こんにちは~、キートンです!(^-^)/
まずは今週は注目のアメリカの雇用統計からみてみますと
雇用統計 03月
[非農業部門雇用者数]
→前回31.1万人 予想23.9万人 結果23.6万人
→前回3.6% 予想3.6% 結果3.5% [平均時給(前月比)]
→前回0.2% 予想0.4% 結果0.3% [平均時給(前年比)]
→前回4.6% 予想4.3% 結果4.2%
という結果でした。
失業率は予想を下回り3.5%と強い数字ですが、平均時給の伸びは鈍化しつつあるようです。
FRBが注目しているのは平均時給でして、こちらが伸びるとインフレが伸長してしまう懸念があります。
したがいまして、おそらく5月利上げは現状のまま0.25%の利上げを行ってそのまま巡航高度で運転の予定になるかと思います。
ただ、下図の通り市場は今年の7月から利下げを織り込んでおり、はたしてこうなるのか?はたまたFRBが政策金利見通しを変更するのか?
いまはそこがフォーカスされております。
消費者物価指数CPIや個人消費支出PCEデフレータはあきらかに下落基調でして、次回も鈍化の数値をみせてくるでしょう。
あとは雇用統計の平均時給ですが、さきほどのとおり上昇基調はおさまっており、予想では4月以降は鈍化開始の見込みが立ててありますので、市場予想の利下げがないともいえません。
そして株価ですが、いまは下図の通り5月の利上げ0.25%はFRBも市場も同じ予想ですので、5月FOMCまで株価は上昇トレンドのままでしばらくいくと思います。
さあ、4月一週目の株価はどんな動きをみせたのか?
それでは、お待たせしました。
今週の米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ
ダウは金融不安の落ち着きからいったん踊り場をつくり、50日200日移動平均線の上で横ばいの動きです。
昨日はアメリカ株式市場は休場でしたが雇用統計発表があってダウ先物は上昇しました。(下図)
依然として雇用は強く、景気もそんなに悪くないとの見方が復活してきました。
来週の株式の寄り付きについてはまずは上昇スタートからになるでしょう。
ダウ先物↓
ナスダック
ナスダックは今週マイナス1.0%下げてしまいました。大型ハイテクの下げが足をひっぱっているようです。
ただ、長期金利がまたまたダウンしましたので来週は自立反発の可能性が出てくるのではと思います。
また、ナスダック先物もダウ先物と同様、雇用統計後上昇してます。
S&P500
先週比で若干の下げでしたが、依然として上昇トレンドを形成中ですので、来週あたりまた上昇の流れを加速してきそうな感じです。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
なんとか下げが止まりの傾向で3.413と先週と同レベルです。
今週いったん下げたのですが、昨日の雇用統計により利上げ観測が上昇したのが影響してます。
FRBがターミナルレート5.1%をしばらく保つのであれば、長期金利もこのまま横ばいとなる可能性があります。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週はまちまちの展開ですが
半導体、テスラは下落、メタ、アップル、アマゾン、アルファベットは上昇、
とくにジョンソンエンドジョンソンは訴訟関係の問題が解決したことで大きく上昇しました。
原油関連はOPECが減産は発表しまして、依然高いですね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
金融セクターのVFHが依然として不調でなかなか上昇してきません。金利低下の影響もあり電気通信の(VOX)がトップで、情報技術(VGT)が次につけてます。ディフェンシブのヘルスケアのVHTが+4.46%と好調です。
資本財、サービスのVISの下げが気になりますが、これから行楽シーズンに入りますので、また復活してくるのではと思われます。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
結果18.39と先週に引き続き18台をキープして安定しております。
5月のFOMCまでは20前後の値で推移していき、同時に株は上昇トレンドで推移していくと思われます。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は132.2円近辺で、週の半ばは131円あたりで下げてました。
昨日の雇用統計の結果を受け、長期金利が上昇、ドルが買われた影響です。
株式に為替変動はつきものですが、メインは株価なので為替は気にしないほうがよろしいかと思います。
(だったらFXやったら?と思いますんで。。)
ちなみに今後数か月はFRBは利上げもしない、利下げもしない、日銀も金利据え置き。。
としたら、金利差はないので、このままのドル円というのがメインシナリオとなってくるでしょう。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
来週は消費者物価指数CPIの発表があります。
予想は鈍化の結果だと思いますが、そこで利下げムードが再燃すれば、また一気に株価上昇となるでしょう。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230407
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
FFレート(FRBの政策金利)の見通しは5月以降、利下げなしの巡航高度運転
に市場予想も近づきつつあります。
ただ、経済指標によるところもありますのでFRBの言動には注意ですね。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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