こんにちは~、キートンです!(^-^)/
米国株と日本株
今週はアメリカの中央銀行と日本の中央銀行の双方で
重大な発表がありました。
日本では0.25%の利上げを決定、今後も利上げを示唆
米国では9月に利下げを示唆。現時点では0.5%も想定されるとのこと。
と思いっきり真逆の金融政策が同週に発表されました。
日本では実質賃金マイナスなのに利上げ
米国ではインフレ鈍化したので利下げ
どうでしょうみなさん
理屈にあってるのはアメリカのほうでして、景気後退なるものがきたとしても
今の政策金利は5.5%-5.25%と利下げ余地は十分にありますので
先行きに不安はありません。
一方日本は景気後退がきたとしても利下げする余地はないのと等しいので
日本株は手詰まりとなります。
基本相場の通念上
利上げすると株価は下がります。(日本)
利下げすると株価は上がります。(アメリカ)
日本株はすでに利上げしたので、株価にすぐさま現れ下げてます。
アメリカは金利低下したものの、景気後退懸念が出てきたので一時株価下げてます。
今後のトレンドはいうと
日本株は対応策(利下げ幅)がないので株価は戻しにくく下落トレンド入り
アメリカはだいぶ調整したので利下げ期待高まり、経済は強いため株価はどこかで底打ち上昇に転換
といったところです。
米国株はといいますと、
金融不安はなく経済は強く、金融政策はセオリー通り対応し、インフレ抑え込みに成功してるので、全く問題ないでしょう。
つまり、
S&P500やQQQ、VTなどのメジャー指数を保有してる場合はもってて問題なく、むしろ売ってはならないと思います。ましてや新NISAで積み立てしてる場合は積み増ししてもいいくらいです。
日本株はといいますと、
アメリカのビッグテックみたいな成長率の高い企業はなく、株価だけがぐんぐん伸びてしまったおかげである意味バブルだったのでしょう。40000円越えなどは明らかに実態に即しておらず、風船がめいいっぱい膨らんが状態だったということです。
そこに「利上げ」という斬鉄剣みたいな刃物でぶっ刺したので風船ごとなくなるほどの事態に陥ろうとしてます。すでに35000円は割りました。アベノミクス、異次元の金融緩和を否定、それがなかったこととなるわけで、そうなると下図のアベノミクス開始時点の株価あたりにいくのも当然と思われます。
つまり10000円台も夢ではありません。
短期的には日経225ショートでヘッジですかね。
ごめんなさいちょっと長くなりそうなのでここらで一旦休んで。。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは-2.1%(終値:39737.27)
- ナスダックが-3.4%(16776.16)
- S&P500は-2.1%(5346.55)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
なんとこれだけ下げても7月はプラスで終えてます。
今週上げたのは
今週下落したのは
インテル(INTC)決算ミスりましたね。一方アップル(AAPL)は上昇しました。
これはいいと思います。
ナスダック
下図をごらんください。
一時50日移動平均線を上抜けた日もあったのですが、ISM製造業景気指数の鈍化をうけてと雇用統計の失業率の悪化をうけてがっつり下げてます。
ナスダック100
今週上昇したのは(上位より)
電力関連銘柄AEP強いです。
今週下落したのは(下位より)
インテル-30%越えはすごいですね。地合いが良けりゃそこまでいかなかったかもですが。。
S&P500
いやー先週は踏ん張ると思ったんですが、下げてしまいましたね。
しかしこの下げの反動はすごいものになりますね。タイミングがむずかしいのですがもっていれば大丈夫です。
今、米国株を買うのであれば、
この下落局面でも上げてる個別株が望ましいかと
例えばさきほどの
AEP(アメリカンエレクトリックパワー)
不動産ETFのIYR
探せばいろいろ出てきますね。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.794%と先週から大幅低下しました。
一気に4%を切ってきましたが株価は低調です。
しかし、基本金利と株価はシーソーの関係ですのでしばらく眺めておくのが賢明かと思います。
ここらで債券ETFであるEDVでも仕込むのもありかもですね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
まだまだ続くハイテク株安ですが、まわりを見ると上げてる銘柄はたくさんあります。
ちょっとスクリーニングしただけでこれだけの銘柄がでてきます。
いまは指数がやられてますので、個別をピンポイントでつまんでいく作戦がいいかと。
アメリカの利上げ局面ではその作戦で乗り切ってきました!
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
1位は
VNQ(不動産関連 プロロジス、アメリカンタワー、エクイニクスなど)
2位は
VPU(公益関連 ネクステラエナジー、サザン、デュークエナジーなど)
3位は
VHT(ヘルスケア イーライリリー、ユナイテッドヘルス、アッヴィなど)
情報技術がまだ弱いので、ディフェンシブセクターに資金がながれてます。あと債券にも。
金融もまだ起きてきてませんので、セクターごとの議論でいくとまだ混迷中って感じですかね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
23.38とびっくりVIXですね。一時30近くまで跳ね上がってます。
一応今週で目玉の経済指標と決算発表はひと段落しました。
来週は少し頭を冷やす期間に入りそうです
ドル円の状況
下図をご覧ください。
まさかに日銀利上げショックを引き金に堰を切ったように下落しておりますね。
日米の金利差縮小を見通したドル売り円買いもはいっているようです。
が、
流れが落ち着くとまた円安が目を覚ましてくるでしょう。
米国株買い場の環境が整いつつありますね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- JOLTS求人件数 06月→前回814.0万人 予想805.0万人 結果818.4万人
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 07月→前回100.4 予想99.9 結果100.3
- ADP雇用者数 07月[前月比]→前回15.0万人 予想16.8万人 結果12.2万人
- 雇用コスト指数 第2四半期[前期比]→前回1.2% 予想1.0% 結果0.9%
- 中古住宅販売成約指数 06月[前月比]→前回-2.1% 予想1.5% 結果4.8%
- FRB政策金利(FOMC) 07月[上限金利]→前回5.50% 予想5.50% 結果5.50%
- FRB政策金利(FOMC) 07月[下限金利]→前回5.25% 予想5.25% 結果5.25%
- PMI(購買担当者景気指数・確報値) 07月[製造業PMI・確報値]→前回49.5 予想49.5 結果49.6
- ISM製造業景気指数 07月→前回48.5 予想49.0 結果46.8
- 雇用統計 07月[非農業部門雇用者数・前月比]→前回20.6万人 予想17.5万人 結果11.4万人
- 雇用統計 07月[失業率]→前回4.1% 予想4.1% 結果4.3%
- 耐久財受注(確報値) 06月[前月比]→前回-6.6% 予想-6.6% 結果-6.7%
- 耐久財受注(確報値) 06月[輸送除くコア・前月比]→前回0.5% 予想0.5% 結果0.4%
来週のイベント
- ISM非製造業景気指数 07月→前回48.8 予想51.1 結果
- 貿易収支 06月→前回-751億ドル 予想-726億ドル 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240803/米国株と日本株」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
今後のトレンドはいうと
日本株は対応策(利下げ幅)がないので株価は戻しにくく下落トレンド入り
アメリカはだいぶ調整したので利下げ期待高まり、経済は強いため株価はどこかで底打ち上昇に転換
といったところです。
個人的にはレバレッジもってたので今週もまあまあやられました。ピークから300万くらいやられてますかね。
でも、まだ今年の初めくらいにリセットされた感じなので、資産への影響は問題ないです。
リスク管理重要ですね。実は今、日経ショートでがんばってます。次は米国株のピックアップかな。
さ!腕まくりしてはちまきして、来週からいよいよ本気モードに入ります!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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