キートンのウィークリー米国株ニュース 250308/いつから弱気相場になった?

株式投資・お金
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こんにちは~ キートンです!(^-^)/

う~ん、なかなか株価あがりませんね。っていうかむしろ下がってますね。。
当然私キートンも被害甚大で、たまったもんじゃああーりません!
SNSでは、「もう現金化したもんねー、高みの見物だよー」なーんて方もいらしゃいますが、そんなの関係ねーってことで、やっていきたいと思います。

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いつから弱気相場になった?

 さて、fear&Greed Indexはというと
下図の通りで、まだ恐怖の真っ只中にいます。

節分天井彼岸底とはよく言ったもので、たまたまですが今年の米国株にも当てはまってそうな気がします。

冒頭の話であらかじめ現金化したとはいえどもまさか積み立てNISAなんか現金かするはずはなく、一定の下落はくらってる方が大半ではないでしょうか。それをあたかも他人より儲かってまっせアピールというのはいかがなものかと。。

私キートンが言わんとしてることは、人のことなんてどうでもいい、むしろSNSで影響受けるくらいなら一切見ないことをお勧めします。

だったらどうマインド保つのよ。っといってもなかなか、今の相場しんどいですよね~
もう株価見ないとかそういうのもアリですが、

たとえば一つご提案しますと。
今はチャートは下落局面、明らかに右肩下がりのチャートですよね。
で、かつ大半のみなさんはついこないだまで「含み益」を抱えてたはずです。
いまは「含み損」とまではいかないが明らかに数字が目減りしてるのを目で認識してるわけです。

その数字がじつは1週間前はもっと悪い数字だったと思うとどうでしょう!
いまは1週間前より上がってるわけです。
気持ち的に楽になるはずです。

今の資産は下がって下がって100万円だったとしましょう。
ただ先週末は80万だったと自分に思いこませるのです

つまり今の資産の下の数字を実際に目にするのです。

そしたら、あれ?いまの資産って高いなと思いこむことができるはずです。

となると、これからの相場は下がってもそこまで下がる相場ではなく、むしろ上がっていくので、そこは前向きに楽しめる相場になってくるのではと思います。

たしかに今は関税発動したりひっこめたりと不透明感が強い相場で、それを口実に空売りして株価は軟調です。

ただ、昨日のパウエル議長の発言にもあるように「米経済は堅調なペースで成長」しておりますので、リーマンショックやITバルブ崩壊みたいな経済が壊れる事態ではまったくないということを認識しておいた方がよいでしょう。

以下パウエル議長の発言です。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日の講演で関税など通商政策のほか、移民、財政政策、規制の4分野について米政権の政策変更を見極める考えを示した。金融政策の変更については「急ぐ必要はなく、より明確になるまで待つことができる」と述べた。足元の米経済は「堅調なペースで成長している」との認識を示した。市場では「講演内容に波乱がなかったことが買い戻しを後押しした」

今週の経済指標を冷静にみてみると
とくにISM非製造業景気指数 02月→前回52.8 予想52.5 結果53.5
と、これは景気は強く、利下げどころではないとの結果です。

雇用統計は若干弱かったものの、連邦政府職員を切ってもあれくらいで済んだわけです。

いつから弱気相場になりました?まだ強気相場ですよ。

トランプさんもさすがに株価急落を鑑みて関税の攻勢を控える動きにはいってきてます。
おそらく来週は今週ほどの強気姿勢は見られないかもですね。
そうなると売り方も口実なくなって緩めてくるやもしれません。もう大概売られてますしね。

ま、もう一度いいますが、今は株式市場がぶっ壊れる局面ではありません。

Q.株価急落ですが暴落しますか?

A.しないでしょう。暴落する材料がありません。

Q.では今売らないとまずいですか?

A.いや逆です。買ったほうが良いと思います。

Q.いま買うならなんの銘柄?

A.ディフェンシブ銘柄が良いでしょう

Q.具体的には?

A.個人的にはJNJ、COSTとかがいいでしょう。

ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。

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ダウ、ナスダック、S&P500

3指数は終値ベース、先週末比で

  • ダウは-2.4%(終値:42801.72)
  • ナスダックが-3.5%(18196.22)
  • S&P500-3.1%(5770.20)

でした。

ダウ

下図をご覧ください。
先週の下げからさらにもう一段急落を開始し、上げ下げを繰り返しながら推移してます。
21日移動平均線がいよいよ50日移動平均線を下へクロスしてますので短期の下落トレンドに入ってる状態です。
 200日移動平均線までまだ下に余裕はありますが、復活の兆しがまだ見えず来週も上値が重い展開と予想されそうです。

今週上げたのは

今週下落したのは(下位10銘柄)

 今週もご覧の通り、上昇したのはディフェンシブ一色でして、下落の上位には金融銘柄も入ってきてます。

エヌビディアは好決算後に政治的理由から売られまくってまして完全に飲み込まれてます。
こないだ140ドルあたりでしたが今では112ドル近辺。人気があるため上下ともにボラティリティは高いので個別では今は難しいかなと思います。

いまは大型ディフェンシブに支えてもらってなんとかこの軟調局面をしのぎたいとこですね。

↓↓エヌビディア(NVDA)の株価チャート(日足)

ナスダック

下図をごらんください。
 ダウ同様こちらも下げ幅を拡大しており、いよいよ200日移動平均線を割り込んできました。
ちょうど2024年11月4日と大統領選挙前まで落ち込んでしまいました。

ナスダック100
今週上昇したのは(上位10銘柄)

今週下落したのは(下位10銘柄)

 ビットコイン銘柄のMSTRが週間トップでした。ただいまビットコインというとすで9万ドルを割って8万5千ドルあたりで推移してます。
昨日だったか米国で仮想通貨サミットたるものが開かれた用ですが、あまりパッとしなく、テコ入れには不十分だったようです。

このビットコインがナスダックなどの先行指標としても見られるので、注目しておいたほうがよいでしょう。

S&P500

下図をご覧ください。

 200日移動平均線で何とか下げ止まりました。3週間近くもの下落が続いているのですから、だいぶ日柄調整はできたと思われます、株価も大統領選挙前の水準まで下がったのでここいらで反発が欲しいところですね。

今週のS&P500上昇銘柄は(上位10銘柄)

下落銘柄は(下位10銘柄)

上昇銘柄にはコレというものはなく、みなさん意気消沈って感じですかね。。
いままで株式市場を引っ張ってきた半導体、AIなどが活況を呈さないと、株価復活はなかなか難しいのではと思います。

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米10年債利回り

下図をご覧ください。
4.305%と先週から約0.1程度上昇です。

 ISMなどの強い経済指標によるものと、なんといっても関税によるインフレ懸念からでしょうか、今週はじわじわと上げてきてます。
実際に今週はカナダとメキシコに25%関税を発動させてしまいましたからね。
のちに延期となりましたが、実働に至ったわけで、市場には一定のインパクトがあったのだと思います。

今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)

 先週はまだディフェンシブ銘柄でもグリーンは割とあったのですが、今週はそのグリーンがだいぶ消滅したように見えます。

つまり市場全体においてリスクオフムードが色濃くなってきたためで、もうグリーン一色の頃なんて忘れてしまっているのではないでしょうか。

これを脱却するにはなにかしらのニュースが必要で、来週のトランプ発言にも注目ですが、FRB高官の発言やCPIなど経済指標の発表にも注意を払っておきましょう。

図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。

 

1位は
VDC(生活必需品 P&G、コストコ、ウォルマート
2位は
VHT(ヘルスケア ユナイテッドヘルス、イーライリリー、J&J
3位は
VNQ(不動産 アメリカンタワー、プロロジス、クラウンキャッスル

 いよいよ上位はディフェンシブ銘柄が独占するようになってきました。
ここでこれらをエントリーしてもいいのですが、さがったまま終わるハイテク銘柄ではないとおもいますので、あくまで保険的な意味でエントリーはしてもよいでしょう。

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VIX(恐怖指数)

下図をご覧ください。
23.38と先週から約4ポイントほど上昇です。

 ここ3週間ほどずっと上がりっぱなしが続いてます。
いい加減関税発動については一旦停止で、なにかしらの火消策を打ち出してピークアウトさせる必要があると思います。
とはいえ、すでに中国に対する追加関税は発動されてますので、もう貿易戦争は始まってるわけです。
米国株の復調にあたっては、なかなか一筋縄ではいかないような。。

ドル円の状況

下図をご覧ください。
148.03円/ドルと先週から2円ほど下落してます。

ここ最近ずっと円高基調ではありましたが、トランプさんが円安けしからんといった内容の発言により、されに円高に振れる運びとなりました。一時は147円台まで落ちましたね。

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経済イベント(経済指標)

 米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。

<過去分>

今週のイベント結果(経済指標の結果)

PMI(購買担当者景気指数・確報値) 02月 [製造業PMI・確報値]→前回51.6 予想51.6 結果52.7
ISM製造業景気指数 02月→前回50.9 予想50.5 結果50.3
ADP雇用者数 02月 [前月比]→前回18.3万人 予想13.5万人 結果7.7万人
ISM非製造業景気指数 02月→前回52.8 予想52.5 結果53.5
耐久財受注(確報値) 01月 [前月比]→前回3.1% 予想3.1% 結果3.2%
耐久財受注(確報値) 01月 [輸送除くコア・前月比]→前回0.0% 予想0.0% 結果0.0%
ECB政策金利 03月 [ECB政策金利]→前回2.90% 予想2.65% 結果2.65%
貿易収支 01月→前回-984億ドル 予想-1288億ドル 結果-1314億ドル
雇用統計 02月 [非農業部門雇用者数・前月比]→前回14.3万人 予想15.7万人 結果15.1万人
雇用統計 02月 [失業率]→前回4.0% 予想4.0% 結果4.1%

来週のイベント

2025年03月11日(火)
アメリカ・JOLTS求人件数 01月→前回760.0万人 予想775.0万人 結果

2025年03月12日(水)
消費者物価指数(CPI) 02月 [前月比]→前回0.5% 予想0.3% 結果
消費者物価指数(CPI) 02月 [前年比]→前回3.0% 予想2.9% 結果
消費者物価指数(CPI) 02月 [食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.4% 予想0.3% 結果
消費者物価指数(CPI) 02月 [食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.3% 予想3.2% 結果

2025年03月14日(金)
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 03月 →前回64.7 予想65.0 結果

最後に

以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース250301/ますます、面白くなってきやがった」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
 まだ強気相場ですよ。今は株式市場がぶっ壊れる局面ではありません。
関税を口実に売られてる相場かもしれません。となると近いうちにどこかでピークアウトはやってきます。今のアメリカ経済の力関係がどうなりどう変わっていくか見極めるチャンスかもですね。

株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。

それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/

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