こんにちは~、キートンです!(^-^)/
前回、みなさんが納めてる年金保険料とその給付についてお伝えしました。
今回は破綻する?もらえる年金がへっちゃう?という問題について、国がどういう対策をやっているのかお伝えしたいと思います。
(表題に書かれてますが。。)
年金概要のおさらい
3階建ての制度で
1階が国民年金、2階が厚生年金、3階が任意の企業年金などです。
また年金が破綻することはありません。
みんなから集めている年金保険料のほかに税金や積立といった財源ももってますので、もらえないことはありません。
その年金の積立投資について、本日は説明したいと思います。
足らない年金は積立投資からまかなおう!
と、いうことで年金財源確保の目的は下図のとおりで
当初は年金給付の一部に積立金の運用収入を充て、一定期間後からは運用収入に加えて、積立金を少しずつ取り崩し、最終的に概ね100年後に年金給付の1年分程度の積立金が残るよう、積立金を活用していく財政計画が定められています。
年金積立金は未来の世代のためのお金
ということで少子高齢化で給付される年金が確保されるよう
下図の通り、年金の一部を積み立て運用しております。
現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったものが、将来世代のために積み立てられています。
この年金積立金を、国内外 の資本市場で運用して増やしています。年金積立金の運用収益や元本は概ね100年の年金の財政計画のなかで、将来世代の年金給付を補うために使われます。年金財源全体のうち、積立金からまかなわれるのは約1割です。
みなさんが納めている年金はなんと資産運用されており長期でみると利益を出しているのです。
ふ~ん、誰が運用してるのー?
はいそれが
GPIF
といって「年金積立金管理運用独立行政法人」
がうちらの納めた年金を投資で運用しているのです。
厚生年金保険事業及び国民年金事業の安定に資することを目的としている組織です。
年金積立金管理運用独立行政法人の略称はGPIF(Government Pension Investment Fund)です。
なんかカッコいいですね。
方針として
- 第一に、長期的な観点に立った分散投資を基本とし、適切なリスク管理を行い、年金積立金の安全かつ効率的な管理及び運用に努めます。
- 第二に、「国民の皆様から信頼される組織」であること。コミュニケーションとチームワークを大切にし、一人ひとりが個性と能力を発揮して、GPIFの使命達成のために努力します。
- 第三に、効率的な事業運営を行うとともに、WebサイトやSNSなどを通じ、積極的な情報開示に努めます。
とのことで
ふ~ん、でGPIFってどこにあるの?
というと
東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー 7階
Tel:03-3502-2480(代表)
主管省庁 厚生労働省(年金局資金運用課)
昭和36年11月25日
年金福祉事業団設立
どんな人がいるの?
経営委員
https://www.gpif.go.jp/about/executives/board-of-governors.html
お金のエリート中のエリートです。そうそうたるメンバーがおられます。。
組織図はこんな感じです。
といった法人組織となっており、そのメンバーはすべてがプロ中のプロを揃いにそろえた投資の最強軍団ですね。
こうやってみると、年金預けててもすこしホッとしますね。
ふ~ん、どんだけ儲かってるの~?
はい、これはGPIFのホームページのトップにも大きくかかげてあるとおり、
約20年で100兆をゲットしてます。
9999億の100倍以上ってことです。すごいですね。うちらのつみたてNISAとはスケールが全く違います。
が、やってることはうちらと同じで、実は市場運用開始以来、2008年のリーマンショックの時期を含めても運用収益率が3.7%とそこはうちらと変わりません。
ですので、相当手堅い投資をしており、収益率が下がったりもしております。
たまーに国会などで消えた年金5兆円などと報道されてるときもありますが
そりゃ投資だから儲からないときもあります。マイナス5兆にくらべたら100兆ってすごいですね。
ま、結果、年金投資が儲かってるのでうちらとしてはなんだか安心ですね。
だけどこれ以上年金受給額が減らないようなんとかしてほしいものです。。
年金積立金の運用目標について
年金財政の安定には、長期的にみて賃金上昇率を上回る運用収益を確保する必要があります。
そこでこのGPIFは
「賃金上昇率+α」をめざしてるとのことです。
厚生労働省には「長期的に積立金の実質的な運用利回り(積立金の運用利回りから名目賃金上昇率を差し引いたもの)1.7%を最低限のリスクで確保すること」が要請されています。
年金積立金の長期的な運用目標=賃金上昇率+1.7%
公的年金の収支バランスを見てみましょう
赤色の部分が資産運用の部分ですね。ここも賃金の上昇率にあわせて+αであげていきましょう!
というねらいです。
では運用実績と賃金上昇率についてみてみると…
年金積立金の運用目標:「賃金上昇率+α」
は余裕でクリアしてるみたいですね。
GPIFもこういってます。
「過去の運用実績は運用目標を上回っており、年金財政の安定に貢献しています。」
ふー、安心した。。
自分のお金が投資にまわってるなんて。。
って思った方もいるのではないのでしょうか。
そうなんです。ほとんどの国民の方が投資をしてるのです。
となるとどんな投資をしているのかきになりますよね(笑)
ちらっとだけご紹介しますとこんなかんじです。
なにに投資してるの?
下図の通り4資産均等に投資してますね。うちらと同じような考え方でちょっと親近感わきますね。
長期的な運用においては、基本となる資産構成割合を決めて長期間維持していくほうが、効率的で良い結果をもたらすことが知られています。
このため、公的年金運用では、各資産の期待収益率やリスクなどを考慮したうえで、積立金の基本となる資産構成割合(基本ポートフォリオ)を定めています。
最後に
以上、年金が投資(運用)されてるって知ってました?
ということでお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか
GPIF「年金積立金管理運用独立行政法人」覚える必要はまったくありませんが、こういう組織が
我々の年金をうまく運用してるってことは知っておいてください。
今日はこのへんで終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
では、また!(^-^)/
<参考>
年金積立金管理運用独立行政法人
https://www.gpif.go.jp
役立つアイテム
扇風機ってめっちゃ役立つって最近知りました。。
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