こんにちは~、キートンです!(^-^)/
先週少し触れましたが、アメリカでバタバタと銀行が破綻しております。
欧州ではクレディスイスという銀行の破綻も話題になっており、それをきっかけに株価全体が売り込まれております。
はたしてこのまま株価は下落、ベアマーケットへ突入するのかといいますと、まったくそんな心配はいらないと思います。
一時的に株の評価額は大きく下げており、自分の評価額を見るのも恐ろしくて見たくないという方もいらっしゃるかと思いますが、すぐにまた回復してくるので安心して大丈夫です。
以前に起きたリーマンショックみたいな症状とは全く違い、今より株価30%ダウンしようが、いまのアメリカの金融システムは至って健全と言われてます。
見かたを変えると株のバーゲンセールとでも呼んで、企業固有の業績などに関係なく落ち込んだ株は積極的に買っていくのが賢明だと思います。
来週のFOMC明けまでは株価上下すると思われますので、できれば小分けにして買っていくのがよろしいかと。。※FOMC:連邦公開市場委員会(アメリカ全銀行の重要な会議)
アメリカのつぶれた3行については、つぶれる要素は多分にあって、例えばシルバーゲートなんかは仮想通貨にのめりこんでたし、シリコンバレーバンクなんかは償還に10年もの時間がかかる10年債を大量に保有してて評価損くらってたし。。
なにしろ、これらつぶれた銀行の運営はだいぶ問題があって、そこへ政策金利の急上昇が引き金となって、撃沈したという当然の結果だったということです。
早めに膿がでて、淘汰され、正常に整理されていくので、一時的には痛みを伴いますが、インフレ抑制という意味ではここが転換点になるのは間違いないでしょう。
そして、来週のFOMCでは。。
おそらく、利上げは0.25%、もしくはゼロというのも現実的になってきました。
あるところでは利下げも予想してる情報もありましたね。。
これから、金融引き締めか、金融緩和かといわれると
「金融緩和」の方向へ向かっていくと思います。
そういったことを念頭におきながら、
今週の米国主要3指数を振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは-0.2%↓(終値:31861.99)
- ナスダックが+4.4%↑(11630.51)
- S&P500は+1.4%↑(3916.65)
でした。
ダウ↓

ナスダック↓

S&P500↓

ダウは元気がなく、JPモルガン(JPM)やゴールドマンサックス(GS)の大きな下げに引っ張られ先週比で下げております。来週のFOMCあたりで200日移動平均線を試す展開になるのでは、と思われます。
ナスダックはそんなダウを横目に堅調でして、長期金利の下げによる株高のトレンドになってきてます。
200日移動平均線を上抜けるかどうかの位置にありますが、これからQQQなどのナスダック系の銘柄を組み入れるのはちょっと危険な香りがして、エントリーできないかなと思っております。
S&P500も同様でして。
先週より上昇しましたが、まだ本調子ではないようです。
こちらも来週のFOMCでの政策金利にかかっているかと思っており、そこで利上げが0.25以下であればノーサプライズ、そしてパウエル議長の発言内容と質疑応答でどういった発信をするかにかかっております。
インフレは明らかに鈍化しており、1週間に3行も銀行がつぶれたわけですから、今後の発言についてはタカ派からハト派になるのが自然かと思います。
一方、今週発表されたCPI(消費者物価指数)はといいますと、下記のとおり、市場予想どおりで確実に鈍化している数字でした。
02月 消費者物価指数(CPI)[前年比]→前回6.4% 予想6.0% 結果6.0%
米10年債利回り
下図をご覧ください。
今週も下げが加速し3.436%と3.5を割ってきました。
急激な下げなのである程度調整は入ってくるかもですが、FOMCでどうなるか、まだボラティリティが高い状況が続きそうな予感がします。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

今週は先週の真っ赤っかの状況からだいぶ改善し、テクノロジー系が上昇して相場をけん引してます。
金融、エネルギー関連といったバリュー系が弱いので、これらの巻き返しがFOMC後になるのかどうか注目です。
ちなみにシリコンバレー関連はもはやしばらく立ち直れないと思いますので、くれぐれも手を出さないようにしましょう。
まだまだバーゲンセール開催中ですので、ぜひ今のうちに!!
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

今週もセクター全体が下落トレンドですが、情報技術(VGT)だけが上昇しておりトップで、金融(VFH)が最下位となっております。
ということで金融系の株は買いか?といわれると、自立反発はあるにせよ、思いっきり買いではないかと思います。
これからはドル安の局面ですので、これから金や債券が魅力を増してきます。
たとえばNEM、GOLD、GLDなんかはお買い時かと。。



VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
結果25.50となっております。
毎日、いろんな情報が飛び交っているため、ボラティリティを表すVIXも乱高下状態です。
一時30超えてますから、市場が恐怖で不安だらけってのがわかりますね。

ドル円の状況
下図をご覧ください。
先週は138円台までいくかという展開でしたが、今週どうでしょう130円を割るかどうかという状況です。
なかなかの乱高下ですね。
ということはやはり市場が恐怖で混乱状態ということはうかがえます。
いいですね~、買いにはもってこいの状況です。

経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>

- 02月 消費者物価指数(CPI)[前月比]→前回0.5% 予想0.3% 結果0.4%
- 02月 消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)[前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果0.5%
- 02月 消費者物価指数(CPI)[前年比]→前回6.4% 予想6.0% 結果6.0%
- 02月 消費者物価指数(CPI)(食品・エネルギー除くコア)[前年比]→前回5.6% 予想5.5% 結果5.5%
- 02月 小売売上高[前月比]→前回3.0% 予想0.2% 結果-0.4%
- 02月 小売売上高(自動車除くコア)[前月比]→前回2.3% 予想-0.1% 結果-0.1%
- 03月 フィラデルフィア連銀景況指数→前回-24.3 予想-14.8 結果-23.2
- 02月 鉱工業生産指数→前回0.0% 予想0.5% 結果0.0%
- 02月 鉱工業生産指数(設備稼働率)→前回78.3% 予想78.5% 結果78.0%
- 02月 ミシガン大学消費者信頼感指数→前回67.0 予想68.0 結果63.4
- 中古住宅販売件数 02月→前回400万件 予想410万件 結果
- FRB政策金利(FOMC) 03月[上限金利]→前回4.75% 予想5.00% 結果
- FRB政策金利(FOMC) 03月[下限金利]→前回4.50% 予想4.75% 結果
- 新築住宅販売件数 02月→前回67.0万件 予想65.5万件 結果
- 耐久財受注(速報値) 02月→前回-4.5% 予想1.6% 結果
- 耐久財受注(速報値) 02月[コア・前月比]→前回0.8% 予想0.3% 結果
- PMI(購買担当者景気指数) 03月[製造業PMI(速報値)]→前回47.3 予想47.3 結果
- PMI(購買担当者景気指数) 03月[非製造業PMI(速報値)]→前回50.6 予想50.2 結果
- PMI(購買担当者景気指数) 03月[コンポジットPMI(速報値)]→前回50.1 予想49.8 結果
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230318
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
いよいよ来週はFOMC開催です。
毎回、注目度はダントツに高いのですが、今回はかなり特別なFOMCになりそうです。
大転換点になるイベントになるのではないでしょうか。
利上げはおそらく0.25%、もしくはゼロというのも現実的になってきました。
これから、金融引き締めか、金融緩和かといわれると
「金融緩和」の方向へ向かっていくと思います。
TOP画面は今後の利上げ観測図ですが、もう今年の6月からは利下げが予想されてます。。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/

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