キートンのウィークリー米国株ニュース 220903

ウィークリーニュース
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こんにちは~、キートンです!(^-^)/

 8月度雇用統計が出たということで、今週末も荒れました。

非農業部門雇用者数は結果31.5万人、と市場予想(31.8万人増)並みとなり、7月(52.6万人増)からは減速しました。
 失業率は7月の3.5%から3.7%に上昇し、FRBが利上げを強める材料ではないとの見方で一時は買われたのですが、やっぱり引き締めはやるよね。と再認識させられて売られたという内容でした。
かなり心理的作用によって株価が上下してます。

 また、来週はレーバーデー明けとなり市場参加者が増えるため、また新たな動向に注目です。
それではいつものごとく一週間を振り返ってみましょう。

ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

ダウは3.0%マイナス(終値:31318.45)
ナスダックが4.2%マイナス(12141.71)
S&P500は3.3%マイナス(3924.27)

でした。

先週に引き続き
きっつい下げでした。やっぱり先週のパウエル議長のタカ派発言がかなり効いており、今週も下げ圧力が続いた展開となりました。
これはこれでFRBが予測した展開でシナリオどおりといったところでしょう。
インフレが落ち着くのを確信できないかぎりはFRBはとことん利上げして株価を下げてくると思われます。

そしてもうすぐやってくる8月度CPI(消費者物価指数)でもしも前月より伸び率が鈍化してたら、タカ派発言を弱めてくる可能性はあります。
ただ、それでまた株高になって、労働市場が強いことがわかれば、また利上げ、引き締めといった内容で発信して、また株安。。みたいなアップダウンはあるかと思います。

米10年債利回り

下図をご覧ください。
3.19%です。
先週の3.0台からかなりあげてきました。

インフレの鎮静化が、FRBの金融政策の効果がみられるのがもうすぐ目の前です。
これはFRB、市場参加者、すべてがドキドキしており、焦ってもおり、いろんな指標でボラティリティが高くなってきてるのだと思います。
これでインフレ鎮静化の様子がうかがえなければ、さらなる利上げ、引き締め案が浮上してくることになります。

今週のセクター別騰落一覧

今週も真っ赤っかですね。ジャクソンホールでのパウエル議長の講演がまだ効いてます。

下図をご覧下さい。セクター毎の株価指数の推移です。

エネルギー(VDE)だけが堅調で、ほかのセクターはだだ下がりです。
先週も言いましたが、今年のエネルギーはただものではありません。原油は生活基盤に影響をあたえるものですので、地政学リスクが高い、この不安定な情勢のなかでは注目度No.1です。
もちろんインフレにも直結しますので、しばらくはこのエネルギー動向をウォッチしていく必要があります。

VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。25.46と先週からは横ばいです。

アノマリー的には9月がもっとも株価が落ちる月となっており、ちょっと怖いかもしれませんが、なんとか今月乗り切りましょう!

原油価格の動向

現在1バレル87.06ドル近辺で推移してます。

 主要7カ国(G7)は、ロシア産原油を世界が購入する場合に上限価格を導入するとのことで、エネルギーの安定供給につながるものとして、今回価格が下落したものだと思います。

ただ、これからの需要は高まってきます。まだまだ値段は下がる余地はありますので、各企業が増産要請をうけてもすんなり増産するかというとハテナ??ですね。
増産しなかったらまた原油価格は上がることになります。

ドル円の状況

下図をご覧ください。ついに140円を突破してきました。140.1円近辺で推移してます。

利上げに伴い、ドル円上昇という流れです。さらなる利上げとなると150円台も視野に入ってきます。

経済イベント

過去のイベント含め、時系列に並べて下記に示しておきます。

<過去分>
7月製造業PMI、→〇
7月サービス業PMI、→×
カンファレンスボード消費者信頼感指数、→×
6月新築住宅販売件数→×(マイナス)
6月耐久財受注→〇
6月中古住宅販売成約指数→×(マイナス)
FRB政策金利→0.75
第二四半期GDP→×
第二四半期個人消費→×
6月PCEデフレータ→〇※わずかにプラス(インフレ)
7月製造業PMI→〇(結果:52.2 予想52.3)
ADP雇用者数→公表なし
7月ISM製造業景気指数→〇(結果:52.8 予想52.2)
7月ISM非製造業景気指数→〇(結果:56.7 予想53.6)
7月非農業部門雇用者数→〇(結果:52.8万人 予想24.9万人)
7月失業率→〇(結果:3.5% 予想3.6%)
7月消費者物価指数CPI→〇
7月生産者物価指数PPI→〇
ミシガン大学信頼感指数→〇 結果55.1、予測52.5 前回51.5
小売売上高→〇結果0.0(前月比前回1.0%、予想:0.1%)
7月FOMC議事録公表
7月中古住宅販売件数→×結果481万件(前回512万件、予想:487万件)

8月製造業PMI→〇 結果51.3、予測52.0 前回52.2
8月サービス業PMI→〇 結果44.1、予測50.1 前回47.3
7月新築住宅販売件数→〇 結果51.1万件、予測58.1 前回59.0
7月耐久財受注→〇 結果0.0%、予測0.7% 前回2.0%
7月中古住宅販売成約指数→〇 結果-1.0%、予測-2.6% 前回-8.6%
第2四半期実質GDP→〇 結果-0.6%、予測-0.7% 前回-0.9%
7月PCEコアデフレータ→〇 結果4.6%、予測4.8% 前回4.8%
7月PCEデフレータ→〇 結果6.3%、予測6.4% 前回6.8%

8月コンファレンスボード消費者信頼感指数→〇 結果103.2 予想97.6 前回95.7
8月ADP雇用者数(前月比)→× 結果13.2万人 予想29.5 前回26.8
8月ISM製造業景気指数→〇 結果52.8 予測52.0 前回52.8
8月非農業部門雇用者数→〇 結果31.5万人 予測30 前回52.8
8月失業率→× 結果3.7% 予測3.5 前回3.5

(来週)8月ISM非製造業景気指数

来週はあまりイベントがありませんが、再来週は8月度CPI(消費者物価指数)の発表があります。
嵐の前の静けさとなるのでしょうか。。

最後に

以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 220903
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。

雇用は引き続き強く弱まる兆候はみられません。インフレ鎮静化のため利上げペースはこれまで同様9月0.75%と見込まれます。ただ10月予測が0.5%とかペースがさがる観測がでたら株価上昇のきっかけとなるでしょう。
CPI(消費者物価指数)、FOMCに注目です。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。では、また!(^-^)/

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