キートンのウィークリー米国株ニュース 250215/再び高値圏へ

ウィークリーニュース
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今週のキーポイントは
トランプさんが打ち出した相互関税が即時発動を停止してインフレ懸念が後退したことによるものと
生産者物価指数における医療関連が下落し長期金利が低下したことです。

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再び高値圏へ

下図をご覧ください。

ナスダック総合指数のチャート(日足)です。

 赤線で示した下値の切り上げと上値の切り下げの攻防(三角持ち合い)のなか、今週木曜日にその三角の中から上へローソク足が飛び出して、再び高値圏へ戻ってきました。

とくに決算を控えたエヌビディアの株価が上昇中です。

 DeepSeek問題が時間とともにようやく消化されつつあり、半導体の見直し買いが入ってきております。

 一方決算発表においては大方終了に近づきつつありますが、大型ハイテクではパッとしない内容でしたし、全体的に楽観的な株価の動きは乏しかったようにみえました。

そして金利のほうは10年債利回りが4.4~4.6%あたりで推移しており、比較的高い水準にありますが、これはパウエル議長もいうように経済が強いため政策金利を下げるわけにはいかないという考えのもとでの数値ですので、数値的にはいまの経済環境に適した値と思われます。

 そしてトランプさんの政策ですが、関税については一旦ここで一区切りといったとこでしょうか、今後また個別に発言があるかとは思いますが、市場にはある程度耐性がついたように見えます。
 移民政策や効率化省のアクションもそれなりに世界に打撃をあたえていそうで、DS(ディープステート)の膿だしもこれからなので、トランプさん、発言はパンチが効いてびっくりするのですが、意外と的を得ており、共感がもてる人物像になっていきそうな雰囲気になってきております。

 で、最近の週末はなんとかショック的なニュースで株価下落しがちでしたが、今週末のナスダックは上昇で終えました。
 金曜日は小売売上高の発表がありまして、予想以上の落ち込みに金利が低下、株式に優位性が出てきたとの見方で株価支えたようです。

さて、ここでさらに株価が上がるかどうかですが、
ズバリ言うと上がるとみてます。

 トランプさんの関税発言がいよいよ落ち着き始めそうな予感がしておりまして、これまでの乱高下がいったんは落ち着いてくるんじゃないかと勝手に思ってます。
 金利のほうはまだ政策金利が引き締め状態のままですので、インフレの鈍化をこのまま静観する態度でよさそうです。
 で、なんといってもいまは利上げをするかしないかではなく、利下げをするかしないかのフェーズであることと、強い経済の下での緩やかな利下げは長期にわたる株価上昇をもたらしてくれるものと思われ、さらにはAI相場は意外と長いという裏付けがまだ根強く残っているため、今後もまだまだ米国株は伸びていきそうな感じです。
ただ、高値をすんなり超えるかというとハテナですが、小さな上下をくりかえしての上昇を想定しております。

 したがって、指数は当然ホールド、個別は大型以外の好決算企業をトレードしていければと思っております。エヌビディアみたいな指数の組み込み割合が高くボラティリティの高い銘柄はもってりゃ上がるので個別トレードでは除外したほうがよさそうです。
最近はナスダック100の先物トレードを停止してましたが、少しずつまた開始してもいいかな。
とも思っております。

Q.最近エヌビディアの株が上昇中ですがまだ上がりますか?

A.決算発表までは上がりそうですがその後しばらくは上下を繰り返すと思います

Q.トランプ関税はまだ続く?

A.今週の相互関税の発言をもって一旦は落ち着くでしょう。

Q.いま買うならなんの銘柄?

A.金融とAIソフトウェア関連が良いでしょう

Q.具体的には?

A.個人的にはJPM、APPとかがいいでしょう。

ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。

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ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

  • ダウは+0.5%(終値:44546.08)
  • ナスダックが+2.6%(20026.77)
  • S&P500+1.5%(6114.63)

でした。

ダウ

下図をご覧ください。
ダウは依然として21日移動平均線の上で推移しており、昨日の1月の小売売上高の落ち込みによる影響は限定的でした。

今週上げたのは

今週下落したのは(下位10銘柄)

 好決算を発表したコカ・コーラ(KO)がトップでして、その下にはなんとアップル、エヌビディアが続いており、ひさびさのアップルランクインで、大型ハイテクもまだすてたもんじゃありません。
 下落銘柄についてはディフェンシブ銘柄がほとんどですが、下げ幅は大きくありませんで、ダウとしては堅調な一週間だったと思います。

ナスダック

下図をごらんください。
 さきほども申した通り、直近の三角持ち合いを上抜けて推移し始めました。高値更新の勢いがあり、何回か試してからの更新みたいになりそうです。
ひさびさにスカッとした週末ですね。

ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)

今週下落したのは(下位10銘柄)

 で、今回爆発したのはアップロビン(APP)でした。
なんと35%もの大暴騰。

↓↓アップロビン(APP)の株価チャート(日足)

 アップロビンはこれからも上昇の可能性がありますので、エントリーチャンスですね。

S&P500

下図をご覧ください。

 こちらも三角持ち合いを、木曜日に上抜けして週末は小幅な動きで最高値付近で終えてます。

今週のCPIは非常に強い結果となりましたが、同日はトランプさんの相互関税発動がなかったことと、パウエル議長が「1回や2回の結果で政策金利には影響しない」みたいな発言で相場を支えたものとみられます。
そのおかげか木曜日のローソク足は陽線です。

今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)

下落銘柄は(下位10銘柄)

「スーパーマイクロ、遅れていた年次報告書提出が目前に迫り上昇」とロイターが報じてましたが、そんなんで上昇?って感じですね。
インテル(INTC)もなんだか謎の上昇ですが、理由に腹落ちしないときは近寄らないほうがよいでしょう。

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米10年債利回り

下図をご覧ください。
4.478%と先週から若干の低下でした。

 今週も色々ありましたが、結局行って来いの結果で、50日移動平均線を下回っての週末の引けでした。
さきほど申した小売売上高の落ち込みが作用したようです。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

 エヌビディアとアップルが相場をけん引したと言えるでしょう。
双方とも思いっきり下がってた株価が50日移動平均線を超えてきました。
来週以降にまた上値を抑えられるのかというと、もうそんなに悪材料がないような気がします。

↓↓アップル(AAPL)の株価チャート(日足)

あと地味ですがメタ(META)がなんと20連騰を記録してます。

↓↓メタ(META)の株価チャート(日足)

下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

 

1位は
VOX(通信 メタ、アルファベット、ディズニー
2位は
VDC(生活必需品 P&G、コストコ、ウォルマート
3位は
VFH(金融 JPモルガン、バークシャハサウェイ、マスターカード

 エネルギーセクター(VDE)以外は2月に入りだいぶ挽回してきているように見えます。
強気相場のなかの上昇率が高い季節です。3月まではエントリーし続けたいですね。

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VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。
14.78と先週から約2ポイントほど低下です。

 こう見るとトランプ政権が始まってからはかなりジグザグ動いてきましたがここ1週間でなんとか落ち着きを取り戻しつつあります。

ドル円の状況

下図をご覧ください。
152.31円/ドルと先週から1円ほど上昇です。

 だいぶ下値は固められ、ちょうど200日移動平均線上で終えてます。
152~153くらいの水準で落ち着いてくれたらなと思います。

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経済イベント(経済指標)

 米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。

<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)

消費者物価指数(CPI) 01月[前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果0.5%
消費者物価指数(CPI) 01月[前年比]→前回2.9% 予想2.9% 結果3.0%
消費者物価指数(CPI) 01月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.2% 予想0.3% 結果0.4%
消費者物価指数(CPI) 01月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.2% 予想3.2% 結果3.3%
小売売上高 01月[前月比]→前回0.4% 予想0.0% 結果-0.9%
小売売上高 01月[自動車除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果-0.4%
鉱工業生産指数 01月[前月比]→前回0.9% 予想0.3% 結果0.5%
鉱工業生産指数 01月[設備稼働率]→前回77.6% 予想77.7% 結果77.8%

来週のイベント

2025年02月20日(木)
アメリカ・FOMC議事録 01月
フィラデルフィア連銀景況指数 02月→前回44.3 予想26.0 結果

2025年02月21日(金)
PMI(購買担当者景気指数・速報値) 02月 [製造業PMI・速報値]→前回51.2 予想 結果
PMI(購買担当者景気指数・速報値) 02月 [非製造業PMI・速報値]→前回52.9 予想 結果
PMI(購買担当者景気指数・速報値) 02月 [コンポジットPMI・速報値]→前回52.7 予想 結果
中古住宅販売件数 01月 [中古住宅販売件数]→前回424万件 予想416万件 結果

最後に

以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース250215/再び高値圏へ」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか

S&P500は最高値を更新する勢いです。さて来週更新なるか、はたまたトランプ発言で乱高下するか。。エヌビディアの決算も近づきますから、来週も楽しい一週間になりそうです。

株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/

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