こんにちは~、キートンです!(^-^)/
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激動の一週間
結果はやはり先週末からちょっと調整が入った感じです。
概況を言うと、経済指標や決算発表の良否にかかわらず、イベント前という理由だけで株価は下げた感じでした。
それを鮮明に表した内容は
マイクロソフト(MSFT)とメタ(META)の決算がとっても良かったにもかかわらず、双方とも株価が下げたことです。
それで連れ下げが起こり、ほぼほぼどんな株も売られました。
この一週間のイベントを順を追って書くと下記のとおりです。
※決算結果は私見で〇×をつけてます。
2024年10月29日(火)
JOLTS求人件数 09月→前回804.0万人 予想793.0万人 結果744.3万人
2024年10月30日(水)
ADP雇用者数 10月[前月比]→前回14.3万人 予想11.0万人 結果0.8%
実質GDP(速報値) 第3四半期[実質GDP・前期比年率]→前回3.0% 予想3.0% 結果2.8%
引け後決算発表
MSFT→〇、META→〇など
2024年10月31日(木)
寄り前決算発表
UBER→×、MRK→×、MA→〇、NCLH→〇など
雇用コスト指数 第3四半期[前期比]→前回0.9% 予想1.0% 結果0.8%
PCEデフレータ 09月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.2% 予想2.1% 結果2.1%
PCEデフレータ 09月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.7% 予想2.6% 結果2.7%
引け後決算発表
AMZN→〇、AAPL→×、INTC→〇など
2024年11月01日(金)
寄り前決算発表
XOM→×など
雇用統計 10月[非農業部門雇用者数・前月比]→前回25.4万人 予想10.0万人 結果1.2万人
雇用統計 10月[失業率]→前回4.1% 予想4.1% 結果4.1%
PMI(購買担当者景気指数・確報値) 10月[製造業PMI・確報値]→前回47.8 予想47.8 結果48.5
ISM製造業景気指数 10月→前回47.2 予想47.6 結果46.5
とあまりにもビッグイベントだらけだったので
逆にみんな注目が分散し、結局イベント前だから売っとこうみたいな雰囲気だったような気がします。
昨日の雇用統計の発表後はフワーっと株価は上昇しました、底を打ったかというとそれはわかりませんが、一旦はイベント消化で今週の株価は下げ止まった感じです。
引けにかけては売られましたが、これは週末であること、大統領選挙前、FOMC前であることが要因だと思います。
激動の一週間で、必死に売り買いした方、ホールドでほったからしてた方、さまざまだと思いますが、
今回の調整は8月みたいな深い調整にはならず、反動へ向けてのバネの圧縮みたいな調整だと思います。
結局、もう11月ということもあり、大統領選挙、FOMC後には株価上昇が見込まれますので、今週の調整が絶好の買い場だったかもしれませんね。
来週、日本は3連休ですがそれが明けると11/5㈫には大統領選挙の開票があり、すぐ次の日にはFOMCでの政策金利発表とパウエル議長の会見が行われ、それで今年後半の一連のイベントが幕を閉じます。
で、最終イベントのFOMCはどうなるのか?
というと、まずは利下げの予想は下図の通り
ほぼ0.25%の利下げを市場は織り込んでます。
そして注目のパウエル議長の会見はいうと、月並みのデータ次第というのがやはりでてくるとは思いますが、今週発表のあったPCEデフレータが2.1%とFRB目標の2.0%に接近してきましたので、勝利宣言とまではいきませんが、最後の詰めをこれからやるような発言になるのかなと思います。
2020年4月から始まった全世界を巻き込んだ新型コロナとの闘い、大型金融緩和と大型金融引き締め、長い長い4年いや5年がいよいよ終盤に差し掛かろうとしてます。
そして今年2024年もいよいよ終盤で、強気相場&金融緩和入口の11,12月ですので、ここは是が非でも上昇を取りに行くときではないかと思います。
そう考えると今週の調整は適切でやっぱり絶好の買い場だったような気がします。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
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↓↓カレンダはこんな感じです。一粒万倍日やら配当権利落ち日やらSQやら忘れそうなイベントがいっちり載ってます!
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは-0.1%(終値:42052.19)
- ナスダックが-1.5%(18239.92)
- S&P500は-1.4%でした。(5728.80)
ダウ
下図をご覧ください。
今週も下げましたが昨日なんとか陽線で終えてます。
決算発表に凹凸があるもののビッグイベント前ということで持ち高調整の影響が大きく、下落トレンドが続きました。
今週上げたのは
今週下落したのは(下位10銘柄)
上げも下げもほぼ5%くらいが上限で、調整といえどもダウとしては踏ん張った結果だったと思います。
冒頭申しましたとおり、最下位のマイクロソフト(MSFT)はちょっといただけませんね。
↓↓MSFT(マイクロソフト)の株価チャート(日足)
ちなみに決算内容を申しておきますと。
米マイクロソフトの2025会計年度第1四半期(24年7~9月期)決算は、売上高が前年同期比16%増の655億8500万ドル(約10兆500億円)、純利益が11%増の246億6700万ドル(約3兆7800億円)だった。
JBpressより
7四半期連続の増収増益で、5四半期連続の2桁増収、6四半期連続の2桁増益を確保した。1株利益は3.30ドル(前年同期は2.99ドル)で、売上高とともに市場予想を上回った。
と、クラウドのアジュールの次期の売り上げは予想に届かなかったものの、AI投資額を増やし、利益は依然として小さいながらも次期は伸びるとの観測を発表している。たぶんアジュールの鈍化を嫌気され、株価下げたのだろうと思われますが、注力しているAIに関しては明るい兆しとのことなので、長期的には好感される内容だったと思います。
メタも同様、AI投資額が大きいとのことで株価下げてますが、これも長期的には好感される内容だったと思いますので、両者とも今週の下げはどこかで修正されてくると思います。
ナスダック
下図をごらんください。
一旦、最高値更新を遂げたのですが、高値警戒感およびビッグイベント前ということで、利確売りがはいりました。
ただ昨日の雇用統計発表後はいったんのイベント通過として安心感が広がり、取引時間半ばまでは上昇一直線でした。ただ週末ということもあり、引けにかけては手じまい売りが広がったものの一応プラスで取引終えてます。
ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)
今週下落したのは(下位10銘柄)
せっかくS&P500入りしたスーパーマイクロコンピュータ(SMCI)ですが、不正疑惑の表面化によりおおきく下げました。ほぼ半値です。これによりほかの半導体株にも少なからず影響があったと思われ、木曜日の下げ幅はロスカットさせられるほどの下落でした。
近ごろは半導体銘柄というより、AIソフト銘柄に人気が出てきてるような感じです。
いつも紹介しているパランティアテクノロジー(PLTR)もそうですが、
今週キートンが注目した銘柄はトゥイリオ(TWLO)という時価総額130億ドル規模のソフトウェア企業です。
まずなにをやってる会社かというと、下記事例のように企業にアプリを提供しており、チャットやビデオ通話などの他の企業のアプリを一つにまとめ、そこにはもちろんAIを使ったマーケティングプログラムも装備しているといった感じです。
事例
twilio HPより
『 三越伊勢丹リモートショッピングアプリ 』の特徴はチャットからビデオ通話、決済までシームレスにサービスを利用できることです。お客さまはまるで店頭でお買い物をするように、商品選びから店員への質問、購入まで体験することができます。
ざっくりイメージはこんな企業でして、パランティアが公共向けに対してこのトゥイリオは民間向けのソフトウェア開発会社みたいな色をしてます。
で、こちらトゥイリオの決算発表は下図のとおり売上、収益ともに予想を上回り、次期ガイダンスについても売上高利益とも予想を上回り、大きく株価が跳ねてます。とくにおとといの下げ相場では一気に上昇するも伸びは限定的でしたが、昨日は勢い抑えきれず大陽線を出し急上昇中です。
↓↓TWLO(トゥイリオ)の株価チャート(日足)
S&P500
下図をご覧ください。
21日移動平均線を割込み50日移動平均線まで下がったもののそこでなんとか反発し再度、21日移動平均線突破を試すところです。
木曜の窓を開けての下落はいい感じの下落だったと思います。大陰線も出してくれていい感じの調整です。
もっと下がるのかもしれませんが、この期に及んでさすがに50日移動平均線は下回らないのでは?と思います。一応反発してますしね。
ほんとここからは攻めるとこで、利上げ局面とは違います。そこを肝に銘じて動くなり、ホールドするなりしていきたいと思います。
今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)
下落銘柄は(下位10銘柄)
個別に特筆することはないのですが、指数とくにこのS&P500を長期でなく、短期で勝負してもいいかもですね。CFDだったり信用だったりで。アリだと思います。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.386%と先週から0.14ほど上昇です。
ホリコキャピタルの堀古さんがいってましたが
トランプ相場を織り込みすぎで金利が上昇してるとのことです。2016年当時は利上げ局面だったのでそれの影響らしいです。
利下げが確認されればこちらも下がってくると思われます。あまり心配する必要はないでしょう。
繰り返しいいますが、大統領選挙開票日は11月5日火曜日です。日本では来週の水曜夜にはほぼわかってるのではないでしょうか。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
アマゾン、グーグル以外はなんだかさえない色ですね。
今週は雇用統計前、大統領選挙前、FOMC前
とBIG3前ということもあって、しかたないですね。。
金融がこの軟調相場で強さをみせてくれてます。
あと、遅ればせながらですが
S&P500、10月は若干のマイナスで終えました。
ボラティリティの高い10月と言われてましたが、なんとか踏ん張った感じですね。
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VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
21.87と先週からまた1.5ポイントほど上昇です。
金利上昇にともなってVIXも上昇といった感じでしょうか。まだあと、選挙とFOMCも控えてますしね。
金利ももうピークだとおもいますので、FOMC後に低下に転じたら、おもいっきりエントリーかなと思います。
ドル円の状況
下図をご覧ください。152.92円/ドルと先週末から若干上昇です。
12月に日銀利上げの雰囲気ですので、投機筋による円売りはないとは思いますが、まだドル強いし米国株強いので、構造的な円安、ドル高は続くものと思われます。
もう、50日移動平均線が150円に達しそうです。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- JOLTS求人件数 09月→前回804.0万人 予想793.0万人 結果744.3万人
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 10月→前回98.7 予想99.2 結果108.7
- ADP雇用者数 10月[前月比]→前回14.3万人 予想11.0万人 結果23.3万人
- 実質GDP(速報値) 第3四半期[実質GDP・前期比年率]→前回3.0% 予想3.0% 結果2.8%
- 実質GDP(速報値) 第3四半期[個人消費・前期比年率]→前回2.8% 予想2.1% 結果1.8%
- 中古住宅販売成約指数 09月[前月比]→前回-4.3% 予想1.2% 結果7.4%
- 雇用コスト指数 第3四半期[前期比]→前回0.9% 予想1.0% 結果0.8%
- PCEデフレータ 09月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.2% 予想2.1% 結果2.1%
- PCEデフレータ 09月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.7% 予想2.6% 結果2.7%
- 雇用統計 10月[非農業部門雇用者数・前月比]→前回25.4万人 予想10.0万人 結果1.2万人
- 雇用統計 10月[失業率]→前回4.1% 予想4.1% 結果4.1%
- PMI(購買担当者景気指数・確報値) 10月[製造業PMI・確報値]→前回47.8 予想47.8 結果48.5
- ISM製造業景気指数 10月→前回47.2 予想47.6 結果46.5
来週のイベント
2024年11月04日(月)
- 耐久財受注(確報値) 09月[前月比]→前回-0.2% 予想-0.4% 結果
- 耐久財受注(確報値) 09月[輸送除くコア・前月比]→前回-0.8% 予想-0.8% 結果
2024年11月05日(火)
- 貿易収支 09月→前回-704億ドル 予想-745億ドル 結果
2024年11月06日(水)
- ISM非製造業景気指数 10月→前回54.3 予想54.3 結果
2024年11月08日(金)
- FRB政策金利(FOMC) 11月[下限金利]→前回4.75% 予想4.50% 結果
- FRB政策金利(FOMC) 11月[上限金利]→前回5.00% 予想4.75% 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 241102/激動の一週間」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
結果はやはり先週末から調整が入りました。今週はビッグイベントだらけで激動の一周j間だったので、逆に注目が分散し、経済指標や決算発表の良否にかかわらずイベント前だから売っとこうみたいな雰囲気でしたね。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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