先週はブログを更新できませんでした。楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたら、すみません。
その代わりと言ってはなんですが、今回は少し身近な投資の小話を書いてみようと思います。
これは、2026年6月13日(土)にあった出来事です。
この記事のポイント
- NISAの積み立ては、暴落しても慌てて売らないことが大事
- S&P500やオルカンは、長期で淡々と続ける仕組みが大切
- 信用取引やCFDは、余力を残して退場しないことが最優先
50代知人との老後資金の話
先日、知人の50代男性と、投資や老後資金について話す機会がありました。
その方は去年あたりから株式投資を始めたそうで、これまでも「アイスペース」という宇宙関連企業の話を何度かされていました。
話を聞いていると、最近ご家庭で老後資金の話になったそうです。
そこで奥様に、
「パートだけじゃなくて、正社員を目指したら?」
と話したところ、奥様からは、
「今から正社員なんて無理よ」
と返され、少しごたごたしたとのこと。
私は内心、
「まあ、それは奥様の言い分のほうが自然かもしれないな」
と思いました。
NISAは始めていたので少し安心
そこで私は、その知人に聞いてみました。
「NISAはやってるんですか?」
すると、
「うん。この前キートンさんに言われて、S&P500とオルカンを毎月2万円ずつ積み立て始めたよ」
とのこと。
これを聞いて、私は少し安心しました。
「それはいいことですね。今からでも全然遅くないですよ」
と伝えました。
NISAでS&P500やオルカンを毎月積み立てる。これは、投資初心者にとってかなり王道の選択肢だと思います。
もちろん将来のリターンが保証されるわけではありませんが、少なくとも短期売買で一発を狙うよりは、よほど再現性のある資産形成方法だと思います。
「暴落したらS&P500を売る」という一言にびっくり
ところが、そのあと少し驚く発言がありました。
知人が、
「今年はなんだか台湾有事がありそうで、S&P500も暴落しそうだよね」
と言うのです。
私は、
「まあ、未来のことはわからないですけど、そういう可能性を考える人もいますよね」
と返しました。
すると知人は、
「そしたら、その時はS&P500も売らないとね」
と言ったのです。
これには、正直びっくりしました。
私はすぐに、
「いやいや、それは絶対に売っちゃダメです。積み立ては続けたほうがいいです」
と伝えました。
長期積立は、下がった時こそ続けるもの
暴落したときに積み立てを止めたり、売ってしまったりすると、せっかく安く買えるチャンスを自分から捨てることになります。
S&P500のような長期積立は、上がったときだけ買うものではありません。
むしろ、下がったときにも淡々と買い続けることで、平均取得単価をならしていくものです。
暴落時の積立投資の考え方
- 株価が下がると、同じ金額で多くの口数を買える
- 長期では、安く買えた時期が将来のリターンに効いてくる
- 怖くなって売ると、再び買うタイミングが難しくなる
なので私は、
「暴落したら、同じ金額で買える口数が増えます。むしろ余裕資金があるなら買い足してもいいくらいですよ」
と話しました。
すると知人も、
「あ、なるほどね。そういうことなんだ」
と納得してくれたようでした。
ただ、私は念のためもう一度だけ言いました。
「積み立て分は、絶対に売っちゃダメですよ」
iDeCoの配分にも表れる日本人のリスク回避
その後、話題はiDeCoに移りました。
知人は昔からiDeCoをやっていたそうですが、最近中身を見直してみたところ、
貯蓄型が8割、全世界株が2割
という配分だったそうです。
それで少しだけ全世界株の割合を増やしたとのことでした。
私は、
「私なら最初から全世界株にしますね」
と答えました。
もちろん、リスク許容度は人それぞれです。
不安な気持ちが強い人に、無理に株式100%をすすめるつもりはありません。
ただ、長期で見れば、貯蓄型に偏りすぎることにもリスクがあります。
特に円安やインフレが進む局面では、現金や元本確保型だけで守っているつもりが、実は購買力を少しずつ失っている可能性もあります。
私は最後に、
「これから円安が進む可能性もあるので、そこは気をつけたほうがいいですよ」
とだけ伝えて、その日は別れました。
キートンの感想
今回あらためて思ったのは、やはり日本人はリスクを極端に嫌う人が多いということです。
そして、投資の知識があるようで、実はかなり曖昧なまま投資を始めている人も多いのではないかと感じました。
NISAを始める。
S&P500を買う。
オルカンを積み立てる。
ここまでは良いのです。
でも、
- 暴落したら売る
- 怖くなったら積立を止める
- 上がってから安心して買う
これをやってしまうと、長期投資の一番おいしいところを逃してしまいます。
また、別の知人では、信用取引を初めてやって、いきなり資金を突っ込みすぎて追証を食らった人もいました。
おそらく、NISAをきっかけに投資を始めた人の中にも、わかったつもりでレバレッジ商品や信用取引、CFDなどに手を出してしまう人はかなりいると思います。
ここは本当に注意が必要です。
10年後、投資をした人としなかった人の差は大きくなるかもしれない
おそらく10年後には、投資をやった人とやらなかった人の差は、かなり大きくなっている可能性があります。
ただし、それは「何でもいいから投資すれば勝てる」という意味ではありません。
大事なのは、続けられる形で投資すること。
そして、退場しないことです。
キートンが思う投資で大事なこと
- 少額でもいいから長期積立を始める
- 暴落しても慌てて売らない
- レバレッジ取引は全力でやらない
- 常に余力を残す
- 相場から退場しない
初心者の方に伝えたいこと
もしこの記事を読んでくださっている方の中に、これから投資を始める初心者の方がいらっしゃるなら、まずは少額でいいので、S&P500や全世界株のような低コストの投資信託を毎月積み立てるところから始めるのがよいと思います。
最初は月1,000円でもいいです。
実際、私も初心者のころは月1,000円から始めました。
最初の設定は少し面倒ですが、一度設定してしまえば、あとは基本的にほったらかしで大丈夫です。
大事なのは、相場が上がったときも、下がったときも、淡々と続けることです。
信用取引やCFDは全力でやってはいけない
一方で、信用取引やCFDのようなレバレッジ取引は、まったく別物です。
これらは資金効率が良い反面、使い方を間違えると一気に苦しくなります。
特に、全力で突っ込むのは絶対にダメです。
信用取引やCFDは、余力が命です。
やるとしても、保証金率は最低でも150%以上。
できれば200%以上を維持したいところです。
なぜなら、「なんとかショック」は突然来るからです。
株価が高いときほど、油断したところに急落が来ます。
どんなに優秀な企業でも、業績が良い企業でも、1日で10%下がることはあります。
さらに翌日も5%下がる。
少し反発して安心したら、また10%下がる。
そういうことは、普通にあります。
そのときに保証金率がギリギリだと、冷静な判断ができません。
本当は買い場かもしれないのに、追証や強制決済に怯えることになります。
逆に、保証金率を高めに維持していれば、暴落時にも耐えられます。
場合によっては、そこで少しずつ買い向かうこともできます。
ここが大きな差になります。
バフェットの言葉が少しずつ身に染みる
ウォーレン・バフェットの有名な言葉に、次のようなものがあります。
投資の第一ルールは、絶対に損をしないこと。
第二ルールは、第一ルールを忘れないこと。
他人が貪欲なときに恐れ、他人が恐れているときに貪欲であれ。
若いころは、正直あまりピンときませんでした。
でも、相場を長く見ていると、この言葉の意味が少しずつ身に染みてきます。
損をしないためには、まず退場しないこと。
退場しないためには、余力を残しておくこと。
余力を残しておけば、暴落時に買うこともできます。
まとめ:投資で一番大事なのは退場しないこと
投資で一番大事なのは、すごい銘柄を当てることではなく、まず退場しないことだと思います。
NISAの積み立ては、暴落したからといって慌てて売るものではありません。
むしろ、下がった時にも淡々と買い続けるからこそ、長期で意味が出てきます。
一方で、信用取引やCFDのようなレバレッジ取引は、使い方を間違えると一気に苦しくなります。
- やるなら余力を残す
- 保証金率は高めに保つ
- 暴落時に買える側に回る
これを身につけるのは簡単ではありません。
でも、この感覚が少しずつわかってくると、投資はかなり楽になるのではないかと思います。
まー、なんせ株なんて人がやっていることですからね。
上がればみんな強気になり、下がればみんな不安になる。
だからこそ、感情に振り回されず、仕組みで続けることが大事なのだと思います。
3行で要約
- NISAのS&P500積立は、暴落しても売らずに続けることが大事。
- 信用取引やCFDは、全力投資せず保証金率200%以上を意識したい。
- 投資で一番大事なのは、退場せず、暴落時に買える余力を残すこと。
以上、キートンの小話&ホントにあった怖いニュースでした。(笑)
ありがとうございましたー!(^-^)/


