こんにちは~、キートンです!(^-^)/
CPIと小売売上高
ということで、今週の目玉はこれらに尽きました。
結果はあとでも示しますがが下記のとおりで
インフレ鈍化を示唆した感じです。
- 消費者物価指数(CPI) 04月[前月比]→前回0.4% 予想0.4% 結果0.3%
- 消費者物価指数(CPI) 04月[前年比]→前回3.5% 予想3.4% 結果3.4%
- 消費者物価指数(CPI) 04月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.4% 結果0.3%
- 消費者物価指数(CPI) 04月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.8% 予想3.6% 結果3.6%
- 小売売上高 04月[前月比]→前回0.7% 予想0.3% 結果0.0%
- 小売売上高 04月[自動車除くコア・前月比]→前回1.1% 予想0.2% 結果0.2%
ということで、金利は低下、株価は上昇しました。
と、いままではこれで喜んでよかったのですが、、
もうすでに政策金利を5.25-5.50%のレンジにしてからもう1年がたとうとしてます。
そして逆イールドがMAXのときからも1年がたとうしてます。
つまり、そろそろリセッション(景気後退)が起こってもおかしくない時期にさしかかっております。
もし景気後退、リセッションとなれば、一旦株は下落してしまいます。
暴落とまではいかないでしょうが、また10%くらいは落ちるのではと思いますので
ここで防御方法を変える準備は必要かなと思います。
ちなみにアメリカはリセッションが起きても「利下げ」というカードをもってますので、株はすぐ持ち直します。
というのも
これだけ小売売上高が落ちるということは消費が確実に冷え込んでる証拠です。
いくらアメリカ経済がつよいといえども、政策金利が高い中ずっと好調でいるのは
かなり違和感があります。どこかにしわ寄せがいってるはずと思うべきでしょう。
で、今巷でいわれているのが、クレジットカードの延滞率やら自動車ローンの延滞率の上昇が止まらない状況で、自動車ローンの延滞率はリーマンショック時期と同様な水準にきてるとのことです。
先日のミシガン大学消費者信頼感指数のガタ落ち、ISM製造業、非製造業のガタ落ちといったところからみると、いよいよあってもおかしくないかな。
というとこです。
ここでおススメするのが株は買わずに債券にシフトするということ。それと為替も落ちてくる可能性がありますのでじわじわ円転するのもよいかもです。
しかし、これはあくまでもトレードゲームでの範囲の話で、インデックスの積み立てや現物(S&P500やQQQなど)はホールド、キャッシュはある程度もっておいての前提です。
われわれ個人投資家においては機関投資家の資金力にはとうていかなわないので、いかに資金の流れに乗るかが重要です。全資産を動かすのはあまりお勧めできません。
株のトピックスでいうと来週はいよいよNVIDAの決算発表が22日に行われます。
ここで良い決算発表となるのは市場は予想してますが、市場予想およびガイダンス(これからの見通し)がかなりよくないと株価の上昇は難しいでしょう。つまりNVIDAの決算のハードルはどんどんあがってるということです。
もうこれまでにNVIDIAからは好業績の見通し予想は情報として流れており、株価はこれらを織り込んでいる可能性がありますので、決算発表が終わって株価上昇してからのエントリーで問題ないかと思います。
ではでは、いつものごとく先週の各種指標について。まずはこちらから。。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+1.2%(終値:40003.6)
- ナスダックが+3.3%(16685.97)
- S&P500は+1.5%(5303.26)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
やりましたね!「フォーティサウザンオーバー」4万ドルを突破して史上最高値更新しました!
今週上げたのは
- アップル(AAPL)+3.73%
- マイクロソフト(MSFT)+1.32%
- インテル(INTC)+6.63%
- セールスフォース(CRM)+3.23%
- JPモルガン(JPM)+3.03%
- ゴールドマンサックス(GS)+2.86%
- ボーイング(BA)+3.61%
- ウォルマート(WMT)+6.89%
- ユナイテッドヘルス+2.31%
- ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)+3.15%
今週下落したのは
- アマゾン(AMZN)-1.48%
- ディズニー(DIS)-2.40%
といったところです。
ナスダック
下図をごらんください。
こちらもCPI、小売売上高の発表を受けて金利が下がり株価上昇です。
高値を更新してます。
アップルがⅤ字回復しつつあるということで、かなり株価上昇に寄与してきております。
4月はずーっとウォーレンバフェットの売りとそれにともなう投資銀行の売りで下げてきて、それがようやく終わったといったところでしょうか。
さて、来週のNVIDAの決算発表でどうなるか見ものですね。
ただまだしかし、ラッセル2000のETFであるIWMがまだ高値更新しておりません。
やはりこちらが調子に乗ってこないとなかなか本調子になるのは厳しいのかもですね。
↓↓IWMのチャート
S&P500
こちらも新高値更新し5300を超えてきました。
21日移動平均線から少し離れていってますので、もう少ししたらまた平均回帰してくるかもです。
でも21日移動平均線が5200くらいですので、そこらへんでまた底打って上がっていく可能性はあります。
これで一旦は調整を抜けたといってよいでしょう。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.422と先週から下がりました。
CPI、小売売上高の発表の影響ですね。ただまたじわっと上がってきております。
このまま落ち着いてくれるのでしょうか。
来週のFOMC議事録の発表によりけりで、また動くかもしれませんね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
金利の動きに影響されやすいハイテク株が上昇しております。
(AAPL、MSFT、NVDA、GOOG、TSLAなど)
ところがアマゾン(AMZN)が下落しており、これはおそらく無店舗の売り上げが落ちて、もう消費が止まったことを受け株価は下げたのではと思われます。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
1位は
VGT(情報技術、アップル、マイクロソフト、エヌビディアなど)
2位は
VPU(公益 ネクステラエナジー サザンなど)
3位は
VNQ(不動産)
と今週はVGT(情報技術)が一気にトップに躍り出ました。
やはり金利低下の影響は大きいですね。
ちなみに原油は低迷中です。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
11.98と先週からさらに低下し、12をきってきました。
21日移動平均線が50日移動平均線を下抜けており、
完全にいまはリスクオン状態にはいってます。
みなさんウハウハで株を買ってるひとも多いと思われますが、さきほども申しました通り、消費、労働市場がちょっとあやしくなってきてますので、注意したほうがよさそうです。
ドル円の状況
下図をご覧ください。155.64円/ドルと先週からほぼ横ばいです。
CPI、小売売上高の発表で153円台までいきましたが、またすこしずつ上に戻してきております。円安方向は変わらないとは思いますが、FRBがそろそろ動くのかどうなのか、もし動くと、為替も動きますのでFRBとくにパウエル議長の発言の変化には気を付けておいた方がよさそうです。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 消費者物価指数(CPI) 04月[前月比]→前回0.4% 予想0.4% 結果0.3%
- 消費者物価指数(CPI) 04月[前年比]→前回3.5% 予想3.4% 結果3.4%
- 消費者物価指数(CPI) 04月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.4% 結果0.3%
- 消費者物価指数(CPI) 04月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.8% 予想3.6% 結果3.6%
- 小売売上高 04月[前月比]→前回0.7% 予想0.3% 結果0.0%
- 小売売上高 04月[自動車除くコア・前月比]→前回1.1% 予想0.2% 結果0.2%
- フィラデルフィア連銀景況指数 05月→前回15.5 予想8.2 結果4.5
- 鉱工業生産指数 04月[前月比]→前回0.4% 予想0.1% 結果0.0%
- 鉱工業生産指数 04月[設備稼働率]→前回78.4% 予想78.4% 結果78.4%
来週のイベント
- 中古住宅販売件数 04月→前回419万件 予想415万件 結果
- FOMC議事録 05月
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 05月[製造業PMI・速報値]→前回50.0 予想50.2 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 05月[非製造業PMI・速報値]→前回51.3 予想51.6 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 05月[コンポジットPMI・速報値]→前回51.3 予想 結果
- 新築住宅販売件数 04月→前回69.3万件 予想67.8万件 結果
- 耐久財受注(速報値) 04月[前月比]→前回2.6% 予想0.3% 結果
- 耐久財受注(速報値) 04月[輸送除くコア・前月比]→前回0.2% 予想0.2% 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240518/CPIと小売売上高」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
今回の小売売上高をみると消費が冷え込んでる証拠です。
いくらアメリカ経済が強いといえども、どこかにしわ寄せがいってるはずと思うべきでしょう。
クレジットカードの延滞率やら自動車ローンの延滞率の上昇が止まらない状況で、ミシガン大学消費者信頼感指数、ISM製造業、非製造業のガタ落ちといったところからみると、そろそろ景気後退か?利下げか?がくるでしょう。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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