こんにちは~、キートンです!(^-^)/
5月が終わり、6月にはいりました。
5月をふりかえると
・銀行破綻
・債務上限問題
・決算シーズン
・FOMC
といろいろありましたが、
S&P500は4167→4179と若干のプラスで終わりました。
さらにふりかえって、去年2022年のS&P500はというと5月は
4155→4132の若干のマイナスでして、ここからダダ下がりの滑り台をすべっていくのですが
今年はこれから滑り落ちるのかというと、そこまで落ちる要因は見当たらないような気がします。
ひとつ懸念なのが、いまAIのプチブームのため爆上げしているNVIDIAなどの株価が下がって、全体を押し下げる可能性があります。
したがってナスダック系がこれからどうなるかというのが不安なので、それ以外のセクターに乗り換えるというのが保守的だけど直近の戦略かなと思われます。
去年2022年は利上げをガンガンおこなう中でも6月の中旬から8月の中旬にかけてはサマーラリーで
S&P500は3666から4305と17%も上げました。
今、利上げ打ち止めとか利下げはいつからだとか言ってる状況です。
となると、去年より悪い成績に陥るのかというとそれはちょっと不自然なような気がします。
アノマリーもある程度は参考にしてもよいのですが、おととしからの例外的な利上げペースから考えると株価の落ち込みの反動も例外的な動きになるのではとも予想されます。
図に示す月別アノマリーですが、5月は悪いにもかかわらず今年の5月はそこそこよかったのかなと思います。4月が悪かった反動もあったとは思いますが。。
で、6月はアノマリー的にも比較的好調の月ではありますので、今、爆騰している半導体関連を除けばある程度のパフォーマンスが期待できると考えます。
セクターでいうと、銀行株や航空会社、エネルギー関連のセクターかなと推測します。
昨日はアメリカ雇用統計が発表されました。
結果は総じて軟化の方向に傾きかけてる数字だったと思います。
あとはCPI(消費者物価指数)が待ち構えているのですが、こちらもびっくりするほどの強い数字が出るとは思えませんので
次回のFOMCでの利上げ停止が見込まれます。
5月後半は半導体関連がけん引した株価動向とはなりましたが、全体的なトレンドについても把握して6月相場もしっかり波に乗れるよう、米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ
昨日の大陽線で一気に50,200日移動平均線を突破しました。債務上限問題の解消と雇用統計の好感による影響ですね。3Mやキャタピラが8%上昇したのと、エネルギーやヘルスケアも上昇しました。
ナスダック
まだまだ伸びが加速してます。アップルが来週、新製品の発表があるそうで、今度は従来製品のアップデート版とかではなく、久々の新製品みたいです。VRなどがたのしめるヘッドセットみたいなものらしいですが、これを市場がどう受け止めるか楽しみですね。ちなみにアップルのチャートですが史上最高値をトライしようとしてます。
S&P500
4282と依然好調のS&P500です。
ハイテク主導とはいえ、安定の上昇トレンドはなかなか崩れがたいものがありそうです。
たとえハイテク崩れても別に資金が流れて支えるみたいな流れになっていくのではと思われます。ハイテク以外に資金が流れるときは、ハイテクが終わり。ではなく、流れた先のセクター、企業の魅力が光りだしたということになるかと思いますので。。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.70と先週に比べてだいぶ落ち着きました。
FRB高官の発言により6月FOMCでの利上げなし予想が優勢となってきてます。
また、ウォールストリートジャーナルからも利上げスキップの観測記事が出ているため、ほぼ確実になりそうです。
とはいうものの、7月FOMCでは利上げを織り込んでますので、利上げ打ち止めを宣言するには至らず、まだまだインフレとの闘いは続くものと思われ、利下げについてはまだまだ議論の対象に登る段階ではなさそうです。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週はほとんどの銘柄で上昇してます。
債務上限問題の解消と利上げスキップ確実視および雇用統計でのアメリカ経済の強さが示されてたことが好感され、セクター全体で上昇しました。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
あいかわらず情報技術(VGT)、電気通信(VOX)が好調でしてアップル、マイクロソフト、GOOGLEやメタ、アマゾン、NVIDIAに資金が投下されております。よくよく考えると、ここ数年トップ10は変わり映えせず、みんな投資するところがわからずこれらハイテクにしか投資できない状況なのでは??と思うくらいです。
しかし、真剣にそうだとしたら。。ハイテクのなかでもさらに厳選された銘柄に集中する可能性があるかもですね。そうだとするとやはりアップル、マイクロソフトが優勢になってくるのでしょうか。。
こうなるとQQQといった指数も考え物ですね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
今現在は14.61と先週から3近くも下がりました。
銀行破綻という悲劇のシナリオの流れで債務上限問題に突入し、悲観に悲観が重なったようになって、ようやく晴れたときには、利上げもスキップ優勢になるわ、雇用統計が経済の強さを示唆するとともにソフトランディングの可能性示すわで、一気に環境がガラリと変わりました。
この14.61という数字はかれこれ2021年7月以来です。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は139.9円近辺で、高止まりをみせてます。
リセッション想定のドルショートの買戻しや債務上限問題解消によるドル買いが要因っぽいです。
年初あたりは今年は円高ドル安論調が強かったのですが、ふたをあけるとドル高円安が続きそうな気配です。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
雇用統計については非農業部門雇用者数が予想以上に多かったのは景気が強いということでアメリカ経済については心配ないことを示唆してます。
失業率はこちらも予想に反し増えてますが利上げ打ち止めを後押しする結果だったのかと思います。このままでいくとリセッションせずにソフトランディングに期待がもてそうですね。
来週はとくにイベントはありません。悲観する材料もありません。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230603
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
6月は上を見てます。月別アノマリー的にも6月は強いほうです。利上げした去年の6月の上昇より弱いかというと利上げ停止局面の今年のほうが環境いいです。4月5月と足踏みした分の反動も予想できます。そして少なくとも7月FOMCまで利上げがありません。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
役立つアイテム
やっぱりワイヤレスイヤホンって最高です。
コードがないのはどこに行くにしても何をするにしてもストレスフリーです。
YouTube聞きながら掃除や洗濯、洗い物とかできますしね。
コメント