キートンのウィークリー米国株ニュース 231230

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

 昨日は3連休前ということと年末ということもあり、持ち高調整の売りで終わりました。
 たしかに上げが急ピッチで、みなさん高所恐怖症になって、ちょっと落ち着きたかったのでしょう。

 ここは押し目となる可能性が高いです。というのもようやく利下げがはじまろうとしてるときでして、来週はまず、FOMC議事録が1月4日にそして注目の雇用統計が1月5日に控えております。いままでの流れで行くとFOMC議事録では利下げの話が出てくるでしょうし、雇用統計も予想近辺であれば雇用は強い、ソフトランディングの期待が高まるものと思われます。

 米国株はお正月は1月1日だけです。ですので1月2日からは普通に取引が開始されます。1月相場がその一年の相場を占うと言われてますが来年の1月はどうなるんでしょうねー。2023とは環境が変わり利下げ期待が背景にありますので、一定の上昇圧力はありますので買いには間違いないと思います。

 たしかに11月からの株価急上昇に対しては市場が高所恐怖症になっている以上私キートンもちょっと懸念はあります。でも金利に敏感なハイテク株が金利低下とともに株価も下落するかというとそれは自然ではありません。
 マグニフィセント7は高いとはいわれてますが、2022年にがっつり下げて2023年でがっつり上げただけのほぼいってこいです。PERが高いのは仕方がないことでそれだけ期待はもたれても不自然ではありません。

 つまり2024年も上をみます。とくにハイテク企業は。

 とはいうものの、世の中なにがあるかわかりません。いつでも現金へ避難できるよう準備は必要です。
 そのためにはセーフティネットとしてほぼすべての銘柄に「逆指値」をいれて、常に見直すのがおススメです。
 この逆指値さえいれておけば、損切りもしくは利益確定しているのと同じですから。

 もし今の環境がレンジ相場であればある程度見切って即売りを実施しますが、いまの環境は利上げ停止および利下げを考える時期ですので株価はどうしても浮力をもって上がろうします。そこは売りたい気持ちを自制して「待つ」ことを徹底したいと思います。
手数料はとられますが待つコストも必要。と考えます。

 加えて申しますと、いまはセクターローテーションでいうと逆金融相場→金融相場へ移ろうとしてます。メインはそうですが、それに加え逆業績相場から業績相場への移行も始まってます。つまり今はローテーションしてる相場ではなく、金融相場と業績相場のダブル相場になりつつあります。こんなんアリなの?と思いでしょうがアリなんです!なんせソフトランディングしようとしてますのでね。

セクターローテーションとは?
歴史や流行が繰り返すのと同様、好調なセクターはかわるがわる入れ替わりローテーションしていきます。このセクターローテーションの知識があれば、今どんな相場なのかがわかり次にどんな相場がきて、どんなリスク、リターンがあるのかを察知でき、どんな行動をすればよいのかを判断することができます。

ということで、なんとか金利の見通しがついた2023年最後の週の米国主要3指数について振り返ってみましょう。

 

 

 

ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

  • ダウは0.8%↑(終値:37689.55)
  • ナスダックが0.1%↑(15011.35)
  • S&P500は0.3%↑(4769.82)

でした。

ダウ

下図をご覧ください。昨日はほぼ動かずの状態で小幅ながら下げました。
 今週もアムジェン、メルク、ユナイテッドヘルスは1%以上上昇とヘルスケア関係が最近好調です。マグニフィセント7への警戒からディフェンシブ銘柄へ資金が流れてるのかもしれませんね。

 昨日はそんな動意薄の感じでしたが、週でみてみるとご覧の通りうなぎのぼりで、なんと9連騰してます!

ナスダック

 ナスダックも昨日は下げましたが9連騰中です。いまだマグニフィセント7は横ばいをつづけておりもう少しお休みが必要なのかもしれません。ただメタだけじわじわ上がっており、なんとかナスダックを支えております。

 ナスダック100に連動するQQQには今魅力があります。S&P500に連動するVOOと比較するとボラティリティは大きいのですが上昇するときはVOOをアウトパフォームしており、長期でみてもQQQが優勢です。
 つまり値動きにあまり左右されない方であれば、いまQQQに仕込んでおいて利下げ期待の環境で上昇を狙うのがおススメかなと思います。

S&P500

 やっぱりなんといってもS&P500。安全、安定、信頼のS&P500ですからね。今年中に新高値更新かと思いましたがそうたやすくは達成できませんでした。ただ、これでいいんです。
 というのもラッセル2000も今回の急上昇を迎える前は200日移動平均線をブレイクアウトするまで10日ほどチャレンジして11日目でやっとブレイクアウトを果たしたのです。
 ちなみに週でみるとS&P500も9連騰を果たしてます。

 来年、S&P500が最高値更新できるかすごく楽しみです。それを超えるとさらに上がりますから!2024年の株価やっぱり上ですね。

↓↓週足

 そして、過去のインターネット元年ウィンドウズ95がでたときどうなったかを見てみると、1995年5月からFRBは利下げを開始しました(オレンジの線)。その前から10年債利回りは下がて来ており、株価はずっと右肩上がりです。

 いまはAIブームが始まったところです。利下げも加わり2024年も1995年みたいになるかもです!

米10年債利回り

下図をご覧ください。

3.866と先週から小幅ですが下げてます。

 今週は経済指標などの材料が乏しかったため比較的落ち着いた週でした。ただ移動平均線をみると50日が200日に向かって滑降中です。これが下に突き抜けるとさらに株価にはプラスとなり上昇のサインとなるかもしれません。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

 金融、小売、ヘルスケアといったディフェンシブセクターが強いです。緑が明るく光ってるところはほぼないのですが、全体が上昇しているような感じで株価を底上げております。ただ、半導体のAMDやインテルはキラリと緑に光っております。これはやはりAIの恩恵をこうむる銘柄のためこれからも強い動きをみせてくれそうです。そしてそれに引っ張られるのが大型銘柄のマグニフィセント7となり、どこかの時点で上昇しはめるときがくるかと思います。気長にまっててよさそうですね。

下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

 12月はほぼほぼどのセクターも右肩上がりで年末ラリーとなりました。公益(VPU)とエネルギー(VDE)が冴えないところですが、VDC(生活必需品)が追い上げを見せてます。で、トップは依然として不動産(VNQ)で12月はずっとトップに君臨してますね。利下げ→住宅が活況になりつつあるのだと思われます。

VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。
 12.44と先週からまた下げております。50日、200日移動平均線がだいぶ近づいてきて安定化を図ろうとしてます。来年は比較的ボラティリティが低い一年になりそうですね。(なにがあるかわかりませんが。。)

ドル円の状況

下図をご覧ください。
 きれいな右肩下がりで141円を割り込みました。

 先週はドル円ショートでヘッジをかけるのもありと申しましたが、私キートンはドル円やっぱり向いてなくショートを決済しました。というのもほんとにこのまま円高ドル安でいけるのだろうか?と疑問に思ったからです。

 ドルはやっぱり強く、利下げの来年は米国株に資金がくるでしょうし、日本はマイナス金利解除とはいうものの賃上げが思うようにいかなければ引き続き金融緩和だろうし、そこはすんなりいかないのではないかと思ってるからです。

 今年2023年も2022年のときはほぼほぼ誰もが円高ドル安を予想されてましたが、みなさんご存じの通り150円を突破しましたよね。来年FRBが利下げしたとしても金利差縮小のみで為替がきまりそうもなさそうな感じです。

 そんな不透明な為替をトレードするより、まだ見通しの良い青天井のS&P500やQQQなどに入れておく方が断然有利だと思います。

経済イベント(経済指標)

 米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。

<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)

  • 中古住宅販売成約指数 11月[前月比]→前回-1.5% 予想1.0% 結果0.0%

来週のイベント

  • PMI(購買担当者景気指数) 12月[製造業PMI(確報値)]→前回48.2 予想48.4 結果
  • ISM製造業景気指数 12月→前回46.7 予想47.2  結果
  • JOLTS求人件数 11月→前回873.3万人 予想885.0万人 結果
  • ADP雇用者数 12月[前月比]→前回10.3万人 予想11.3万人 結果
  • 雇用統計 12月[非農業部門雇用者数]→前回19.9万人 予想16.8万人 結果
  • 雇用統計 12月[失業率]→前回3.7% 予想3.8% 結果
  • ISM非製造業景気指数 12月→前回52.7 予想52.5 結果
  • 耐久財受注(確報値) 11月[前月比]→前回5.4% 予想 結果
  • 耐久財受注(確報値) 11月[コア・前月比]→前回0.5% 予想 結果

最後に

以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 231230」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか

 いまはセクターローテーションでいうと逆金融相場→金融相場へ移ろうとしてます。メインはそうですが、それに加え逆業績相場から業績相場への移行も始まってます。つまり今はローテーションしてる相場ではなく、金融相場と業績相場のダブル相場になりつつあります。こんなんアリなの?と思いでしょうがアリなんです!なんせソフトランディングしようとしてますのでね。

株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

今年もご覧いただきありがとうございます。来年もなにとぞよろしくお願いします。
良いお年を!(^-^)/

キートン@米国株投資 (@masterkeaton19) on X
米国株で現物、信用取引、CFD取引やってます(NISAも)。ブログ「キートンの米国株投資」も是非見てやって下さいm(__)m バイクが好きなフツーの会社員です。よろしくお願いします。愛車はYAMAHA TZR250R 3XV 1992 ✨🌙*゚

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