こんにちは~、キートンです!(^-^)/
来週のアメリカFOMC開催にむけ、そろそろみなさん買いを控える傾向の時期になってきました。
どうしても今は下落圧力が高いので、少しでも決算を失敗するとストーンと下がってしまいます。
そこで買いかというと、FOMCでの結果によってはさらに下落というパターンも充分ありえるのでまだ買えないというかたが大半でしょう。
一方楽観的な見方をすると、期待インフレ率がピークアウトしたとのことで、しかもここ最近は上がり調子だから今後も一時的な下げはあるにせよなんとか上がっていくとみれます。
でもここで気になるのがリセッション(景気後退)を示唆する逆イールドが続いてますし、FRBの利上げもまだ終わってません。当然FRB資産の圧縮もペースを上げていくことですから、全力買いはちょっとどうかと思います。
ま、そういったところも踏まえて
今週どうだったのかアメリカ3指数をみていきましょう。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数いずれも終値ベースで先週末から「反発」です。
上げ率はというと先週末比で
- ダウは1.9%プラス
- ナスダックが3.3%プラス
- S&P500は2.5%プラス
でした。
先日のCPI(消費者物価指数)では予想を超えたインフレ高が示されたわけで、これからさらに利上げの幅も大きくなるのでは?という予想がありました。
ところがその後のFRBが重視しているといわれるミシガン大学信頼感指数では期待インフレ率が低下したことが示され急激な利上げ観測が後退し、今週についてはハイテク株を中心に上昇したものと思われます。
アップルやマイクロソフトなどの大手ハイテク企業の決算発表は来週でして、そこでの期待買いといったのもあったかもしれませんね。
先週も申しました通り、7月はアノマリーどおり、上げ相場の月になってしまいそうですね。
これまでセルインメイの5月からはほぼアノマリーどおりのトレンドでした。つまり8月、9月もアノマリーどおりとなると。。
8,9月は下落圧力相場です。
次の上げ相場は10月からです。
つまり月別でいうと、今回の上げも一時的な上げの確率が高そうですね。
今後のイベント
今後のイベントとして下記があります。
製造業PMI、→〇
サービス業PMI、→×
(来週)カンファレンスボード消費者信頼感指数、
(来週)新築住宅販売件数
(来週)耐久財受注、
(来週)中古住宅販売成約指数、
(来週)FRB政策金利、
(来週)第二四半期GDP、
(来週)第二四半期個人消費、
(来週)PCEデフレータ、
雇用統計、
ISM製造業景気指数、
CPI、
小売売上高、
ミシガン大学信頼感指数、
製造業PMIは50を超えていたのでまあまあの結果でしたが、サービス業PMIが47と50を割り込んできましたので、景気が悪くなっていってるという流れがきてます。
アノマリーだけを信じてても弱いので、こういった指標をもとにFRBがどう考えるかどう発言するかを考えてみるとおのずと道筋がたてられるかもしれません。
期待インフレ率も低下してるし、景気も鈍化、後退しつつあるという切り口からは、7月でのFOMCでの利上げ幅は当初から予想されている0.75%で決まりではないかと思います。
ただ、FRBは8月以降の利上げ幅の縮小や利下げうんぬんについては一切発言しないだろうと思います。逆になんかあったら利上げ幅を上げる的な発言をむしろするでしょうね。
だって、いまはインフレ退治の詰めの段階にきてますので、ここで引き締めの手を緩めるわけにはいかないでしょう。
来週のイベントは盛りだくさんです。株価は下落基調なので少しでも指標が悪いと急落もありえるわけで、一方決算での評価が高ければ株価上昇の期待はあるものの、全体の下落圧力に抑えられて大きな伸びをみせるのは難しいところだと思います。
こういった状況ですが、いずれFRBは利上げ縮小の方針を訴えてくるときがきます。その公表の時点で株価は底を打ったこととなり一段階目の買いのシグナルとして考えておくのがよろしいかと思います。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
2.75%です。
さきほどご説明しましたPMIの数値が50を下回ったとのことで景気悪化による利上げ観測の後退が影響したものと思われます。
今週のセクター別騰落一覧
アマゾンやテスラといった一般消費財関係の株が急上昇してきてますね。
テスラは有望です。マスク氏がしゃべらなければもっと安定的に株は上昇しているのではないかと思います。。
一方アマゾンは成長というより成熟企業になっていくのではと思います。
下図をご覧下さい。セクター毎の株価指数の推移です。
ここ1か月はさきほどのくだりで申しました通り
「コンシューマセクター」(一般消費財)が伸びをみせてきてます。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。24を切って23.04です。
来週はFOMC開催ですのでVIX指数は上がります。つまり株は下がります。
なぜVIXがFOMC前にあがるのかというと、
FOMCではある事象が決定される会合です。つまり決定の前は未決定=不透明ということです。
不透明性は株式市場が最も忌み嫌う状況ですから、その名の通りVIX(恐怖指数)は上がるわけです。
原油価格の動向
現在1バレル95ドル近辺で推移してます。
バイデンさんの中東説得失敗したけど、価格下がってよかったです。
エネルギーセクターはこれでいよいよ軟調な展開となってきてます。とはいえこれから数年は原油需要はきり上がっていくものですから、ここらで買い場を探してもいいかもしれませんね。
ドル円の状況
下図をご覧ください。136円ちょうど位で推移してます。
先々週136円台にまた逆戻りです。
しかしまだまだいきますね。ドル高円安。
最後に
以上、キートンのウィークリー米国株ニュース 220722
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
「FRBには逆らうな」という格言がありますが、まさにそのとおりで、FRBが景気は殺すといってるので殺すのでしょう。景気が死んだと判断、もしくは景気回復に手を差し伸べるのがいつなのか。。それをFRBが言及ときが買い場となるのでは。と思います。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。では、また!(^-^)/
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