キートンのウィークリー米国株ニュース 241012/雇用統計クリアからの決算シーズン

株式投資・お金
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

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雇用統計クリアからの決算シーズン

 先週は”今後の明暗分けた雇用統計”ということでお伝えしましたが
その効果は長続きしそうで今週もその効果は下支えとして株価を上げてくれました。

今年はじめのS&P500は4742でした。
いまでは5700を超え5815と一年待たずして1000ポイント以上も上昇しました。

前回の雇用統計で裏付けされたことは
雇用は強く、経済も強い、ソフトランディングの道筋がみえてきたということ
だと思います。

利上げしてきたからといって、消費が弱くなるわけでもなく、みんな仕事をもって稼いでいる。
需要があり、供給も滞ってない
つまり、生産性が高い
ということ
だと思います。

その生産性を高めているのが「AI」人工知能でして
いまや身近にも感じられ
とくにソフトウェアの開発が進んできております。
身近に感じられるのが、これまで人が作業していたルーチン作業が
この「AI」で
各企業が人を削減するも効率化が図られ、収益を上昇させ賃金も上げられる状況で
給料も上がり、消費もされるという流れで
削減された人々はサービス業などの人手不足の職業へ適材適所が図られ、賃金はそこそこなので雇用も強い
ということではないかと思われます。

たとえば1995年に世に出たウィンドウズ95なんてものは
画期的な生産性向上に寄与した最たるもので
これを機に世界中にPCおよびインターネットが広まりました。

たとえば資料作成でいうと
これまで手書きや写真やコピーの切り貼りで資料を作成していたものが
通信ネットで誰とでもやり取り、拾ってくることができ、
簡単に文字や絵がかけてあっという間に資料を仕上げることができるようになりました。
それまで何人かで何日もかかってた資料が一人で数時間でできてしまったのです。

てなわけで、やっぱり今年は「AI」の本格化元年といってもいいかもしれません。
今10月に入ったわけで大統領選挙まであと1か月足らず。
アノマリーでいくと、株価は下落するというのが大方の予想だったのですが
今の段階では株価上昇中です。
10月後半でさげるという見解もありますのでまだわかりませんが。。

で、申し遅れましたが
今週発表された消費者物価指数は下記の通り、強い結果となりました。

  • 消費者物価指数(CPI) 09月[前月比]→前回0.2% 予想0.1% 結果0.2%
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[前年比]→前回2.5% 予想2.3% 結果2.4%
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.3% 予想0.2% 結果0.3%
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.2% 予想3.2% 結果3.3%

おっと、インフレ再燃か?と思われた矢先
昨日発表された

ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 10月

→前回70.1 予想70.0 結果68.9

と予想下回り、
あれ?消費弱い?やっぱ利下げしなくちゃね。
ということで、インフレ懸念が打ち消され
株価上昇に転じました。

 ま、消費者物価指数もそんなに上振れたわけでなく、誤差の範囲とみていいかと思いますので
やはり経済強いんでしょうね。

で今、株式市場が強気か弱気かを示すFear & Greed Indexx
はというと
Greed 74

とまあまあの強気を示しております。

これがExtreme Greedまでいくと
これまた市場が高所恐怖症になるため、警戒する必要があります。

 でもこれからは3Qの決算発表シーズンにはいっていくわけで、注目が金利から業績へ変わっていきます。

 昨日のJPモルガン、4%強の上昇ということで
見事決算クリアし金融相場」を盛り上げるスタートを切りました!

おそらくハイテク企業も半導体需要増のもと好決算を出してくると思われ
これは10月、11月いやそれ以降ももしかしたらもしかするかもしれません。

今年の前半の上昇、去年の上昇もそうですが、主にハイテク大手がけん引してきておりました。
あのマグニフィセント7が圧倒的にリードをしてきましたが
いまや大型ハイテクだけでなく広いセクターで上昇をみせてきており
ナスダック主導だったのが全員野球で株価はあがってきており
いまではS&P500がもっともパフォーマンスがいい状況です。

いずれはグロースのナスダックがまた主導権を握ってくるとは思いますが
あれこれ血眼で銘柄を探すというより指数S&P500を持つ手が一番手堅いのかなと思います。

ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。

ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

  • ダウは+1.2%(終値:42863.86)
  • ナスダックが+1.1%(18342.94)
  • S&P500は+1.1%でした。(5815.03)

ダウ

下図をご覧ください。
先週からは上昇し、またまた最高値更新を達成しました!

 やっぱり、なんといっても、昨日のJPモルガンの好決算でダウを吊り上げましたね。
3Qの決算シーズンは最高のスタートを切りました。
上昇銘柄に偏りはなく、いままでハイテク大手に流れてた資金がどうも正常に分配されたような感じがします。

ただ、上昇幅は約1%と堅実な上昇ということで過熱感があるかというとそうでもありません。
利下げ局面での現在では適切な株価上昇かと思われます。

今週上げたのは

今週下落したのは

 自動化機器大手のハネウェル(HON)は一部の事業を分割独立させる発表があり株価上昇し、JPモルガンはホームラン級の好決算発表で株価急騰しました。
来週下がるのか上がるのか、どちらにしてもJPモルガンはエントリー対象として挙げておいてもよいでしょう。

ナスダック

下図をごらんください。
 今週はTSMCの月次売上が予想を超えたということで半導体株には買いが優勢とナスダックをけん引しましたが、こちらもそこまで過熱感はなく、ナスダックとしては比較的落ち着いたというか堅調な伸びで終えました。

 チャートの形がとてもよく、上がり下がりはしているものの次第にボラティリティは減少しつつ、下値が切りあがる形となっており、最高値を追うといった展開です。
11月には高値更新してほしいものですね。

 逆に足を引っ張ったのがテスラ、ロボタクシーを発表はしたものの収益性の面ではっきりとした見通しが示せず10%弱の急落でした。。
 企業的にはアグレッシブでいいのですが、株価を意識した発表をしてほしいものですね。
 テスラにはそういった丁寧さが欠けているので、そこが改善されたらエントリーしてもいいかなと思います。

さて来週の決算発表ですが

注目はオランダのASMLと台湾のTSMCですね。
エヌビディアみたく市場の期待のハードルはそこまで高くないでしょうから、
市場予想値を上回ればそれなりの株価上昇が見込まれると思います。
TSMCについては半導体全体に効いてきますのでこちらはかなり注目度高いと思います。
発表は木曜日の市場開始前です。エヌビディアやブロードコムなどお持ちの方は売りサインがでないかぎりは持ち続けておきましょう!

ナスダック100
今週上昇したのは(上位より)

今週下落したのは(下位より)

注目はセキュリティ銘形のクラウドストライクとパロアルトネットワークスですかね。
ここ最近は堅調にあげてきており、今後も期待できる銘柄です。

S&P500

下図をご覧ください。

こちらもダウ同様、
本日最高値更新です。
いよいよ5800を超えて5815.03です。

 今週のベストテンのなかには大型ハイテク株は一切はいっておらず、
こちらも幅広い銘柄に買いが入ったことが言えます。

私はCFDで取引はNQ100がもっぱらですが、こうなるとSP500に乗り換えもありかなと個人的には思います。

 で、一方ただいま、中国が株価支援策を講じて中国株が大幅高となってますが、私キートンは手を出さないようにしてます。不動産不況がいつ火を噴くかわかりませんからね。
先週トップだったPDDは反落してしまい、今後もボラティリティは高いと思われます。

今週のS&P500上昇銘柄は

下落銘柄は

 UBERはテスラのロボタクシーのプレゼンが失敗したことを受け本日約10%もの急騰でした。
あと、クルーズ銘柄がなんと3銘柄、セキュリティ銘柄は2銘柄はいっており、とても人気です。
なんだかマグニフィセント7だけでなく、いろんな銘柄にチャンスがあり、とてもWAKUWAKUしますね。

米10年債利回り

下図をご覧ください。

4.104%とまたもや先週から大きく上昇です。

ちょっと悲観的になりすぎたのでしょうか?
景気減速織り込みというか利下げ織り込みが大きすぎたようですね。

ようやく200日移動平均線に乗せてきましたのでここらに落ち着くのではと思われます。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

 

 NVIDIA以外の大手とエネルギー、公益を除いては好調の緑が目立ちます。
NVDAは最近調子よく上げてますね。

 決算のあったペプシコもなんだかんだで週間では上昇してます。銀行は好調。テスラの時価総額もだいぶ縮みましたね。となりのウォルマートと同じくらいです。

先週8.61%上げたPLTR(パランティア)は今週も8.75%上昇しており、絶好調です!

下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

1位は
VDE(エネルギー エクソンモービル、シェブロン、コノコフィリップス
2位は
VIS(資本財、サービス GEエレクトリック、キャタピラ、レイセオン
3位は
VGT(情報技術 アップル、エヌビディア、マイクロソフト

先週と変わったのはVIS(資本財、サービス)が上がってきましたね。

利下げ局面での有利なセクターといえば
金融、情報技術、不動産
ですが、
不動産がまだ上がってこれず低迷中です。いまは利下げの道筋を模索しているところで、もうすこし様子見の必要がありそうです。

テクニカルも併せてみてみると、来週のエントリー銘柄候補としては

  • CRWD(クラウドストライク)
  • PANW(パロアルトネットワークス)
  • JPM(JPモルガン)
  • LLY(イーライリリー)
  • MNDY(マンデードットコム)

あたりをつまんでみようかと思っております。

VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。
20.45と先週から若干上昇です。

地政学リスクは残るものの怯えるほどではありませんし、決算シーズンで盛り上がるでしょうから、ここからは金利というより業績が日々ニュースを賑わし、投資家心理もそちらに傾きがちになるでしょう。

ドル円の状況

下図をご覧ください。149.08と先週末より若干の上昇です。

金利が上昇しつつあるなかドル円も上昇しております。
だいぶボラティリティも低くなってきて今週は横ばいで推移しております。
200日移動平均線オンラインですので、ここらで落ち着きそうですね。

経済イベント(経済指標)

 米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。

<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)

  • 貿易収支 08月→前回-788億ドル 予想-713億ドル  結果-704億ドル
  • FOMC議事録 09月
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[前月比]→前回0.2% 予想0.1% 結果0.2%
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[前年比]→前回2.5% 予想2.3% 結果2.4%
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.3% 予想0.2% 結果0.3%
  • 消費者物価指数(CPI) 09月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.2% 予想3.2% 結果3.3%
  • ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 10月→前回70.1 予想70.0 結果68.9

来週のイベント

  • 小売売上高 09月[前月比]→前回0.1% 予想0.3% 結果
  • 小売売上高 09月[自動車除くコア・前月比]→前回0.1% 予想0.1% 結果
  • フィラデルフィア連銀景況指数 10月→前回1.7 予想2.8 結果
  • 鉱工業生産指数 09月[設備稼働率]→前回78.0% 予想77.9% 結果
  • 鉱工業生産指数 09月[前月比]→前回0.8% 予想-0.1% 結果

最後に

以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 241012/雇用統計クリアからの決算シーズン」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか

雇用統計がホームランを放ち、ネクストバッターは「決算シーズン」。ホームラン級の発表だったJPモルガン。果たして次のホームラン打者はどの企業でしょうか?

株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/

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