こんにちは~、キートンです!(^-^)/
先週はFOMC前ということもあり、ちょっと一服ということで株価は全体的に軟調でした。
今週はそのFOMCが開催され、結果、株価は上昇という形になりました。
結論、パウエル議長の会見内容が利下げにポジティブだったことがクローズアップされたためです。
FOMCの結果としては
政策金利は5.25-5.50%
今後の政策金利は下図の通り
今年2024年は0.25x3回の利下げを見込んでおります。
FOMC前は当初の3回の利下げから2回になるかもと市場は懸念されてましたが、当初予定通りの3回を維持したことで、期待が復活し株高の推進力となりました。
加え、
パウエル議長の会見では
「政策金利、ピークにある公算」
「年内のいずれかの時点で利下げに踏み切る可能性高い」
「バランスシートについては、保有資産縮小ペースの減速巡り議論した」
「かなり早い時期に保有資産の縮小ペースを落とすことになるだろう」
「将来の会合について何も決定せず、今後もデータ次第」
「力強い雇用自体は利下げを見送る理由にはならない」
と先々週の発言どおりの内容を述べ利下げに前向きな姿勢を示したことで利下げ後ズレの懸念を払しょくしました。
※あとでパウエル議長の会見内容を記載しておきます。
一方、AI相場はどうなのかというと、
NVIDIAの株価チャートをみてみると
かなり強いチャートになっております。
先週3/8㈮に大陰線をつけたあと、どうなるものかと思ってましたが、
取り越し苦労におわり、本日終値ベースでは過去最高値をつけて引けております。
ちなみに
先週、誰とは言いませんが、超有名なアナリストさんが「AIバルブの崩壊がくる」と豪語されておりました。
たしかにいつかはやってくるかもですが、まったくそんな兆しがみえる気がしません。
NVIDIAは5年ぶりの年次カンファレンス「GTC2024」を開催し、ファンCEOが会見を行いました。
以下NHKより
アメリカの半導体大手、エヌビディアは、AI向けの新たな半導体を発表しました。利用が拡大している生成AIの回答を作成する性能を従来の最大30倍に高められるとしていて、AIを活用した技術開発がさらに加速しそうです。
NHKより
これは、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOが18日、アメリカ西部カリフォルニア州の本社近くで開いた開発者向けのイベントで発表しました。
それによりますと、会社が手がけている画像を処理する半導体で、大量の計算を同時に処理できる「GPU」について、生成AIの学習や回答する性能を高める新たな製品を投入するとしています。
アマゾンやグーグル、マイクロソフトなどで導入される見込みだということで、ことしの後半から利用できるようにするということです。
会社は、自社の従来の製品に比べて、質問を受けて回答を作成する性能は最大30倍、エネルギー効率も25倍に高められるとしています。
フアンCEOは、イベントの講演の中で「生成AIの革命が起きている。新たな産業革命だ」と述べ、AIの発展が社会にこれまでにない変化をもたらすことを強調しました。
生成AIは世界中で利用が急速に拡大していて、エヌビディアが最新の半導体を投入することでAIを活用した技術やサービスの開発がさらに加速しそうです。
と、AI革命はまだスタートラインに立ったばっかりで、これからの分野です。
まだ、始まってもないのに崩壊とはまったくちゃんちゃらおかしいですね。
また、SNSでは「パウエル議長はタカ派でくる」
との予想が結構みられたのですが、まったく逆でしたね。
ま、つまり予想はよそう、予想や人の意見の影響で相場をはってはいけない。ということです。
昨日金曜日の相場は上昇週間の終わりということで、利益確定売り、持ち高調整が旺盛で、株式含め先物も下げて終わってます。また来週が楽しみですね。ちなみにNVIDIAは3%強の上昇で引けましたが。。
ということで、FOMCを無事通過し、上値が軽くなった今週の米国主要3指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+2.0%(終値:39475.91)
- ナスダックが+2.9%(16428.44)
- S&P500は+2.3%(5234.17)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
先週は21日移動平均線を下回る場面がありましたが、今週は21日移動平均線を上回り、さらに上にはなれ引けております。
マイクロソフト、アマゾンは今週上昇しております。今週上昇したのは、CAT(キャタピラ)、VZ(ベライゾン)、DIS(ディズニー)、CRM(セールスフォース)、HD(ホームデポ)、JPM(JPモルガン)、AXP(アメックス)、MRK(メルク)などで、全体的に上昇しました。がNIKEが決算ミスって大幅にマイナス、ダウの足を引っ張りました。
依然としてアップルは調子が悪く、今週はマイナスで終わっており、回復の兆しが見られません。
ナスダック
下図をごらんください。
こちらも21日移動平均線を下支えとして、反発し先週比上昇で終えてます。
2月中旬からのボックス相場の上値を突破した形となっており、来週以降の上昇が見込めそうです。
S&P500
こちらも21日移動平均線の上をトレースするように上昇しており、ほか2つの指数と違うのは3月も右肩上がりで上昇しているという点です。つまりディフェンシブ銘柄が強いという意味でもあります。
前に言いましたが、今年はもしかしたら1995年同様、年中右肩上がり相場になるかもですね。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.202と先週から約0.1下げてきております。
これは当然FOMCの結果を受けての影響が強く、来週以降はこれまでの上下の振れがある程度おさまってくるかもしれませんね。でもまだ依然として高い水準にあるので、じわじわ下げる方向もありえます。
そうなると、金利下落に敏感なラッセル2000の復活があり得ますので、注視しておいたほうがよさそうです。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
大手ハイテク(アップル以外)はすごく堅調です。テスラもあげてます。で、ほかのディフェンシブも悪くなく、FOMCの影響が多分にあるようです。
いまはNVIDIAに注目されてるかと思いますが、今週は勢いをとりもどし、7%強の上昇で終えてます。GOOGもかなり調子よく7%弱の上昇。
いっぽう、産業セクターも光っており、GE(ゼネラルエレクトリック)、ETN(イートン)これらの上昇がとまりません。チャートをお見せすると下図のような動きです。すごいですね。
↓↓GE(ゼネラルエレクトリック)
↓↓ETN(イートン)
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
一か月での伸びでトップ集団はさほどかわらず、VDE(エネルギー)、VIS(資本財、サービス)の順でならんでおります。
エネルギーセクター(VDE)が依然として調子いいです。1つだけ抜きんでております。NVIDIAがけん引してるというものの、こういったディフェンシブも目を離せませんね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
13.05と先週15近くまであったのが、FOMCの影響でだいぶ下がりました。
大概、FOMC前に上げて、FOMC後に下がるというのが基本ですので、今回はそのとおりとなりました。来週以降が楽しみですね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。151.406円/ドルとまたまた先週から2円近く上昇です。
こちらについても、ニュースやSNSなどで、円高予想の人がまだいましたが、個人的にはそうはあまり思いません。
今回のFOMCで利下げ時期の延期懸念がなくなったのにもかかわらず、また、さらには日銀が利上げしたにもかかわらず、「ドル高円安」です。
金利差縮小だから円高ドル安でしょ。と思うのは間違いなのかもですね。
200日移動平均線は右肩上がりだし、なんといっても新NISAの影響は無視できないと思います。
いいかえれば、日本がアメリカに投資したようなもんで、国レベルでの資金の動きは大きいし、積み立てというボディーブローのような資金投下が今後も続くわけですからね~。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- FRB政策金利(FOMC) 03月[上限金利]→前回5.50% 予想5.50% 結果5.50%
- FRB政策金利(FOMC) 03月[下限金利]→前回5.25% 予想5.25% 結果5.25%
- 経常収支 第4四半期→前回-2003億ドル 予想-2090億ドル 結果-1948億ドル
- フィラデルフィア連銀景況指数 03月→前回5.2 予想-2.5 結果3.2
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月[製造業PMI・速報値]→前回52.2 予想51.8 結果52.5
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月[非製造業PMI・速報値]→前回52.3 予想52.1 結果51.7
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月[コンポジットPMI・速報値]→前回52.5 予想52.2 結果52.2
- 中古住宅販売件数 02月→前回400万件 予想394万件 結果438万件
来週のイベント
新築住宅販売件数 02月→前回66.1万件 予想67.7万件 結果
耐久財受注(速報値) 02月[前月比]→前回-6.2% 予想0.8% 結果
耐久財受注(速報値) 02月[輸送除くコア・前月比]→前回-0.4% 予想0.4% 結果
コンファレンスボード消費者信頼感指数 03月→前回106.7 予想107.1 結果
実質GDP(確報値) 第4四半期[実質GDP・前期比年率]→前回3.2% 予想3.2% 結果
中古住宅販売成約指数 02月[前月比]→前回-4.9% 予想 結果
PCEデフレータ 02月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.4% 予想2.5% 結果
PCEデフレータ 02月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.8% 予想2.8% 結果
FOMCでのパウエル議長の会見内容
- 景気はかなり改善している
- インフレは大幅に緩和したが継続的な進展は保証されていない
- 先行きは不透明
- GDPは、サプライチェーンの回復や旺盛な消費者需要によって支えられてきた
- 金利上昇は債券投資を圧迫している
- 労働市場は引き続き相対的にタイトだが、需供バランスは改善しつつある
- 名目賃金の伸びは緩和している
- 労働需要は依然として供給を上回っている
- FOMCメンバー、労働市場のリバランスが続くと予想
- インフレ率は依然として目標を上回っている
- 長期的なインフレ期待は依然、十分安定している
- 目標に対するリスクはより均衡
- 政策金利、ピークにある公算
- 年内のいずれかの時点で利下げに踏み切る可能性高い
- 先行きは不確定で、リスクを引き続き注視
- 必要に応じ、高水準の金利をより長期間維持する用意ある
- 政策決定に際し入手されるデータを慎重に見極める
- 二大責務双方にコミット
- 利下げに踏み切る前にインフレが持続的に鈍化しているという確信を強める必要
- 会合ごとに決定する
- われわれの予測は計画ではなく、状況に応じ調整する
- バランスシートについては、保有資産縮小ペースの減速巡り議論した
- かなり早い時期に保有資産の縮小ペースを落とすことになるだろう
- 縮小ペースの減速によって、スムーズな移行が可能となり、短期金融市場におけるストレスを緩和させるだろう
- 経済は好調
- インフレデータは予想を幾分上回ったが、インフレ抑制に向けた良好な進展は続いている
- 「時間をかけ」インフレを2%に低下させることに強くコミット
- 時間とともに住宅部門で家賃の上昇が鈍化するという一定の確信があるが、その時期は定かではない
- リスクは現在、双方向にある
- 最初の利下げは結果論であり、それがいつかは慎重にデータに基づき判断する
- 1月のインフレ指標はかなり高かったが、季節的な影響があったと考えられる
- 1月と2月分のインフレ指標を合わせて考えても、全体像は変わらない
- この2カ月のデータに過剰反応するつもりはない。
- 今後の道のりも簡単ではない
- 将来の会合について何も決定せず、今後もデータ次第
- インフレ率が持続的に低下するという確信が得られる追加データを望む
- 労働市場の大幅な軟化、利下げ開始の理由になり得る
- 金利が長期的に上昇するかどうかは分からない
- 私の直感では金利は以前のような超低水準には戻らないが、これに関しては非常に不確実性がある
- 大方の見方では、今年利下げが行われる可能性が依然として高いが、データ次第
- 労働市場において十分な需要と供給が得られれば、インフレ圧力が高まらずに経済が拡大する可能性がある
- 力強い雇用自体は利下げを見送る理由にはならない
- 力強い雇用の伸びはインフレを懸念する理由ではない
- 最終的に金融情勢が経済活動の重しになっているとわれわれは考えている
- 今年上半期はインフレが若干強まる傾向にあるが、これがインフレの道筋におけるバンプなのか、それ以上のものなのかは分からない
- 最新のインフレデータはインフレが平坦ではない道のりを経て2%に低下するとの見方を変えていない
- 最近のインフレ率が道筋におけるバンプ以上のものなのかを時間をかけて評価する必要がある
- 持続的にインフレ率を低下させることが非常に重要だ
- 労働市場に亀裂は見られない
- 労働市場は堅調で、極端な不均衡はほぼ解消されている
- 賃金の伸びはより持続可能な水準まで緩やかになっている
- 物事はさらにパンデミック以前の状態に戻りつつある
- バランスシート縮小のペース鈍化を議論している
- 縮小の時期はかなり近いが、具体的なものではない
- 流動性は均等に分配されていない
- 今回は準備金の水準を下げられる可能性
- われわれは、何が最良のペースであり、最良の構造であるかを検討している
- 長期的な目標は、国債を中心としたバランスシートに戻すこと
- 今すぐ決めることではない
- バランスシート縮小に関する過去の過ちには十分注意を払うつもりだ
- バランスシート縮小を遅らせることで、流動性問題に対するリスクは大幅に減ると考えられる
- バランスシート縮小を止めるタイミングを見極めるため、資金市場の状況を注意深く監視していく
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240323/FOMC通過で今後も株価上昇!
」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
FOMCで利下げが現実味を帯びてきて株価は上昇。NVIDIAのカンファレンスでAIけん引役であるNVIDIAの株価も上昇。
企業が成長し世界が成長、株価も上昇とあるべき株式相場の形になってきてますね。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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