こんにちは~、キートンです!(^-^)/
ん? 株、上がるの??
雇用統計発表されました。鈍化してるもののまだまだ堅調といったちょうどいい具合の数字だったと思います。
失業率3.8%という数字はここ1年以上はみたことありません。
今週はJOLTやADPが労働指標を発表していずれも鈍化した数字でしたので、その勢いで雇用統計後は一気に10年債利回りが下がり、円高ドル安方向に動きました。
となったのもつかのま、、(ISM)製造業景況感指数が強い数字を出したおかげで再び上昇してしまいました。
先週は株式休暇中ということでのほほんとしていたのですが、最近の弱い経済指標と強い株式市場を眺めていると、これはもしや?と思い、個別を買ってしまいました。。といっても最近注目してる住宅関連株のみでそのほかはまだ警戒中です。
それに加えマネーマーケットファンド(MMF)を少しずつ買ってます。為替の影響もあるのでそこはタイミングみてですが。
来週、レーバーデー明けとなりますが、機関投資家がどう動くか、どう流れが変わるかを見極めつつ行動していこうと思います。
9月は比較的下落する月として知られてますが今年はやっぱり違うのかもしれません。
とはいえ、利下げが来年早々行われるのかというと、それはあまり楽観的にはみてません。パウエル議長の発言にもあったとおりしばらくは政策金利を高いまま数か月は維持し続けると思います。日銀も今年はインバウンド需要と日本株高で円安メリットがでてますし、すぐ為替介入とはいかないでしょう。つまり円安ドル高はまだまだ続くものと思われます。
あと、S&P500のPERがまだ高水準です。全体が押し下げる可能性はまだまだあります。
ということでここは好調が期待できる住宅建設セクターの個別を様子見で買うといったスタンスで、今後の状況で利確、買い増しの判断をしていきたいと思います。
一方、AI関連株はどうかというと、これは8月で終わったくさいです。ここはいったん休んでおこうかと。。
いま、原油が上がってます。つまりインフレ再加速の予感ですので、そうなると政策金利は落とさず高金利のままでハイテク関連株には不利となります。
ディフェンシブ銘柄もいったんお休みです。経済は強いのでハイテク関連、銀行株に有利な局面です。
となかなかの八方塞がり状態ですが、なんとか針の糸を通すように光をもとめてチャンスをつかみにいこうかと思います。
ということで、この微妙な株式市場を展望すべく、今週の米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ
先週はいったんベアが出たかとおもったら今週は50日移動平均線を上回り下値支持線として動いてる状況です。
アップルやインテル、エクソン、シェブロンなどがけん引しました。でもまだまだわかりません。なんせ来週はレーバーデー明け相場がまっており、流れがガラッと変わる可能性があります。来 週の経済指標としては大きな発表はありませんので、おそらくこの流れを保つ可能性が高いです。去年はというとレーバーデー明けはいったん上昇しましたが、その後は一気に滑り台を滑るがごとく下げていきました。
なんせ去年はがつがつ利上げしてましたからね。。今年の環境は去年とうってかわったまるで反対局面です。軸足をどこにでもおけるようフットワーク軽くしていきましょう。
ナスダック
こちらも一気に50日移動平均線を上回ってきました。しかも上昇基調です。はたしてこのまま上昇していくのかというとこれは疑問です。
ちょっとAI関連株にそうとう熱を入れすぎてるような、、NVIDIAはいいんですが、ほかのマグニフィセント7はどうだか。。回復といえば回復なのですが、直近高値14400を超えていけるかどうか注目です。
S&P500
こちらも50日移動平均線を大きく上回って今週終了してます。機関投資家不在の薄商いのなかですので、この急激な上昇トレンドを信じるのは来週様子見てからでも遅くないと思いますね。FRBは株高をまだ好感してません。インフレがまだ収まってないからです。これからもどんどん高官からタカ派発言がでてくるでしょう。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.181と先週から下落しました。
今週はなんといっても労働指標のオンパレードでしかもいずれも弱い指標がでて、利上げムード後退一色でどんどん下げていきました。ただ昨日のISM製造業景況感指数とFRB高官のタカ派発言で一気に上昇してしまって終わってます。いったん4.06%程度まで下げたんですがね。ま、でも4.25%を継続する場面は終わりましたのでやれやれってとこです。
これで9月の政策金利引き上げは9割がなし、11月の引き上げもなしが6割超えてきました。ただこれを鵜呑みにしていいかといいうとそうではありません。9月の雇用が引き続き鈍化をみせるかがキモだと思います。なんだか去年も同じようなことを言ってた気がします。去年は労働指標ではなく、物価指数でした。そして去年は9月のCPIが鈍化し10月に底打ちました。
はたして今年も底打ち場面がくるのか?ですね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
こちらでも労働指標の鈍化による利上げムード後退により株価が好調なのがわかります。とくにハイテク系が恩恵被ってますね。あと原油高の影響によりエネルギー銘柄も調子がいいです。一方utilitiesの公益セクターやヘルスケアセクターが軟調です。まだまだ金利動向が上下する場面が続くようですからここらへんのセクターの上げ下げは続きそうです。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
先週に引き続きエネルギー(VDE)が堅調でして、情報技術関連(VGT)が一気に上げてきてます。特別下げているのは公益セクターで景気が強い状況ではなかなか這い上がってこれそうにないですね。一方銀行株(VFH)や資本財(VIS)や素材(VAW)セクターが伸びてきております。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
13.08と先週から2ポイント以上下がりました。それも6日連続でさげております。
10年債利回りも下がり、VIXも下がると株価は上昇基調に転じますので買い場といったら買い場です。ただ何度も言うようにいまはまだ薄商いの相場ですので、来週は様子見したほうがよさそうです。
で、去年2022年の下げ相場、どこが起点に株価が下げていったのかというと、2022年8月26日のジャクソンホール会議です。ここでVIXが22~25まで跳ね上がりました。で、パウエル議長がスーパー超タカ派発言をしました。
「インフレ率が2%をはるかに超え、労働市場が極めてタイトな現状では、中立金利は(利上げを)立ち止まったり小休止したりする場所ではない」と。
で、一方今年2023年は
「ピークから低下してきているものの、依然として物価安定目標の2%を上回っており、高すぎる水準にある」と。
かなりやんわりした発言に変わってきており、この日のVIXは17から15に思いっきり下げてます。
まるで去年と今年じゃ逆ですよね。もしかしたら株価トレンドも逆になる??
↓↓去年のVIXです。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は146.2円近辺と乱高下したものの結局いってこいでした。
先日申し上げた通り144円台~147円台で動きましたね。ピタリ賞でした(笑)
為替はあまり気にしてませんが、トレード時には気にしてます。なるべく安く買いたいので。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230902
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
去年2022年の下げ相場、どこが起点に株価が下げていったのかというと、2022年8月26日のジャクソンホール会議です。逆に今年は株価上がってます。。さあ9月どうなる??
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
役立つアイテム
一日分の野菜はお手軽に野菜成分を接種できるので時間や費用が節約できます。
味も美味しいので長く続けられると思います。ぜひどうぞ!
コメント