S&P500やナスダックの今の下落において、
値幅はだいぶ調整したのですが、時間の調整がまだ充分ではないようです。
今回はだいぶ時間をかけてダラダラと下げてきましたので、それに相応する時間も必要と思われます。
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足元の株価が下げ止まったのは事実でこれからまた下がるのかというとわかりませんが、米国株であれば下がったとしても上がりますし、ここからの上昇の可能性は高いとみております。
現在、市場の心理的にはまだ関税発動したらまた下落するしどうしよう。びくびく。みたいな心理はまだ残っており、なかなか上に上がろうとしません。
果たしてこれは時間が解決するのか、それともトランプさんが火消に向かうのか、はたまた企業がなにかサプライズを出してくるのか。要因は様々考えられますが、なにしろ米国企業は冷静に見たら世界を牛耳ってるわけですから上がらないことはありません。
今週はメジャーSQといって、株や先物のオプションの満期がくる週でしたので、これで一旦はリセットされて来週新たな上昇トレンドが始まることを期待したいところです。
と、アメリカの相場観はここらで一旦止めておいて
さあ、いよいよ来ましたね、楽天証券さんのフィッシング詐欺が表沙汰になって、注意喚起のメールやポストが飛び交ってます。
先日、私めキートンが発したブログ「全資産なくなる。。」という記事ではこの証券口座から資産を盗み取る手口を紹介し、注意喚起を発したところでした。
コレ。。詐欺やられた人たまったもんじゃないですよね。
幸い「全資産なくなる。。」の記事においては、夢で済んだのですが、夢の中では私呆然としておりました。
これはこれで、防衛の大切さを身に染みて心得たわけですが、
こういった物理的な防衛とはちょっとちがってリスク資産からの防衛という行動も今はものすごく重要になってきております。ここでのリスク資産とは「日本円」です。
というのもいま日本は利上げを断行しており、これは日銀が保有する日本株や国債の資産価値を貶めるというなんとも矛盾した行動に出ております。これって実は日本の国債が危ういつまり日本が信用を失う瀬戸際まできてるということです。(金利と株価はシーソーの関係、金利が上がると国債の利払い増える)
もちろんそんなの気づいてても日銀や政府は絶対触れたくない事案でこれからも見て見ぬふりをするでしょう。
もし日本の国債が格下げともなれば当然円の価値が下がって円安とともにインフレが加速してしまいます。よく言う紙幣の紙屑化です。
そんなときこの日本に居ながら助けてくれるのは、外貨と株式です。
外貨たとえばドルをもっておけば円安になろうとも1ドルでコーラは買えますし、物価が上昇しようとも株はインフレとともに上がっていきますので円が暴落しようがなにしようが買える資産はいままでと同じです。
ズバリ、いいましょう。
「ドルと米国株をもて!」
です。
当然これから成長はしていくでしょうから、実は攻撃にもなるし、防御にもなるのです!
それが証拠に去年から始まった新NISA口座にいれたお金で買うファンドは何が一番人気化というと
S&P500です。
続いて
オールカントリー(オルカン)
です。
たしかに、日銀が利上げしたことによって、預貯金の金利は増えましたが、ドルの預貯金の利率4%にくらべたら激安です。
で、当然利上げはもうすぐ終わるでしょうから、昔みたいに預貯金が6%も7%も付くわけではありません。
日銀の利上げによるメリットデメリットでメリットのほうが大きいとよく聞きますが、とんでもありません。日本以外をみてください。投資は日本だけではないです。
ちなみに私キートン、なんで日本株でなく米国株にしたか?というと両国の成長率で決めました。
日本は30年失われて成長なし。かたやアメリカは次々とイノベーションを起こしており、そのおかげで株価は右肩上がり。
もう勝敗はついてるのです。
↓↓S&P500と日経平均の株価指数チャート(ライン)1971~

もう一度いいます。
ドルと米国株をもってください。
それで低成長の日本に居ながら、高成長の企業を保有したつまり日本から脱出したも同然です。
以上、今日は初心に立ち返って、米国株に投資する戦略を改めて見つめなおしました。
目の前のことも重要ですが、目先のことも見据えるとだいぶ今の行動に自信が持てますね。
Q.株価急落ですが暴落しますか?
A.しないでしょう。暴落する材料がありません。
Q.では今売らないとまずいですか?
A.いや逆です。買ったほうが良いと思います。
Q.いま買うならなんの銘柄?
A.グロース銘柄が良いでしょう
Q.具体的には?
A.個人的にはQQQ、VUGといった指数がいいでしょう。
ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
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ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+1.2%(終値:41985.35)
- ナスダックが+0.2%(17784.05)
- S&P500+0.5%(5667.56)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
今週は割りと堅調で5日中4日は上昇して陽線でした。ただ200日移動平均線を上へ突破することはできず、もう一つ勢いが足りない感じです。

今週上げたのは

今週下落したのは(下位10銘柄)

まだエヌビディアを筆頭に大型ハイテク株はパッとしません。
しかし先ほどのダウのチャートですが3日連続で200日移動平均線を突き上げています。
こうなってくると上の圧力が高いとみられ、あと何発かで上へ抜けそうです。
↓↓エヌビディア(NVDA)の株価チャート(日足)

ナスダック
下図をごらんください。
今週はなんとか横ばいで踏ん張った感はありますが、まだ200日移動平均線には程遠い位置です。
こうやって愚図つくのは、まだ関税の発動にビビッて市場が参加できない環境になっているためと推測されます。
FOMCをなんとかポジティブで通過したんですけどね。利下げ発動を前倒しするような発言があれば浮上に勢いがついたのではと思います。
あとでFOMCでのパウエル議長の発言を載せておきますが、今回も関税についてはまだ不透明だということで様子見を決めてます。

ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)

今週下落したのは(下位10銘柄)

今回の調整時に売りに売られたハイテク銘柄に復活の買戻しが入ってきてるようです。
量的にはまだまだ全然足りないのですが、
これで、これらの銘柄の評価は間違ってなかったということですし、これからも伸びていく銘柄と捉えて問題ないでしょう。(APPやPLTR)
↓↓アップロビン(APP)の株価チャート(日足)

S&P500
下図をご覧ください。
こちらもナスダックと同様の形を作ってます。ただ200日移動平均線を上へ突破する準備は整いつつあり、来週にでも頭を出して「こんにちは!と言ってくれると期待しております。

今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)

下落銘柄は(下位10銘柄)

銘柄ごとの評価はおいておいて、トップ10銘柄の上昇率が下落率を絶対値で上回ってるようになってきております。これは慣れ?かもしれません。
今ではエヌビディアの発表にはもうみんな一喜一憂しません、むしろ発表がないことで下がっていってます。一方、トランプ関税の発表にはまだ一喜一憂してますが、最初の発表のころほどはびっくり具合が少なくなったような気がします。つまりトランプ関税砲に免疫ができたということです。
ともなれば、あとは時間が株価を引っ張ってってくれそうな予感がします。
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米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.250%と先週からやや低下です。

200日移動平均線の4.3%あたりを推移してたのですが、木曜と金曜で経済の一部弱さを評価できそうな数値がでてきたためと思われますが、トランプ関税の発動とその影響によってはこの金利の動きが活発になってくるかもしれません。
関税がかかるということは消費税が乗っかって価格があがることですから、みなさん買い控えが起きます。つまり消費が落ち込みます。
となると、トランプさんの言う通りはやいうちにFRBは利下げするのが妥当、となってきそうですね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

先週よりこれは明らかに緑の面積が増えました!
これはリスクオンムードが戻ってきたと申しても問題ないでしょう。
エヌビディアは先週に一人勝ちをしたため、今週はちょっとおとなしく引き下がっております。
がしかしまわりの銘柄がぶち上げてくれて市場全体にいいムードが来てます!
とくにこれまでボコボコにやられてた金融セクターが力強く立ち上がってきてるのにはとても頼もしく感じますね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

まだまだ恐怖心理はぬぐい切れず、トップ3をディフェンシブセクターが独占しておりますね。
まあ、仕方ありません、まだ恐怖があるなかハイテク株をドーンとエントリーするのはなかなか勇気要りますからね。で、まだテクニカル的に明らかに買いと示すサインもでていない。
ともなれば周りの出方をうかがい躊躇しますわね。
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VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
19.27と先週からまた約2。5ポイントほど低下です。

株価指数のチャートには底打ちのサインはくっきりとは現れておりませんが、このVIXでは完全にピークアウトしております。
雰囲気的にはまだまだのようですけど、VIXが下りてくる途中は買い場です。
これからまた上昇しないとも限りませんが、みなさんどうでしょう、これからまた空売り(ショート)して稼げる相場でしょうか?もう刈り取り代はもう残っていないと思います。
余剰資金ある方はチャンスです!(私はもうほぼほぼないですが。。)
ドル円の状況
下図をご覧ください。
149.29円/ドルと先週からやや上昇です。

いまは円の買い持ちが非常に多いとのことで、しばらくしたら円売りへの巻き戻しがまた起こると思います。先週は150円に突っかかる場面もありました。いまは21日移動平均線を上へ抜けようと必死に頑張っております。もしかしたら来週150円突破あり得るかもですね。
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経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)
小売売上高 02月 [前月比]→前回-0.9% 予想0.7% 結果0.2%
小売売上高 02月 [自動車除くコア・前月比]→前回-0.4% 予想0.3% 結果0.3%
鉱工業生産指数 02月 [前月比]→前回0.5% 予想0.1% 結果0.7%
鉱工業生産指数 02月 [設備稼働率]→前回77.8% 予想77.8% 結果78.2%
FRB政策金利(FOMC) 03月 [上限金利]→前回4.50% 予想4.50% 結果4.50%
FRB政策金利(FOMC) 03月 [下限金利]→前回4.25% 予想4.25% 結果4.25%
経常収支 第4四半期→前回-3109億ドル 予想-3300億ドル 結果-3039億ドル
フィラデルフィア連銀景況指数 03月→前回18.1 予想11.8 結果12.5
中古住宅販売件数 02月→前回408万件 予想390万件 結果426万件
来週のイベント
2025年03月24日(月)
PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月 [製造業PMI・速報値]→前回52.7 予想51.6 結果
PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月 [非製造業PMI・速報値]→前回51.0 予想51.0 結果
PMI(購買担当者景気指数・速報値) 03月 [コンポジットPMI・速報値]→前回51.6 予想 結果
2025年03月25日(火)
新築住宅販売件数 02月→前回-10.5% 予想3.4% 結果
コンファレンスボード消費者信頼感指数 03月→前回98.3 予想94.1 結果
2025年03月26日(水)
耐久財受注(速報値) 02月 [前月比]→前回3.2% 予想-1.0% 結果
耐久財受注(速報値) 02月 [輸送除くコア・前月比]→前回0.0% 予想0.2% 結果
2025年03月27日(木)
実質GDP(確報値) 第4四半期 [実質GDP・前期比年率]→前回2.3% 予想2.4% 結果
中古住宅販売成約指数 02月 [前月比]→前回-4.6% 予想1.3% 結果
2025年03月28日(金)
PCEデフレータ 02月 [PCEデフレータ・前年比]→前回2.5% 予想2.5% 結果
PCEデフレータ 02月 [PCEコアデフレータ・前年比]→前回2.6% 予想2.7% 結果
FOMCでのパウエルFRB議長の会見
- 経済は好調
- 労働市場の状況は堅調
- インフレは依然としてやや高い
- FRBはバランスシートの減少ペースを緩めるために技術的な決定を下した
- 最近の兆候は消費者支出の鈍化を示唆している
- 不確実性が見通しにどのような影響を与えるかはまだ分からない
- 労働市場の状況は概ね均衡している
- 労働市場はインフレ圧力の源ではない
- 個人消費支出(PCE)価格指数は12月に2.5%上昇と予想
- コアPCE価格指数は2.8%上昇と予想
- インフレ期待は最近上昇、関税が要因
- 長期的なインフレ期待は2%目標と一致する
- 新政権は重要な政策変更を実施中、重要なのはその実質的な効果
- 政策変更と経済効果を巡る不確実性は高い
- 信号とノイズを分離することに焦点を当てる
- 急ぐ必要はない。より明確な状況になるまで待つのが賢明だ
- 今日の不確実性は異常に高まっており、政策は予定通りに進んでいない
- 経済が好調を維持すれば、政策抑制をより長期間維持できる
- 労働市場が弱まれば、必要に応じて緩和できる
- 金融市場の引き締めが強まっている兆候が見られる
- 関税によるインフレがどの程度になるかは分からない
- モノのインフレは上昇したが、それを関税引き上げまで遡って追跡するのは困難
- 関税インフレの影響を見通すのが適切かどうか判断するのは時期尚早
- 関税インフレが速やかに収束し、インフレ期待がしっかりと安定していることが条件
- 基本シナリオには関税による政策シグナルはないが、それが何なのかは分からない
- 長期的なインフレ期待はほぼ安定している
- インフレ期待を非常に注意深く見守る
- 関税の影響もあり、インフレは上昇し始めている
- 今年のインフレ鎮静化のさらなる進展は遅れる可能性あり
- 調査データは不確実性と下振れリスクの大幅な高まりを示している
- 調査データと実際の経済データの関係はそれほど密接ではない
- 実データに弱さの兆候がないか注意深く見守る
- 政策は良い方向にある
- より明確な答えが出るまで待つのが正しい。待つコストは非常に低い
- 物価安定に近づいていた
- 関税インフレの到来で鎮静化のさらなる進展は遅れる
- 政策は必要な方向に動くことができる
- 雇用率と解雇率はともに低い。解雇が大幅に増加すれば、すぐに失業につながる可能性が高い
- ここ2カ月のモノのインフレの強さが持続するなら、それは関税と関係があるに違いない。数カ月以内に分かるだろう
- インフレの急な動きが自然に消えるのであれば、金融引き締めは正しいことではない
- リアルタイムで判断するのは難しい。過去の事例とは状況も時期も違う
- FRBの目標を互いにバランスさせるのは困難だが、現状はそうではない
- 景気後退見通しがいくらか高まっているが、高いわけではない
- 米ミシガン大学調査でインフレ期待の高まり示唆、この数字は例外だが注目している
- 今後数カ月から1年かけて明確化され、それに応じて政策を調整していくことになるだろう
- インフレの特定の部分が関税によって引き起こされたか、そうでなかったかの直接的な証拠を探している
- 住宅サービスインフレの鎮静化は順調に推移しており、良い方向にある
- 人々は物価上昇に不満を抱いている。それは間違いではない
- 大まかに言えば、成長の鈍化とインフレの上昇が予測されている。それぞれ異なる対応が必要
- センチメントは落ち込んでいるが、経済は健全なようだ
- センチメントの低下は、政権による政策の大幅変更に一部関係している
- 今年のコアインフレ率のFRB予測が横ばいとなっているのは関税によるところが大きい
- TGA(財務省一般口座)の流出入を受けバランスシート縮小について考えるようになった
- バランスシートの縮小を減速するには良い時期だった
- バランスシート縮小のペースを落とせば、削減はより緩やかに、期間は長くなる
- 関税は成長を抑制し、インフレを押し上げる傾向がある
- 短期的なインフレ期待の上昇を否定するわけではないが、長期的な期待の上昇については何も語っていない
- 住宅ローン担保証券(MBS)の削減を段階的に縮小する計画はない、MBSがFRBのバランスシートから外れるのを強く望んでいる
- 明らかに制約な金融政策スタンスを維持するか、利下げできる状況にある
- (5月に利下げの可能性があるかとの質問に対し)利下げに関して急ぐつもりはない
- FOMC声明からリスクについて「ほぼ均衡している」という文言を削除したことは特定のシグナルを伝えるものではない
- 当局者はFRBの目標に対するリスク予想を広範に引き上げた
- 1970年代の状況が再現されていると考える理由は見当たらない」
- インフレ率は関税による押し上げを伴いながらも、なお2%台で推移している
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース250322/ドルと米国株を持て!」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
日本円というリスク資産からの防衛を意識しないといけない局面になってきました。
もしこのまま日本の金利が上昇、円安が止まらなくなったら?という可能性が現実味を帯びてきております。ここで打つ手はドルと米国株をもっておくこと。当然攻撃にもなるし、実は防御にもなるのです!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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