こんにちは~、キートンです!(^-^)/
来週おこなわれるFOMC(連邦公開市場委員会)を前に市場は様子見ムードと言われてますが、割と株価は上昇を見せてるように見えます。
ただ、今はバリューとグロース株の明暗がくっきりしており、グロース株(ハイテク株)優勢の状況です。
いわばバリュー=ディフェンシブセクターの元気が弱いということはグロース=オフェンシブの風が吹いている
つまり、防御より攻撃的(リスクオン)の状態です。
さらにいうと、景気後退がくるからディフェンシブセクターを買っておこうという勢いではなく、利下げは近いぜ~!利下げに有利なグロース株だ~という想いがじわじわと出てきている状況かと思われます。
しかし。足もとは利上げストップとはいえども7月にはまた利上げの可能性もある?カナダ中銀が利上げストップしてたのにまた利上げしたので、ちょっと勢いが弱くなりつつあります。
ということで来週のFOMCでは7月以降の利上げを焦点にパウエル議長のコメントがどうくるかに市場は反応してくると思います。
今、そのFRBのパウエル議長は3月におこった銀行問題が再燃しないよう、もう利下げしたいの一心かと思われます。
とりあえず、先日の雇用統計では失業率3.7%と上昇、時給も減少傾向がみられたわけで、材料は一応そろいつつあります。
で、来週のFOMCの前日にあるのが5月度CPI(消費者物価指数)の発表です。
そのCPIがどうでるか、予想は4.2%と去年のピークの9.1%の半分以下となってきており、このCPIがパウエル議長の背中をおして利下げバイアスに向かわせるかどうかのカギを握っているものとみてます。
CPIの予想4.2%ですが、前回の4.9%を下回るだけでも、インフレ鈍化基調はかわらずということで、7月の利上げに含みはもたせるとしても、中長期的な視点のハト派の発言が出てくるかもと予想します。
6月は上を見てます。
と前回申し上げましたが、FOMCの結果次第で多少上下するかもですね。上昇基調は変わらないと思いますが。。
とうぜん、パウエル議長ははっきりと利上げ停止は打ち出さないでしょうし、利下げの見通しも表面的にはまだまだといったコメントにあるかもですからね。
ま、下げたらそれは買いですのでエントリーのチャンスですし、上げればそれはそれで持ち続ければよいかと思います。
さ、6月も2週目に入りまして、今月のトレンドがどんな感じになりそうか、今週の米国主要3指数を振り返ってみたいと思います。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ
先週の大陽線のあとに利益確定の売りによりいったん下げて週末に向けて上昇しました。そして先週末の終値をわずかですが超えてます。利確売りを取り戻しさらに超えたのは強いと思います。
来週はいろいろとイベントがありますが前回4月末の高値34098を超えれるかどうかが注目されるところです。
ナスダック
先週末からわずかに上昇はしたのですが今週は利益確定売りの一服で踊り場にいるところです。
昨日はいったん上がったものの失速してしまいました。
半導体銘柄のNvidiaも踊り場状態ですが、一方テスラが4%超えの上昇でナスダックをけん引した形となりました。
おなじハイテク銘柄でもあっちが立てばこっちが立たず、のいい関係で指数を上昇基調に保ってます。
急上昇が気になって手が出ないところですが、この踊り場でのふんばりが保てればさらなる上昇も期待できるかと思います。
急上昇に乗れなかった方についてはあきらめる必要は全くありません。これでナスダックにエントリーできるというのがあらかたわかったわけですから、ここから乗っていくことをおススメしたいと思います。
ちなみに下図をごらんください。
去年のナスダック総合指数です。
6月17日に上昇の狼煙があがってますね。
今回もFOMC後に狼煙があがる可能性大ですね。
S&P500
4298とに4300に迫る勢いのS&P500です。一時4300超えましたけどね。
やっぱり金利は重要です。
金利上昇がストップする、とか、利下げの話題が出てくるときは株は上がるもんですね。
で、その金利に敏感なのはグロース株(ハイテクセクター)になりますので、今はそのセオリーどおりになってます。
ただ、グロース株の成長率がいまいちなのでいつ失速するか心配ですが、株価にえいきょうするのは
金利>業績
ですので、しばらくはグロース(ハイテク)優勢の時期が続くかもしれませんね。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.74と先週からわずかに上昇です。
カナダ中銀の利上げにより、アメリカも7月利上げ?とちょっと騒いだ関係で上昇した部分があります。
依然として高い利回りですが、6月FOMCでは利上げ停止の予想が優勢ですので、これ以上の利回り上昇は限定的かと思われます。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週はほとんどの銘柄で足踏み状態でした。
テスラが上げましたけどね。
来週末にはFOMCも終わってることですし、今後の方向性がわかるかと思います。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
トップは情報技術(VGT)、一般消費財(VCR)とならんでおりますが、よくよく見ると金融のVFHが上から4番目にランクしております。だいぶ早く回復してきましたね。
エネルギー(VDE)もこの1か月でプラスに浮上してますが、総じてバリューというかディフェンシブセクターは伸びが弱いです。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
今現在は13.84とさらに下げてきました。
そして、ここ2週間の下げがとても著しく、株にとってはとてもいい環境ということがわかります。
ゴルディロックス相場といいますか適温相場が訪れようとしてるかもしれません。
銀行破綻という悲劇のシナリオの流れで債務上限問題に突入し、悲観に悲観が重なったようになって、ようやく晴れたときには、利上げもスキップ優勢になるわ、雇用統計が経済の強さを示唆するとともにソフトランディングの可能性示すわで、一気に環境がガラリと変わりました。
この13.84という数字はかれこれ2020年2月14日以来です。つまり株式市場がようやくコロナ前に追いついたというか環境がもどりました。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
現在は139.35円近辺で、先週より若干下げましたが高止まりをみせてます。
今度のFOMCでFRBが利下げの雰囲気を醸し出してくれば、若干ドル安円高方向に傾くと思いますが、7月利上げの含みがひっかかって、135円くらいまでがっつり下がるとはまだ思えないですね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
さあ、来週はイベント盛りだくさんです。
株価は上下に振幅が大きくなると思いますが、いずれはまた一定のところに落ち着いてくるので、狼狽しないよう気を付けましょう。
これから淡々と数日に分けてCFDでナスダックを買い込んでいくというのも面白そうですね。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230610
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
ナスダックがするすると上がってきましたが、これが意外と強く割と底堅い動きです。
これから8月中旬くらいまで乗っていってみるのもいいかもですね。
去年のナスダック総合指数は6月17日に上昇の狼煙があがってます。
さて今回は。。
※ちなみに表紙のチャートは去年2022年利上げのときの株価ナスダックです!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
役立つアイテム
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