こんにちは~、キートンです!(^-^)/
株価の上昇はとまらないのでしょうか。
先週FOMCが開催され、利下げ期待が市場に広まり、株価上昇の加速が後押しされて今週はいったん下がるのかと思いましたが、そうたやすく下げる地合いではなかったようです。
ひとつは来年は3回の利下げがあると見込まれ、来年のEPS(一株当たり利益)も上昇率がアップするとのことです。さらには大統領選挙の年でもありアノマリー的にも好環境のなかに突っ込んでいこうという時期です。
逆に言うと、利下げ、企業収益上昇、物価低下と雇用堅調の維持が見込まれる今、売りを仕掛けるのはどう考えても自然ではありませんよね。
そうなるとアメリカ経済はソフトランディングの確率が高まり、米国株への投資妙味は高く、資金が流入するのは火を見るよりも明らかです。日本の株式は全世界株に含まれる率はアメリカ次いで2位なのですが、これから利下げより利上げの圧力が高まってますので、どう考えても米国株に軍配が上がります。
日経225とS&P500を11月から比較してみると、下図のようになります。
ワニの口にように差が広がっていってますね。
アメリカが上がると日本も上がるとよくいわれてますが、どうでしょう。
日本株は11月の中旬当たりで息切れしてアメリカ株に追いついてません。
あるアナリスト予想だと来年2024年末の日経平均は今と同じ水準との意見もあります。今年ナスダックが40%上がった例もありますが、日本株についてはちょっと先行きはあまりよくないような気がします。
どうせなら環境のいいところで取引するべきでして、今は日本の個別株でドタバタやるより米国株全体にいれておくことで自然に上がりやすいと思われます。また、その環境のいい米国株の中で個別株に取り組むのもよいかもです。
ちょっと懸念されるのが為替なのですが、為替差損より株価上昇のほうがはるかに大きいですので気にしなくてもよろしいかと思います。為替差損もいやだなーって思う方は、ドル円をショートしておけばまず為替ヘッジになり安心して夜も眠れるかと思います。
つまり、今の株式環境は完全に上向きですので、押し目買いなどのトレードで利益最大化も図れる時期です。トレードするもよし、そのまま持ち続けるのもよし、でNISAや信用取引、CFDなどいろいろチャレンジしてもよいかもですね。
ということで、2023年末ラリーが続いてる今年最後の前の週の米国主要3指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは0.2%↑(終値:37385.98)
- ナスダックが1.2%↑(14992.97)
- S&P500は0.8%↑(4754.64)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
昨日はナイキが先行き見通しが下がったということで-12%の下落というのがあり、ダウを押し下げました。
とはいうもののかなり堅調な動きに変わりはありません。
アムジェン、メルク、ウォルマートは2%以上上昇、エネルギーセクターのシェブロンやエクソンも1%以上上げということで、ダウ平均の強さに変わりはありません。いまはアップルやマイクロソフトのハイテク銘柄が息をひそめている間にこういったディフェンシブ銘柄が底上げしてくれており、一種のチームワーク的なものを感じます。
そしてよくよくみると今年8月のあのサマーラリーの高値(水色の水平線)をはるかに上回っており、史上最高値を更新しつづけております。まさに株価青天井です。
ナスダック
ナスダックも同様今年8月高値(水色の水平線)をはるかに越しており龍の如く上がり続けております。さきほどのダウにも見られましたが、水曜日に大きく急落した場面があります。これはヘッジファンドの大口な利確があったともいわれてますが確かなことは不明です。
上昇相場ではこういった不可解な変動がありますが、大きなトレンドの中では気にすることはなく、むしろ押し目として絶好のチャンスだったと思われます。私キートンも思わず飛びつきました。そして次の日には何もなかったかのように全銘柄が反発し体調を取り戻しております。
ま、クリスマス休暇前の持ち高調整も考えられますし、タックスセリングロスといった見方もありますが、ここは個人投資家はジタバタせずにもっておくほうが賢明かなと思います。
昨日はグーグル(アルファベット)、メタが5%以上の上昇をみせたものの、アップルやマイクロソフトなどのハイテク銘柄はまだ体調をとりもどした様子はみられず、もうすこし日柄をまつようです。
いっぽうナスダックのなかでも勢いのいいチームがあります。それがラッセル2000で小型株のグループです。
下図をご覧ください。
上昇一本調子とはいかなものの、階段状に地道に足固めをしながらステップアップするような動きで上がってます。この上がり方は非常に力強い上がりかたで、ほかの銘柄に左右されるすることなくなりふりかまわず上がっている状況です。
これがナスダックの底力です!
S&P500
ダウやナスダック同様今年8月の高値を大きく上回っており、水曜の急落を受けてもへっちゃらですくっと立ち直っております。
もちろん、先週比もプラスで、やっぱり株のヒーローですね。かっこいい!!(^-^)/
けん引役のアップルやマイクロソフトは調子悪いのに他がカバーしてくれてます。もう、米国株全上げです。1995年からのインターネットバブルがありましたが、今回はそれに匹敵する相場環境だと言えます。で、この大相場がどこからかというと、おそらく今年の11月もしくは2022年の10月からといえます、となると今はまだ序盤といえ、10階あるうちの1階部分くらいじゃないでしょうか。
さて、2023年もラス前の週が終わりリーチがかかっております。
こんどは週足のチャートをみてみましょう。
な、なんと週で8連騰です!
そして史上最高値の4797に手がとどく位置にきました。
みなさん、この4797を超えたときどうなると思います??
そうです。さらに上昇します!
指数が新値をとったということで、さらに資金が流入して、加速が加わり、力も加わります。ちなみに新NISAも始まりますからね。ん?新NISA関係あるの?とお思いでしょうが、関係あります。
今、NISAの人気なファンドがS&P500だからです。ここに資金がドカッといった場合、当然S&P500が上がります。ここで加速の別の要因もありますんで。。
ちょっと来年の株式ヤバくないですか?
米10年債利回り
下図をご覧ください。
3.901と一気に先週からはほぼ横ばいです。
11月のPCEコアデフレータの公表がありました。市場予想を下回り前年比3.2%という結果でソフトランディングにまっしぐらです。これからもまだまだ金利が下がっていく可能性が大です。そして利下げ時期についても市場は3月予想を強めており、これはまたまた株価上昇の加速の一因となりそうですね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
グーグルとメタが光っており、なんとかこれらが今週は頑張ってくれました。ほかのハイテク銘柄はいまいちなんですが、全体見渡すとそれぞれのセクターでは緑が多く、全体がいい感じでじわじわ上がってる状況というのが見て取れます。
ヘルスケアも調子を取り戻してきたようです。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
すこし右肩上がりで全体が推移しており、各セクターの格差も狭まってきております。トップ集団はVNQ(不動産)、VCR(一般消費財)、VIS(資本財)の順となっております。
こないだまでエネルギーセクターが調子悪く下がり続けていたのですが、今月中旬から調子を取り戻してきており、12月はプラスで終えることができる地点まで上げてきてます。とにかくセクター関係なく全体が上げている状況ですので、今はVTIのような指数だけでまったく問題ないですね。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
13.04と先週から上がりましたが、数値的にはかなり低い水準です。
50日移動平均線は14あたりですので、しばらくはこの14を超えないレンジで動くものと予想されます。クリスマス休暇前の手じまい売りは終わりました。それでこの低い水準ですので、今の上昇トレンドはものすごく強いものであることが証明されたと思います。去年は平気で1日で2くらいは変動してましたからね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
下落トレンドは間違いないのですが、50日移動平均線が上値抵抗線となってガツンと下へ押し返してますね。
ですので上がっても144円がいいところだと思います。図の145.6円で逆指値をいれてるのはテクニカルな計算のもとですので気にしないでください。念のためであり、今は決済するつもりはありません。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 経常収支 第3四半期→前回-2121億ドル 予想-1960億ドル 結果-2003億ドル
- 中古住宅販売件数 11月→前回379万件 予想375万件 結果382万件
- コンファレンスボード消費者信頼感指数 12月→前回102.0 予想103.3 結果110.7
- 実質GDP(確報値) 第3四半期[実質GDP]→前回5.2% 予想5.2% 結果4.9%
- フィラデルフィア連銀景況指数 12月→前回-5.9 予想-3.0 結果-10.5
- 耐久財受注(速報値) 11月[前月比]→前回-5.4% 予想2.6% 結果5.4%
- 耐久財受注(速報値) 11月[コア・前月比]→前回0.0% 予想0.1% 結果0.5%
- PCEデフレータ 11月[PCEデフレータ・前年比]→前回3.0% 予想2.8% 結果2.6%
- PCEデフレータ 11月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回3.5% 予想3.4% 結果3.2%
- 新築住宅販売件数 11月→前回67.9万件 予想68.8万件 結果59.0万件
来週のイベント
- 中古住宅販売成約指数 11月[前月比]→前回-1.5% 予想1.0% 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 231223」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
S&P500は史上最高値の4797に手がとどく位置にきました。
みなさん、この4797を超えたときどうなると思います??
そうです。さらに上昇します!
指数が新値をとったということで、さらに資金が流入して、加速が加わり、力も加わります。
ちょっと来年の株式ヤバくないですか?ヒーローはヤられてからが強いんです!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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味も美味しいので長く続けられると思います。ぜひどうぞ!
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