こんにちは~、キートンです!(^-^)/
出る杭は打たれる。のか?
先週はCPI(消費者物価指数)、FOMC(連邦準備制度理事会)、PPI(生産者物価指数)といったインフレ動向に関する重要指標、イベントがありまして、
インフレ鈍化の波が発生したかのように金利は低下、ナスダック上昇のトレンドかと思われましたが今週はちょっと調整の波が加わり、上げてたものが下げ、下げてたものが上がったような一週間でした。
とくに目立ったのが半導体関連株でエヌビディアやブロードコムが売られ、頂上をつけた感じで今週は終わりました。エヌビディアは週前半は数パーセントのプラスで日々上がってたのですが、後半一気に売られ週間ではマイナスで終えてます。
エヌビディアの株価は下図の通りで、21日移動平均縁からだいぶ乖離して上で推移してましたので、ここで一旦調整したのはある意味ガス抜き的な動きで健全だったと思います。
でも、こっから昔のシスコのように滝のように落ちるのかというと、それはどうかなって感じです。業績が伴った株価ですのである程度のところで下げ止まりいったん休憩かもしれません。
ただ、四半期売上高成長率200%とかありえない数字をたたき出してるエヌビディアですから、これからなにやってくれるかわかりません。出る杭は打たれますが、出るエヌビディアはもっと出るかもですね。
いっぽうマイクロンテクノロジー(MU)というこれまた半導体銘柄があるのですが、こちら実は来週木曜日に決算発表がありまして、これはこれでこの日に向けて買いがたまっていく予定でしたが、昨日おとといとだいぶ下げたので、買いだまりを防げ、好決算時にはちゃんと株価が反応してくれるものと思われます。
いま、こういった半導体銘柄は金利にはあまり左右されてなくもっぱら業績相場な感じですので、しばらくはAI相場つづくと思われますので、ホールドしてていいのかなと思われます。
と半導体銘柄をみてしまうと、なんだかほかのGAFAM銘柄がかわいくみえてしまうのはしかたありません。
ただこれら巨大企業はキャッシュが豊富で成長もしっかりしてますので保有するには安心安全です。これはこれでかなり重宝しますのでS&P500やQQQなどの指数を淡々と積み立てホールドで問題ないでしょう。
ま、ということで、いつものごとく先週の各種指標について。まずはこちらから。。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+1.5%(終値:39150.34)
- ナスダックが±0.0%(17688.88)
- S&P500は+0.6%(5464.61)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
先週までずっと軟調だったダウですがようやく回復の兆しが見えてまいりました。
21、50日移動平均線をともに上回ってます。
今週上げたのは
- セールスフォース(CRM)+5.66%
- ナイキ(NIKE)+4.06%
- シスコ(CSCO)+3.52%
- アムジェン(AMGN)+3.19%
- ハニウェル(HON)+3.15%
- アマゾン(AMZN)+2.95%
- ホームデポ(HD)+2.58%
- アメリカンエキスプレス(AXP)+2.47%
- ウォルトディズニー(DIS)+2.30%
- マクドナルド(MCD)+2.29%
- ジョンソンエンドジョンソン+2.21%
- インテル(INTC)+2.10%
今週下落したのは
- ユナイテッドヘルス(UNH)-2.92%
- アップル(AAPL)-2.35%
と 今週はダウが非常に強く、先週の下げから回復しました。
ナスダック
下図をごらんください。
今週水曜日にはまたまた最高値更新してます。
ところが昨日、一昨日と連日下落しました。
とくに木曜日はSQ前とあって、これまで高かったNVIDIAなど半導体ががっつり売られました。
ま、たしかにこれまでがハイペースで上げてましたので、あって然るべき動きだったと思われます。
個人的にもちょっと上げすぎで乗り物酔いしそうな感じでしたので、ちょうどよかったかなと思ってます。でもしかしまだ21日移動平均線の上にいますので、まだまだ強いのは強く下げも限定的かなと思ってますので、押し目でエントリーしてもよさそうですね。ちなみにマイクロン買い増ししました。来週決算ですが、買うものなかったので。。
S&P500
こちらもナスダック同様、最高値を更新しました。
こちらも水曜日に最高値更新しており、週後半はちょっと失速し調整しました。
ただ、調整したのは半導体銘柄がメインで、マイクロソフトは昨日プラスで終えており、全体的には堅調です。
6月みるとずっと右肩上がりでしかも4月後半からはずっと上昇してきてます。さて今年は大統領選挙の年、政策金利も利下げ準備段階で上昇圧力が強い年ですので、積み立てホールドはこつこつやって
、調子のいい銘柄については少しの資金でいいのでトレードして楽しんでいきましょう。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.257%と先週からほぼ横ばい、低水準で推移してます。
今週は特別大きな経済指標がなかったためか比較的安定してた感じです。
そろそろ4%を切れるかどうかですが、来週末にあるPCEコアデフレータの発表でどうなるかですね。前回CPIの結果からいくと鈍化する予想でして、おそらく鈍化した数字が出てくるものと思われます。そうなるといよいよインフレ鈍化、景気後退の文字が多くなり、4%すれすれまで落ちるかもですね。そしてそこでまた株価が反応、上昇といった流れがまあまあの確率で起こる可能性が高いです。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
先週の反動で、半導体銘柄のみ真っ赤っかとなってます。
さすがに何週連続で10%上昇を記録してたらいくらか調整入ってもおかしくないですよね。
これは誰もが覚悟してたことであり、SQ前ということもあって当然の結果だったと思います。
ただ、これがきっかけで半導体銘柄が暴落していくということは考えにくく、まだまだトレンドは右肩上がりですのでね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
1位は
VGT(情報技術、アップル、マイクロソフト、エヌビディアなど)
2位は
VCR(一般消費財、アマゾン、テスラ、ホームデポなど)
3位は
VOX(電気通信 メタ、アルファベットなど)
とひきつづき今週も1位は情報技術ということで調整はしたもの依然強いです。
だいぶ経済指標が鈍化してきてるのがあからさまになってきましたので、金利低下のトレンドとなり、これからもハイテク銘柄に分がありそうですね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
13.19と先週から若干あがりましたがほぼ横ばいです。
昨日は、寄りつきで売りが優勢でしたが、引けにかけては売り圧力も弱まりVIXも低下してきましたね。これは来週に希望が持てますしエントリーのチャンスでもあり、いい兆候です。
ただいま地政学リスクも落ち着いており、経済環境もインフレ鈍化、雇用は強いが緩和トレンド、銀行破綻の兆しもとくになく、落とし穴はどこにもなさそうですが、こういうとき何か不測の事態が起こるんですよね。人の生活にもそれは言えますのでいつなにがきてもいいようしっかり防衛策は施しておきましょう。
ドル円の状況
下図をご覧ください。ん??159.67円/ドルと先週から約2.3円ほど跳ね上がりました。
いよいよというか、あっという間というか、例の160円に近付いてきました。
米長期金利は下がってるのに円安ドル高?
もはや金利差でうごくドル円ではなくなってます。前からそうだったと思いますが。。
で、為替介入はというと、おそらくありません。
これまでの財務省の対応だと、次は165円くらいかな?それまでは例の「注視する」発言でお茶を濁すでしょう。為替介入しても次の介入は前回介入のドル円の値から5円10円は上回ってからがセオリーというかパターンです。
ドル保有の方おめでとうございます。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 小売売上高 05月[前月比]→前回0.0% 予想0.3% 結果0.1%
- 小売売上高 05月[自動車除くコア・前月比]→前回0.2% 予想0.2% 結果-0.1%
- 鉱工業生産指数 05月[前月比]→前回0.0% 予想0.4% 結果0.9%
- 鉱工業生産指数 05月[設備稼働率]→前回78.4% 予想78.6% 結果78.7%
- 経常収支 第1四半期→前回-1948億 予想-2061億 結果-2376億ドル
- フィラデルフィア連銀景況指数 06月→前回4.5 予想4.5 結果1.3
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 06月[製造業PMI・速報値]→前回51.3 予想51.0 結果51.7
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 06月[非製造業PMI・速報値]→前回54.8 予想53.4 結果55.1
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 06月[コンポジットPMI・速報値]→前回54.5 予想 結果54.6
- 中古住宅販売件数 05月→前回414万件 予想408万件 結果411万件
来週のイベント
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 06月→前回102.0 予想100.1 結果
- 新築住宅販売件数 05月→前回63.4万件 予想65.2万件 結果
- 実質GDP(確報値) 第1四半期[実質GDP・前期比年率]→前回1.3% 予想1.5% 結果
- 耐久財受注(速報値) 05月[前月比]→前回0.6% 予想0.1% 結果
- 耐久財受注(速報値) 05月[輸送除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.1% 結果
- 中古住宅販売成約指数 05月[前月比]→前回-7.7% 予想 結果
- PCEデフレータ 05月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.7% 予想2.6% 結果
- PCEデフレータ 05月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.8% 予想2.6% 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240622/出る杭(NVDA)は打たれる。のか?」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
エヌビディアお祭りは一旦ここらで終了となり、来週はマイクロン(MU)決算があります。またお祭り騒ぎとなるかどうかはお楽しみです。おめぇらつえ~な~、オラ、わくわくすっぞ!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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