なんだか最近、株価がおかしいような気がしてなりません。
先週はネガティブニュースが割とあったにもかかわらず株価は上昇。
勢いの力と言えばそれまでですが、はたしてこのブル相場いつまで続くのか。。
今週の出来事としては
- 鉄鋼・アルミニウム製品の関税を引き上げ発動
- アメリカが中国製品に対する関税の適用停止の期間を延長
- エヌビディア時価総額が3兆4501億ドルとマイクロソフトを抜き米市場で1位となった。ジェフリーズが3日付でエヌビディアを「最有力買い銘柄」に挙げた。
- ISM非製造業景気指数が49.9と予想と50を下回る。
- 5月の欧州での販売台数の落ち込みが嫌気されたテスラが売られ、トランプvsマスクの喧嘩が勃発し、テスラ14%下落22兆円ふっとぶ。
- ブロードコム好決算、見通しいい発表だが株価下落
- トランプと習近平が電話で1.5h会談。
- 5月失業率4.2%と予想通り、雇用は堅調。
- S&P500が2月以来の6000オーバーをマーク
- 来週6/9ロンドンへベッセント財務長官が赴き、中国と貿易交渉予定とのこと。
とまあ、今週もドキドキハラハラのニュースばっかりで世界からいやトランプさんから全く目が離せませんね。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
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ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+1.2%(終値:42762.87)
- ナスダックが+2.2%(19529.95)
- S&P500+1.5%(6000.36)
ダウ
下図をご覧ください。
50日移動平均線が200日をブレイクアウト。
ベア相場がブル相場に変わりつつあります。

ダウ 週間上昇ランキングトップ10
今週上げたのは

ダウ 週間下落ランキングトップ10
今週下落したのは(下位10銘柄)

来ました、エヌビディアがダウのトップです。ということは「ハイテク、半導体強し」ということです。
エヌビディア決算後は今回まあまあ調子いいですよね。もしかしたら今月には最高値更新するかもしれませんね。モメンタムはまだありますんで。。
※最高値149.43(20250106)

ナスダック
下図をごらんください。
こちらも先週の下落から反発し、50日移動平均線が200日をブレイクアウトし
まあまあ強気がうかがえます。
最終日のローソク足については下ヒゲがおおきくついてますので、来週には期待したいと思います。

ナスダック 週間上昇ランキングトップ10
今週上昇したのは(上位10銘柄)

ナスダック 週間下落ランキングトップ10
今週下落したのは(下位10銘柄)

上昇トップ10銘柄にはやはり半導体銘柄が目立ちます。
メタはさすがです、大型ハイテク銘柄にもかかわらずランクインしてくるのですからモメンタムは強く持続性があります。
下落銘柄で目立つのはやはり「テスラ」(TSLA)です。
↓↓テスラ(TSLA)の株価チャート(日足)

テスラCEOのイーロンマスクさんがトランプさんと非難の浴びせ合いをおこない、ついに蜜月関係が切れてしまったということです。トランプさんはもはやテスラには支援を打ち切るとの発言をしたともいわれております。
週末は反発しましたが、はたして直近高値を超えてこれるかかなり疑問です。
最近はロボタクシーやらロボティクス(オプティマス)の話題でとても光っていたのですが、モメンタムはいつまでも続かず、トランプさんからとどめを刺された感じになりました。
個人的には先週までは保有してましたがこの事件の前に勢いがなくなってきたので手放しました。
やはり今度買うときは決算などでいい数字が発表されたときかなと思います。
S&P500
下図をご覧ください。
5月中旬につけた前回高値5963を超え、週末には6000をマーク2月以来の高値更新となりました。
年初一括のかたも月初積み立ての方もみ~んなプラスの利益となりましたね。

S&P500 週間上昇ランキングトップ10
今週のS&P500上昇銘柄は

S&P500 週間下落ランキングトップ10
下落銘柄は(下位10銘柄)

S&P500においても上昇トップクラスはナスダックとほぼ同じで半導体銘柄が目立ちます。
相場の雰囲気はどうも関税ショックから中型株がけん引してきたような気がしますが、いまはようやく大型ハイテク銘柄が目を覚まし始めてる感じです。
っていうか中小型株のモメンタム(勢い)が弱まってきてる感じです。
こちらGAFAMとPLTRの関税ショック後の復活チャート
↓↓GAFAMの株価比較チャート(日足)

↓↓パランティアテクノロジー(PLTR)の株価チャート(日足)

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米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.506%と先週から大きく上昇です。

週末発表の5月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回り、景気減速への懸念が和らぎました。米連邦準備理事会(FRB)が当面は利下げに慎重な姿勢を続けるとの見方から米国債に売りが出た。日経より
とのことです。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

今週もオールグリーン!。。と言いたいところですが、ところどころまぶしいレッドが目立ちます。
ま、でもほぼグリーンなので良しとしましょうかね。
テスラとP&Gが残念でしたね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

今回VOXの通信が2位にランクインしてきました。
あと事業分割化で噂のGOOGLEの親会社アルファベットが最近調子を上げてるようです。
↓↓アルファベット(GOOGL)の株価チャート(日足)

2月の高値には程遠いのですが徐々に上げてきており、ようやく200日移動平均線を超えたばかりです。
Google検索裁判、司法省はAIデータ開放も要求 8月に判決
米連邦地裁は30日、米グーグルのネット検索の独占をめぐる裁判で最終弁論を開いた。米司法省は独占を是正する策として事業分割を求め、データを外部に共有させて人工知能(AI)市場で競争を促すことも提案した。グーグルは法的根拠がないと反論した。米国の競争政策とネット業界の行く末を占う大型訴訟は8月に判決を迎える。日経より。
と、物々しい記事ではありますが、ここ数年これと同様のGOOGLEに関する記事がありましたが株価はわりと平気でしたよね。
個人的にはもうネガティブの影響は薄れてきておりますので、8月手前くらいまでは上げてくる可能性が高いとみてます。
いまはかなり他社に出遅れてますが、伸びしろが尋常でないので買いでいいかと思います。
※私はまだ買ってないですが。。
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VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
16.82と先週からさらに低下しました。

関税ショック前の水準にもどってきており、来週のアメリカと中国の交渉が難なく終えることを期待します。ベッセントさんなんで大丈夫と思いますがね。。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
144.81円/ドルと先週からほぼ横ばいです。

雇用は強くアメリカ強しということで週末はドルが買われた模様です。
為替はちょっと複雑でわかりませんが、「142-145」ここらへんが支えになって推移していくように思います。まだ円買い、ドル売りのポジション多いんじゃないかなと。。
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経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)

来週のイベント

考察
先週はネガティブニュースが割とあったにもかかわらず株価は上昇。
モメンタム的には強いので仕方ありませんが、決算発表がほぼ終わった今、期待だけで上昇している感じがします。裏付けのない株価の上昇は危険な香りしかしませんので、個別トレードはこれからは慎重に行う必要があるかと思います。
今週はトランプvsマスク事件以外は株価は堅調で、いいニュースもあったので妥当な上昇だったと思います。※貿易収支すごいですね!
先ほど申しました通り、あれほどもてはやされていたパランティア(PLTR)が最近横ばいが続いており、ちょっとエントリーはし難いとこです。
ほかの中小型銘柄で出遅れ銘柄でいま上がってますが、それらもいずれ勢いが薄れてきますので
もしかしたらもう手じまいの準備時期かもです。
ただ大型ハイテクはちょっとした好材料で上がりそうですのでそちらにシフトするという手がいまはいいような気がします。
さて今月後半にはFOMCがあります。それにむけて投資家は利下げに注目していくことだと思います。ただトランプさんがどう出るかわからないので、結構揺れる相場になる予感です。
個人的にはECBがあれだけどんどこ利下げしているので、パウエルさんも考えるかもです。FRB高官やWSJからの利下げを意識した発言についてはウォッチしていきたいですね。
S&P500はいったん6000を付けたのですが、投資家はこれをどうみてるかです。
いまはたしかに明らかなブル相場でこれに乗らない手はないと思うのか、いったん高値付近にきたので売り仕掛けをしてくるのか、これから出るネガティブ材料としてはやはりトランプさんからの関税ニュース、そしてFRBから出てくる利下げに関するニュースには注目です。
モメンタムがうすれつつあるとき思いもよらぬニュースがでてきたとき相場全体がガツンとやられる可能性があるので、これからしばらくは慎重になって、リスクを感じたらすぐさま手じまいすることを心得ておきたいところです。
さてトランプさん、そろそろ中間選挙へ向けて実績の発現を出しておきたいところです、ちょっと発信内容には焦りみたいなものが感じられます。とくに利下げについてはFRBに思いっきり干渉してますし、関税交渉においては何についてもうまくやっていると発言してちょっとビッグマウスになってる感があります。
たぶんそろそろなりふり構わず何かしらやってくると思いますので、なにがあってもいいようにガードを固めつつ、いつでもノーポジになれるマインドをもっておくとよいかと思います。
Q.トランプ関税今後どうなる?
A.いったんは落ち着きましたが7月に向けて、各国がどういった合意を形成していくかで株価に影響が出そうです。
Q.トランプ関税の収束はどうなる?
A.あとは欧州が難しそうですが、この勢いだとあっさりいく可能性も出てきてると思います。
Q.今は株を買った方がいいのでしょうか?
A.はい、トレンドフォローでいいかと。個別銘柄はストップロス入れておいて下さい。
Q.売りのサインはなんでしょうか?
A.売りは激ムズなので、別途記事「キートンの米国株トレード術」を見てください。あっさり簡単ですよ!
最後に
以上、「ウィークリー米国株ニュース250607/ハイテク株強し!」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
GAFAMは堅調に上昇している一方、パランティアやHIMSなどは非常にいい銘柄なのですが、株価が先行しすぎてしまい、天井感がぬぐえません。
中小型株から大型銘柄へバトンタッチの時期ですかね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
※参考 ↓↓「キートンの米国株トレード術」
https://puretwostrokespirit.com/archives/6122/keatonstrading/
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