こんにちは~、キートンです!(^-^)/
ハードな一週間
ということで今週は
FRBパウエル議長の発言x2と雇用統計x3(ADP、JOLTs、労働省)があった一週間でした。
株式市場はパウエル議長のタカ派発言と雇用の上振れを恐れて事前の利益確定売りから始まり
パウエル議長の発言後は一旦株価上げるも雇用統計発表前の買い渋り、
からの~
雇用が比較的軟調だったのを受けての株価上昇、
そして
またまた週末の手じまいと来週のCPI(消費者物価指数)発表を控えての利益確定売り
が殺到しました。
とはいえ、
株価チャートをズームアウトするとSPXもQQQも21日移動平均線の上でなんとか持ちこたえており、下落の要因が「利益確定売り」という心理的なものであったため、堅調に推移していると思われます。
週末、雇用統計発表後の寄り後に売る手もあったかと思いますが、ここはホールドでまったく問題なかったかと考えられ、
むしろ
引けの下落で買い増すチャンスだったと思います。
と、ハードな一週間を通過したわけですが、
来週は火曜日にCPI(消費者物価指数)の発表があります。寄り前の発表ですので
月曜日の株価は派手には動かないと思われます。
2月13日に発表された1月のCPIの結果は下記の通りで
- 消費者物価指数(CPI) 01月[前年比]→前回3.4% 予想2.9% 結果3.1%
- 消費者物価指数(CPI) 01月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.9% 予想3.7% 結果3.9%
予想を上回ったものの前回からの上昇は見られず、このときは株価1.5%下がってその後反発してます。
ので来週もこのくらいの結果であれば21日移動平均線を支えにまた反発する可能性は大です。
なんせPCEコアデフレータがインフレ鈍化を示しておりセーフティーネットの役割を果たしていますので。
今週末売られたのは半導体銘柄がほぼほぼで他はとくに問題なく堅調だったとみえます。
とくに
GE
(ゼネラルエレクトリック)の株価は下図の通りで
経済指標なんのそので上げ続けております。昨日も1%上昇でとても元気な銘柄です。
あと好決算を発表した
IOT
(サムサラ)
も絶好調で、ラッセル2000をけん引してます。
ラッセル2000はアノマリー的に3月高いので期待してもいいかもですね。
さてそれでは、ハードな一週間となった
今週の米国主要3指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは-0.1%(終値:38277.70)
- ナスダックが-1.2%(16085.11)
- S&P500は0.0%(5123.68)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
下げを主導したのはアップル、マイクロソフト、ユナイテッドヘルス、メルク、シェブロン、ホームデポ、アマゾン。と超優良銘柄でした。
上げたのはIBM、シスコ、ウォルマート、JPモルガンなどの金融銘柄といった比較的地味な銘柄でした。
アップルは去年10月23日の安値を支えに何とか昨日反発して終えてます。下図(週足)。
ここでダブルボトムを形成して上昇していくか見ものですね。
ナスダック
下図をごらんください。
先週から史上最高値を更新中のナスダックですが、2021年11月の高値が支えとなって踏ん張っております。指数で新値をつけると上昇しやすいので、上下激しいですが今年も上げていくものと思われます。
なんせAI、利下げという強力な武器を身に着けてますので。
半導体の売りで終えた一週間でしたがなんだかんだいってNVIDIAは今週6.38%の上昇で終えてます。アップルやマイクロソフトの下げまではカバーできませんでしたが、すごい勢いです。まだまだ上昇余地はあると思います。関連して、AMDやQCOMも勢いある上昇っぷりです。
なおかつ、再度申しますが炭鉱のカナリヤとよばれる小型株2000銘柄で構成するラッセル2000に連動するETF「IWM」がレンジの上値を突破し、勢いをつけてきております。これからはおそらくこのラッセル2000がナスダックの底上げ役で活躍してくれるでしょう。
いまは上昇トレンド間違いなし!です。
イケイケどんどんで買って買って買いまくり、がっつりホールドでいきましょう!
S&P500
昨日は下落しましたが木曜は5157.35と、最高値更新しました。
基本的にナスダックがS&P500をアウトパフォームしやすいのですが、いまはこのS&P500がナスダックをアウトパフォームしてますね。500銘柄の下位の底上げ力が増してきているものと思われます。こんだけアップル、マイクロソフトが下げているにもかかわらずです。
正直、私、QQQかS&P500どちらを買うかなやみました。。(どっちでもいいんですけど)
SMCI(スーパーマイクロコンピュータ)がS&P500に組み入れられた?る?ということでこちら株価堅調です。
サーバーを作ってる会社なのでNVIDIA(半導体)関連銘柄です。
こちらもポートフォリオに組み込むのもアリだと思います。
なんせAI、利下げの初期段階ですのでね。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.079と先週からずーっとと下げてきました。
引き続きエントリーチャンスです。
もう少しで21日移動平均線が50日移動平均線をデスクロスしそうです。
こうやって10年債利回りが下がってくると小型株には有利です。来週のCPIの結果によってはまた上下しそうですが、時間の経過とともに一定の水準に落ち着くと思われます。4.25を超えなければエントリーしていってもいいのかなと思います。
200日移動平均線は4.1くらいですのでそのあたりでおちついてくれるといいですね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週もNVIDIAがキラリと光っており、相場をけん引しているのが一目瞭然です。
アップルとマイクロソフトの2トップがダウンしてる中、半導体が頑張ってくれてます。
ブロードコム(AVGO)は決算発表のなかで今年第一四半期の売り上げが予想に届かず今週マイナスをくらってます。AMD、QCOMは堅調。
やっぱりテスラはまだスランプを脱してませんね。まだ手を出さずもう少し様子見したいと思います。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
一か月での伸びでトップはまたまたいれかわり、VAW(素材)、VPU(公益)、VDE(エネルギー)の順でならんでおります。
あらためて気づきましたが素材(VAW)がこの1か月すごく調子いいですね。あんだけ弱かった公益(VPU)も、エネルギー(VDE)も。
一方、大型ハイテク銘柄を含む、VGT(情報技術)VOX(電気通信)が後塵を拝しております。。
が、これはまんべんなく全体的に株価上昇しているということで非常に米国株が強い現れとも言えますね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
14.73と先週よりちょっと高めで推移しております。
なんせハードな一週間だったので、このくらいに収まってくれたのは上出来かもしれませんね。さて来週はCPIの結果発表なので、チャート内の2月13日のローソク足のようにでっかい長いヒゲと実態線になるのかどうか。。気が抜けませんね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。147.05円/ドルです。
日本のマイナス金利解除が色濃くなってきてるみたいで、先週より3円強下げてます。
200日移動平均線は145円程度なのでまあ調整がはいったくらいでみておいて問題ないかと。どうせまた円安になるパターンだと思います。
逆にこれを利用して米国株を買うチャンスととらえてもよろしいかと思いますので、株価のドル円のこの下げ局面しっかりとっていければと思います。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 耐久財受注(確報値) 01月[前月比]→前回-6.1% 予想-6.1% 結果-6.2%
- 耐久財受注(確報値) 01月[輸送除くコア・前月比]→前回-0.3% 予想-0.3% 結果-0.4%
- ISM非製造業景気指数 02月→前回53.4 予想53.0 結果52.6
- ADP雇用者数 02月[前月比]→前回10.7万人 予想15.5万人 結果14.0万人
- JOLTS求人件数 01月→前回902.6万人 予想888.5万人 結果886.3万人
- 貿易収支 01月→前回-622億ドル 予想-632億ドル 結果-674億ドル
- 雇用統計 02月[非農業部門雇用者数・前月比]→前回35.3万人 予想20.0万人 結果27.5万人
- 雇用統計 02月[失業率]→前回3.7% 予想3.7% 結果3.9%
来週のイベント
- 消費者物価指数(CPI) 02月[前月比]→前回0.3% 予想0.5% 結果
- 消費者物価指数(CPI) 02月[前年比]→前回3.1% 予想3.1% 結果
- 消費者物価指数(CPI) 02月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果
- 消費者物価指数(CPI) 02月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.9% 予想3.7% 結果
- 小売売上高 02月[前月比]→前回-0.8% 予想0.8% 結果
- 小売売上高 02月[自動車除くコア・前月比]→前回-0.6% 予想0.5% 結果
- 鉱工業生産指数 02月[前月比]→前回-0.1% 予想0.0% 結果
- 鉱工業生産指数 02月[設備稼働率]→前回78.5% 予想78.4% 結果
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 03月[ミシガン大学消費者信頼感指数]→前回76.9 予想77.1 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240302/ハードな一週間」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
FRBパウエル議長の発言x2と雇用統計x3となかなかハードな一週間で、株価は上下して結局下がって、ドル円も売られましたが問題ありません。ふりおとされずがっちりホールドしていきましょう!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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