こんにちは~、キートンです!(^-^)/
(PR)
UNスタグフレーション
いよいよ決算発表が本格化してきてますね。
今週はASMLショック、からの~TSMC決算クリア
といった流れが主な相場の動きだったかなと。
と、個別の決算についてはちょっと置いといて。。
アメリカの景気はどうなの?経済どうなの?そういった株式市場の基礎となるところ
が今、ある意味懸念されているような状態ではないかと私は思います。
懸念というのはホントにインフレ再燃しない?景気、購買衰えていない?クレジットカード返済大丈夫?雇用は健全?などと疑ってることでありまして。
なんせ
実際に日々発表されている経済指標は
「インフレは抑制され、景気は良い。」
ということをこれでもかと示しているわけでございまして、あまりにもアメリカ絶好調なので懸念する気持ちもわかります。
よくよくこの状態眺めるとこれってまるまる
スタグフレーションの逆が起きてる状態じゃないかと思うのです。
スタグフレーションという言葉はスタグネーション(景気停滞)とインフレーション(物価上昇)
の二つを合わせた造語で一般的に使われております。
経済にとってこのスタグフレーションの状態というのは最悪のパターンでして、50年ほどまえに石油ショックのときにアメリカでも日本でも起きました。
で話を戻すと
今起こってるインフレ低下と景気拡大、やっぱりどっかでコケるんじゃないかとみんな心配してるようです。
確かに明確なメカニズムを説明できるわけではないので、なんとも言えないのですが
いずれ答え合わせをしてくれる場面が訪れると思います。
で、その答えを推測するに
今アメリカで起きてること、なんでしょう。。
今AIブームですよね。これって経済に直結してそうな感じがしませんか?
前回も申しました通り、AIが生産性を向上させているというのはどうも間違いなさそうです。
実際、それにより企業のコストは下がるので物価を下げることはできますよね。
そういった企業についても具体的には収益化しておりまして
つい最近書いたのですが
パランティアテクノロジー(PLTR)などはそうでして、
医療分野でビッグデータを駆使して人のルーチン作業をAIで肩代わりするソフトを開発提供して収益を得ております。
ついでにそのパランティアの株価を見てみますと下図の通りで
お!AIで実際稼げる会社が出てきたかと
どうも市場でも注目はされてきてるようですね。
ついこないだS&P500のメンバーにも入りましたし。
↓↓パランティアテクノロジー(PLTR)の株価チャート(日足)
こういったAIの事例が増えてくると、一般的にも認知され、広がり、一気に効果も表れて
あの好景気はAIのしわざだったんだと改めて分かる日がくるのではないかと思っております。
と、このスタグフレーションの逆の状況を「UNスタグフレーション」とでも言えるなら
改めてこのUNスタグフレーションの立役者は「AI」といえ、AIが好景気、物価安定をもたらしてくれるともいえます。
果たしてこのAIが答えならいつまでこのUNスタグフレーションが続くのか、終わりはどうやって訪れるのかなどさらに思考をめぐらすのもいいかもしれません。がしかし、まだこの好景気、インフレ抑制はまだ始まったばかりです。もうすこし楽しんでから考えても遅くないかもですね。
くどいようですが、いま表ざたにされている半導体銘柄って目を見張るほどの成長ぶりを見せており、それがいよいよAIソフト銘柄にも及んできている流れです。
おそらくAI銘柄だけでなく、あらゆる分野、セクターへも波及されることは間違いなく、インターネットブーム以来の革命になるやもしれません。
あまりにも成長がすごいので市場は臆病になっているかもですが、どこかで懸念が払しょくされて一気に株価が加速する時期も近いと思われます。
あらためてTSMC7ー9月期決算すごかったですね。次期も過去最高となる見込みのようです。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+1.0%(終値:43275.91)
- ナスダックが+0.8%(18489.55)
- S&P500は+0.9%でした。(5864.67)
ダウ
下図をご覧ください。
先週からまたまた上昇し、本日またもや最高値更新を達成しました!
先週のJPモルガンの好決算に上乗せしてきたのが保険会社のトラベラーズで今週のダウを吊り上げました。
ダウ銘柄で週間で12%強の上げは驚異的だと思います。それだけ偏りなく株式全体に資金が流れやすくなっているということでしょうね。
ダウは依然として3指数の中でもっとも高いパフォーマンスを維持しております。
今週上げたのは
今週下落したのは
ユナイテッドヘルス(UNH)は決算ミスしましたが、その後はめげずに上昇を続けており、大型株ならではの強さが伺えます。
ナスダック
下図をごらんください。
今週は上昇で始まりましたが
週前半のオランダASMLの決算ミスで下落、そしてTSMCの好決算で週初めと同水準まで戻しました。
上がり下がりあったものの、21日移動平均線の上で下値を切り上げながら推移しており、最高値も見えてきております。
来週はテスラの決算がありますがおそらくパッとしない結果と予想します。それが他に波及するかというとそれはあまりないと思います。
この調子だと11月待たずして最高値をブレイクアウトしそうですが、最近の値動きの傾向を見ると、まだ市場はビクビクしておりますので、高値付近で何度か下押しがはいってからの上抜けかと思います。
がしかし、たとえばナスダック100に連動するQQQなどや、大型のNVDAなどはホールドでよろしいかと思います。
ナスダック100
今週上昇したのは(上位より)
今週下落したのは(下位より)
上位にも下位にも半導体銘柄がおりますね。半導体ひとくくりでなくそろそろ銘柄選別しておく必要がありそうです。
ちなみに中国銘柄PDDはあっというまに地に落ちました。中国関連銘柄には手を出さないようにしましょうね。
余談ですが、最近ビットコイン銘柄が調子いいようです。
たとえば下図のMSTR(マイクロストラテジー)、AI銘柄で、BIツール開発会社で、ビッグデータを分析して会社の運営に役立てるというソフトを作っております。一方ビットコインを最も保有している会社でもあり、ビットコイン銘柄の代表格の一つでもあります。
ということでボラティリティは大きいのですが、ずっと右肩上がりの伸びを見せております。
ちょっとトライしてもいいかもしれませんね。
↓↓MSTR(マイクロストラテジー)の株価チャート(日足)
S&P500
下図をご覧ください。
こちらもダウ同様、
本日最高値更新です。
5864ということで、このくだり、先週もおんなじこと書いてます。。
これは完全に強気相場ですね。
FRB利下げ後初の決算シーズンです。
JPモルガン決算にもみられたように、先行きは明るく、各セクターも利下げ前と後では見通しの景色もかわってくるものと思われます。
今週のS&P500上昇銘柄は
下落銘柄は
今週も上位ベストテンにはGAFAMは影も見せておりません。
航空会社銘柄がとっても強いです。
今はAI?金融?レジャー?いろいろな銘柄が調子いいのでどれにしようか迷ってしまいますね。
そんなときに役立つのがこのS&P500です!
これが日本にまだ広く浸透してないのが不思議でして、なにかしらの圧力がかかっているものとしか思えません。
たしかにS&P500の魅力が分かれば銀行、証券会社、保険会社どこも立ち行かなくなる可能性がありますからね。。ま、これ以上述べるのは控えておきますが。
さて、唐突ですがみなさんの投資目的はなんでしょう。
私キートンの目的は相場に勝つのではありません。周りに差をつけお先にセミリタイヤをすることです。
相場はほんとこのS&P500でいいのです。個別株は少額で道楽するとして。
日本で株式投資をしてる人は約10%といわれてまして、株を保有するという風潮がなく、どうも日本自体がその風潮を嫌ってるような感じです。金で金を稼ぐなんてという感覚が合わないのでしょう。
ただそのような働いて稼ぐという考えだけでいいのかというとそれだと自分が日本ごと沈んでいくことになるでしょう。
ですので、日本つまり周りの人間に負けないよう一日でも早くこの金融リテラシーの低いアリ地獄から脱出できるよう、相場を敵に回すのでなく相場を味方につけて「周り」に差をつけていきたいと思っております。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.085%と先週から若干マイナスです。
200日移動平均線を挟んでの値動きでして経済強い割には比較的おちついてますね。
次回のFOMCでは0.25%の利下げが大方の予想でして、労働、物価とも目立った落ち込みがなければじわりじわりと下落していくものと思います。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
エネルギーと個別銘柄でぽつぽつと赤いのが見えますが、総じて今週も上昇基調でした。
ちなみにNVDA、AAPLともに最高値更新をしております。
決算の良かったネットフリックスは+5.69とナスダックをけん引しました。
↓↓NFLX(ネットフリックス)の株価チャート(日足)
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
VPU(公益)がグイグイ上げてきており、VFH(金融)は好決算の影響、VGT(情報技術)は先週に引き続き堅調です。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
18.02と先週から2ポイントほど低下です。
経済も堅調で、地政学リスクも薄れてきたため、トレンドは改善傾向です。
10月は株価下落といわれてましたが、ちょっと疑問ですね。。
ドル円の状況
下図をご覧ください。149.45と先週末より若干の上昇です。
アメリカ経済は強く、ドルに資金が流入してると思われます。
金利差の影響はゼロとはいいませんが、構造的な要因でいまは動いていそうです。
ドル高円安に流れは変わりつつあり、今週は一時150円を超えました。
来週も150円にトライする展開となりそうです。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 小売売上高 09月[前月比]→前回0.1% 予想0.3% 結果0.4%
- 小売売上高 09月[自動車除くコア・前月比]→前回0.1% 予想0.1% 結果0.5%
- フィラデルフィア連銀景況指数 10月→前回1.7 予想2.8 結果10.3
- 鉱工業生産指数 09月[設備稼働率]→前回78.0% 予想77.9% 結果77.5%
- 鉱工業生産指数 09月[前月比]→前回0.8% 予想-0.1% 結果-0.3%
来週のイベント
- 中古住宅販売件数 09月→前回386万件 予想392万件 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 10月[コンポジットPMI・速報値]→前回54.0 予想 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 10月[製造業PMI・速報値]→前回47.3 予想 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 10月[非製造業PMI・速報値]→前回55.2 予想 結果
- 新築住宅販売件数 09月→前回71.6万件 予想71.5万件 結果
- 耐久財受注(速報値) 09月[前月比]→前回0.0% 予想-1.0% 結果
- 耐久財受注(速報値) 09月[輸送除くコア・前月比]→前回0.5% 予想-0.1% 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 241019/UNスタグフレーション」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
インフレと景気後退の合わせ技がスタグフレーションですが、今はまったくその正反対のことが起きてます。
そこにどうも今ブームの「アレ」が絡んでそうなので、見通し含め考察しました。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
役立つアイテム
一日一粒のむだけで、一日元気でいられます!
コスパいいので試してみてはいかがでしょうか。
ウィブル証券のご紹介
米国でロビンフッドに続く2番目にダウンロード数が多いアプリとして多くの方からの厚い支持を受けております。
詳細はこちら(PR) ↓
- 銘柄数の多さ
- 総額での為替手数料の安さ
- 取引時間の長さ
- コミュニティ機能
- 優れたUIによるチャート分析機能
- 国内でも取扱は2社しかないオプション取引可能
ちなみにこちら↓↓はウィブル証券提供のYouTube「米株・オプションTV」
あの天才ザキオカと投資家 大橋ひろこさんの掛け合いがみどころで面白いし、考え方の参考になりますよ。
元チャンネルはこちら↓↓
コメント