こんにちは~、キートンです!(^-^)/
ではここ約1週間の値動き見てみましょうか
ダウ、ナスダック、S&P500
今週は。違いました。
なんといってもアメリカの金融政策会議「FOMC」が開催されたことで雰囲気が一変しました。
3指数ともなんと。4日続伸です!
で、ダウとS&P500については50日移動平均線および200日移動平均線ダブルで上へ突き抜け、ゴールデンクロスを達成しました!
ナスダックについては200日移動平均線のみを超えただけですが、上値余地があるという見方をすればかなり有望であり、まもなく50日移動平均線も超えてくるでしょう。
前回、記述したとおりこれからナスダックが伸びてきますとの各アナリストの見解です。
すなわち、ナスダックに連動する「QQQ」や「VUG」あたりを保有しておくと今後の成長に期待がもてます。
VIX(恐怖指数)
先週はなかなか30を切る気配がなく、やきもきされてたと思います。だけど先週ピークアウトを見せた形でしたので今週はスルスルと落ち始め、23後半まできました。
ウクライナ情勢が当初までの活発さが目立たなくなり、停戦協議もすこーしずつ前進しているようにも見えますし、なんといっても「FOMC」というイベントを通過したことと、予めパウエル議長が示唆していた利上げのポイント0.25がそのまま採用されたこと。およびアメリカ経済の力強さのアピールが買い材料となり3指数の上昇と恐怖指数VIXの低下につながったものと思われます。
米10年債利回り
こちらは下図の通り、FOMCでの利上げ0.25が発表されたことで、大きく上げ、いまは2.153となっております。
これだと株より債券かったほうが確実性高くない?と思えますが、3指数の伸びが見せた通り、今はそれ以上に株の魅力が増えてきてるということになります。
米連邦公開市場委員会(FOMC)
まってました!このイベントがいつくるのかと心待ちに待ってました。
みなさん、1月2月、そして3月とかなり苦しい戦いをされてきたのではないかと推察します。
利上げを織り込み、回数も織り込み、QTを織り込み、さらには地政学リスクも織り込み、コモディティ上昇による景気後退も織り込み。。。
とこれ以上のネガティブ材料どこにあるの??くらいのビビりようでみなさん、かなり売り込みまくってました。
結果的なことをいいますと。
- このFOMCのイベント通過により、ある程度、霧が晴れて、透明感が増しました。
- 今年はFOMCがあるごとに0.25の利上げがある。(今年はあと6回)
- FRBの資産縮小(QT)は5月以降、必要な場面で適宜行う。
- インフレはなにがなんでもやっつける。そしてアメリカ経済は強い。
ではここでそのFOMC全文とパウエル議長の公表内容を記します。
FOMC全文
経済活動と雇用の指標は引き続き力強さを増した。
ロイターより
雇用の伸びはここ数カ月間力強く、失業率は著しく低下した。
インフレ率はパンデミックに関連する需給の不均衡、エネルギー価格の上昇、より広範な価格圧力を反映し、引き続き高止まりしている。
ロシアによるウクライナ侵攻は、多大な人的および経済的な困難を引き起こしている。
米経済への影響は非常に不透明だが、短期的には侵攻と関連する出来事がインフレにさらなる上振れ圧力を生み出し、経済活動の重しとなる可能性がある。
委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す。
金融政策姿勢の適切な引き締めにより、委員会はインフレ率が2%の目標に戻り、労働市場が引き続き堅調であると予想する。
これらの目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを0.25─0.50%に引き上げることを決定し、目標誘導レンジの継続的な引き上げが適切になると予想する。
さらに、委員会は今後の会合で、保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を始めると予測する。
金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する。
もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する用意がある。
委員会の評価は、公衆衛生に関連する情報、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する。
政策決定の投票で賛成したのは、ジェローム・パウエル委員長、ジョン・ウィリアムズ副委員長、ミシェル・ボウマン、ラエル・ブレイナード、エスター・ジョージ、パトリック・ハーカー、ロレッタ・メスター、クリストファー・ウォラーの各委員。
反対票を投じたのはジェームズ・ブラード委員で、この会合でFF金利の目標誘導レンジを0.5%ポイント引き上げて0.50─0.75%にすることが好ましいと考えた。
ハーカー委員は今回の会合で代替メンバーとして投票した。
パウエル議長公表内容
*05:43JST パウエルFRB議長
日経テレコンニュースより
「経済は非常に強い」
「オミクロンによる回復鈍化は緩やかに」
「労働市場は非常にひっ迫」
「労働市場は引き続き強いと予想」
「インフレは引き続き目標を大幅に上回っている」
「供給の混乱は想定より大きく、長期化」
「燃料価格の急騰がインフレの上方圧力に」
「インフレが目標達成には想定以上の時間がかかる」
「リセッションリスクは特に高まっていない、全てが経済の強さを示唆」
「適切であれば、一段と速やかに行動する」
「戦争により、サプライチェーンの混乱が拡大する可能性も」
「短期的なインフレの低下は、サプライチェーンの改善が影響」
「各会合で、利上げが可能、規模は経済次第」
「年を通し、安定的に利上げする計画」
「高インフレが定着しないよう十分な措置をとる」
「B/S縮小も引き締め」
「労働市場のひっ迫、不健全な水準」
「基本的な責務は物価安定」
「インフレは年半ばまで高止まりを予想」
「バランスシート政策は、早くて5月にも発表へ」
「目標は強い労働市場と物価安定の達成」
てなことで、FRB、パウエル議長の決意と覚悟は相当なものです。
これは今年はパウエルさんの腕の見せ所です。
この決意は暗にバイデン大統領に地政学リスク、コモディティ(とくに原油)の高騰の対策はお願いしますよ。と言っているような感じにも受け取れますね。
まあ、これはアメリカがこれまでになく一枚岩になれるチャンスともいえ、今後の成長(株価ふくめ)にかなり期待がもてるのではないでしょうか。
ウクライナ、ロシアはどうなる?
今の状況を予測すると、ロシアは想定外の展開に見舞われてます。
短期、電撃決戦であったはずが、予想外の長期化で兵站が枯渇しかけてきてるように見えます。
今は、戦力回復のため、停戦協議などでお茶を濁し時間稼ぎをしているようです。
ただ、時間稼ぎをしていると国内がじわじわと疲弊し、戦力が回復したころには今度は内部からほころびが出始め結局ロシアは崩れていくものと思われます。
上記のことは当然ウクライナや米国は認識してるでしょうし、その対策も売ってるはずです。
たぶんロシアのことより、サプライチェーンに気を配っているほうの比率が高いでしょう。
ウクライナ情勢はまだまだ世界経済に影響あることは間違いないのですが、FOMCを通過したことでアメリカへの影響はこれから少しずつ薄れていき、原油価格高騰問題に特化して対策していくのがこれからのシナリオではないかと思います。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 220319
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
冒頭にも申しましたがこれからはナスダックが伸びるようです。
つまり「QQQ」「VUG」です。
原油は今は流通が安定してないので、上がり下がりが激しくなるとおもいます。
90ドル切るくらいまで待ってもいいかなと思います。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。では、また!(^-^)/
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