こんにちは~、キートンです!(^-^)/
今週はCPI(消費者物価指数)の発表がありました。よね。。
CPI発表後の株価としてはほとんど動かなかったのですが、
「小売売上高」
「卸売物価指数」
の二つがアメリカ経済の堅調さを強調し、まだまだ景気は強いとの認識から、インフレ圧力もまだ根強いとの見方が浮上してきました。
それにより、米10年債利回りが上昇、株価は軟調な結果で終わってます。
今後の経済指標やFRBの見解を注意深く観察していく必要がありますね。
しかしまだ株価は上昇トレンドですので、頻繁にあれこれ売ったり買ったりという場面でもありませんので、多少の波がきてもうろたえることなく持つべきものは持っておくことが重要かと思います。(売買手数料もかかりますのでね)
そういったことを頭に置きながら先週の米国主要3指数を振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ↓
ナスダック↓
S&P500↓
ダウはまだ50日移動平均線上を小幅に動いており、安定しております。
一方ナスダックは一月から急ピッチで上げてきましたので、すこし小休止ということで下げてます。今ちょうど200日移動平均線を下値支持線にできるかに注目です。
S&P500は前回の高値4079をサポートラインとして動いてます。
昨日とおとといでインフレ圧力が高まりましたがなんとか4079オンラインで踏みとどまってる状態です。
来週は前回FOMCでの議事録つまり、利上げ停止時期の議論についての内容が公表されると思います。
そこでまた株価が少し上がってサポートライン上に上ってくるのではと思います。
今、インフレ圧力が高まるということでバリュー株へ資金が入り始めてます。
つまりグロース株(GAFAM)から資金が抜けつつあるということです。
ここが転換点になるのかどうかですが
決算がボロボロだったGAFAMからこのまま資金が抜けていく可能性がゼロではないです。いま機関投資家も弱気で資金を株式から逃避させてます。
ということで、今後業績が伸びそうな銘柄(軍事、石油などのバリュー)に目を向けておく必要があるかもしれませんね。
いまはまだインフレ圧力がまだ残ってる段階ですので。。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.822%と先週からまたまた上昇してます。
ダブルボトムのネックラインはなんとか超えてませんが。。
いまはFF金利の利上げが3月で停止といってたのが5月も6月も0.25%利上げの予想が高まってきました。こうなると7月もか?と思いたくなりますね。
こういった観測というものは経済指標が発表されるたびに上がり下がりします。
CPIによるとインフレ鎮静化になってますので、ある程度は利上げはするかと思いますが去年みたいな利上げはさすがに不可能ですから、どこかで利上げ観測がとまるまで待つのが賢明かもしれませんね。
ただ、一定の水準まで株価が下がったら売るということも考えておいたほうがいいかもです。
先月までに仕込んだ方はかなり株価上がってますので、いまの株価よりちょっと下に逆指値を注文しておくことをお勧めします。(為替は無視したほうがいいです。)※逆指値とは今の株価より下の指定の値段で売り注文を出すこと。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週は上がった銘柄はほとんどなく、テスラくらいですかね。30万台超のリコールで大変でしょうけど、テスラは触らないようにしてます。
あと、目立つのがエネルギーセクターですがこれは在庫が結構あるよね、ということで下げてます。ただし、またOPECプラスでの調整がありますので、株価は戻ってきます。エネルギーセクターはこういった市場コントロールが効くセクターですのである意味安心できる部分はありますね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
トップは一般消費財、その次に情報技術がきてます。
一方エネルギー、ヘルスケアなどのバリューがまだ下位におります。
さきほども申した通り、今、金利上昇のためバリューへ資金が入り込もうとしてます。ということは、、いま下げているエネルギー、買いかもしれませんね。。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。先週に引き続き20台を継続中です。10年債利回りの上昇により株価が低迷しているせいだと思いますが、今後VIXも上がってくる可能性がありますので、警戒しておく必要がありますね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
アメリカの10年債利回りの上昇に伴い、ドル円も上昇してます。
アメリカインフレが鎮静化傾向ですが、詳細みていくとまだまだということが分かってきましたので、しばらくはこういった上下が続くかもですね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230218
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
CPI(消費者物価指数)の発表での株価の揺れは小さなものでしたが、小売と卸売物価が強かったおかげでまたインフレ?の懸念がでてきました。ここでまたインフレになるのか、はたまたFRBの利上げで再発防止できるのか、間違いなくいま正念場です。
株安になっても被害を最小限でとどめられるよう、準備しておきましょう。
(よってGAFAMなどのグロースは避けたほうがいいかと。。)
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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