こんにちは~、キートンです!(^-^)/
昨日、雇用統計で利上げ懸念が高まり、米国株は下落に終わりました。
ただ、すべてがすべて下げたわけではなく、一部の銘柄ではじわじわ上がっている銘柄も当然存在するわけでして。。
雇用統計については、依然として強い結果でした。
利上げ懸念と同時にソフトランディングの様相が高まってます。
つまり米国経済は強くリセッションは起きないということです。
次に注目したいのが次週のCPI(消費者物価指数)となるわけで、ここでおさらいしておきましょうかね。
2022年のピークは6月で9.1%となっております。2023年は5月は前年比4.0%とだいぶ落ち込んできてますので今度発表の6月CPIの伸びもまた引き続き予想どおり下落すると思われます。
で、次回の市場予想はといいますと
消費者物価指数 06月[前年比]→前回4.0% 予想3.1%
となっております。
すでにもう3%を切る勢いで伸びは鈍化してることがわかります。
こうなるとFRBが目指してるインフレ率2%にもほぼほぼ近くなってきていることがわかります。
ただ、8月以降CPIがこのペースでは下がらず、いったん上にも振れる可能性がありますので注意が必要です。
今は雇用統計でがつんと調整基調ですが、来週のCPIでまた利上げ懸念が和らぐ可能性があり、株価が反発する場面がくる可能性があります。
では、短期トレードの場合ここでどのように立ち回るのかといいますと、10年債利回りはここ最近上げてきており、株価にはマイナスです。ただ雇用統計は通過して、来週のCPIまでは消化に入ります。
もしかしたら昨日で消化しきったかもしれませんので、ポジション少な目でCPIの結果待ちで良いかと思います。
今週を振り返った場合だと、ADP雇用統計発表前ではグロース系の株価は横ばいもしくは天井をつけようとした動きでしたのでそこで利確して、昨日の雇用統計を待つというのがよかったのかなと思います。そして雇用統計発表後で下げ切って切り返しそうなタイミングでいエントリーだったかなと。。
さらにいうと、週末ですとみんなポジション調整にきます。朝眠いですが、4時ごろにはチャートと向き合って引け10分前からエントリー準備をしておき、5時になる5分前くらいには下げ切ってますので、そこらへんでエントリーするのがいいでしょう。
冒頭申しました、じわじわ上がってる銘柄としましては
まずはXHB(SPDR S&P ETF ホームビルダーETF)、INDA( iShares MSCI India ETF インド株)が堅調です。
XHBはここ最近ではいったん下がりましたが、いまは新築住宅の加速が見られ、建設や家具インテリアなどの企業が好調です。
インドはいうまでもなく、世界一の人口国となりましたし、アメリカの大企業がこぞってインドに進出しており、足元の株価も堅調です。
それでは、ちょっと軟調を示してきた今週の米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ
ここ数週間は上下に大きく振れてボックス相場にはいりつつあるような雰囲気です。ただ50日移動平均線に支えられてなんとか下落は限定的です。となると8月までに先週高値の34400ドルを超える場面があるのかというと次の週のCPI明けと7月最終週のFOMC明けくらいかもですね。
ナスダック
ナスダックも下げはしたものの先々週の下落幅よりかは比較的少なくまだ堅調ペースです。50日移動平均線は上昇してますのでこれに合わせて少し調整はあるもののゴールデンクロス後なので暴落までの悲観想定はしてません。下がりはしないが上昇は鈍化するかと思いますので、グロース銘柄のポジションは落とす方が賢明かもですね。
今年上昇が顕著でありましたパロアルトネットワークスについてはようやく天井をつけてしまいましたので、こちらがグロースの天井を象徴しております。
↓↓パロアルトネットワークス(PANW)のトレードチャート
※私キートンは3日前の陰線時にサインが出たので決済いたしました。
S&P500
ナスダック同様ちょっとスピード出してた感はありましたので、今回の雇用統計で下落しました。市場は年内1回利上げを予想してましたがやっぱりFRBが正しかったと認めざるを得ない状況になっており、2回利上げの織り込みにはいりつつあるようです。
さて、その織り込みがどこまでつづくのかといいますと、おそらく次回FOMC後までになるかもしれません。ただみんなのベースにあるのは「もう利上げは最終局面」というのは共通に認識事項コンセンサスになっておりますので、株価はいずれ上がるという前提での調整になります。したがって暴落までにはおよばず、株式からの資金はそんなに抜けていかないと考えます。すると資金は利上げに弱いグロースからディフェンシブ銘柄へ移る可能性がありますので、そちらに仕込んでおくのもありですね。たとえばヘルスケアやエネルギー、さきほど紹介したホームビルダー関連やインド株も有望です。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.066と今週はかなり上昇しました。ボックス相場は上抜けしてしまいましたので、また3%台に下がるのは容易でないかもしれませんね。おそらくこれが今年2回利上げの織り込みサインかもしれません。
ただこのまま上昇するのかというと、またガクンとさがって一定の数値に落ち着くものとおもわれます。というのもここまで上がったら、せっかく狙ってるソフトランディングの可能性がなくなってきてしまうこととなりますので。。
ここでFRBはタカ派発言をまだやってくるのかどうかですが、さすがにそこは控えてくると思いますし、来週のCPIは予想3.1%ですので、もうがっつり利上げの色は薄まってくるものと思われます。
利上げによる遅延効果と景気のアンダーシュートをFRBは想定してるとは思いますので、そういったタカ派基調が和らぐ可能性が十分にあると思われます。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週はご覧の通り、目立った上昇下落なくということで終わってます。
目立った動きとしてはハリバートンなど油田掘削が元気を取り戻してます。これは供給ひっ迫と米リグ稼働数の増加が要因となり、昨日は7~8%の株価上昇となりました。
原油価格も2週連続であげてきており、こういったディフェンシブに資金が入ってきつつあります。
ただ、グロースもまだ元気でしてNVIDIAなんかは週で結局は4%超の伸びをまだみせてます。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
VCR(一般消費財)アマゾン、テスラ、マクドナルドなど
VIS(資本財、サービス)ボーイング、GE、レイセオンなど
がまだ強く突出している状況です。
VAW(素材)リンデ、シャーウィンなどはガクンと下がってますが昨日は反発してます。
で、VDEのエネルギーセクターですが昨日は他のセクターをぶっちぎって大きく反発してます。
情報技術セクターVGTがちょっと下げていますが他セクターががんばってますので、去年の利上げ局面とは違って底堅い動きを今後もみせてくれると予想します。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
現在は14.82と依然としてかなり低水準にいます。おととい、昨日と雇用統計の影響でボラティリティが大きくなってますが、株価にとってはまだ警戒するレベルではないと思います。でも6月のなべ底から7月になって跳ね上がったのは頭に入れておく必要がありますね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は142.09円近辺で、先週から2円近くも大きく下げました。
10年債利回りは上昇したのですが、欧州株下落をうけて円ショートの戻り買いに影響をうけているらしいです。
で、昨日は雇用統計発表前にドル円が大きくさげて、さらにまたもどし、さらにまた142円台に下落していきました。
でもまだ利上げは終わってませんのでこのままドル安円高は望めないと思いますので、エントリータイミングとしてはいい感じですね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
来週はいよいよCPI(消費者物価指数)の発表です。FRBはPCEを重視してますが市場はどちらも重視してます。
先月の5月CPIは若干ポジティブサプライズ的な結果でしたがおおむね予想通りで、株価はその日窓を開けて上昇しその日含め3日続伸でした。今回もほぼ予想通りなら?。。(笑)
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230708
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
雇用統計が割と堅調だったことから、株価は下げました。
ただ、もう少しすると雇用統計の堅調さが株価上昇の要因になってくるのは近いかもしれません。それはリセッションがくるのではなく、ソフトランディングの期待が上昇しているからです。ということは株価はどうなります?去年みたいにガンガンさがっていきますか?答えはNOです。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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