キートンのウィークリー米国株ニュース　240413／ヒーロー、現る

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こんにちは～、キートンです！(^-^)/

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ＣＰＩ→ＰＰＩ→決算発表
ダウ、ナスダック、S&P500
今週のセクター別騰落一覧（ヒートマップ）
ＶＩＸ（恐怖指数）
ドル円の状況
経済イベント（経済指標）
1. 今週のイベント結果（経済指標の結果）
2. 来週のイベント
最後に
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ＣＰＩ→ＰＰＩ→決算発表

現れたヒーローについては後ほど紹介するとして。。

米3月消費者物価指数（ＣＰＩ）ですが、
全体、コアとも予想を上回る！！
との報道により、一気に先物がズドンと下げ、株価もその日は急落から始まりました。
しかし、
引けてみると、ナスダックは－０．８％強程度の下げで収まってしまいました。

ちょっと拍子抜けした感じがしてしまい、むしろ株価の強さを感じました。ネガティブニュースは強気相場ではショックにはなるも相場がクッションになってる感じですね。

で、ＰＰＩ（生産者物価指数）は予想を下回る結果となり、株価にはポジティブニュースでした。とくにナスダックは上昇に転じました。

生産者物価指数（PPI） 03月[前月比]→前回0.6%　予想0.4%　結果0.2%
生産者物価指数（PPI） 03月[前年比]→前回1.6%　予想2.2%　結果2.1%
生産者物価指数（PPI） 03月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.3%　予想0.2%　結果0.2%
生産者物価指数（PPI） 03月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回2.0%　予想2.2%　結果2.4%

決算発表シーズンのスタートということで、まずはいつものごとく銀行セクターからスタートですが
が！！昨日は
ＪＰモルガンの株価　－６％強、
ウェルズファーゴの株価　－０．３９％
と
下げておりまする。。純金利収入が予想を下回ったとのことで。

そして中東情勢が活発化しそうな状況にあり、リスクオフモードにいきなり突入しております。

ちょっとシナリオがずっこけましたね。
　がしかし、これは一過性の出来事ですのでまたエントリーチャンスが来たと思ってよろしいかと思います。この土日でなにがあるかわかりませんが、じっくりウォッチする局面でもありますね。

で、来週の決算発表予定としましては下図の通りとなっております。

引き続き銀行株からスタートしゴールドマン、バンカメ
それからユナイテッドヘルス、ＪＮＪ、
そして注目の「ＴＳＭＣ」台湾セミコンダクタの発表が木曜日の寄り前にございます！

$NFLX $TSM $BAC $GS $UNH $ASML $JNJ $UAL $AXP $MS $ISRG $PG $SCHW $ABT $AA $NOK $SLB $LVS $SKIL $PLD $BK $MTB $KMI $IBKR $TRV $JBHT $BX $DFS $KEY $USB $PNC $PPG $GNTY $DHI $CSX $ELV $FBK $ALK $SSLG $TCBI $WIT $INFY $INSE $FITB $ALLY $MBWM $SNV $LBRT $OMC $OTRK

わくわくが止まりませんね。

　金利にかかわるビッグニュースに振り回されいよいよ決算発表という段階で中東情勢が緊張を増してきた一週間で目が回ってしまいましたが、落ち着いて相場観察してみたくまずは今週の米国主要３指数について振り返ってみましょう。

ダウ、ナスダック、S&P500

３指数は終値ベース、先週末比で

ダウは－２．４％（終値：37983.25）
ナスダックが０．０％（16175.09）
S&P500は－１．６％（5123.40）

でした。

ダウ

下図をご覧ください。かなり下げてきてますね。５０日移動平均線を完全に割り込んでおります。

　言っちゃ悪いですけど、ヒデーことになってます。２週続けて－２％台ですからねー

インテル（ＩＮＴＣ）－７．８％
ベライゾン（ＶＺ）－５．７％
ユナイテッドヘルス（ＵＮＨ）－３．６３％
イーライリリー（ＬＬＹ）－４．１５％
ＪＰモルガン（ＪＰＭ）－７．４２％
ボーイング（ＢＡ）－７．４２％
ジョンソンエンドジョンソン（ＪＮＪ）－３．２％
ホームデポ（ＨＤ）－４．１９％
とかとか。

　一方、アップルがなんと＋４．１１％と王者がここで目を覚ましつつあります。
今週はどうもディフェンシブ銘柄がメインでやられました。

金利に敏感なハイテクよりディフェンシブ銘柄がやられるなんて。。

ナスダック

下図をごらんください。つ、つよい。。

　ＣＰＩでフルボッコかと思われたナスダックですが、なんとその日は陽線をつけて終わってます。そしてＰＰＩでがっつり上げましたが、例のイランイスラエル問題で金曜は下げてしまってます。
　でも５０日移動平均線よりは上でなんとか２１日移動平均線付近で耐えてるところが素晴らしいと思います。

なんせ今回ヒーローが現れましたからね。ピンチのときにやってくるのがヒーローでして。。
そのヒーローとは、そうあの
Ａｐｐｌｅ（ＡＡＰＬ）
です。
　こいつが表れたのはＣＰＩ発表の次の日、ＰＰＩがポジティブだったが弱かったので連日安かと思いきやなんと１％超えの上昇、でそのとき現れたのが王者アップルだったのです。
　材料としては、今年末から来年にかけて発売するＭａｃ製品にＡＩを搭載した新型Ｍ４チップを組み込むとのことです。

下図はアップルのチャートでして、木曜、金曜と連日高で今週＋４．１１％とナスダックを下支えしております。

「ヒーローってのはな、ピンチの時にあらわれんだよ！」by ウィングマン

ということで来週からの発表ほんとに楽しみですね。

↓↓アップルのチャート（日足）

S&P500

　残念ながら、最後の最後で２１日移動平均線を完全に下回ってしまいましたね。しかし５０日移動平均線にはまだタッチしていないので、ここからの反発に期待したいところです。
　ナスダック同様、時価総額加重平均で構成されてますのでアップルがいなかったらダウ同様５０日移動平均線を割ってたかもですね。
　でもこれ押し目かもしれません、トレードの方はチャンスですね。

米10年債利回り

下図をご覧ください。

４．５２６と先週に引き続き急上昇してます。

　市場は利下げが利下げがとかなり神経質になってますが大丈夫でしょうかね。そんなに弱気になってと思います。。別に利下げ時期が遅れようともリセッション懸念はいまはまったくないので、企業の業績に目を向けてもいいのになあと思います、おそらく来週以降は市場は業績発表に群がるでしょうからそこでの上昇タイミングを見計らってエントリーするチャンスがくると思われます。
　いまは金利かなり高いので小型株は少しまっておいたほうがいいかもですね。　

今週のセクター別騰落一覧（ヒートマップ）

　今週も先週にひきつづきあらゆる銘柄が焼かれてます。
で、ピカッと光ったのがさきほども申しましたＡｐｐｌｅです。
ここできたアップル、見事ひとり輝いてますね。となりのグーグルも堅調ですが。
で、右下のほうに小さく光をみせるのがＧＥベルノバ（ＧＥＶ）先週も紹介しましたがやはりきましたねー。９．２１％もの上昇でした。

下図をご覧下さい。１か月のセクター毎の株価指数の推移です。

　一か月での伸びでトップ集団はさほどかわらず、ＶＤＥ（エネルギー）、ＶＯＸ（電気通信）ＶＰＵ（公益）の順でならんでおります。

　週末にかけてどのセクターも右肩下がりですが、全体が下がる時は業績にかかわらず下げてますので、ここで業績好調の銘柄は買いのチャンスと考えます。とくにＡＩ関連銘柄。そしてこれから決算発表ですから、ほんとに今がまさにチャンス中のチャンスですね。
　私キートンも来週は安全装置を解除してハンマーを引いておき、いつでも引き金（トリガー）を引けるよう準備しておきたいと思います。

ＶＩＸ（恐怖指数）

下図をご覧ください。
　１７．３０とこれまた先週から上昇してます。

木曜日はいったん１５を切って落ち着いたのですがね。やはりイランイスラエル情勢が影響しており、完全リスクオフムードです。
　普通でしたら恐ろしくて買えないのですが、米国は今回のいざこざには手を出さないのに加え、遠方での戦争になりますので、これは一時的な上昇になる可能性が高いです。来週は虎視眈々と狙いを定めていきましょう！