キートンのウィークリー米国株ニュース 241221/これが強気相場 その2

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

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これが強気相場 その2

FOMCにより大幅な調整下落があったあと、メジャーSQ、トリプルウィッチングなどといわれた今週金曜日でしたが、FRBが注目するインフレ指標であるPCEデフレータ、PCEコアデフレータが予想を下回り、一気に上昇となりました。

まずFOMC(会見内容は後述)。
来年の利下げ予想は4回から2回に半減
インフレリスクと不確実性はより高まってるとパウエル議長発言。
この大きな2点により株価下落しました。
利下げなのに長期金利が上昇、株価下落と、いくら株価が先見指標といえどもこれはちょっといきすぎたのかなと思う一方、たしかにナスダック、S&P500は50日移動平均線を大きく上離れしていたため、市場の高所恐怖症のためこのFOMCをきっかけに下落に転じました。

前回11月25日の記事「これが強気相場」のときと同じく、50日移動平均線に向けて下落、タッチしそこから跳ね上がりましたよね。

これから上がるのかと問われるとそれは誰にもわからないのですが、最近のパターンとなってますので来週上昇というのが自然な流れではないでしょうか。

これが弱気相場、利上げ局面だったらどんどん下がっていく場面も想定できるとは思いますが、強気相場では3歩進んで二歩下がるの繰り返しなので、むしろ絶好の押し目だったともいえるかもしれません。

もはや今年のイベントはもう終了しました。あとは閑散に売りなしともいわれるがごとく、上昇の期待がもてます。

今回ファインプレーだったのが、やっぱりパウエル議長の会見でして、これがあったこそ市場は売り調整のきっかけをもらって株価は調整できました。
そしてその後のPCEデフレータの指標をきっかけに見直し買いが行われたのです。
終わり良ければ総て良しではないですが、パウエル議長がハトであったとしても、なにかしらで売られていた可能性はあったと思います。

ですので、この強気相場については数日下落してももってるか買い増しするのが得策だったと思われ、やはり強気相場はやられてもやられても立ち上がる相場ということがわかりました。

個人的には、今回のような下落調整場面のために余力は残してました。なので個別の買い増しもしましたが、とくにナスダック先物でCFDをエントリーしました、ここは上昇余地ができたためレバレッジトレードも追加したのです。一旦含み損局面もありましたがやはり今週はプラスとすることができ、一部利確、一部持ち越ししております。
※ちなみに個別、CFDは資産のごく一部でやってます。

話しを戻すと、FRBは0.25%の利下げをし、政策金利は4.25-4.5%となりました。
3会合連続の利下げなので金利が低下して株価が上がるのがセオリーなのですが、いまは逆になっております。これはかならずどこかで揺り戻しがくるわけでして、そこのギャップはとっていきたいところですね。

ただそのギャップはそこまで大きくないかもです。経済はつよく、利下げの必要性がそこまで大きくないからです。だから利下げ局面ではあってもまだ政策金利4%くらいで引き締めは続くと思われます。
つまり金融引き締めがまだ残るわけです。

そこで株価はどうなるのかといいますと、実は上がるとみてます。
ことしは利下げを始めましたがそれまで5%強の引き締めが続いていたわけでそこで市場は利下げの期待で株価が上がっていったのですが、それと同様利下げ幅はまだ4%つまり16回分の利下げ余地があるので、これはこのままゆっくり利下げで株価も長期上昇となるのではないでしょうか。

となると、いやー強気相場は長いですぞ、
今回みたいな調整があっても結局あがるわけですから、何回転もトレードができるという意味では
これは非常に楽しみですね。

ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。

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ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

  • ダウは-2.3%(終値:42840.26)
  • ナスダックが-1.8%(19572.60)
  • S&P500は-2.0%(5930.85)

でした。

ダウ

下図をご覧ください。先々週の水曜日の最高値更新から11日続落して、ようやく踏みとどまりました。
ざっというと2か月分の上昇を吹き飛ばした感じです。

先週水曜日の最高値更新から7日続落です。

今週上げたのは

今週下落したのは(下位10銘柄)

ボーイングが先週に引き続きトップとなってます。
ここでおすすめですがアラスカ航空(ALK。ダウ銘柄ではないのですが今回の調整下落をもろともせずに上昇中です。最近ハワイアン航空を買収してサービス拡充中です。

↓↓アラスカ航空(ALK)の株価チャート(日足)

ナスダック

下図をごらんください。
 こちらの調整後は50日移動平均線を支えに21日移動平均線まで反発しました。
週末、クリスマス前ということもあって最後は売られましたがね。。(笑)

ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)

今週下落したのは(下位10銘柄)

アップロビン(APP)相変わらず調子よく今回トップです。ただ今はダウントレンドなのでエントリーは控えたほうがよさそうです。
あと、なんだかんだしれっとアップル(AAPL)が調子いいですね。こちら実は最高値更新!です!
SMCI(スーパーマイクロコンピュータ)はついにナスダック100から外されました、ふ~

↓↓アップル(AAPL)の株価チャート(日足)

S&P500

下図をご覧ください。

おおきく調整、50日移動平均線を下回った次の日にはあっというまに50日移動平均線まで回復してます。ふ~。このままいけば年初にNISAで安く買えるかもですね。そんなにうまくはいかないと思いますが。。(笑)

今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)

下落銘柄は(下位10銘柄)

とくに大型ハイテクははいっておりませんがパランティアテクノロジー(PLTR)は堅調さをみせてます

↓↓パランティアテクノロジー(PLTR)の株価チャート(日足)

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米10年債利回り

下図をご覧ください。
4.530%と今週も連騰止まらず終わるかと思われましたが、PCEデフレータのおかげでなんとか下落に転じてくれました。

これを起点にダウントレンドになってくれるといいですね。なんせ政策金利は4.25-4.50ですから。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

今週も弱いですね~
ただ、しれっとアップルが大きく緑色を強調しており、どや顔状態です。
あとその左となりのPLTRがキラリと光ってるのが素晴らしい。AIソフトウェアでも群雄割拠が始まったということですね。

下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

 

1位は
VCR(一般消費財 アマゾン、テスラ、ホームデポ
2位は
VOX(通信 メタ、アルファベット、ディズニー
3位は
VGT(VGT アップル、エヌビディア、マイクロソフト

先週、先々週と全く同じ順位です。
テスラがだいぶ下がったのが痛いですが、下図の通り紫の支持線がなんとかしてくれるでしょう。
昨日のアフターではプラスなので来週期待です!
エヌビディアもここ最近下がってたのですが、まさに底力をみせてきてます。
こういった株式全体が弱いとき、ピカピカの好決算を出したピカピカの企業が買われるのでしょうね。

↓↓テスラ(TSLA)の株価チャート(週足)

↓↓エヌビディア(NVDA)の株価チャート(日足)

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VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。
18.35と先週からは大きく上昇です。

FOMC後にあるパウエル議長の会見でひょんな発言からぴょんと跳ねてしまいました。。
市場はこういったタイミングをまってたわけで売りに転じられたのです。
ところが昨日のPCEコアデフレータでがっつり抑えられ週末を迎えることができました。
来週クリスマスで休場ですが、それでも楽しみですね。

ドル円の状況

下図をご覧ください。
156.44円/ドルと先週からまたもや3円ほどの大幅上昇です。

これもまたパウエル議長ファインプレーでして。金利高ドル高パンチを市場にくらわせたことで
株安を演出。そしてそのFOMC後の日銀金融政策決定会合にてもはや株価は下げられないプレッシャーのもと利上げ断念を確実にしました。
ドル円為替は寝技が極まっているので、ギブアップつまり、もうどこまでも上がるしかないのではと思います。

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経済イベント(経済指標)

米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。

<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)

  • PMI(購買担当者景気指数・速報値) 12月[製造業PMI・速報値]→前回49.7 予想49.6 結果48.3
  • PMI(購買担当者景気指数・速報値) 12月[非製造業PMI・速報値]→前回56.1 予想55.9 結果58.5
  • PMI(購買担当者景気指数・速報値) 12月[コンポジットPMI・速報値]→前回54.9 予想55.2 結果56.6
  • 小売売上高 11月[前月比]→前回0.4% 予想0.5% 結果0.7%
  • 小売売上高 11月[自動車除くコア・前月比]→前回0.1% 予想0.4% 結果0.2%
  • 鉱工業生産指数 11月[前月比]→前回-0.3% 予想0.1% 結果-0.1%
  • 鉱工業生産指数 11月[設備稼働率]→前回77.1% 予想77.2% 結果76.8%
  • 経常収支 第3四半期→前回-2668億ドル 予想-2870億ドル 結果-3109億ドル
  • FRB政策金利(FOMC) 12月[上限金利]→前回4.75% 予想4.50% 結果4.50%
  • FRB政策金利(FOMC) 12月[下限金利]→前回4.50% 予想4.25% 結果4.25%
  • 実質GDP(確報値) 第3四半期[実質GDP・前期比年率]→前回2.8% 予想2.8% 結果3.1%
  • フィラデルフィア連銀景況指数 12月→前回-5.5 予想2.2 結果-16.4
  • 中古住宅販売件数 11月→前回396万件 予想407万件 結果415万件
  • PCEデフレータ 11月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.3% 予想2.5% 結果2.4%
  • PCEデフレータ 11月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.8% 予想2.9% 結果2.8%

来週のイベント

2024年12月24日(火)
コンファレンスボード消費者信頼感指数 12月→前回111.7 予想112.9 結果
耐久財受注(速報値) 11月[前月比]→前回0.3% 予想-0.3% 結果
耐久財受注(速報値) 11月[輸送除くコア・前月比]→前回0.2% 予想0.4% 結果
新築住宅販売件数 11月→前回61.0万件 予想66.3万件 結果

FOMCでのパウエル議長の会見

下記に示しますが、冷静に客観的にみると、全コメントほとんどが良いことばっかりなんです。ただ市場は売りたいからきっかけみつけて売ったんだと思います。

  • 二大目標に正面から取り組み
  • 経済は力強い
  • 労働市場は引き続き堅調
  • インフレ、2%目標にかなり近づく
  • 消費支出は底堅く、設備投資に弾みが付いている
  • 住宅市場の活動は低調
  • 供給の改善が好調な米国経済を支える
  • 賃金の伸びは緩和
  • 労働市場はインフレ圧力の要因ではない
  • 11月のコアPCEはおそらく2.8%上昇した
  • インフレ期待は引き続き十分に抑制されている
  • 目標達成へのリスクはほぼ均衡
  • 両面のリスクを注視
  • 政策金利はより中立的な水準に向かっている
  • 政策スタンスは現在、大幅に緩和された
  • 今後は利下げでより慎重になる可能性
  • 政策の制約緩和が遅すぎれば、経済や雇用を過度に弱める可能性がある
  • 既に決まった道筋はない
  • 来年の政策金利見通しはより高くなっており、これはインフレ率と整合する
  • インフレ率が持続的に2%に向かわなければ、利下げペースをより鈍化させることが可能
  • 労働市場が予想外に鈍化するか、またはインフレ率が急速に低下した場合、(金融政策を)より迅速に緩和できる
  • リスクは二面的、その間でバランスを図ろうとしている
  • 労働市場の下振れリスクは減少したものの、依然として鎮静化している
  • インフレ率を2%まで引き下げるために、さらなる(金融)引き締めは必要ないと考えている
  • 雇用創出は失業率を一定に保つ上で必要な水準を下回っている
  • 労働市場は徐々に鎮静化している
  • インフレ率はおおむね予想通りに推移している
  • 住宅サービス価格が継続的に低下している
  • 金利調整の「規模と時期」の文言は、利下げペースの減速が迫っている、もしくはその時期に到達したことを示している
  • 利下げペースの鈍化は、予想インフレ率の上昇を反映している
  • インフレを巡るリスクと不確実性はより高まっている
  • 来年の利下げはデータに応じて判断する
  • 中立的な水準にかなり近づいている
  • 利下げペースの鈍化要因は、力強い経済成長と失業率の低さ
  • 道筋が不確かなときは、少しゆっくりと進むべき
  • インフレ抑制の進展を見極めたうえで、追加利下げを検討したい
  • インフレ率および堅調な労働市場について、さらなる進展を確認したい
  • FOMCは関税措置がインフレにつながる可能性のある経路を検証中、適切な政策対応を慎重に検討する準備ができている
  • 関税の影響について結論を出すのは尚早
  • コアインフレ率が予想通りに来年に2.5%低下すれば大きな進展
  • FOMC声明の「程度とタイミング」という表現は、利下げペースを緩める段階にあることを示す
  • 一段の利下げにはインフレ状況のさらなる改善が必要
  • 米経済は非常に好調に推移
  • 景気後退が通常よりも起こりやすいと考える理由はない
  • インフレを2%に回帰させるには、抑制的な政策の継続が必要
  • 住宅インフレは着実に鈍化下している
  • モノの価格上昇率はおおむねパンデミック前のレンジに戻った
  • インフレはなお2021、22年の大きな衝撃からの巻き戻しの状態にある
  • インフレ2%回帰に向けた軌道にあると確信
  • 2%に到達するにはなおこれから1、2年かかる可能性
  • 労働市場は減速しており、状況を注視
  • 労働市場は懸念を引き起こすほど冷え込んでいない
  • プロセスの新たな局面にある
  • 政策はなお十分に制約的、中立に近づきつつあり、慎重に動くのが適切
  • インフレの進展を見極める必要がある段階にある
  • ここまでは迅速に行動した、今後はより緩やかに動くことになる
  • 採用率の低下は労働市場軟化の兆候
  • 賃金は健全かつこれまで以上に持続可能な水準
  • 労働市場の減速は非常に緩やかで秩序あるぺース
  • 経済について非常に楽観的
  • ここからは新たな段階で、追加利下げに慎重となる
  • 地政学的混乱は引き続きリスク
  • 3年先の経済予測に大きな不確実性
  • インフレ鎮静化の進展が望んでいたより遅いことはフラストレーション
  • 2%を超えるインフレには満足できず
  • インフレの2%回帰を達成できると確信
  • 来年の利上げはありそうにない

株式資産公開

これまで私キートンの株資産は公開しませんでしたが、楽天さんのをお見せしておきます。
まだまだですが頑張ります!先週からほとんどさがらず。。為替効果でかいっすね。

最後に

以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 241221/これが強気相場 その2」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか

今回ファインプレーだったのが、やっぱりパウエル議長の会見でして、これがあったこそ市場は売り調整のきっかけをもらって株価は調整できました。利下げと株価下落のギャップ、ガッチリ取りにいきましょう!

株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/

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