こんにちは~、キートンです!(^-^)/
(PR)
米政策金利0.5%の引き下げ
FOMCでの政策金利の結果は下記となります。
- FRB政策金利(FOMC) 09月[上限金利]→前回5.50% 予想5.00% 結果5.00%
- FRB政策金利(FOMC) 09月[下限金利]→前回5.25% 予想4.75% 結果4.75%
みなさん周知の事実ですが、
ブログ的には備忘録的な感じで記録は残しておきたいので
一応書いておこうかと思います。
とはいえ
これからのFRBの考え方などにより若干のルートは変わるかもしれませんので
それについてだけ頭に入れておけばいいのかなと思います。
結論は
パウエル議長の会見にもあったとおり
今後の金利もデータ次第ということになります。
つまり、FRBは決め打ちはしてこなかった。
これからも柔軟に対応すると言ってるのです。
これが意図することは
・利上げもあれば利下げもあれば、なにもしないこともある。
・選挙、政治によってFRBは独立性を保つ。
なんだかアメリカの中央銀行ってすごく生活に密着してますよね。
で国民寄り。
ということでアメリカ経済はいよいよ着陸態勢に入りました。
一応シートベルトを着けて、トイレは着陸後、シートベルトのサインが消えてからでお願いします。
な~んちゃって(笑)
で
そこにサプライズがありました。
あとでパウエル議長の発言を示しますが
0.5%のサプライズというより、コメントのサプライズ、でした。
FOMC開催前から0.5%の可能性はいくらかありましたが
おそらく事前にパウエルさんがウォールストリートジャーナルへ
観測記事を出させました。
「0.5%利下げの可能性もあるよ」
と
そこで、アナリストや市場はどっちどっち?と
憶測が飛び交いましたが
大きな混乱なく、株価も比較的安定したままFOMCへ突入しました。
そこでパウエル議長率いるFRBは
市場は混乱してないぞ、これはいける!
と確信し
0.5%引き下げを決断したと思われます。
でそのあとのパウエル議長の発言は
なんとも余裕ある回答で
とポジティブかつ市場アナリストすべてから好感のもてる
コメントを発したのです。
これがサプライズとなり、当日の株価は上昇したあと下降するも
ほぼ前日の値と同じ値で引けました。
そして翌日、ナスダック先物を例にとると
日本時間の日中、値段が下を全く見ず、上げに上げ続け
なんと翌日日本時間の午前4時まで上げ続けたのです。
ここで売り(ショート)のトレードはほとんどだれも考えなかったのでしょう。
ダウ、S&P500は史上最高値をつけて引けてしまいました。
FOMC前はSNSなんかで
などと
なんとも断定的なお粗末なコメントが
散見されましたが
全てひっくりかえりましたね(笑)
これらみなさん見てるかもしれませんが
断定的なコメントというのは
閲覧数を稼ぐための発信ですので
絶対に信用しないでくださいパウ(笑)
ちなみに私キートンは利下げ前の株価の動向をみて
買いをいれていきました。
どちらにしろ利下げのインパクトは一定の影響はあると見、
経済に減速は見られなかったためです。
さすがにショート勢は状況をみて意気消沈したのでしょう。
だって売る要因がひとつもみつからないのですから。。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+1.6%(終値:42063.36)
- ナスダックが+1.5%(17948.32)
- S&P500は+1.4%でした。(5702.55)
ダウ
下図をご覧ください。
FOMC前後で窓をつけての上昇、
かつ、
前回8月終わりの高値を上回っての最高値更新で今週は締めくくりました。
パチパチパチパチ👏
今週上げたのは
今週下落したのは
セクター関係なく上げてますがややディフェンシブ優勢って感じですかね。
やっぱり米国株強いですね。
ナスダック
下図をごらんください。
週の半ばで一旦落ちましたが、フィボナッチ0.236の線をサポートに大きく反発し、
前回高値を試す展開です。
ナスダックだけ最高値更新できないんですよね~
でも、まだこれは復活の余地ありということで期待したいと思います。
がしかし、今後は金利低下による株高がくるとはいうものの
ディフェンシブも勢いつけてくるでしょうから
なかなかいい勝負するのではないでしょうか。
ナスダック100
今週上昇したのは(上位より)
今週下落したのは(下位より)
インテル(INTC)はクアルコム(QCOM)が買収をもちかけたとのことで
急騰してます。がこれはまだまだ現実味がないということで、インテルは値動き激しいので
手を出さないほうがいいかもですね。
それより、強いのがメタ(META)最高値更新からも上げ続けてますね。
S&P500
下図をご覧ください。
先週は「最高値更新を来週トライします。」と申しましたが
一気に5667をぶち抜いてきて、5702.55で引けてます。
買いの号砲というか、狼煙が上がったというか
まさに株式の黄金時代が目に見えてスタートしたという感じです。
新値をとったのでまた上昇トレンドに入る確率は高いですね。
9月3日は5623
9月20日が5702
9月上がっとるやないかい!
とこれもアナリストの懸念を吹き飛ばした形となります。
9月だからこれから下がります
と言いたいのはわかりますが
事実利下げが行われたところなので、よほどの数字が出てこない限り
上昇トレンドがくるのではないでしょうか。
売る理由が。。ないですからね。
住宅市場が弱いといわれてますが
パウエル議長もいうとおり
「金利が正常化するにつれ、住宅市場も正常化すると考えている」と私も同感です。
しかもセクターローテーション的には
金融相場のスタートですから
・情報技術
・不動産
に資金が入ってくる局面が始まったわけです。
他にはIOT、PLTRは昨日も1%以上上げてます。
4年半ぶりの利下げのパワーはかなり絶大だと思います。
たぶん今はフルインベストメントでいいのではと思います。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.741%と先週から上昇??してます。
ちょっとちょっと、
利下げしたのに金利上がるってどういうこと?
これにはテレビのアナリストも面食らってまして。。
利下げによるインフレ懸念によるものだといわれてます。
知らんけど。。(笑)
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
S&P500でいうと前半横ばい、後半上昇だったので
比較的上昇銘柄が多いというのが概況ですが
これをみると、
銘柄ごとに濃淡がはっきりしてるような気がします。
右上の生活必需品、中央下のヘルスケアが弱く、
左上の大型ハイテク、左下の金融が強い
感じです。
が、弱いと言ってもちょっと前みたいな大幅下落とかは
ないので今後のセクター別レースには期待が高まります。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
全体的にどのセクター上昇トレンドに変わりつつあります。
VDE(エネルギー)以外はここ1か月でプラス成長となっております。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
先週末からほぼ横ばい、若干下げて16.16で水平飛行です。
FOMC前後でぎっこんばったんするかと思ったら
ボラティリティは低く、だいぶ落ち着いておりました。
利下げが0.5%と大きかったのでちょっとマーケットがギクシャクするかなと思いましたが、みんな利下げに慣れてなく一日あけて反応があり、急騰しました。
ドル円の状況
下図をご覧ください。143.85と先週末より3円強上げてます。
日米の金利差縮小で大きく円高になるかと思いきや
ちょっとびっくりですね。
日本の金利は据え置きだったのも影響あるかもですね。
FOMCまで、織り込みを強めてきて160円から140円まで20円も下がったこととなります。
ここで一旦底を打つのか、来週の動きにも注目です。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 小売売上高 08月[前月比]→前回1.0% 予想-0.2% 結果0.1%
- 小売売上高 08月[自動車除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.2% 結果0.1%
- 鉱工業生産指数 08月[設備稼働率]→前回77.8% 予想77.9% 結果78.0%
- 鉱工業生産指数 08月[前月比]→前回-0.6% 予想0.2% 結果0.8%
- FRB政策金利(FOMC) 09月[上限金利]→前回5.50% 予想5.00% 結果5.00%
- FRB政策金利(FOMC) 09月[下限金利]→前回5.25% 予想4.75% 結果4.75%
- 経常収支 第2四半期→前回-2376億ドル 予想-2620億ドル 結果-2668億ドル
- フィラデルフィア連銀景況指数 09月→前回-7.0 予想3.0 結果1.7
- 中古住宅販売件数 08月→前回395万件 予想391万件 結果386万件
来週のイベント
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 09月[コンポジットPMI・速報値]→前回54.6 予想54.0 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 09月[製造業PMI・速報値]→前回47.9 予想48.4 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 09月[非製造業PMI・速報値]→前回55.7 予想55.1 結果
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 09月→前回103.3 予想102.9 結果
- 新築住宅販売件数 08月→前回73.9万件 予想69.5万件 結果
- 耐久財受注(速報値) 08月[前月比]→前回9.8% 予想-2.9% 結果
- 耐久財受注(速報値) 08月[輸送除くコア・前月比]→前回-0.2% 予想0.1% 結果
- 中古住宅販売成約指数 08月[前月比]→前回-5.5% 予想-1.0% 結果
- PCEデフレータ 08月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.5% 予想2.3% 結果
- PCEデフレータ 08月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.6% 予想2.7% 結果
FOMC後のパウエル議長の会見
パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通りです。
- 目標にしっかりと照準を合わせる
- 経済は総じて好調
- 経済の強さを維持することに尽力
- 今日の決定は、労働市場の強さが維持できるという自信の高まりを反映
- 個人消費は引き続き堅調
- 住宅投資は第2・四半期に減少
- 供給状況の改善が過去1年間の需要を支えてきた
- GDP成長率は堅調に推移すると予想
- 労働市場は引き続き冷え込んでいる、今年初めから顕著に後退
- 労働市場はパンデミック前よりも逼迫していない
- 労働市場はインフレ圧力高まりの原因ではない
- インフレは大幅に緩和したが、依然として目標を上回っている
- 長期的なインフレ期待は安定しているようだ
- われわれの優先課題はインフレ抑制、それには大きな困難を伴う
- 制約的な金融政策は需給バランスの回復に役立った
- われわれの忍耐強いアプローチは成果をもたらした
- インフレは目標にかなり近づいている
- インフレ上昇リスクは減少し、労働市場減速リスクは上昇した
- われわれは双方の責務の両側のリスクに注意を払っている
- リスクを考慮した結果、本日50bpの利下げを実施
- この政策調整は経済と労働市場の強さを維持するのに役立つ
- われわれは事前に決められた道を進んでいない、会合ごとに決定を下す
- 必要に応じて政策を調整する
- 経済が堅調でインフレが続くなら、政策をよりゆっくりと縮小する
- 同様に、労働市場が悪化しても対応できる
- 前回会合以降ブラックアウト期間含め多くのデータを得、50bpの利下げが正しいと結論付けた
- 適切であれば、利下げを早めたり遅らせたり、一時停止したりできる
- インフレ率と雇用の進展を考慮すると、より適切な政策調整を行う時期を迎えている
- われわれの政策の方向性は中立に向かっている
- 適切だと判断するスピードで動いていく
- 良い議論が行われた
- きょう決定した50bpの利下げについて幅広い支持を得た
- 様々な見解があったが、共通点も多くあった
- (利下げペースに関する質問に対し)会合ごとに判断し、急ぐ必要はない
- 委員会が急いでいるという感覚はない
- 利下げについて力強いスタートを切った
- 50bpの利下げを実施できたことを非常にうれしく思う
- ただ、今後も会合ごとに慎重に進めていく
- 労働市場は堅調な状態にあり、それを維持したい
- 米経済は良好であり、それを維持したい
- 後手に回っているのではなく、これは適時であると考えている
- これは後手に回らないというわれわれのコミットメントの表れである
- 政策金利の引き下げについて非常に忍耐強く対応してきた
- われわれの忍耐はインフレに対する自信という見返りをもたらした
- きょうの決定をもとに、これが新しいペースだと考えるべきではない
- われわれは適切だと判断するペースで動いている
- 準備金は依然として豊富であり、当分の間その状態が続くと予想
- バランスシートと政策金利の調整はいずれも正常化の一形態
- 労働市場の状況は明らかに冷え込んでいるが、状況のレベルは最大雇用にかなり近い
- 労働市場は注意深く見守る必要がある
- 政策調整が労働市場を支えると考えている
- 小売売上高や第2・四半期GDPは経済が堅調なペースで成長していることを示している
- 失業保険申請や解雇の増加は見られない
- FRBの政策は依然として制約的だ
- インフレ率2%回帰に労働市場のさらなる緩和は必要ない
- 失業率は依然として健全な水準
- 労働市場参加率は高い水準にあり、賃金上昇率は依然2%のインフレ率に整合的な水準を若干上回っている
- 移民は失業率上昇の原因の一つ
- 中立金利はパンデミック以前よりも大幅に上昇しているようだ
- FRBの決定は政治やその他の事柄に関するものではない、意思決定に他のフィルターはかけない
- われわれの意図は、現在の強さを維持することだ
- 時間をかけて金利をより正常な水準にしていくつもりだ
- インフレに対する勝利を宣言しているわけではない
- インフレ率は2%に近づいているが、まだ達成していない
- インフレ抑制の進展に勇気づけられている
- 住宅インフレはやや足かせとなっている
- 住宅市場の本当の問題は供給不足、FRBは供給制約を解決できない
- 金利が正常化するにつれ、住宅市場も正常化すると考えている
- 委員会の全員が行動を起こす時だと同意
- 今日の決定はFOMCで幅広い支持を得た
- 人々がインフレを経験していること、そしてそれが苦痛であることは理解している
- (FRBの独立性について)それが継続すると強く信じている
- われわれはより中立的になるよう政策を徐々に再調整している、その点で良いスタートを切った
- 現在の経済状況で景気後退の可能性が高まっていることを示す兆候は見られない
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240921/米政策金利0.5%の引き下げ」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
すでに利下げは織り込み済み
0.5%利下げだと株価暴落
円高ドル安が進み130円台に突入
0.25%利下げ確定
などと
なんとも断定的なお粗末なコメントが
散見されましたが
全てひっくりかえりましたね(笑)
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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やっぱりワイヤレスイヤホンって最高です。
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なおYouTube「ばっちゃまの米国株」でも取り上げられてました。
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