こんにちは~、キートンです!(^-^)/
イギリスの相場の格言で
“Sell in May, and go away,don’t come back until St Leger day.”
5月に売ってどこかに行け、セント・レジャー・デーまで戻ってくるな
というのがあります。
セントレジャーデイとは9月の中旬に開催される有名な競馬レース「セントレジャーステークス」で9月16日に開催されました。
ただ、その次の週も下げやすいということで、一般的に9月は下げ相場となります。
今年も変わらず9月は下げ相場となり、アノマリーどおりになりました。しかし9月はもう終わりこれから上昇相場といわれる10月に入っていきます。
今週はFOMC明けということで、パウエル議長ならびにFRB高官がしきりに言ってる「政策金利の長期化」が浸透していった週でしたので、米10年債利回りは上昇モード真っ盛りとなり、株価は下落しまくりました。
ようやく長期金利の長期化がFRB&市場で認識され、溝が埋まっていったような気がします。ここの関門は一応クリアしましたので、次の10月にやってくる決算シーズンはハンデを背負わず(金利を気にせず)決算の結果が株価に反映してくるものと思われ、特にナスダック系は第二四半期で底打ち感が出てましたのでアノマリーも追い風となり上昇する可能性が高いと思われます。
昨日はFRBがインフレ指標として注目する8月度PCEデフレータの発表があり、インフレ鈍化があらためて認識されましたので、実際長期金利の上昇は一服し、株価も比較的穏やかな状態で閉まりました。
来週末には雇用統計の発表がありますが、予想と大幅にズレない限り、長期金利の長期化は市場のコンセンサスとなりしみついた状態での相場となり大きく株価の変動には影響しないと思われます。で、そのあと決算ですのでそこらあたりでエントリーするというのが喫緊での力のいれどころだと考えます。
さて、それまでにどういった銘柄、セクターを選定しておくのがよろしいのかというと。。その前に。今週も下げた今週の米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ
今週も先週に引き続き一気に下げて200日移動平均線を躊躇せずに割り込みました。しかも昨日は大陰線で終わっており下髭があるもののちょっと心配な流れです。つなぎ予算がどうのこうの言ってますが、これはのど元過ぎればなんとやらの類ですのであまり気にしなくてよく、200日移動平均線にいったんタッチしてますので、ここを上抜ける余力はあると考えます。ナイキだけは良かったもののほかはパッとしませんでした。
一時は13連騰したときもありましたが、ここにきて急降下となりがっくり感がありますが、これがバネとなりますので、エントリーの準備を怠らないようにしておきましょう。
ナスダック
こちらは200日移動平均線を支えになんとか今週はドローで引けてますので、来週以降に希望が見えてきました。ということは今はグロースといわれるGAFAMというかマグニフィセント7が優勢な恰好でして、やはり借金のない大型ハイテク株が強さをみせてます。たしかにGAFAMの次のセクター銘柄を誰も見いだせてませんのでこれらがまだ拠り所になるのがしばらく続くかもですね。
実はわたくしキートン昨日はCFDでナスダックにエントリーしました。寄りでは上げたのですが中盤下げに下げ、そして終盤では上がり、ほぼトントンでした。月末&週末ということもあり、空売りの手じまい買いが発生したと予想します。
S&P500
ナスダック同様なんとか200日移動平均線を割り込まずに今週は終えることができました。おそらくこの200日移動平均線は強く支えてくれるのではないかと思います。しかし、今月9月のS&P500はがっつり下げましたね~。みなさんはどうでしたか?ん??。。感覚的にそうでもないなーという人が多いのではないのでしょうか。それは為替が影響してますので円換算ではそこまで下げてはないと思います。むしろプラスだったかもしれませんね。ま、安定のS&P500ですので安心してもってて大丈夫だと思います。で、むしろもってないとリスクです。さきほども申しましたが高金利が長期化しますがはたしてこれまでと同様株価と反比例するかというとハテナです。決算もありますし、金利が高止まりしつつ株価上昇の可能性は充分ありえますので。ただ、為替介入がどの時点でくるかですが、それも焼け石に水で終わると思います。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.575と約0.1先週から上昇しました。
一時は4.7%にも上ろうとしてましたが今週はなんとか4.5台で終えることができました。昨日はPCEデフレータのインフレ鈍化示唆によりFRBの利上げ懸念が弱まったのが影響しました。来週は雇用統計があり、そこでどうなるかですが、ここでも鈍化が示されれば上昇は限定的となると思います。今度の雇用統計もトレンドは大方決まっており、大幅に予想とズレることはなさそうですのでインフレ鈍化を示唆することと思われます。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
先週の真っ赤っかの状態からいくぶん色が和らいだ感じです。
再来週あたりの決算シーズンからこの色がだんだん緑がかってくるのが予想できますので、そこを見越しての仕込みをしていきたいところです。セクターでいくとやはりハイテク株系が珍しく落ち込んでますので反発はくるでしょう。エネルギーに関してはOPECプラスが力もってるので下げは限定的ですが、需要も怪しいため上昇も厳しいのでまだ様子見かなと思います。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
各セクター、今月はすべてマイナスでしてすこーし下落速度が落ちてきたかなって感じです。VGT(情報技術)がなんと最下位になっておりますが、なんだかちょっと底打ち感が見られますので、もうそろそろエントリー時期かもですね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
17.51と一時は20にも迫る勢いでしたが先週から若干上昇となりました。
先週も申しました通りFOMC後はいつもスルスルと落ちてくるので、今回もご覧の通りそのようになるのが予想されます。アノマリー的にもタイミングはばっちりですので、ここのチャンスを逃さないようにしましょう。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は149.32円と先週からさらに150円に近付いてきました。
この数字は去年もみなさん経験してますので、そこまでニュースにはなってないですね。ということはこの150円という数字にみなさん慣れてきて免疫ができてきたこととなります。アメリカが利下げ且つ日本が利上げしないかぎり今後もドル高円安はつづくでしょう。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230930
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
イギリスの相場の格言で
“Sell in May, and go away,don’t come back until St Leger day.”
「5月に売ってどこかに行け、セント・レジャー・デーまで戻ってくるな」
とありますが、今年もまさにそんな年になりそうですね。
ようやく長期金利の長期化がFRB&市場で認識され、溝が埋まっていったような気がします。ここの関門は一応クリアしましたので、10月にやってくる決算シーズンに備えましょう!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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