こんにちは~、キートンです!(^-^)/
前回は一目均衡表の見かたについてお伝えしました。
忘れてませんか?5つの線。
転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパン
でしたね。
今回はその5つの線のなかでも「転換線」と「基準線」についてとくにお伝えしたいと思います。
最初の記事でもお伝えした通り
転換線(青い線):
価格のすぐそばにある線です。ローソク足にくっついて連動します。
本日を含めて過去9日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線で、短期的な相場の方向性を示します。
基準線(赤い線):
転換線の外側にある線です。
こちらも価格と一緒に動くんですけど、転換線よりかはローソク線から離れてます。
これら二つの指標がこの一目均衡表の当初のかたちとなしており、先行スパンや遅行スパンはあとから追加された指標となります。
転換線について
計算式・・・
(本日を含めて過去9日間の最高値+最安値)/2
つまり・・・
- 転換線は短期の中心値なので短期の相場水準をあらわします。
- 転換線の勾配は、短期のトレンドを表します。
- 転換線の位置は短期勢力の均衡点(買い勢力と売り勢力の境目)を示します。
価格と転換線の関係で短期(9日間)のなかで売り方優勢か買い方優勢かが分かります。
→価格>転換線→買い方優勢、価格<転換線→売り方優勢
となります。
一目均衡表は5つの線がありますけれど、これら一つ一つがテクニカル指標とも言えます。
5つのテクニカル指標が合わさって一目均衡表を成していますが
こうやって一つ一つ個別で分析していくと、ものすごく簡単なのです。
転換線の特徴と役割
①安定したトレンドを教えてくれます。
たとえばボリンジャーバンドには「バンドウォーク」という、一番おいしいところ、上昇トレンドが安定しているところを、教えてくれるという機能がありましたが
それと同様にこの「転換線」に沿ってローソク足が上昇する(下降する)ことで、このバンドウォークと同じように上昇(下降)トレンドに入ったことを教えてくれます。
安定した上昇相場(トレンド)は転換線の上をローソク足が転換線に沿って上昇します。
逆に
安定した下降相場(トレンド)は転換線の下をローソク足が転換線に沿って下降します。
②過熱すると調整が入りやすい
転換線から大きく離れて上昇している価格、大きく離れて下降している価格は
調整(押し・戻し)が入りやすいです。
下図の通り、転換線からいったん離れた価格はすぐに転換線に近づくように戻ってますよね。
これが調整です。
基準線について
計算式・・・
(本日を含めて過去26日間の最高値+最安値)/2
つまり・・・
- 基準線は中期の中心値なので中期の相場水準をあらわします。
- 基準線の勾配は、中期のトレンドを表します。
- 基準線の位置は中期勢力の均衡点(買い勢力と売り勢力の境目)を示します。
価格と基準線の関係で中期(26日間)の勢力が売り方優勢か買い方優勢かが分かります。
→価格>基準線=買い方優勢、価格<基準線=売り方優勢
となります。
基準線の特徴と役割
①トレンドの識別ができる
基準線の勾配で現在トレンドがあるか、もみ合い相場かを識別できます。
中期トレンドこそトレーダーにとって一番大事なものとなります。
なぜかというとこの中期の基準線に沿って売買を行うからです。
短期相場でトレードをしようとすると、上がり下がりが激しくてなかなか自分がついていけません。
長期相場でトレードをしようとすると、途中のスポット的な上昇、下降を我慢してそのまま見過ごさなくてはいけません。押し目で買えるのに買えないのはちょっともったいないですもんね。
②安定したトレンドの押し目となります。
安定した上昇トレンドの押し目は基準線が基本となります。
同様、
安定した下降トレンドの戻しは基準線が基本となります。
③もみ合い相場の中心
もみ合い相場時中心を基準線が教えてくれます。
チャート図でみてみると
上昇トレンドがあるときに押し目を迎えると(黄色の〇のところ)基準線まで落ちてあがっております。
この傾向が続くようであればこの上昇トレンドが安定していることを意味します。
最後に
以上、一目均衡表ってなに? その2 ということでご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
なかなか奥深いツールですね。まだまだ美味しいところがたくさんあるので、以降また紐解いていきます。
知識は武器にも防具にもなります。これからも勉強してお金に困らない暮らしを手に入れましょう!
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。では、また!(^-^)/
※参考文献:小次郎講師 チャート分析大全
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