こんにちは~ キートンです!(^-^)/
ようやく、ようやくきました!ズバリ「反発」です。
昨日、金曜日の米国株は大きく上昇。
ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下ブレたものの、
かつ週末で売りが優勢になりやすいものの、
最後の最後で今週じわじわ上昇機運がたまってたものが、
ついに株価にあらわれ爆発したものと思われます。
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S&P500が-10%調整。という節目がきた。
節目=ターニングポイントと訳します。
ターニングポイントというのは転換点とも言えますので、
もう売りはここまでではないか、充分調整はできたと感じた投資家心理が行動に移した結果と言えるでしょう。
↓↓S&P500(SPX)の株価指数チャート(日足)

そしてfear&Greed Indexはというと
下図の通りで、まだ恐怖の真っ只中にいます。

先週は「いつから弱気相場になった?」というテーマでお話しましたが
アメリカが関税をふっかけてインフレ懸念が高まってますが、これは弱気相場の材料としては
かなり疑わしいとみてます。
というのも
確かに関税をかけることで輸入物価が上がりインフレを助長してしまう可能性が高いのですが
こういうことをしてインフレが高くなる傾向が表面化してくることをアメリカ政府が許すでしょうか?
短期的には容認するとしても、アメリカ経済を後退させることは決して望んではいません。
トランプ大統領の得意のディールでなんらかの果実を得られれば、関税の引き下げや撤回を示してくるでしょうし、現に引き下げ撤回を繰り返してます。
トランプさんのまず来年の中間選挙を見据えておりここでトランプ政策の評価を得るためにいろいろな政策、つまりタネをまいている段階です。
当然中間選挙前までには経済も株価も絶好調にしないといけないので、1年後あたりにはインフレの見通しも今より低下させてくるのは間違いないと思います。
当然これはトランプさん一人の考えではなく、ベッセント財務長官という優秀なブレーンの策略ともいますので、いまの関税を含めた経済政策については大船に乗った気分で任せておけますし、FRBのパウエル議長についてもフラット且つ冷静な方ですので、まさに渡りに船、鬼に金棒といったアメリカ経済の強さがこれから発現してくるのではと思います。
逆にバイデン、ハリス政権だったらといいますと
おそらく今の株安は当然、時期は違えど調整として起こってたでしょうし、なんせ経済政策にメスが入らない状況のままでしたら、それはもしかしたらリセッションといった形で暴落してた可能性はあります。
さて株価の話
では、転換点からつまり来週から上昇するのかといいますと、わからないながらも上昇する可能性は高いとみてます。ただ一本調子に登っていくかと言いますと、それは可能性が低く、戻り売りを節目節目で浴びながらの上昇がメインシナリオとなってくるでしょう。
そしていつもくる2番底といわれるものも可能性的には高いとみてます。
がしかし、1番底の値段はもうみんなわかってるので、そこらへんでまた反発がきて、そこから再び上下を繰り返しながら前回高値をめがけていくのではと思います。
とその中でもいろんなイベントはあるわけでして。。
来週は19日にFOMC、パウエル議長の会見があります。
そして20日は春分の日つまり彼岸底がきます。
ただ、来週もトランプさんが黙ってるわけでもなく、またどんな関税が発表されるのか、はたまたなにかしら経済にショックを与える発言があるかもしれません。
その時株価が反応するのかしないのかは見極めておきたいと思ってます。
もし反応せずに横ばいもしくは上昇というのであれば、株価の圧力は強いものとみなされ、トレンドに大きなベクトルがかかってきてるとみてよろしいかと思います。
いまの個人としてはだいぶ調整したので、少しずつ資金をいれていくというのが得策かと思いますが、
一応、二番底は見据えておいた方がよいでしょう。
ま、何度もいいますが、今は株式市場がぶっ壊れる局面ではありません。
-10%は「健全な調整」だったと思います。
Q.株価急落ですが暴落しますか?
A.しないでしょう。暴落する材料がありません。
Q.では今売らないとまずいですか?
A.いや逆です。買ったほうが良いと思います。
Q.いま買うならなんの銘柄?
A.グロース銘柄が良いでしょう
Q.具体的には?
A.個人的にはQQQ、VUGといった指数がいいでしょう。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
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ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは-3.1%(終値:41488.19)
- ナスダックが-2.4%(17754.09)
- S&P500-2.3%(5638.94)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
今週はずっと下落して200日移動平均線を割り込んでおり、最後の最後で反発して終えてます。

今週上げたのは

今週下落したのは(下位10銘柄)

エヌビディアが上昇率トップに上がってきました。
ということは買われやすい、売られやすいエヌビディアですので投資家心理がリスクオンモードになってきたことを意味します。
つまり金曜日の反転が今後の上昇きっかけになる確率は高いということです。
↓↓エヌビディア(NVDA)の株価チャート(日足)

ナスダック
下図をごらんください。
先週に増して200日移動平均線下でさらに下落しました。
さきほども申しましたとおり、これは「健全なる調整」でして
ちょうど2年前の2023年3月10日くらいの割り込みようでした。
(※そこからは一直線に高値を更新して、そこからさらに上昇していきました)

ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)

今週下落したのは(下位10銘柄)

さきほどのエヌビディアを上回る成績をたたき出したのはINTC(インテル)でして
これはTSMCがインテルをサポートするといったニュースが背景となっております。
ただ単にこれはインテルが上昇したというのとは別に半導体、AIはまだまだ強い、投資妙味は存分にあるという意味と捉えても問題ないでしょう。
↓↓インテル(INTC)の株価チャート(日足)

S&P500
下図をご覧ください。
ついに200日移動平均線を大きく下へ落とし、完全に調整が成り立ったということを意味したのではないかと思います。そして節目の-10%を起点に昨日はリスクオンムードになりつつあることを意識した上昇となりました。

今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)

下落銘柄は(下位10銘柄)

上昇銘柄は先週とは打って変わって大型ハイテク銘柄がついにランクインしてきました。
つまり上昇トレンドへの転換が意識されてきたということですね。
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米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.320%と先週からほぼ横ばいです。

年初の4.8%から低下傾向でしたが、今月初旬にアンダーシュートしてようやく200日移動平均線オンラインで推移してます。
来週のFOMCでの利下げはないでしょうから、しばらくは大きな上下はないような気がします。
ひきつづき引き締めということ、利下げ余地は充分でいい位置にいます。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

先週同様真っ赤ではありますが、一つエヌビディアが光ったのは大きなきっかけだったでしょう。
来週も下落の可能性がありますが、下げる材料が乏しい中その可能性はとても低いような気がします。
今週のビッグイベントといったらやはり2月の消費者物価指数の結果だったといえます。
すべてが予想を下回ったことでインフレ懸念が和らぎました。
株価は上へ反応したものの引けにかけては下落といった軟調さはありましたが、この結果でいままで関税という頭が経済指標へ焦点がシフトし、だいぶ心理的な負担は取り払われたのではないかと思います。

ついに弱気相場で活躍するヘルスケアセクターがトップにきました。
来週からこのディフェンシブ銘柄についてはもしかしたら売られるかもしれません。
資金がグロースに寄りつつある傾向があるからです。
今回の調整局面はこれでひと段落かもしれませんが、いろいろ分かったことがたくさんあってかなり面白かったと思います。
関税はひとつのきっかけにすぎず、
投資家心理が高所恐怖症を発症したこと。
関税ニュースが割と長引いているため、S&P500は-10%の調整をしたこと。
そしてその節目で反発がみられてということ。
セクター間で資金の流れがみられたということ。
エヌビディアが株価の先行指標になっているということ。
などなどまだ確定ではありませんがいろんなことが身をもって知らしめられました。
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VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
21.78と先週から約2ポイントほど低下です。

どうも今週がピークだったようですね。30近くまで登ってそこからスルスルと降りてきております。
おそらく売り方がもう儲からないと判断し手じまいし始めてると思います。つまり売りが減る買いが増えるということですので少し強気にエントリーしていったもいい段階だと思われます。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
148.62円/ドルと先週から若干の上昇です。

こちらもようやく下げ止まってきた感があります。146円が底値と見てましたがここらでどうも反発しそうですね。
まずは200日移動平均線の151円あたりまでが今月末のターゲットとなりそうです。
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経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)
アメリカ・JOLTS求人件数 01月→前回760.0万人 予想775.0万人 結果774.0万人
消費者物価指数(CPI) 02月 [前月比]→前回0.5% 予想0.3% 結果0.2%
消費者物価指数(CPI) 02月 [前年比]→前回3.0% 予想2.9% 結果2.8%
消費者物価指数(CPI) 02月 [食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果0.2%
消費者物価指数(CPI) 02月 [食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.3% 予想3.2% 結果3.1%
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 03月→前回64.7 予想65.0 結果57.9
来週のイベント
2025年03月17日(月)
小売売上高 02月 [前月比]→前回-0.9% 予想0.7% 結果
小売売上高 02月 [自動車除くコア・前月比]→前回-0.4% 予想0.3% 結果
2025年03月18日(火)
鉱工業生産指数 02月 [前月比]→前回0.5% 予想0.1% 結果
鉱工業生産指数 02月 [設備稼働率]→前回77.8% 予想77.8% 結果
2025年03月20日(木)
FRB政策金利(FOMC) 03月 [上限金利]→前回4.50% 予想4.50% 結果
FRB政策金利(FOMC) 03月 [下限金利]→前回4.25% 予想4.25% 結果
経常収支 第4四半期→前回-3109億ドル 予想 結果
フィラデルフィア連銀景況指数 03月→前回18.1 予想11.8 結果
中古住宅販売件数 02月 [中古住宅販売件数]→前回408万件 予想390万件 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース250315/S&P500が-10%調整。という節目がきた。」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
ようやくきました!ズバリ「反発」です。これまで健全なる調整が行われ、昨日金曜日の米国株は大きく上昇。M大消費者信頼感指数の結果が予想を下ブレたものの、かつ週末で売りが優勢になりやすいものの、たまってた上昇機運が株価に現れました。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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