こんにちは~、キートンです!(^-^)/
今週は先週と比較して割と落ち着いた一週間だったと思います。
先週は重要決算の発表が連続してたのと、FOMCの開催もあり、雇用統計の発表もありで
みなさんあっちにこっちに引っ張られてかなりあわただしかったと思います。
それに比べて今週は、ふー、と一息ついて、ちょっと落ち着けました。
そこでFRBウォラー理事の発言にも真剣に耳を傾けることができ、冷静に考えるようになったのではないでしょうか。
そのウォラー理事の発言といいますと
「米国のインフレは今年も低下が見込まれるものの、インフレ目標2%の達成に向けたFRBの戦いは長期化し、引き締め的な金融政策が予想より長期にわたり維持される可能性がある」
とおっしゃいました。
※ウォラー理事:FRB(アメリカ中央銀行、米連邦準備理事会)の偉い人
ま、ごもっともなことで、これまでインフレの鎮静化というトレンドだけに目が行きがちでしたが、これからは目標ラインのインフレ率にフォーカスしはじめたというわけです。
ですのでこれまでのインフレ鎮静化の楽観論が小さくなり、これからは
「あ、やっぱり利上げはまだまだ必要なのね」
という認識に移っていくものと思われます。
そこでGAFAMの決算をみてみると、かなり酷い状況になっており、もはや成長企業(グロース株)とは言えなくなってきてます。株価の足下はまだ比較的堅調ですが、利上げの継続と業績低下が伴ってきますので
GAFAMの株価は上がらず一定の水準まで下がるトレンドとみておいたほうがよいでしょう。
ただ株価全体としては上昇トレンドですので、株高基調は変わらないということになります。
そういったことを頭に置きながら先週の米国主要3指数を振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
でした。
ダウ↓
ナスダック↓
S&P500↓
ダウはまだ50日移動平均線を下値支持線として動いており、今月はこのまましばらくは横ばいで動くのではないかと思います。
一方ナスダックは過熱しすぎてオーバーシュートした感がありましたので、先週比ではがっつり下げてます。が、一応200日移動平均線をサポートラインとして動いてます。
こちらナスダックも今月は横ばいとみてます。
S&P500は去年8月からのダウントレンドを上昇突破して、前回の高値4079をサポートラインとして動いてます。
もうすこしでゴールデンクロスが形成されようとしてますが、来週のCPIでどう転ぶかみものですね。
私キートンの見立てでは、CPIが前回みたいなインフレ鈍化の数字ではないと考えてますので
インフレ鈍化がいったん後退し、また利上げムードを帯びてサポートを割り込むことも想定しております。
ただ、その後は前回FOMCでの議事録つまり、利上げ停止時期の議論についての内容が公表されると思いますので、そこでまた株価が少し上がってサポートライン上に上ってくるのではと思います。
これまでGAFAMが重要3指数をけん引してきましたが、これからけん引する企業がないため、FRBが利上げ停止、利下げを示唆してもそこまで上がる見込みはないと思います。
これからはGAFAMがいない状態での株式市場となりますので、株価全体は上昇トレンドですが、緩やかな上昇とみておいたほうがよいでしょう。
GAFAMがけん引してた頃は指数を買っておけば株価はかなり上昇し利益が得られてましたが、これからは指数だけだと伸びがいまいちになりますので、個別銘柄の選定が必須となってきます。
これからはいよいよ各個人の株式運用の真価が問われるときがやってきます。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.742%と先週から急上昇してます。
FRBが掲げているFF金利のターミナルレート(最終目標)である5.1%が現実味を帯びてきて
次回FOMCでの利上げ0.25%に加え、さらに5月のFOMCでも0.25%の利上げの織り込みがはじまってきました。
インフレは鈍化してるけど、労働市場が強すぎて、賃金が上がって、またインフレがくるのでは?とFRBは常にビクビクしています。
株式市場参加者はこれまでそんなFRBに対し、かなり楽観視してましたが、やっぱり労働市場、賃金インフレが起きるんじゃない?とビクビクしはじめたというわけです。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
全体的にみるとまだら模様ですが、比較的下げ(赤)の銘柄が多いような気がします。
ただ鮮やかなグリーンで輝いてるのがXOMなどのエネルギーセクターです。
原油価格はかなり落ち着いてきてます。今は70ドル台ですので一時期の120ドルとかの世界ではありません。
ただ、冬が過ぎてこれから行楽シーズンにはいっていきます。
当然旅行がまた去年より一層多くなりそうですので、飛行機などの燃料とか、原油の需要が果たして足りるのか?という問題も出てきそうですので、原油はこれから上昇トレンドにはいるかもと考えてます。
となるとまたインフレ?となるかもですね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
TOPは情報技術、その次に一般消費財がきてます。
一方、生活必需品、公益などのバリューがまだ下位におります。
最近隠れて、さきほど申したエネルギーセクターが上昇してきてます。需給を見た場合、そこまで在庫があるわけではないのでこれからのエネルギーがまた上がる可能性は大です。
今もしかしたらこういったバリュー株は買いかもしれませんね。
グロース株から抜けた資金が行く可能性が大ですので。。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。20.54と先週の18台からはねあがりました。
10年債利回りの上昇し、それに伴う株価下落が影響してるかと思われます。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
アメリカFF金利の見通しが少しFRBよりに市場参加者が傾いてきましたので
米金利高が意識され上昇しました。
ただ、日銀総裁の変更による円高懸念がありますので、来週あたり130円割れがあり得るかもしれませんね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
さ、いよいよ来週はCPI(消費者物価指数)の発表があります。
前回数値より下がれば、予想を超えてもポジティブと考えて問題ないと思いますが、
前回数値より上がれば、10年債利回りが上がり、グロース株の低下を恐れがあります。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 230211
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
決算シーズンが落ち着いてきて、今度は金利の動向がフォーカスされつつあります。
来週のCPIがどうでるか、インフレ懸念が再燃するかどうかに気を配りつつ、じっくり投資銘柄を選定する必要があるかと思います。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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