こんにちは~、キートンです!(^-^)/
まだまだ決算シーズンの最中ですが、そこにさらにFOMCや雇用統計など重要イベントが上乗せで入ってきました。
こういった複数の指標が出てきたときには株価は都度上下します。
しかし大きなトレンドをつかんでいると、あまり気にせず安心してスタンスがとれますので
ここは大きなトレンド(流れ)をよく見極めてトレードするとよいでしょう。
結局、今は買いってことですが。。
たとえば
昨日の1月度の雇用統計ですが、予想を大幅に超えてきました。
当然、雇用が強いと賃金インフレ(上昇)の負のスパイラルに陥りますが、賃金下がってんじゃん!こないだの雇用コスト指数もさがってんじゃん!となり、ん??という部分があります。
先日のFOMCではタカ派?ハト派?どっち?というあいまいな内容でして、まだ混とんとしており、市場は都合よく受け取り株価は上がりました。
アップルの決算ボロボロでした。が株価はいつかのメタみたいに比べるとほとんど下げてません。(アップルはいろんな可能性を秘めてますしアップル特有のユーザビリティが秀逸であり、ブランド力があります。)
といったイベントをみてみると、株価としては不安定要素だらけですよね。
がしかし、去年からのCPI(消費者信頼感指数)などをみてみると
「あきらかに」
インフレは鈍化してます。
そして、
FRBは利上げを緩めてます
これは事実で去年からのトレンドは変わってません。
よって、これからも株高基調は変わらないということになります。
そういったことを頭に置きながら先週の米国主要3指数を振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
米国主要3指数
- ダウは-0.2%↓(終値:33926.02)
- ナスダックが+5.4%↑(12006.95)
- S&P500は+1.6%↑(4136.49)
でした。
ダウ↓↓
ナスダック↓↓
S&P500↓↓
ダウはこの悲観視されていた決算発表のなかでなんとかボックス相場をつづけてます。
バリュー株勢が売られている中でもなんとか50日移動平均線を下値支持線として動いてます。
決算発表シーズンが終わってからどうなるかですね。
一方ナスダックはなんと!先週比5.4%プラスで終わってます。
ナスダックこそ悲観視されていた決算シーズンですが、利下げ見通しのベースのなかで
かなり楽観視されている感はあります。
いまは一時的な自社株買いや人員削減案を出してるだけで一過性で終わる可能性が高いと思います。
過熱しているようですのでグロース株とくにGAFAMに手を出すのはちょっとまったほうがいいかなと思ってます。
S&P500もなんとなんと、4100を超えてきてます!
先週のブログでも書いた通り、去年からの下降トレンドをブレイクアウトしてます。
確実に強気相場には入ってますので、今は「買い」でエントリーです。
ときにはSPXLなどのようなレバレッジ型の銘柄もポートフォリオに入れるのもアリかもしれませんね。あくまで短期で。
いまはグロース株に偏ってますが、まだわかりません。なんせグロースがグロース(成長)してませんので。。いつバリュー株に戻ってきてもよいよう、バランスよく銘柄選定は行いましょう。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.521%と先週から上昇してます。
昨日の雇用統計の影響で利上げ継続の可能性が高まったからだと思われます。ただ下落基調なのは変わらないと思いますので、インフレ指標と同様、継続してウォッチしていきましょう。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週はあきらかにグロース株とバリュー株の明暗が分かれる結果となってます。
こうやって、グロースとバリューのシーソーが起きてますので、このシーソーの揺れは
まだ収まらないかもですね。
となると
グロースもバリューもいっぺんに買える、S&P500、VTIなどを保有しておき、
その間にセクターや個別銘柄選定を行い準備しておくとよいかと思います。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
先週同様TOP3は電気通信、一般消費財が上位にいます。
GOOGLEやメタ、テスラなどがけん引してますね。
情報技術も驚異的に上昇で株価の押し上げに貢献してます。
一方ヘルスケア、公益などのバリューは今は元気がありません。
グロース株の化けの皮がはがれたときは形勢が変わるとキートンは見てます。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。18.32と先週の19台からさらに下がってます。
一時17台もマークしましたので、あきらかに株高基調を表してますね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
まだ楽観的なドル売りがすすんでいるようで、昨日の雇用統計を受けてまた跳ね上がりました。
いまは金利差でうごくので仕方ないですが、しばらくは上下が続き、今年末あたりには120円くらいに落ち着くような気がします。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 第4四半期 雇用コスト指数(前月比)→結果1.0 予想1.2 前回1.2%
- 1月コンファレンスボード消費者信頼感指数→結果107.1 予想108.2 前回108.3
- 1月ADP雇用者数(前月比)→結果10.6 予想17.1 前回23.5万人
- 1月製造業PMI→結果46.9 予想46.8 前回46.8
- 1月ISM製造業景気指数→結果47.4 予想48.1 前回48.4
- 2月FRB政策金利(上限金利)→結果4.5 予想4.5 前回4.25
- 2月FRB政策金利(下限金利)→結果4.75 予想4.75 前回4.5
- 12月耐久財受注(前月比)→結果5.6 予想5.6 前回5.6%
- 12月耐久財受注(コア前月比)→結果-0.2 予想-0.2 前回-0.1%
- 1月非農業部門雇用者数(前月比)→結果51.7 予想18.7 前回22.3万人
- 1月失業率→結果3.4 予想3.6 前回3.5%
来週のイベント
- 12月貿易収支→結果 予想-685.0 前回-615.0億ドル
FOMC後のパウエルFRB議長会見
最後にFOMCで注目されたパウエル議長会見要旨を下記に示します。
少々長いですがかなり重要です!
これで株価暴騰しました。。
パウエル議長の発言
- 過去1年、われわれは力強い行動を取った
- 多くの措置を講じたが、全面的な効果はまだ感じられない
- なお取り組むべきことが多くある
- 十分に制約的なスタンスとなるために、継続的な利上げが適切と引き続き想定
- 制約的なスタンスをしばらくの間維持することが必要となる公算大
- 経済は昨年、大幅に減速した
- 消費者支出は抑制されているもよう
- 住宅市場の活動減速が継続
- 賃金の伸びは高止まり
- 雇用市場は極めてタイトな状況
- 雇用の伸びは堅調
- 雇用の増加ペースと名目賃金の伸びは鈍化も、労働市場は依然均衡を欠く
- 労働需要は供給を著しく上回る
- インフレは目標を大幅に超えている
- 過去3カ月のインフレ指標、利上げペースの減速が適切であること示す
- インフレが鈍化傾向にあると確信するにはさらにかなり多くの証拠が必要
- 長期インフレ期待は引き続き抑制されているが、自己満足の根拠とはならず
- 高インフレによる打撃を強く認識
- インフレがFRBの二大責務の双方に及ぼすリスクを注視
- 住宅需要に政策効果見られるが、完全な効果実現には時間がかかる
- 政策効果発現までのタイムラグを考慮し、今日25bp(ベーシスポイント)の利上げを決定した
- 利上げの累積効果発現の遅れを考慮し、利上げ幅ペース鈍化を継続
- ペースが鈍化すれば目標に向けた進捗をより良く評価できるようになる
- 会合ごとに意思決定を行う
- インフレ抑制に向けわれわれの持つ手段を使用することに集中
- インフレ抑制にはトレンドを下回る成長率と労働市場の軟化が必要
- これまでの経験から、早すぎる緩和を警戒
- 目的を完遂するまで方針を維持する
- 目標達成に向けできることは何でもする
- われわれの焦点は、金融情勢の短期的な変動ではなく、より広範な金融環境の持続的な変化
- まだ十分に制約的な金利水準には至っていない
- 政策決定の際には金融情勢もその他の状況も考慮する
- インフレ低下プロセスは初期段階にある
- 労働市場の好調が続く中、インフレ低下が進行していることは喜ばしい
- 多くの指標から見て、労働市場は依然として非常に強い
- 3月FOMCで利上げ経路を評価し直す
- ターミナルレート(利上げの最終到達点)がどこかはまだ決定していない
- 今から3月にかけてのデータに注目する
- データが弱くなれば、それに沿った判断を行う
- 金利に十分に対応しないことによるリスクを管理するのは非常に困難
- インフレの再来は望まない
- 引き締め過ぎることは望んでいないが、行き過ぎた場合に対応するツールを持っている
- 仕事は完全には終わっていない
- 住宅関連を除く中核(コア)サービスのインフレは依然4%で推移
- インフレ対応での勝利宣言は時期尚早
- 多くの要因がインフレを押し上げ
- インフレの全ての側面が低下するのを確認するまで、われわれはまだ多くの仕事をする必要がある
- モノのセクターでディスインフレが始まったと確認しているが、PCE価格指数の4分の1程度だ
- 住宅市場のディスインフレも進行中
- ディスインフレのプロセスが近く、住宅関連を除く中核(コア)サービスでも見られると想定するが、まだ確認していない
- インフレに関し、責務を完了する必要
- 十分に制約的なスタンスとするために、われわれはさらに数回の利上げ巡り討議
- 十分に制約的な水準からそれほど遠くない
- 政策がどの程度制約的であることが十分か、判断に努めている
- (利上げ休止について協議したかという質問に対し)金利の先行き巡る協議に多くの時間割いた
- (債務上限に関する質問に対し)議会が債務上限を引き上げることが前進する唯一の方法
- 議会は債務上限引き上げる必要
- われわれは債務上限巡る議論に関与せず
- 金融政策担当者、利上げ停止の時期とは考えず
- 今後の道筋まだ決定していない
- 利上げ停止はFOMCが現時点で協議しようとしているものではない
- 私見では、労働市場が均衡を取り戻さなければ、インフレの持続可能な2%への回帰はないだろう
- 著しい経済の落ち込みなく、インフレを2%に回帰させる道筋は存在する
- 労働市場の悪化はまだ見られない
- 予想以上に経済が減速することもありうるが、それは基本シナリオではない
- プラス成長は続くが、そのペースは緩やかと予想
- 世界情勢はやや改善している
- インフレが低下すればセンチメントも改善
- 建設支出などが今年のプラス成長を支える
- インフレに関する蓄積された証拠が出てくれば、時間をかけて政策に反映される
- われわれはこの任務完遂を強く決意している
- われわれの仕事はインフレを目標値に戻すことであり、勝利宣言には慎重であるべき
- 道のりはまだ長い
- インフレ低下は経済全体に波及しなければならない
- 現在の見通しでは、今年中に利下げを行うことは適切でない
- インフレのより速い低下が確認されれば、政策に組み込む
- 市場はわれわれよりもインフレが一段と速く鈍化すると見込んでいる
- 抑制された成長が継続し、景気後退に陥ることなく、インフレが緩やかに鈍化すると予想する
- われわれと市場の予想は異なる
- われわれの見通しを正しければ、年内の利下げは想定せず
- インフレがわれわれの予想以上に速いペースで鈍化すれば、政策決定に反映される
- 新型コロナウイルス、もはや経済に大きな影響及ぼさず
- 賃金・価格スパイラルの兆候を確認していないが、確認されれば手遅れとなり、それは許されない
- 一段のディスインフレが経済活動を活性化させる可能性がある
- 金融状況を注視、状況は12月以降ほぼ変化なし
- FRBが実施している引き締めを市場が反映することが重要
- インフレ低下には時間と忍耐が必要となる見通し
- インフレのペース巡り、FRBと市場いずれの予想が正しいか見極める必要
- 結果、金利をより長期間高水準で維持する必要
- 議会が債務上限問題を解決すると確信
- 債務上限を巡る協議が続く中、金融市場の状況を注視する
「労働市場の好調が続く中、インフレ低下が進行していることは喜ばしい」
と、堅調な雇用とインフレ鈍化は共存できるとパウエル議長も認めてますね。
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 230204」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ決算シーズンの最中ですが、そこにさらにFOMCや雇用統計など重要イベントが上乗せで入ってきました。
こういった複数の指標が出てきたときには株価は都度上下します。
しかし大きなトレンドをつかんでいると、あまり気にせず安心してスタンスがとれますので
ここは大きなトレンド(流れ)をよく見極めてトレードするとよいでしょう。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいものですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
キートン@米国株投資 (@masterkeaton19) on X
米国株で現物、信用取引、CFD取引やってます(NISAも)。ブログ「キートンの米国株投資」も是非見てやって下さいm(__)m バイクが好きなフツーの会社員です。よろしくお願いします。愛車はYAMAHA TZR250R 3XV 1992 ✨🌙*゚
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