業績への不安が後退しました。一方、AIデータセンターの資金調達や過剰投資への警戒から半導体株は売られました。
好決算銘柄に買い、ナスダックは約3カ月ぶり安値
ダウは企業決算と原油安を好感して上昇しましたが、中国AI・半導体企業の台頭やAI投資への警戒が残り、ナスダックは5日続落しました。
米イラン衝突とFOMCで株価が急落
中東情勢の悪化と金融政策の不透明感からダウは1,153ドル安。FOMCは金利を据え置きましたが、複数の当局者が利上げを主張し、半導体株への売りが加速しました。
Microsoft好決算でAI投資懸念が後退
MicrosoftはAI需要を背景に市場予想を上回る決算を発表。フリーキャッシュフローの黒字見通しも示し、AI投資が収益へ結びつくとの期待から半導体株が急反発しました。
Amazon好決算でハイテク株が続伸
Amazonは売上高と営業利益が市場予想を上回り、クラウド事業も好調。AI投資の収益化への安心感が広がり、月末の買い戻しも加わってナスダックは続伸しました。
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主要3指数の週間騰落率

| 指数 | 週間騰落率 | 今週の特徴 |
|---|---|---|
| ダウ | 約+1.0% | 企業決算と原油安が支え |
| ナスダック | 約+1.6% | 週前半に急落後、大型テック決算で反発 |
| S&P500 | 約+1.0% | AI株の回復で週間プラス |
週間では3指数とも上昇しました。
ただし、週の途中ではナスダック100が高値から10%以上下落する場面があり、数字以上に値動きの激しい一週間でした。
ダウ

ダウは52,490.26。
週中に大幅下落したものの、50日線付近で反発し、21日線も回復しました。5万3000ドル前後では上値が重い一方、中期上昇トレンドは維持しています。
ダウ週間上昇ランキング

- MSFT:+21.75%
- AMZN:+17.00%
- CRM:+12.44%
- GOOGL:+11.38%
- SHW:+7.35%
- KO:+6.49%
- IBM:+4.42%
- BA:+3.16%
- AXP:+3.09%
- V:+2.92%
MicrosoftとAmazonの上昇が突出しました。AI・クラウド投資の収益化を示した企業へ、資金が集中しています。
ダウ週間下落ランキング

- CAT:-8.32%
- AAPL:-7.24%
- GS:-4.04%
- TRV:-3.33%
- NVDA:-2.94%
- JNJ:-2.68%
- PG:-1.98%
- UNH:-1.51%
- MRK:-0.66%
- JPM:-0.40%
Appleは次四半期の売上見通しとメモリー価格上昇への懸念から下落。NVIDIAもAIインフラの資金調達不安が重荷になりました。
ナスダック

ナスダックは25,373.85。
一時24,500近くまで下落しましたが、200日線より上で反発。終値では25,000を回復しました。
ただし21日線と50日線付近が上値抵抗になっており、完全なトレンド回復にはもう一段の上昇が必要です。
ナスダック週間上昇ランキング

- MSFT:+21.75%
- WDAY:+18.47%
- AMZN:+17.00%
- DXCM:+16.65%
- REGN:+16.25%
- DASH:+13.45%
- GEHC:+12.28%
- GOOG:+11.77%
- ADSK:+11.66%
- GOOGL:+11.38%
大型テックとソフトウエア、ヘルスケアが上位。AI投資を売上へ転換できる企業が評価されました。
ナスダック週間下落ランキング

- ALNY:-24.38%
- SNDK:-15.43%
- NXPI:-14.89%
- KLAC:-13.16%
- QCOM:-11.59%
- MU:-10.63%
- ODFL:-8.95%
- AMD:-8.77%
- ARM:-7.82%
- ASML:-7.29%
メモリー・半導体株は週後半に反発したものの、週間では大幅安の銘柄が多く残りました。反発と底打ちは分けて考える必要があります。
S&P500

S&P500は7,489.71。
週中には50日線付近まで下落しましたが、黒い短期下降ラインを上抜けて終了しました。21日線も回復し、3指数の中では比較的安定しています。
S&P500週間上昇ランキング

- CTSH:+21.78%
- MSFT:+21.75%
- GRMN:+20.88%
- WDAY:+18.47%
- CHTR:+17.57%
- CMG:+17.08%
- AMZN:+17.00%
- BAX:+16.79%
- DXCM:+16.65%
- REGN:+16.25%
S&P500週間下落ランキング

- LII:-23.15%
- CHRW:-20.79%
- VRT:-16.80%
- SNDK:-15.43%
- NXPI:-14.89%
- KLAC:-13.16%
- BG:-12.59%
- CTVA:-11.81%
- QCOM:-11.59%
- GDDY:-11.19%
VertivやSanDisk、KLAなどAIインフラ周辺が下落上位。成長テーマそのものより、株価に織り込まれた期待の大きさが問われています。
経済イベント(経済指標)
米経済の流れを確認するため、過去の推移、今週の結果、来週の予想をまとめます。
経済指標の推移

製造業・サービス業PMIは50を上回り、景気は拡大圏を維持。一方、PCEデフレーターは3.7%と高く、FRBが積極的に利下げしにくい状態です。
今週の経済指標結果

- FOMC:政策金利3.50~3.75%で据え置き
- PCEデフレーター:前年比+3.7%
- コアPCEデフレーター:前年比+3.3%
- 耐久財受注:前月比+0.3%
- 消費者信頼感指数:90.8
景気の底堅さとインフレの高止まりが同時に示されました。株式市場にとっては、企業業績には追い風でも金利には逆風です。
来週の経済指標

製造業PMI、ISM製造業指数、耐久財受注、ADP雇用者数、ISM非製造業指数に注目します。
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米10年債利回り

米10年債利回りは4.718%。
一時4.745%まで上昇し、2025年1月以来の高水準となりました。AI株が反発しても、長期金利が4.7%台にある限り、高PER銘柄の上値は抑えられやすくなります。
今週のセクター別騰落一覧

Microsoft、Amazon、Alphabetが大幅上昇する一方、Apple、MU、AMD、SNDK、KLAは下落しました。
同じAI関連でも、今週は「投資の成果を示したクラウド企業」と「設備投資の波に左右される半導体企業」で明暗が分かれています。
直近1カ月のセクター別ETF推移

| ETF | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| VDE | エネルギー | +12.48% |
| VFH | 金融 | +3.63% |
| VNQ | 不動産 | +2.20% |
| VDC | 生活必需品 | +1.98% |
| VHT | ヘルスケア | +1.32% |
| VPU | 公益 | -1.12% |
| VCR | 一般消費財 | -1.85% |
| VAW | 素材 | -2.50% |
| VIS | 資本財 | -3.24% |
| VGT | 情報技術 | -3.47% |
| VOX | 通信サービス | -3.72% |
原油高を背景にエネルギーが突出。一方、情報技術と通信サービスは月間で下落しています。
Fear & Greed Index

Fear & Greed Indexは42でFear。
- 前日:38
- 1週間前:41
- 1カ月前:29
- 1年前:63
週後半の反発で心理は改善しましたが、まだ中立には届いていません。
VIX

VIXは16.00。
週中には20を上回りましたが、MicrosoftとAmazonの決算通過後に低下しました。市場全体のパニックは収まりつつあります。
ドル円

ドル円は157.469円。
一時164円近くまで円安が進んだ後、急落しました。為替介入を意識させる値動きで、米国株を新規購入する日本の投資家には円高が追い風です。
WTI原油

WTI原油は84.64ドル。
週初に急落した後、中東情勢を巡って再上昇。21日線と50日線付近で推移しており、インフレ再加速リスクは消えていません。
保有・監視銘柄

現在の保有・監視銘柄は、MU、WDC、SNDK、AMD、STX、TSM、VRT、MRVL、CRDOです。
今週は大型テック株が上昇した一方、メモリー・半導体銘柄には大幅安が残りました。
考察:半導体株の焼け野原は仕込み場なのか
MicrosoftとAmazonが示した「AI投資の答え」
これまで市場は、ハイパースケーラーによる巨額のAI設備投資を不安視してきました。
しかし今週、MicrosoftはAI需要によるクラウド成長とフリーキャッシュフローの黒字見通しを示し、AmazonもAWSと北米事業の好調を示しました。
AI設備投資は大きい。しかし、その投資から売上とキャッシュが生まれ始めている。
これが週後半の反発を支えた最大の材料です。
注目してきた「メモリーとHDD」
私キートンは、AI需要を支える二つの主役として、メモリーとHDDに注目してきました。
生成AIの利用が増えれば、演算用のHBM・DRAMだけでなく、生成されたデータを保存するSSD・HDDも必要になります。
今週のハイパースケーラー決算で設備投資額が高水準だったことは、今後数年のメモリー・ストレージ需要にとって追い風です。
DRAM ETFは反発したが、下降トレンド内

DRAM ETFは高値から大きく調整し、21日線と50日線の下にあります。
週後半には反発しましたが、現時点では底打ち確定ではありません。安値切り上げと移動平均線の回復を確認したいところです。
KOSPIはレバレッジ規制後に急反発

KOSPIは急落後に大きく反発しました。
キートンメモでは、韓国株のレバレッジ規制後に売りが続かなくなり、ショートの手じまい・踏み上げが起きた可能性を指摘しています。
ただし、まだ21日線・50日線の下です。ショートカバーと本格的な資金流入を見分ける必要があります。
Micronは50日線を割り込み、決算後の支持線を確認

Micronは823.03ドル。週間では-10.63%でした。
短期移動平均線を下回り、6月以降の上昇分をかなり吐き出しました。一方、200日線は大きく上回っており、中長期トレンドまで崩れたわけではありません。
買い増しを急がず、800ドル前後で底固めできるかを確認します。
Western Digitalは決算前に持ち直し

WDCは544.84ドル。
高値から調整した後、500ドル前後で反発しています。21日線・50日線を明確に上回れるかが短期的な焦点です。
来週の決算では、AIデータセンター向けHDD需要、販売価格、利益率、ガイダンスを確認します。
SanDiskは決算前でも値幅が大きい

SanDiskは1,214.83ドル。週間では-15.43%でした。
急落後に200日線付近から反発していますが、値幅が非常に大きく、決算をまたぐ場合はポジション管理が必要です。
Seagate・AMD・TSMも確認

Seagateは856.13ドル。HDD需要の長期テーマは維持していますが、短期はもみ合いです。

AMDは476.15ドル。来週の決算でAIアクセラレーター需要とガイダンスを確認します。

TSMは404.25ドル。50日線付近から反発し、先端プロセス需要の強さは維持されています。
キートン流、下落相場の心得
1.ショートカバーを本格反転と決めつけない
KOSPIや半導体株は急反発しましたが、売り方の手じまいによる上昇も含まれます。21日線、50日線、出来高を確認します。
2.買うなら引けで分割する
寄り付きの急騰を追わず、1日の値動きを確認してから分割で入ります。
3.AI需要の長期仮説と短期チャートを分ける
メモリー・HDD需要の長期見通しが強くても、株価は20~30%下落します。長期テーマだけで短期の下落を無視しないことが重要です。
4.決算前は期待よりガイダンスを見る
来週のAMD、WDC、SNDKでは、過去の好業績よりも、次四半期以降の需要・価格・利益率の見通しを重視します。
今週の相場を一言でいうと
AI投資への疑いが、MicrosoftとAmazonの決算によって「収益化の確認」へ変わった一週間。
来週の注目ポイント

AMD決算
AIアクセラレーター、データセンター売上、粗利益率、次四半期ガイダンスを確認します。
Western Digital決算
大容量HDDの需要、クラウド向け売上、販売価格、利益率に注目です。
SanDisk決算
NAND・SSD需要、供給契約、価格見通し、在庫状況を確認します。
Palantir・Arista Networks・Astera Labs
AIソフトウエア、ネットワーク、高速接続の需要を通じて、AIインフラ投資の広がりを確認します。
ISM・ADP雇用統計
景気の強さが続けば業績には追い風ですが、長期金利がさらに上がる可能性があります。
米10年債利回りと原油
米10年債利回り4.7%台、WTI80ドル台後半が続く場合、好決算でも株価上昇が抑えられる可能性があります。
キートンの投資方針
- 半導体株の反発を追いかけず、21日線・50日線を確認
- MUは800ドル前後の底固めを確認
- WDC・SNDKは決算とガイダンスを確認してから判断
- AMDは決算後の値動きを見て分割で検討
- 買う場合は引け付近で分割する
- 米10年債、WTI、KOSPI、ドル円を毎日確認する
質問コーナー
AI相場は終わったのでしょうか?
MicrosoftとAmazonの決算を見る限り、AI需要そのものは終わっていません。ただし、投資額に見合う収益を示せる企業と示せない企業の選別は厳しくなっています。
半導体株は今が買い場ですか?
長期では魅力的な水準に近づいていますが、短期チャートはまだ不安定です。移動平均線の回復、出来高、安値切り上げを確認し、分割で対応します。
MU・WDC・SNDKのどれを優先しますか?
現時点では決算前のため順位を固定しません。MUはHBM・DRAM、WDCはHDD、SNDKはNAND・SSDと役割が異なるため、決算後のガイダンスと株価反応を比較します。
円高になった今は米国株を買いやすいですか?
為替面では以前より買いやすくなりました。ただし、急な円高は株価とは別の変動要因です。株価と為替を分け、購入時期を分散します。
最後に
今週は、半導体・メモリー株を保有している投資家にとって、精神的にかなり厳しい一週間でした。
売りが売りを呼び、もうAI相場は終わったのではないかと思う場面もありました。
しかし、MicrosoftとAmazonの決算は、AI投資から売上とキャッシュが生まれ始めていることを示しました。
そしてハイパースケーラーの設備投資額は、依然として大きい。
つまり、メモリー、SSD、HDD、ネットワーク、電力・冷却への需要が今後数年続くという長期仮説は、まだ崩れていません。
ただし、長期テーマが強くても、株価は大きく下がります。
だからこそ、余力を残し、一括で買わず、移動平均線と決算を確認する。
半導体関連は焼け野原になりました。
でも、焼け野原は次の芽が出る場所でもあります。
焦らず、退場せず、次のチャンスを待ちましょう。
それでは今日はこのへんで。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
主な参照先:添付資料「米国株一週間のニュース」、TradingView添付チャート、経済指標資料、キートンメモ、キートンのX(@masterkeaton19)、Earnings Whispers。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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