こんにちは~、キートンです!(^-^)/
S&P500、ナスダック最高値更新 三連荘!のわけ
ということで火曜、水曜、金曜と3日連続でS&P500とナスダックは最高値を更新しました。
そのわけというのは、今週のあらゆる経済指標が
株価にプラスの数値をこれでもか!と出してきたからです。
それらというのは。。
以下の4件でして
- ISM製造業景気指数 06月→前回48.7 予想49.0 結果48.5
- ADP雇用者数 06月[前月比]→前回15.2万人 予想15.8万人 結果15.0万人
- ISM非製造業景気指数 06月→前回53.8 予想52.0 結果48.8
- 雇用統計 06月[失業率]→前回4.0% 予想4.0% 結果4.1%
いずれも市場予想に反した形となり、一言でいうと。
「景気が悪く、失業者が増えている」といった具合です。
それにより
金利が低下し株価が上昇したわけです。
先月くらいから経済指標がことごとくインフレ鈍化を示唆しはじめており、
今月からもあらゆる経済指標でインフレ鈍化の数字がこれでもかとでてくるでしょう。
今はそういうフェーズに入ってきております。
ここで過去をふりかえると
2022年10月13日のCPIの発表で
3か月インフレ鈍化の数値が明らかになり
株価がここで転換しました。
(S&P500前日3577→3685と3%もの上昇しました。長期金利は4.0%)
投資家はこれでインフレもようやく収まるかと
ここから8月に向けて4588まで上昇していくのですが
思われたのもつかの間
2023年は8月以降11月まで調整が続きます。4117まで下落。
そして
10月の雇用統計で失業率が予想3.8%を上回り3.9%と。
ここで長期金利が4.5%まで下がります。
そして今に至るのですが、ここまで4月の調整以外うなぎのぼりです。
↓↓S&P500月足
今年の初め、今年2024年の利下げは6回とか予想されてました。
がしかし、1~4月までの経済指標がインフレ鈍化を示しきれず、
結果今年の利下げは1回くらいに落ち着いてます。
がいよいよ
経済指標のトレンドがインフレ鈍化の流れに乗ってきており
これからたたみかけるように、
これでもかとバッドニュースが
きてホンモノのインフレ鈍化がくると思っております。
おそらく今年中に10年債利回りは4%切ってくるかもです。
となると、利下げが現実化してきて株高が続くものと思われます。
ま、ということで、いつものごとく今週の各種指標について。まずはこちらから。。
ダウ、ナスダック、S&P500
3指数は終値ベース、先週末比で
- ダウは+0.7%(終値:39118.87)
- ナスダックが+3.5%(18352.76)
- S&P500は+2.0%(5567.20)
でした。
ダウ
下図をご覧ください。
先週に引き続き21日移動平均線の上で推移、ほぼ横ばいです。
今週上げたのは(+2%以上)
- アップル(AAPL)+7.46%
- マイクロソフト(MSFT)+4.61%
- アマゾン(AMZN)+3.49%
- ウォルマート(WMT)+3.44%
- インテル(INTC)+3.39%
- ビザ(V)+3.01%
- ゴールドマンサックス(GS)+2.75%
- セールスフォース(CRM)+2.37%
- メルク(MRK)+2.14%
今週下落したのは(-2%以下)
- ユナイテッドヘルス(UNH)-4.17%
- ホームデポ(HD)-2.81%
と 今週は大型ハイテク3銘柄が上位3席を占めてダウを引き上げました。
ナスダック
下図をごらんください。
火水金と3日連続の上昇、べた塗り陽線で推移しました。
やはり弱い経済指標が次々とでてくると株価も加速して伸びていってる状況です。
ナスダック100
今週上昇したのは(上位より)
- テスラ(TSLA)+27.11%
- アーム(ARM)+10.74%
- アップル(AAPL)+7.46%
- メタ(META)+7.08%
- オンセミコンダクタ(ON)+7.05%
- モンゴDB(MDB)+6.71%※2週連続ランクイン
- ブロードコム(AVGO)+6.09%
- AMD(AMD)+5.97%
- アトラシアン(TEAM)+5.90%※2週連続ランクイン
- コンステレーションエナジー(CEG)+5.50%
今週下落したのは(下位より)
- ウォルグリーン(WBA)-6.90%※2週連続ランクイン
- CDW(CDW)-3.37%
- コムキャスト(CMCSA)-3.32%
- ワーナーブラザーズ(WBD)-3.09%
- ギリアドサイエンス(GILD)-2.80%
- オライリーオートモーティブ’(ORLY)-2.77%
- ベーカーヒューズ(BKR)-2.70%
- バイオジェン(BIIB)-2.66%
- パッカー(PCAR)-2.64%
- テイクツーインタラクティブ(TTWO)-2.41%
大型ハイテク強いですね。
ただ、みんなのエヌビディアはランクインしていませんが
一応今週は+1.48%で終えており、調整は終わり、充電期間に入ってる感じです。
もちろんホールドで問題ないと思います。
S&P500
先週は5400台だったのですが、もう5500台に乗せてきました。
経済指標が株にポジティブのときは指数の伸びがすごいですね。
オルカン、S&P500での積み立ての方おめでとうございます!
「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
という言葉がありますが、
さきほどふりかえったとおり、ぎっこんばったんと株価の上がり下がりのフェーズはそろそろ終わりで、これから「懐疑の中で育ちの中盤」に入ってくものと思われます。
で、いよいよFRBがうまく利下げとなったら「懐疑の中で育ちの後半」に入っていくのではとみてます。
強気相場はまだまだこれからですね!
※そういえばどっかの銀行でS&P500が暴落するって言った人、クビになりましたね。。
米10年債利回り
下図をご覧ください。
4.282%と先週から0.1ほど低下しました。
失業率が4.1%に上昇したということで、FRBはなかなかうまいことやってます。
来週は6月度の消費者物価指数(CPI)の発表があります。前年比ですと予想が3.1%となってますので予想通りですとこれまた金利低下の一助になりえますね。
今週のセクター別騰落一覧(ヒートマップ)
買われすぎてた半導体セクターの調整はほぼ終了し、エヌビディアやマイクロンは充電期間へ、 いっぽうブロードコムやAMDなどは上昇しました。アップルやマイクロソフトはインフレ鈍化の流れで上昇基調をきっちり保っております。
テスラは販売台数が予想を上回ったとのことでこちらも上昇しつづけており、ナスダックを引っ張ってます。
そのぶんほかのディフェンシブ銘柄がかなり弱く、明暗がはっきり分かれてますね。
下図をご覧下さい。1か月のセクター毎の株価指数の推移です。
1位は
VGT(情報技術、アップル、マイクロソフト、エヌビディアなど)
2位は
VCR(一般消費財、アマゾン、テスラ、ホームデポなど)
3位は
VOX(電気通信 メタ、アルファベットなど)
と先週、先々週にひきつづき順位は同じで半導体セクターが調整が終わり、情報技術セクターの勢いが復活してます。
また、メタやグーグル(アルファベット)も上昇が加速しており、情報技術セクター以上の伸びを見せ始めてきました。
VIX(恐怖指数)
下図をご覧ください。
12.45と先週からは横ばいです。
トレンドは5月からはヨコヨコで市場は非常に楽観ムードに入ってます。
Fear&Greed Index も先週のFearからNEUTRALに格上げし適温相場になってると言えるでしょう。
これまでいろんな経済指標が発表されてきましたが、これだけ低空で飛行できてるということは経済指標が弱いということを逆に示唆してるものと思われます。
ドル円の状況
下図をご覧ください。
週の半ばでは一時162円直前まで上昇してスピード違反してました。
しかし、アメリカの弱い経済指標でドルが売られ、なんとか先週とトントンのところまで
落ち着いてきて、やれやれってとこです。
ちなみに下図の通り
今、ドル円と日米の金利差のトレンドはまったく相関がなくなってます。(モーサテより)
つまり、為替に金利差は関係なく、今は米への資金流入などの構造的な要因で為替が動いてるといっていいでしょう。
経済イベント(経済指標)
米経済の過去のイベントを時系列に並べて下記に示しております。
過去の指標からながめていくとなんとなく米経済全体の流れが見え、最新ニュースの意味がより深く理解できるようになります。
<過去分>
今週のイベント結果(経済指標の結果)
- PMI(購買担当者景気指数・確報値) 06月[製造業PMI・確報値]→前回51.7 予想51.7 結果51.6
- ISM製造業景気指数 06月→前回48.7 予想49.0 結果48.5
- JOLTS求人件数 05月→前回805.9万人 予想786.6万人 結果814.0万人
- ADP雇用者数 06月[前月比]→前回15.2万人 予想15.8万人 結果15.0万人
- 貿易収支 05月→前回-746億ドル 予想-710億ドル 結果-751億ドル
- 耐久財受注(確報値) 05月[前月比]→前回0.1% 予想0.1% 結果0.1%
- 耐久財受注(確報値) 05月[輸送除くコア・前月比]→前回-0.1% 予想-0.1% 結果-0.1%
- ISM非製造業景気指数 06月→前回53.8 予想52.0 結果48.8
- FOMC議事録 06月→サプライズなし
- 雇用統計 06月[非農業部門雇用者数・前月比]→前回27.2万人 予想19.0万人 結果20.6万人
- 雇用統計 06月[失業率]→前回4.0% 予想4.0% 結果4.1%
来週のイベント
- 消費者物価指数(CPI) 06月[前月比]→前回0.0% 予想0.1% 結果
- 消費者物価指数(CPI) 06月[前年比]→前回3.3% 予想3.1% 結果
- 消費者物価指数(CPI) 06月[食品・エネルギー除くコア・前月比]→前回0.2% 予想0.2% 結果
- 消費者物価指数(CPI) 06月[食品・エネルギー除くコア・前年比]→前回3.4% 予想3.4% 結果
- ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) 07月→前回68.2 予想68.1 結果
最後に
以上、「キートンのウィークリー米国株ニュース 240706/S&P500、ナスダック最高値更新 三連荘!のわけ」
ということでお伝えしました。
いかがでしたでしょうか
経済指標が今週のようにガタン、ガタンと畳みかけるように崩れていくときは金利低下、株価上昇のトレンドを形成しやすいというのが分かりました。このトレンドのベクトルは強いかもですね!
株って勉強すればするほど、ほんと楽しいですね。
それでは今日はこのへんで
みなさんの投資ライフにお役に立てれば幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
では、また!(^-^)/
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