さきほどムーディーズが米国債の格下げをし
ナスダック100先物は一気に下落しました。
で、これが来週の株価に確実に影響することは間違いないでしょう。
ただ、株式は期待と雰囲気で上がります。下がった時は買いでいきたいと思います。
ところで今週の主な出来事をざっと並べると
- 米中関税大幅引き下げ
- 米4月の消費者物価指数は前年比2.3%と先月から0.1ポイント低下、好感で株価上昇。
- コインベース(COIN)がS&P500に組み入れ
- トランプさんインドがアメリカに対するすべての関税を撤廃視野と発表。
- エヌビディア、サウジアラビア政府系AI企業と提携、UAEに大量輸出も検討。
- ボーイング、中国が納入受け入れ再開。サウジ政府系リース会社が航空機購入決める。カタール航空からも大量受注を発表。
- UAE(アラブ首長国連邦)が今後10年でアメリカに1.4兆ドル投資すると発表。
- ユナイテッドヘルス(UNH)がメディケア関連の不正行為疑い。株価半値以下になる。
- トランプさんカタールと1.2兆ドルの経済協定を締結。
と今週もトランプさん大暴れ。まさに暴れん坊将軍(笑)
世界一の国の大統領なのに行動力ありすぎて各国も飲まれまくって次々と契約、合意に至ってます。
プレイングマネージャーするにも程がありますよね。
次はアフリカ行くって言ってましたね。
米国債が格下げですが米国の格はどんどん価値が高まっており、まさに
MAKE AMERICA GREAT AGAIN
が現実化しつつあります。
今週もビッグニュースだらけで世界がどんどん変わっていく様子が見れ、
AI関連の成長がまだまだこれからなんだなって実感した週でした。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
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ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+3.4%(終値:42654.74)
- ナスダックが+7.2%(19211.1)
- S&P500+5.3%(5958.38)
ダウ
下図をご覧ください。
今週は、初っ端からエンジン全開でロケットスタートでした。
200日移動平均線をブレイクアウトし週末も上昇で終えてます。

今週上げたのは

今週下落したのは(下位10銘柄)

ひさびさにエヌビディアがトップに出てきております。
こちらはさきほど述べたとおり、中東での売買契約が株価を押し上げまして、これにはもちろんトランプさんの影響も多分に加わったと思われます。
下落銘柄は2つだけで、訳ありのユナイテッドヘルスは株価半値以下にまで落ちました。。CEOが辞任し通期見通しを停止とのことです。たまにこういった大企業がやらかすときがありますので分散投資大切ですねー。
ナスダック
下図をごらんください。
先週はなんとか200日移動平均線にヨッコラショと乗っかって終わったのですが
そこを発射台にこちらも打ち上げ花火が上がりました。
で、そこからも週末まで上昇して3本の移動平均線も右肩上がりになってきました。

ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)

今週下落したのは(下位10銘柄)

上昇銘柄には半導体銘柄が大きく占めており、まだまだAIへの投資熱は冷めておりません。
まだまだこれからというところだと思います。
テスラも水を得た魚のように日々上昇しており、ロボタクシーなどのロボティクス分野が好材料視されているようです。宇宙もあるし一本足打法でないところがテスラの強みのひとつですね。
↓↓エヌビディア(NVDA)の株価チャート(日足)

↓↓テスラ(TSLA)の株価チャート(日足)

S&P500
下図をご覧ください。
こちらもナスダックとほぼ同様でして、50日移動平均線が200日移動平均線をブレイクアウトする直前のところまできております。
もう1月~2月あたりの高値圏に戻ってきたといってよいでしょう。
これから新高値にむけてどうなるかですが、あっさり更新というわけにはいかないでしょう。
とはいえここらで売るかというとそれもどうかと思います。
やっぱり指数はガチホでほったらかしがベストと考えます。

今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)

下落銘柄は(下位10銘柄)

スーパーマイクロコンピュータ(SMCI)が大きく上昇しております。これもエヌビディアと同様、サウジ政府系の企業と提携したのと、自社株買いを発表したのが効いてます。
↓↓スーパーマイクロコンピュータ(SMCI)の株価チャート(日足)

リライアント・エナジー(NRG)はというと、とりあえず好決算で跳ねたのですがアナリストの予想を大幅に上回ったのと、天然ガス発電事業を買収し顧客サービス能力が向上したとのことで今週大人気でした。
↓↓リライアント・エナジー(NRG)の株価チャート(日足)

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米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.445%と先週から上昇です。

関税によるインフレ、不況の懸念が後退したため、FRBによる利下げはますます遠のいたと観測で一時4.5%を超しましたが、いまはなんとか4.4%台になってます。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

トランプさんのポジティブサプライズニュースの連発で株価上昇し、まぶしいくらいいのグリーンになってます。来週は冒頭もうした米国債の格下げ起因による株安が想定されます。ちょっと覚悟しておかないとマズいかもですね。
ただ、トランプさんが今週みたくビッグサプライズを連発してくれると格下げの影響は弱まりますので株式に与える影響としては限定的となるかもです。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

パッと見、全体的に上昇傾向ですが、セクター別でだいぶ差がみられるようになってきました。
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VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
17.25とここ数週間は低下傾向を維持しております。

来週は米国債格下げのニュースでさすがに上昇するかと思います。
株価調整までいくかどうかわかりませんが、個別銘柄においてはある程度下がれば自分で決めたルール通り手じまっていきたいと思います。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
145.62円/ドルと先週からひきつづき上昇です。

今週は148円台までドル高が進みましたが結局いってこいでした。
いま、世界の資金がアメリカに流れてこようとしてます。ま、そうなるとさすがにドル安はかなりむずかしいのではと思います。
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経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)
消費者物価指数(CPI) 04月 [前月比]→前回-0.1% 予想0.3% 結果0.2%
消費者物価指数(CPI) 04月 [前年比]→前回2.4% 予想2.4% 結果2.3%
消費者物価指数(CPI) 04月 [食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.1% 予想0.3% 結果0.2%
消費者物価指数(CPI) 04月 [食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回2.8% 予想2.8% 結果2.8%
小売売上高 04月 [前月比]→前回1.4% 予想0.0% 結果0.1%
小売売上高 04月 [自動車除くコア・前月比]→前回0.5% 予想0.4% 結果0.1%
フィラデルフィア連銀景況指数 05月→前回-26.4 予想-9.6 結果-4.0
鉱工業生産指数 04月 [前月比]→前回-0.3% 予想0.1% 結果0.0%
鉱工業生産指数 04月 [設備稼働率]→前回77.8% 予想78.0% 結果77.7%
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 05月→前回52.2 予想53.0 結果50.8
来週のイベント
2025年05月22日(木)
PMI05月 [製造業PMI・速報値]→前回50.2 予想 結果
PMI05月 [非製造業PMI・速報値]→前回50.8 予想 結果
PMI05月 [コンポジットPMI・速報値]→前回50.6 予想 結果
中古住宅販売件数 04月 [中古住宅販売件数]→前回402万件 予想417万件 結果
2025年05月23日(金)
新築住宅販売件数 04月 [新築住宅販売件数]→前回72.4万件 予想71.0万件 結果
考察
あの関税の悪夢から一気にドテンしてアメリカ主導で世界が動いてます。
まさに「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」を果たすべく、トランプ大統領はあちこちの国で交渉、合意にこじつけ実績を重ねていっております。
その実績は他国からの信頼をも得、それによりまた実績を出し、信頼を重ね、次々と相手国と交渉成立させていくことでしょう。
こうなると米国債の格下げも近い将来格上げになる可能性も高く、株価上昇のサプライズをもらてしてくれます。
そしてさらには関税や投資の議論だけでなくいまおきてる戦争についてもその積み上げた信頼感が交渉に有利に働き当事国も同意せざる得ない状況に追い込まれる可能性が高いと思います。
このようにあらゆるディールの場面でトランプさんの信頼というものが大きな武器となり
いろんなシナジー(相乗効果)を生み出していきそうな感じです。
では、米国株に目を向けてみると、下図の通りようやく高値圏のレンジ内には入ってきてそうな感じです。※最高値まではまだありますが。
↓↓S&P500指数(SPX)の株価チャート(日足)

これから今年どうなるの?
ちょっと展望してみましょう
2026年には中間選挙が控えており、今年の秋くらいまでにはトランプさんは実績を出さなくてはいけません。ということでFRBのパウエル議長にも利下げをせまってるワケなんですが。。
関税も落ち着けば、大型ハイテク企業はアメリカの企業なのでAI、半導体のさらなる盛り上がりで株価は上昇するのすると思います。
それに輪をかけ
米国の所得税減税をやると思いますので、さらに金融資産が増え株も上がります。
そしてまだやってないFRBの利下げがあると思いますので、これでまた株価上昇を加速させます。
トランプさんにはまだまだアメリカに資金流入させるネタはあると思いますが、上記だけでも今年の米国株は後半にとんでもない上昇をもたらしてしまうのではと思います。
そうなると、もちろん調整は必要なのですが、それがどこでどれだけくるか。
そのタイミングだけは注視しといた方がいいかもしれませんね。
え?そんな心配ない?
株式市場はほぼ雰囲気で動いてます。株価高いな~、怖いな~と思ったら、ちょっとしたニュースでがーっつり下げてくれます。そこでまた買いが出動できたら、また値幅がとれるのでつまんなくぼーっと過ごすよりかは刺激的かもしれません。(あくまで個人の感想)。
以上、キートンの考察でした。
Q.トランプ関税今後どうなる?
A.だいぶ好材料がでてきておりますので世界がえらいことになりそうです。
Q.トランプ関税の収束はどうなる?
A.あとは欧州が難しそうですが、この勢いだとあっさりいく可能性も出てきてると思います。
Q.今は株を買った方がいいのでしょうか?
A.はい、トレンドフォローでいいかと。個別銘柄はストップロス入れておいて下さい。
Q.売りのサインはなんでしょうか?
A.売りは激ムズなので、別途記事「キートンの米国株トレード術」を見てください。あっさり簡単ですよ!
最後に
以上、「ウィークリー米国株ニュース250517/MAKE AMERICA GREAT AGAIN」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
私は決してアメリカかぶれではありませんで、断然日本が大好きです。
しかし個人で資産を手軽に伸ばすには今は米国株だしドルだと思います。
高成長のアメリカを買って、激安日本で消費する。って良くなくないっすか?
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
※参考 ↓↓「キートンの米国株トレード術」
https://puretwostrokespirit.com/archives/6122/keatonstrading/
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