こんにちは~、キートンです!(^-^)/
金利高、地政学リスク、決算ミス
みなさん、この一週間どうでしたか?
ほとんどの方が株価下落に見舞われ含み損が増えてしまったと思われます。
こういったときパニックになりやすいので、まずは頭を整理するため、ひとつひとつ情報を把握していこうかと思います。
今週、まずは3月小売売上高が下記の通り、予想を大きく上回り、経済はつよく利下げの必要性を低下させる結果となりました。
- 小売売上高 03月[前月比]→前回0.6% 予想0.4% 結果0.7%
- 小売売上高 03月[自動車除くコア・前月比]→前回0.3% 予想0.6% 結果1.1%
そしてFRB高官らは年3回の利下げは難しいとの発言が相次ぎ、市場予想もすでに9月からにシフトしてます。
つぎに地政学リスクというものも非常に影響が強く、イランとイスラエルの対立ですが、当初は一時的なもので済むような記事もありましたが、昨日のイスラエルのイランへの攻撃ニュースが出たとたん一気にナスダック先物は1%以上下落に見舞われ、それが誤報だったと明らかにすると、すぐに回復していきました。
こういった動きから見ても、地政学リスクはやはり投資家心理を脅かすもので無視はできません。ただ一過性のものであるため、反応には気を付けておいたほうがいいかと思います。
次々と出てくる決算発表ですが、今週の株価下落に寄与したのは
オランダのチップ装置サプライヤー「ASML」でして
売上高、収益率ともに予想を下回り、株価は大きく下げてしまいました。
チップ関連銘柄のトップバッターがこけてしまい、これも株価に悪影響を及ぼしてます。
そのあとに発表されたTSMCの決算ですが、こちらは売上高、収益率、ガイダンス、すべてがクリアしたにもかかわらず、当社の株価は大きく下落してしまってます。
こういった、金利高、地政学リスク、決算ミスの3材料が波状攻撃のようにやってきて、相場をこれでもかと押し下げておりまして、市場の心理はとっても冷え込んでいる状態です。
状況はだいたい把握できたので
今後の取り組みとしましては、S&P500などの現物はそのままで全く問題なく、レバレッジをかけたトレードについては一旦手じまいするのが賢明かと。
そして、こういった心理はいつまで続くのかわからないのですが、こういったなかでも上げる銘柄はたくさんあるわけでして、そういった銘柄を探してそちらに一旦退避していくのもアリかと思います。実際、資金もうディフェンシブ銘柄に移行しつつありますが。
でも、マグ7はこれからも強いと思いますのでそちらをまた買いに行くのでも問題ないかと。(私キートンはこっちですかね)
いままでは一部を除く大型銘柄はズンズンあげていましたので、なんにもしないでよく、なんなく利益はでていたのですが、これからはなにかしら考えて行動するのが必要になってきました。
個人的には小銭をズンズン稼ぐつもりで、まずはすこしずつ積み上げていく方法をとっていこうかと思います。強気相場といえども、市場心理がガラッと変わりましたので、それ相応のストラテジーを立てる必要があります。要は何もしない作戦からヒットアンドアウェイといったアグレッシブな行動に移った方がよさそうかなと。ただ、ショート(売り)は超短期(数分数時間)以外は危険ですね。
いやいや今週も相場は悲観ムード一色でひさびさにみなさんビックリドッキリでお疲れだったと思います。それでは落ち着いて相場観察してみたくまずは今週の米国主要3指数について振り返ってみましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは0.0%(終値:37986.41)
- ナスダックが-5.5%(15282.01)
- S&P500は-3.0%(4967.24)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。かなり下げてきてましたが、ディフェンシブ銘柄に資金が流入し、少し上向きの様相を示しております。
21日移動平均線が50日移動平均線を下へクロスし、デッドクロスを形成しております。
いまディフェンシブ銘柄が上がってるとはいうものの、また相場が改善してきたら大型ハイテクに行く可能性はかなり高いです。なんせ今は強気相場ですから。
ちょっと安易にディフェンシブへというのは一考の余地がありますね。
今週上げたのは
ユナイテッドヘルス(UNH)+14.1%、コカ・コーラ(KO)+3.24%、JPモルガン(JPM)+1.65%、アメリカンエキスプレス(AXP)+5.88%、ゴールドマンサックス(GS)+3.73%、マクドナルド(MCD)+1.72%、ナイキ(NKE)+2.75%、P&G(PG)+1.81%
といったところです。
いやー、先週とはガラリ様相がかわりましたね。
ナスダック
下図をごらんください。今週はいいとこなしで急落です。
今年1月中旬の値まで落ちてしまいました。
まだ移動平均線のデッドクロスは起きてませんが。200日移動平均線まで落ちるかというと、何となく落ちそうな雰囲気ではあります。(という心理はみんなもってるかと)
なんせ、金利高と地政学リスクとASML決算ミスによるものが大きいと思われます。
逆にこれが解消されると反発するわけで、まずは金利がなんとか落ち着くのを待ちたいと思います。そして決算で来週MSFT、メタなどの大手がスーパーサプライズをみせてくれるのを期待したいと思います。
S&P500
こちらもナスダック同様、50日移動平均線を下回っていよいよ5000ポイントを切りました。
しかも6日連続下落を示しており、来週も厳しい戦いが続きそうです。
まあ、なんせS&P500の組み入れ比率の高い大型ハイテク株が軒並み下落ですからね。
これは200日移動平均線に近付くことを想定する必要があります。
落ちるナイフはつかむなとの格言のとおり、いったん落ち着くのを見計らうのが賢明かもですね。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.623と先週に引き続き急上昇してます。
チャート上、まだまだ高い水準に位置しており、4.5を切らない限りはスイングのロング(買い)は控えたほうがよさそうですね。ただなにがきっかけで金利が下がるかというのは注視しておくべきかと。
いよいよ来週は3月PCEコアデフレータの発表が控えております。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
今週もたいがい焼かれてるのですが、とくに大型ハイテクは大火事状態です。
いままで堅調だったNVIDIAが大きく下落。
これはさきほど申したオランダのASMLの決算ミスに影響されてる模様です。
まずは悪材料出尽くしのタイミングをうかがう必要があるわけですが、これが来週になるのか、はたまた5月になるのか、かなり難しいところですね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
一か月での伸びでトップは、VDE(エネルギー)が依然として強く、次にはVDC(生活必需品)、VAW(素材)の順でならんでおります。
先週からどのセクターも右肩下がりですが、とくに急落したのはVGT(情報技術)でしていままで飛ばしてきた反動で売られた感じですかね。まあ、業績は悪くはないのでどこかで反発はくるかと思われます。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
18.70とこれまた先週からさらに上昇してます。
昨日はイスラエルの攻撃が始まったとの誤報で一旦上昇しそれから下落したものの高止まりが続いてる状況です。
金利と同様まだまだ高水準な域にありますので、下へのトレンド転換を見極める必要がありそうです。
ちなみに今年一番の上昇となっております。
ピンチはチャンス。じっくり待ちましょう。
ドル円の状況
下図をご覧ください。154.6円/ドルとまたまた噴きました。
いまは155円をうかがう推移で、今はヨコヨコ、ここ最近をみるとチャートは階段状を形成してます。
これまたなんかあると上へ跳ねる可能性がありますね。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- 小売売上高 03月[前月比]→前回0.6% 予想0.4% 結果0.7%
- 小売売上高 03月[自動車除くコア・前月比]→前回0.3% 予想0.6% 結果1.1%
- 鉱工業生産指数 03月[前月比]→前回0.1% 予想0.4% 結果0.4%
- 鉱工業生産指数 03月[設備稼働率]→前回78.3% 予想78.5% 結果78.4%
- フィラデルフィア連銀景況指数 04月→前回3.2 予想-1.5 結果15.5
- 中古住宅販売件数 03月→前回438万件 予想413万件 結果419万件
来週のイベント
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 04月[製造業PMI・速報値]→前回51.9 予想51.8 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 04月[非製造業PMI・速報値]→前回51.7 予想52.2 結果
- PMI(購買担当者景気指数・速報値) 04月[コンポジットPMI・速報値]→前回52.1 予想 結果
- 新築住宅販売件数 03月→前回66.2万件 予想67.5万件 結果
- 耐久財受注(速報値) 03月[前月比]→前回1.3% 予想2.8% 結果
- 耐久財受注(速報値) 03月[輸送除くコア・前月比]→前回0.3% 予想0.3% 結果
- 実質GDP(速報値) 第1四半期[実質GDP・前期比年率]→前回3.4% 予想2.3% 結果
- 実質GDP(速報値) 第1四半期[個人消費・前期比年率]→前回3.3% 予想 結果
- 中古住宅販売成約指数 03月[前月比]→前回1.6% 予想1.0% 結果
- PCEデフレータ 03月[PCEデフレータ・前年比]→前回2.5% 予想2.6% 結果
- PCEデフレータ 03月[PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.8% 予想2.7% 結果
これもしもPCEコアが予想したまわったら??。。
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240420/金利高、地政学リスク、決算ミス」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
こんな悲観的に状況ですが、昨日は一部損切して、ゼロからトレードをやりなおしました。
若干のプラスですが、来週からは全部切って、ひさびさにガチでトレードです。
俄然やる気が出てきて月曜が待ち遠しいです。
もちろんトレードの資金は全資金のほんのわずかで余裕資金です。
とこんなカラ元気をふるまってますが、あながち振る舞いではなく割と燃えてます。
それは現実を整理して受け止めたからでイメージだけでやもやしてる心理状態ではないからだと思います。
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
役立つアイテム
洗って繰り返し使えるマイクロファイバークロスです。
ティッシュのように引っ張って取り出して、手軽にどこでもお掃除!
マイクロファイバーが油汚れやホコリをすっきり落とし、水分も素早く吸水してくれます。
車内のお手入れから、デスク周りやキッチンなど細かい部分の拭き掃除までどこでも大活躍!
乾拭き・水拭き両方で使えます。
使い捨てではなく洗って繰り返し使えるので、汚れが気になるまで何度も使用可能。
箱は横から開けられるので、補充してまた使うことが出来ます。
CBジャパン carari カラリ マイクロファイバーティッシュクロス
シービージャパン ふきん マイクロファイバー 12枚入り
ウィブル証券のご紹介
米国でロビンフッドに続く2番目にダウンロード数が多いアプリとして多くの方からの厚い支持を受けております。
なおYouTube「ばっちゃまの米国株」でも取り上げられてました。
- 銘柄数の多さ
- 総額での為替手数料の安さ
- 取引時間の長さ
- コミュニティ機能
- 優れたUIによるチャート分析機能
- 国内でも取扱は2社しかないオプション取引可能
コメント