こんにちは~、キートンです!(^-^)/
もう、今週はいうことなしの一週間でした。
CPI(消費者物価指数)は予想どおりドンピシャの結果で先月より下がっており、FRBの金融政策が狙いどおりに進んでいることが効果として現れました。
そしてFOMC(米連邦公開市場委員会)では、来年の利下げが示され、パウエル議長からも利下げの議論があったことが公表されました。
これまで市場が予想していた来年の利下げにFRBも寄り添った形となって市場とFRBの乖離がなくなったと言えます。
ようやく。ようやくです!
しかし、これからの経済指標によっては微調整もあるかもしれませんので短期トレードの場合は注視しておくべきかと思います。
方向性は上昇トレンドですので、勝って兜の緒を締めよ!のごとく、押し目は逃さずエントリーしていき取れるときに取っていきましょう。そしてこんなチャンスはめったにこないのでしっかりトレードしていきたいところです。
今後の経済指標の見方としては、やはり依然として雇用と物価の2つで、失業率は4.1%くらいは許容範囲かと。物価は3.3%以下で漸減していくのが理想的な動きではないでしょうか。
FRBの目指すところは雇用の最大化と物価の安定です。今はそれに近づいてますのでこの状況が続く限りは株価も上昇トレンドを維持できるでしょう。
ということで、一部市場では下がると見込んでた12月でしたが、予想に反して大きく上昇した米国主要3指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは2.9%↑(終値:37305.17)
- ナスダックが2.8%↑(14813.92)
- S&P500は2.5%↑(4719.18)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
ただいま6連騰中で利確売りがあった昨日でも上昇して終えてます。
キャタピラやボーイング、ホームデポ、ナイキ、インテル、JPモルガン、シェブロンが大きい伸びを見せました。
半面、ハイテク銘柄のアップルやマイクロソフトは比較的おとなしいです。。でもこれは株式全体が上がってることを象徴してますのでとても良い流れに入ってきたといえます。
ただ、ジョンソンエンドジョンソンやユナイテッドヘルスといったヘルスケア関連銘柄は比較的弱いのでいまはちょっと敬遠しておいたほうが良さそうです。
ナスダック
ナスダックも調子よくただいま7連騰中です。
12月は一旦調整かと思いましたがFOMCでのサプライズが起爆剤となりました。
アップルやマイクロソフトなどのマグニフィセント7が急騰したわけでなく、ナスダック全体が上昇しており、特に小型株のラッセル2000が好調です。
今回のFOMCで株式市場はワンステップ上の段階に移行したとみられ、もはや利上げ停止は決定したようなもので、今後の利下げをいつにするかの議論に移りました。ナスダックとしてはこれから多少上下するかと思いますが、金利低下が好感され上昇トレンドを維持していきそうです。
↓↓ラッセル2000ETF(IWM)
↑もうすこしで50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けそうですね!
S&P500
先々週は4500、先週は4600を突破、で、今週はというと、もう4700オーバーです!
この上げっぷりは目を見張るものがありますね。ここで考えさせられるのは、
「これってスピード違反じゃない?」「どこかで急落したりするんじゃない?」
と思いがちですが、今回で一線を越えましたのでその心配はなさそうです。ここは思いっきり強気に出て突っ込むところだとキートンは考えます。ただ逆指値はいれときましょうね。ショート筋は完全に踏み上げられて燃やされましたね。
さあ次は、史上最高値4900へ!
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.915と一気に4%を割り込みました。
昨日はFRB高官のタカ派発言で下げ幅は限定的で動きを制限されたものの来週もアンダーシュート気味に下がると見込み、3.8あたりで一旦落ち着くものと思います。
ただ来週末には11月のPCEデフレータの公表がありますのでここでも物価下落の数値になっていれば利回り低下に拍車をかけるかもしれませんね。
ま、とにかく公表される指標すべてがこのブル相場においてはすべて前向きにとらえられますので、株高トレンドは強力さを増していくことでしょう。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
先週のまだら模様から改善されだいぶ緑が多くなってきてます。ただ、大型ハイテク銘柄についてはあまり強さがみられず、少し不安視されますが、日柄調整と思いますので今後も上昇局面を迎える場面が出てくると思われます。今週もっとも調子が良かったのが半導体セクターですべての銘柄が上昇してます。いまはAIブームといわれてますがしばらくこれらが上昇相場をけん引していくのでしょうね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
今週もエネルギーと通信以外のセクターが上昇率がプラスのままで推移しており、トップ集団はVNQ(不動産)、VCR(一般消費財)、VFH(金融)の順となっております。
情報技術セクターが伸び悩んでいるのかというとそうではなく、しっかり右肩上がりをキープしてますので他のセクターが伸び率がすごいということですね。偏りがなくいい流れだと思います。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
12.27と11月から低下を続けており最近では地を這うような動きで非常に環境がよくなってきてます。今回のFOMCではハト派よりのコメント、内容でしたので上下の変動が少なく安定期に入ったかもしれません。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
11月以降は米国経済の鈍化や雇用の緩和が数字となって表れ、ドル円は下げてきてたのですが、先日のFOMCでの利下げコメントにより、さらに一気に落ちてきております。
米国株には為替はつきもので、円高にふれると米株の円資産は目減りします。そこで一喜一憂して気にしていると、いつまで経ってもエントリーできなく、大胆なトレードも精彩を欠いてしまってチャンスをものにできません。ドル円は大きく見たらレンジ相場で、株価は青天井です。為替差損よりも株価の上昇益のほうがはるかに大きいので為替はほぼ無視したほうが絶対ベストです。
※これからの日本株はあぶないです。円高=日本株安となり、日本も利上げとなるとさらに株安、そして利益成長率の低さがあらわになり株安にさらに追い打ちをかけます。いまの日本株はステルスバブルとでもいえましょう。。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 消費者物価指数 11月[前月比]→前回0.0% 予想0.1% 結果0.1%
- 消費者物価指数 11月[前年比]→前回3.2% 予想3.1% 結果3.1%
- 消費者物価指数 11月[コア・前月比]→前回0.2% 予想0.3% 結果0.3%
- 消費者物価指数 11月[コア・前年比]→前回4.0% 予想4.0% 結果4.0%
- FRB政策金利(FOMC) 12月[上限金利]→前回5.50% 予想5.50% 結果5.50%
- FRB政策金利(FOMC) 12月[下限金利]→前回5.25% 予想5.25% 結果5.25%
- 小売売上高 11月[前月比]→前回-0.1% 予想0.0% 結果0.3%
- 小売売上高 11月[コア・前月比]→前回0.1% 予想0.1% 結果0.2%
- 鉱工業生産指数 11月→前回-0.6% 予想0.2% 結果0.2%
- 鉱工業生産指数 11月[設備稼働率]→前回78.9% 予想79.1% 結果78.8%
- PMI(購買担当者景気指数) 12月[製造業PMI(速報値)]→前回49.4 予想49.3 結果48.2
- PMI(購買担当者景気指数) 12月[非製造業PMI(速報値)]→前回50.8 予想50.7 結果51.3
- PMI(購買担当者景気指数) 12月[コンポジットPMI(速報値)]→前回50.7 予想50.2 結果51.0
来週のイベント
- 経常収支 第3四半期→前回-2121億ドル 予想-1960億ドル 結果
- 中古住宅販売件数 11月→前回379万件 予想375万件 結果
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 12月→前回102.0 予想103.3 結果
- 実質GDP(確報値) 第3四半期[実質GDP]→前回5.2% 予想5.2% 結果
- フィラデルフィア連銀景況指数 12月→前回-5.9 予想-3.0 結果
- 耐久財受注(速報値) 11月[前月比]→前回-5.4% 予想2.6% 結果
- 耐久財受注(速報値) 11月[コア・前月比]→前回0.0% 予想0.1% 結果
- PCEデフレータ 11月[PCEデフレータ・前年比]→前回3.0% 予想2.8% 結果
- PCEデフレータ 11月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回3.5% 予想3.4% 結果
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 231216
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
毎週100ポイントずつ増えていくS&P500。もはやブルトラップなる言葉も聞かないくらいの強気相場に移行しました。ということで為替など気にすることなく持ち続け、利益の最大化を図りましょう!今年中に最高値更新?もしかしたらもしかするかもしれませんね。
方向性は上昇トレンドですが「勝って兜の緒を締めよ!」を胸に刻み、押し目は逃さずエントリーしていき取れるときに取っていきます。そしてこんなチャンスはまーず、めったにこないのでしっかりトレードしていきたいところです。
ちなみに来年より新NISA制度が開始します。基本これまでどおり月一回積み立てで全く問題ないのですが、もし余剰資金(余剰証券)があるのでしたら成長投資枠(年間上限240万円)に入れてさらなる利益最大化を図ることができます。
私キートンは今の特定口座の一部を新NISAへ移し替えるつもりです。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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