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こんにちは~、キートンです!(^-^)/
今週の米国株は、かなり分かりにくい相場でした。
ダウ、ナスダック、S&P500はそろって週間下落。とくにナスダックは2.1%安となり、2週連続で下げています。
アルファベットやテスラは、AI関連の設備投資を増やす方針を示しました。しかし市場が注目したのは成長期待より、フリーキャッシュフローと投資回収でした。
一方で、Micron、Western Digital、SanDisk、Seagateはそろって上昇しています。
指数は下がった。でもメモリー・ストレージ株には買いが戻った。
このねじれをどう考えるべきでしょうか。
今週は、米国株一週間のニュースを整理しながら、キートンメモとXで発信してきた「AI需要を支えるのはGPUだけではなく、メモリーとデータ保存も重要」という視点から考察します。
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3行で要約
- ダウは週間-0.4%、ナスダックは-2.1%、S&P500は-0.6%。AI投資の採算懸念と原油・金利上昇が重荷になりました。
- 一方でMUは+8.48%、WDCは+8.92%、STXは+8.13%、SNDKは+6.03%と、メモリー・ストレージ株は反発しました。
- Micronは50日線付近が支え。KOSPIにも小さな反発の兆しがあり、焦らず底固めを確認する局面です。
こんな人向けの記事です
- MU、WDC、SNDK、STXを保有・監視している人
- AI投資は本当に過剰なのか知りたい人
- ナスダック続落でもメモリー株が上がった理由を知りたい人
- 半導体株の買い増し時期を検討している人
- 来週のFOMCと大型テック決算に備えたい人
今週の米国株を動かした主な材料
中東情勢の緊迫で原油と金利が上昇
米国とイランの対立、紅海でのタンカー攻撃を受け、WTIは一時93ドル台へ上昇。米10年債利回りも4.71%まで上がり、高PERのハイテク株を圧迫しました。
TSMCの値上げ報道で半導体株が急反発
TSMCが2027年に受託価格を最大10%引き上げるとの報道を受け、半導体需要の強さが再評価されました。SOX指数は21日に5.2%上昇しました。
AlphabetとTeslaは好材料より設備投資負担が意識された
Alphabetはクラウド成長が加速しましたが、設備投資増でFCFが赤字。Teslaも利益率悪化と投資負担が嫌気され、AI投資の回収期間が焦点になりました。
Intelは好決算でも売られた
Intelの売上高などは市場予想を上回りましたが、AI需要の好材料は織り込み済みと受け止められました。好決算だけでは買われにくい地合いが続いています。
交渉再開期待で原油は反落、それでもナスダックは続落
米国とイランの交渉再開期待で原油高は一服し、ダウは反発しました。ただし半導体株への売りは続き、ナスダックは3日続落で週を終えました。
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主要3指数の週間騰落率

| 指数 | 週間騰落率 | 今週の特徴 |
|---|---|---|
| ダウ | 約-0.4% | 3週連続安。原油・金利上昇が重荷 |
| ナスダック | 約-2.1% | 大型テックとAI投資懸念で2週連続安 |
| S&P500 | 約-0.6% | テック安をエネルギー・資本財が一部相殺 |
| ラッセル2000 | 約-1.1% | 高金利が中小型株の重荷 |
主要指数はすべて下落しましたが、ナスダックの弱さが目立ちます。
今週の相場を指数だけで見ると「AI・半導体売り」です。しかし個別株を見ると、メモリーとストレージには買いが戻っていました。
ダウ

ダウは51,952.20。週間では約0.4%安となり、3週連続で下落しました。
21日線を下回っていますが、50日線の上は維持しています。短期調整中ではあるものの、中期上昇トレンドが完全に崩れた形ではありません。
ダウ週間上昇ランキング

- HON:+8.06%
- MMM:+8.00%
- TRV:+4.95%
- JNJ:+4.09%
- CVX:+3.95%
- JPM:+3.55%
- MRK:+2.80%
- AMGN:+2.66%
- CSCO:+1.99%
- NVDA:+1.99%
好決算のHoneywellと3Mが上位。原油高でChevron、ディフェンシブではJ&JやMerckが買われました。
ダウ週間下落ランキング

- AXP:-8.21%
- GOOGL:-7.79%
- AMZN:-6.12%
- NKE:-4.71%
- WMT:-4.18%
- SHW:-4.17%
- CRM:-4.16%
- MSFT:-3.08%
- DIS:-2.89%
- BA:-2.11%
Alphabet、Amazon、Microsoftなど大型テックが下落。American Expressも決算と通期見通しが市場期待に届かず売られました。
ナスダック

ナスダックは24,975.82。週間では約2.1%安となりました。
21日線と50日線を下回り、6月の上昇後に作ったもみ合いレンジの下限へ接近しています。
25,000付近で反発できるか、200日線方向へ調整が続くのかが次の焦点です。
ナスダック週間上昇ランキング

- WDC:+8.92%
- CEG:+8.70%
- TER:+8.55%
- MU:+8.48%
- STX:+8.13%
- HON:+8.06%
- SNDK:+6.03%
- NBIS:+5.66%
- AMD:+5.28%
- CSX:+4.89%
WDC、MU、STX、SNDKがそろって上位に入りました。
ナスダックは下落しても、メモリーとデータ保存には資金が戻った。
これが今週の最も重要な変化です。
ナスダック週間下落ランキング

- TSLA:-17.81%
- CRWD:-9.75%
- PANW:-9.73%
- SHOP:-7.94%
- META:-7.87%
- GOOG:-7.81%
- GOOGL:-7.79%
- APP:-7.67%
- SPCX:-7.19%
- PLTR:-7.15%
AI設備投資の負担が意識された大型プラットフォーム企業、Tesla、ソフトウエア銘柄が売られました。
S&P500

S&P500は7,411.97。週間では約0.6%安となりました。
高値を切り下げる黒い下降ラインの下で推移し、21日線を下回っています。50日線付近の7,400前後が短期的な重要ラインです。
S&P500週間上昇ランキング

- SMCI:+24.48%
- WAB:+15.42%
- LMT:+14.51%
- DLR:+14.49%
- IP:+12.25%
- ALLE:+11.75%
- SLB:+11.56%
- T:+10.64%
- DELL:+10.39%
- RTX:+9.96%
Super Microは600億ドル超の新規受注発表で急伸。Dell、Digital RealtyなどAIサーバーとデータセンター周辺にも買いが入りました。
S&P500週間下落ランキング

- TSLA:-17.81%
- ROL:-14.52%
- MRNA:-12.54%
- MSCI:-12.39%
- CHRW:-10.55%
- CVNA:-10.22%
- DECK:-9.81%
- CRWD:-9.75%
- PANW:-9.73%
- ORCL:-9.03%
Teslaの下げが突出。サイバーセキュリティやOracleなど、高PERのソフトウエア銘柄にも売りが広がりました。
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米10年債利回り

米10年債利回りは4.681%。
原油高と底堅い雇用を受け、一時4.71%まで上昇しました。
4.7%前後の金利は、成長期待を先に織り込んだハイテク株には重い水準です。来週のFOMCで、FRBがインフレと原油高をどう評価するかが重要になります。
今週のセクター別騰落一覧

ヒートマップでは、Alphabet、Meta、Amazon、Tesla、Microsoftなどが赤くなっています。
一方、NVIDIA、Broadcom、AMD、Micron、WDC、SNDK、STXは緑。AI関連でも「設備投資をする側」と「部品・設備を供給する側」で明暗が分かれました。
直近1カ月のセクター別ETF推移

| ETF | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| VDE | エネルギー | +10.29% |
| VFH | 金融 | +5.19% |
| VHT | ヘルスケア | +4.11% |
| VNQ | 不動産 | +3.72% |
| VPU | 公益 | +0.66% |
| VOX | 通信サービス | +0.39% |
| VDC | 生活必需品 | +0.04% |
| VGT | 情報技術 | -1.88% |
| VIS | 資本財 | -2.25% |
| VAW | 素材 | -2.70% |
| VCR | 一般消費財 | -3.05% |
原油高を背景にエネルギーが首位。情報技術と一般消費財は下落しました。
ただし、情報技術の中でもメモリー・ストレージ株は上昇しており、セクター全体より個別選別が重要な局面です。
Fear & Greed Index

Fear & Greed Indexは39でFear。
- 前日:39
- 1週間前:37
- 1カ月前:26
- 1年前:75
指数は下落しましたが、投資家心理は前週からわずかに改善しています。全面的なパニックではなく、銘柄の入れ替えと選別が進んでいる状態です。
VIX

VIXは18.57。
警戒感は高まっていますが、20を大きく超えて定着しているわけではありません。
市場全体の危機というより、AI投資の採算、原油、金利を巡る不透明感が個別銘柄を揺らしている相場です。
ドル円

ドル円は163.824円。
米10年債利回りの上昇を背景に円安が進み、高値を更新しています。
米国株の円換算評価額には追い風ですが、新規購入では高い為替レートを受け入れる必要があります。株価と為替を分けて判断したいところです。
WTI原油

WTI原油は90.46ドル。
週中には93ドル台まで上昇しましたが、米国とイランの交渉再開期待で反落しました。
それでも21日線、50日線、200日線を上回っています。原油が高止まりすれば、インフレと金利を通じてハイテク株の上値を抑えます。
考察:ナスダック続落でもメモリー株が上がった理由
市場は「AIをやめる」のではなく、投資先を選別している
AlphabetやTeslaが売られたのは、AI需要がなくなったからではありません。
市場が気にしたのは、巨額の設備投資に対して、いつ利益とキャッシュが戻ってくるのかです。
一方、Super Micro、Dell、Micron、Western Digital、Seagate、SanDiskには買いが入りました。
AI投資をする企業から、AI投資によって売上が立つ企業へ資金が移った。
今週の値動きは、この見方が最も分かりやすいと思います。
キートンの考えてきた「メモリーとHDD」の流れ
私キートンは、AI需要を支える主役として、メモリーとHDDの二つに注目してきました。
また、SKハイニックスの米国上場についても、上場によるアクセス改善だけでなく、HBMの価格決定力を誰が握るかが重要だと考えてきました。
今週は大型テックが売られる一方、MU、WDC、SNDK、STXが上昇しました。
これは、AI相場が終わったというより、GPU、HBM、DRAM、SSD、HDD、ネットワーク、電力・冷却へ物色が細分化している動きと考えます。
DRAM ETFは反発したが、まだ底打ち確認前

DRAM ETFは53.29ドル。
高値から大きく下落した後、今週は反発しました。ただし21日線と50日線の下にあり、下降トレンドを脱したとはいえません。
反発したから一括買いではなく、安値を切り上げ、移動平均線を回復できるかを確認したい局面です。
KOSPIには小さな浮上の兆し

KOSPIは高値から大きく調整しています。
ただし、直近安値からは反発し、一方的に下げ続ける形ではなくなっています。
キートンの考えでは、もう少し時間がたてば落ち着きを取り戻す可能性はあります。ただし21日線と50日線の下にあるため、現時点では「底打ち」ではなく「底固め候補」です。
Micronは50日線が支えになっている

Micronは920.95ドル。週間では+8.48%でした。
キートンメモの通り、50日線付近が支えになり反発しています。
21日線を明確に上回れば、短期的な地合い改善が確認できます。一方、50日線を再び割る場合は、戻り売りが強まる可能性があります。
これからです。これから。
ただし信用余力を優先し、焦って買い増す局面ではありません。
Western Digitalは反発の持続力を確認

WDCは519.80ドル。週間では+8.92%とナスダック上昇率トップでした。
急落後の反発としては強いものの、21日線と50日線付近は戻り売りが出やすい水準です。
上昇を追いかけるより、移動平均線を上回って定着できるかを確認します。
SanDiskは値幅が大きく、分割が必須

SanDiskは1,436.56ドル。週間では+6.03%でした。
前週の急落から反発しましたが、依然として値幅が非常に大きい銘柄です。
チャート上では複数の戻り売り候補があり、一括買いではなく分割で考える必要があります。
Seagateはデータ保存需要の中心

Seagateは851.69ドル。週間では+8.13%でした。
AI推論で生成されるデータが増えるほど、大容量HDDの需要も増えます。
今週の上昇は、AI相場の資金が計算だけでなく、データ保存へも広がっていることを示しています。
AMDはMicrosoft向け材料とAIサーバー需要が支え

AMDは521.95ドル。週間では+5.28%でした。
MicrosoftのAzure向けに半導体を提供するとの発表が材料になりました。
AI設備投資への不安が広がる中でも、実際の受注・採用が確認できる銘柄には買いが入っています。
キートン流、今週の投資判断
1.信用余力を優先する
メモリー株が反発しても、ナスダックは下落し、金利は4.7%近く、原油は90ドル台です。
相場全体のリスクが消えたわけではありません。信用余力が200%を下回る間は、基本ホールドで明確な買いサインを待ちます。
2.反発と底打ちを混同しない
MU、WDC、SNDK、STXは上昇しました。
しかし、1週間上がったことと、中期調整が終わったことは別です。
21日線、50日線、出来高、安値切り上げを確認します。
3.買うなら引け付近で分割
寄り付きの急騰を追いかけず、引けまで値動きを確認します。
一括で底を当てるのではなく、複数回に分けて入る方針です。
4.指数をコア、半導体個別株をサテライトにする
AI関連は値幅が大きく、好決算でも売られます。
S&P500やQQQをコアにして、MU、WDC、SNDK、STX、AMDなどをサテライトとして管理すると、テーマ株の急落に耐えやすくなります。
5.原油と金利を毎日確認する
今週は業績だけでなく、原油と長期金利が株価を大きく動かしました。
WTIが再び93ドルを超え、米10年債利回りが4.7%を上回る場合、ハイテク株には再び売りが出やすくなります。
保有・監視銘柄

現在の保有・監視銘柄は、MU、WDC、SNDK、AMD、STX、TSM、VRT、MRVL、CRDOです。
今週はMU、WDC、SNDK、AMD、STXが上昇しました。
ただし、保証金率と余裕資金を優先し、新規買いは明確な反発確認後に限定します。
今週の相場を一言でいうと
AI相場が終わったのではなく、投資回収が見える企業へ資金が選別された一週間。
来週の注目ポイント

FOMC
FRBは7月28~29日にFOMCを開きます。
原油高、長期金利上昇、底堅い雇用を踏まえ、年後半の金利見通しがどう変わるかを確認します。
Microsoft・Meta決算
AI設備投資額、クラウド成長率、設備投資に対する売上・利益の伸びを確認します。
Alphabetと同じく、投資増加がFCFを圧迫する場合、市場の反応は厳しくなる可能性があります。
Apple・Amazon決算
AppleはAI機能と端末需要、AmazonはAWSの成長率とAI設備投資が焦点です。
Seagate決算
AIデータセンター向け大容量HDD需要、販売価格、利益率、今後の見通しを確認します。
Vertiv・Lam Research・KLA・Teradyne決算
電力・冷却、半導体製造装置、検査装置の需要を通じて、AIインフラ投資の実態を確認します。
原油・米10年債利回り・ドル円
WTI、米10年債利回り、ドル円はいずれも高水準です。
原油高が再加速する場合、好決算でも株価上昇が抑えられる可能性があります。
キートンの投資方針
- MU、WDC、SNDK、STX、AMDは基本ホールド
- MUは50日線を維持し、21日線を回復できるか確認
- WDC、SNDK、STXは急騰を追わず、押し目を待つ
- KOSPIは安値切り上げと21日線回復を確認
- FOMCと大型テック決算後に相場の方向を判断
- 買う場合は引け付近で分割する
質問コーナー
ナスダックが下がっているのに、メモリー株が上がったのはなぜですか?
AI投資を行う大型テック企業には投資負担への懸念が出ましたが、AI投資から直接売上を得るメモリー、ストレージ、サーバー関連には買いが入りました。
Micronは買い増してよいでしょうか?
50日線が支えになっていますが、信用余力が十分でなければ急ぐ必要はありません。
21日線回復、出来高増加、安値切り上げを確認し、買う場合も分割が基本です。
AI投資は過剰なのでしょうか?
一部企業では短期的に投資負担が先行しています。
ただしメモリー、サーバー、ネットワーク、電力・冷却の受注は続いており、AI需要そのものが消えたとは考えていません。
KOSPIは底打ちしたのでしょうか?
直近安値から反発していますが、21日線と50日線の下にあります。
現時点では底打ち確定ではなく、底固めの兆候が出始めた段階と見ています。
最後に
今週は、指数と個別株の動きが大きく分かれました。
ナスダックは2週連続で下落。
AlphabetやTeslaは、AI投資の拡大がむしろ売り材料になりました。
しかし、Micron、Western Digital、SanDisk、Seagate、AMDは上昇しました。
市場がAIを見限ったのではありません。
AI投資から、どの企業が実際に売上と利益を得るのか。
市場は、その答えを厳しく選び始めています。
メモリー株は反発しました。
でも、反発したからすぐ買うのではなく、50日線、21日線、出来高、KOSPI、金利、原油を確認する。
そして、余裕資金を残す。
これからです。これから。
それでは今日はこのへんで。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
主な参照先:添付資料「米国株一週間のニュース」、TradingView添付チャート、キートンメモ、キートンのX(@masterkeaton19)、Earnings Whispers。
本記事は情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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